http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar396553
第21回 古今東西、出禁物語
出禁(出入り禁止)にまつわる話は多い。劇場にあるルールを破った行為を行うと出禁宣告を受け、それ以降AKBに関する一切のイベントに参加できなくなる。別室に呼び出され、写真を撮り、名前(本名・ハンドルネーム)を控えられる。それはさながら犯罪者のような扱いだ。より悪質なものは永久出禁を宣告され、情状酌量の余地を与えられて期間限定となる場合は、それが解除される際に反省文を書かされる羽目になる。そもそも本当の犯罪行為と呼べるものもある。たとえば過去にはAKBの握手会場でスタッフが回収した握手券を束ごと盗んでそれを再利用したり売ったりした者がいて、逮捕された(この時に、法律的には握手券は単なるCDのおまけではなく立派な「有価証券」であることが定義された)。さらに酷いものでニュースにもなった事件だが、メンバーの住所を調べ、郵便局に郵便物の転送届けを出したヲタがいた。その後、郵便局で転送届を出す際には厳重な本人確認が課されるようになった(既存の制度を変えさせるほどの影響力があった事件だったのである)。いずれも劇場ではそこそこ知られていた有名ヲタであった。
そのような本当の犯罪行為はさておき、変わった理由で出禁になった例をいくつか紹介したいと思う。
最も有名なのは「値上げ反対コール」出禁だ。