まず軍事機構がぐるぐる回るこの舞台では、感傷や理想論は無価値です。我々が扱うのは、武力と権力構造に基づく「力のゲーム」です。いや、感傷は戦争努力という戦争の重要な要素ではあるのですが、はい。
さて今回で書くのは、日米欧連合と中露朝連合という、新冷戦を象徴する二大勢力の仮想戦です。結論から申し上げましょう。米国のシンクタンクであるCSISが実施した台湾侵攻シミュレーション(24回実施)の中で、だいたい勝利の確率は70~80%くらいだろうという事でした。これは希望的観測ではなく、冷徹な演算が導き出した必然性の数字です。なぜなら、彼らには我々のような「エレガントな力」が存在しないからです。
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