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山田玲司のヤングサンデー 第46号 2015/8/17

「絶対に信用できる人」って誰だ?

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「ネットの情報なんか信用しちゃだめですよ」
なんて言われますけど、テレビも新聞も信用出来ないんで、何だかんだ言いつつネットからの情報で考え込む日々です。

陰謀だのデマだので、本当に「何もかも嘘」ならいいのだけど、どうもこれは本当みたいだ、と思える情報も多い。現実に地震はあったし、そこには老朽化した原発があった。
アメリカの軍産複合体という「やばいやつ」の動きにも説得力がある。

でも世間では、まともな頭なら大騒ぎして当然の「恐ろしい情報」がスルーされていく。
まるで恐ろしい「近未来SFの世界」にいるみたいだ。


もうずいぶん前の話だけど、その頃の僕は、そういう「恐ろしい情報」に、いちいち「目に見える反応」をしていた。漫画の中で叫び、対案を考え、いくつかの運動に協力した。そして、その度にひどい批判を浴びた。
そんな誹謗中傷に落ち込んでいる時「お金をもらって批判している人たち」の話を聞いた。
「ある人達」にとって不都合な発言をする人を見つけたら、人格攻撃まで含めて、心が折れるまで追い詰めるという「雇われた人達」がいる、というのだ。

「金のため」と言われると、どうしようもない無力感に襲われる。
それはそうだ。お金が貰えなければ、誰も好き好んで「戦争」も「核発電」もしないだろう。

そんなわけで、お金のために「正論みたいな事」を言ってる人が溢れてて、まともな精神じゃ「人間不信」になるしかない。

これは恋愛なんかにもある話で、色々言っているけど、結局は「お金を持ってる結婚相手」を探している女に、愛を求めるなんて、虚しくなるしかないのだ。

その笑顔も優しさも、もっともらしさも全ては「お金のため」って社会は、行き着く所「何も信じれれない」という気分でしかないのかもしれない。

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では、そんな人間不信の世の中で、「絶対に信用できる人」って誰だろう?

それは「死んだ人」だ。