前回の三澤紗千香さん旋風が巻き起こった第7回目から、あっという間に一ヶ月。7月16日に生放送された第8回目は、山下大輝さんと駱駝先生の通常放送……ところがっ!
放送作家のゆーやんさんが打ち合わせのみご出席、本番にいらっしゃらないハプニングが発生!?
そんな楽屋裏で起こっていたアレコレを皆さんにお届けします!
なお今回は、新海誠監督作品と『エヴァンゲリオン』のマニアックな話題が多数出てきます。ご了承ください。
 
「山下駱駝」第8回目の生放送は、【こちらのアーカイブ】からご覧いただけます。

 
(取材・文:かーずSP



■打ち合わせのハズが……新海誠論、『エヴァ』論で熱い談義を交わす
 
すっかり真夏の暑さにやられながら、私・かーずがスタジオに入ると、第6回目のゲストに出られた三木一馬さん(駱駝先生の担当編集)がいらっしゃいました。
あらあら偶然!……なわけはなく、「山下駱駝」の番組は、三木一馬さんの会社「ストレートエッジ」のスタジオで収録されているのです。
改めて前々回、ゲストに出られた感想を訊いてみました。
 
三木「いつの間にかアニメ化計画とか聞いて、マジかよってビックリしてるんだけど(笑)」
 
スタッフ「駱駝さんたちは本気で狙ってますよ」
 
三木社長には寝耳に水だった模様。
そんな「ゼロから始めるアニメ化計画」、はたして実現なるか!?……と期待が高まるところなんですが、今回「アニメ化計画」はお休み。
新コーナーがはじまるということで、その打ち合わせに放送作家のゆーやんさんと私が控室へ足を運びました。
すると、ドアの外まで聞こえるような駱駝先生の笑い声が響き渡ります。
 
山下「お疲れ様です、よろしくおねがいします!」
 
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最近ずっと、駱駝先生に目の下のクマをいじられている山下大輝さんは……先月よりもお元気そうでした!
 
そのまま打ち合わせに入るのかと思いきや、なぜかゆーやんさんの放送作家キャリアから収入の話になります。
 
ゆーやん「僕がマックスで仕事を頑張っても、たぶん年収XX万。これの倍稼ぐって無理なんですよ」
 
駱駝「だったら1千万稼いで、物価が日本の十分の一のところへ行く」
 
ゆーやん「それ! そういう結論になっちゃうんですよね(笑)」
 
その発想はなかった!
 
そこから話は新海誠監督について、駱駝先生とゆーやんさんの熱い語り合いになります。
 
駱駝「『君の名は。』を観た時に、『新海さん大人になったな』って思った」
 
ゆーやん「大人になったのか、現実を直視したのか(笑)」
 
駱駝「もしくは川村元気さん(『君の名は。』の映画プロデューサー)が相当、手を入れたのか。
それまでの新海誠作品は、意味がわからないままラストシーンを迎えていたんだよね。
『秒速5センチメートル』の後に『言の葉の庭』を見ると、けっこう大衆に寄ったなって。それでもまだダメか、カップルって繋げなきゃダなのかってことで『君の名は。』が生まれた」
 
ゆーやん「『君の名は。』の振り切り方は、今まで集めていた貴重なビンテージ車を全部売り払って、「よし、プリウス!」みたいな(笑)
徹底的に無駄を省いて、一番走りやすいプリウスを選ぶくらい割り切りましたね」
 
駱駝「でも『天気の子』では、カップルは繋げなきゃいけない、じゃあ東京を鎮めようってオチに行き着いて『あ、ちょっと我慢できなくなってる』って感じた(笑)」
 
ゆーやん「庵野監督にもそれを感じたんだよなー、今回の『シン・エヴァ』で」
 
駱駝「『シン・エヴァ』は強烈なアハ体験ができて、俺は楽しかったよ、だって戦闘シーンが派手なんだもん。庵野監督の映画はスケールがでかいことをやるから興奮する。『トップをねらえ』なんか地球をぶつけてるし(笑)」
 
ゆーやん「それね! 僕は『シン・エヴァ』の最後で庵野監督が答えを出したことに驚きました。
『スター・ウォーズ』と同じで、エピソード4~6、1~3の最後にジョージルーカスは答えを出した後、ディズニー社に『スター・ウォーズ』の版権ごとルーカスフィルムを売ったんですよ。
だから『庵野監督も、これでアニメに未練は無くなったから実写に行きます』宣言にも取れた、と僕の知人は言ってました」
 
山下「僕は周囲のほとぼりが冷めた頃に、まとめて観たいですね。『マーベル』も今更観ているから」
 
(一同 笑)