声優の山下大輝さんとライトノベル作家の駱駝さん。
TVアニメ化された俺を好きなのはお前だけかよから生まれた名コンビが送るトークバラエティ番組「山下駱駝」第16回が、4月19日に生放送されました!
 
今回は久々のゲスト無し、レギュラー回です。昨年7月に配信された第8回目以来、一年近く、毎回ゲストさんにお越しいただいていたとは……振り返ってみても、豪華な方々に登場していただきました。
 
そして今回は番組の最後に、突然の重大発表がありました……なんと『山下駱駝』、次回が最終回になります!(泣)
 
みなさんも毎月、山下さんと駱駝さんのゆるいトークが当たり前になっていたんじゃないでしょうか……寂しくなりますね。
 
でもしんみりするのも、この番組らしくありません。「頑張らない」「期待しない」「やる気がないかもしれない」コンセプトの元、フランクな山下さんと駱駝さんに、最後まで皆さんお付き合いください!
 
なお当日の生放送された番組は【こちらからアーカイブ】配信でご覧いただけます。
 
私も最終回まで全力で、楽屋裏の様子やインタビューを皆さんの元へお届けします!

(取材・文:かーずSP

 
■イースターのお祝い→イースターエッグ→アヒル(ヒヨコ)にちなんだセット……ではありません
 
かーず「お疲れ様です!」
 
1時間ちょっと前に僕がスタジオに入ると、スタッフさんがセッティングしていました。
 
かーず「今回の背景のコンセプトはなんですか?」
 
スタッフ「溢れ出るものを表現しました」
 
というフワッとした回答。本番中、駱駝さんに「アヒル、めっちゃ多いな!」ってツッコまれてましたね。
 
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かーず「このマンガは?」
 
スタッフ「『シャインポスト』のコミカライズです、コミックアライブで連載してます」
 
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駱駝さんにあとで訊いたんですが、「小説の2巻も評判がいいんだよ」とのこと。電撃文庫から出ている駱駝さんのシャインポストコミカライズ版ともどもよろしくお願いします!(CMです)
 
 
■山下さん、駱駝さんの多忙な日々
 
生放送の一時間前、20時になりました。放送作家のゆーやんさんと僕が楽屋にお邪魔すると、番組Tシャツの上からGジャンを羽織ってる山下さんと、黒いトレーニングウェア姿の駱駝さんが雑談していました。
 
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どうやらジャンプ+連載のマンガ『怪獣八号』が面白いよねって、意気投合して盛り上がっていたようです。
お二人とも番組前からウォーミングアップは万全といった感じ。
 
ゆーやん「いやーお二人とも、2ヶ月ぶりですね!……それで次回が最終回です!」
 
駱駝「あはは!」
 
山下「一年と半年近くか……あっという間ですね」
 
駱駝「俺の感想は、この番組、意外と長くつづいたなって(笑)」
 
ゆーやん「次回配信は5月ですが、最終回どうしますか? なにかやりたいことあります?」
 
山下「ん~、最終回っぽくなくていいと思います!(笑) 『山下駱駝』のコンセプトは『がんばらない』なんで、フラットにいきましょう」
 
駱駝「そうだね。三澤(紗千香)さんの準レギュラーは間に合わなかったか(笑)」
 
ゆーやん「あーっ! 確かに。じゃあ普通に終わりましょうか。お二人とも、かなりお忙しいんですね」
 
山下「そうですね、お互い忙しくなっちゃって、月一でやるのも難しいくらい」
 
駱駝「俺もホントに忙しい! でも5月中旬を過ぎれば、割りとマシになる……はず……?」
 
山下「そんな事言ってると、暇にならないよ?(笑)」
 
わかりやすいフラグが立っちゃいましたね。
山下さんのご多忙ぶりは、本番でも話題になりました。
 
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山下「もう明日の予定も、何が入ってるのかわからないくらい」
 
駱駝「最初は(この番組)、一ヶ月に一回ならいけんじゃね? だったんだけど……」
 
山下「ホントに! ホントにできなくなってきて!」
 
駱駝「ホントに勘弁してください(笑)」
 
山下「いったんね、休憩期間みたいな感じに……させてもらえたら」
 
駱駝「いったん最終回って体はとるけど、思い立ったらやる?みたいな感じにしようかって」
 
ということで、最終回以降も、ワンチャン特番みたいな形で復活がありえる……かもしれません。期待したいですね。
お二人とも優しいなって感じたのは、
 
山下「フットワーク軽めで動いてもらえると助かります」
 
駱駝「さすがに月一でやらずに月額料を取るのは心苦しい」
 
山下「そう、だから今のところ、まず抜けたほうがいいと思うよ!」
 
超ぶっちゃけて笑いました。チャンネル会員の皆さんへのお心づかいが素敵です!
ですので、6月以降はいったん抜けても大丈夫です!
もしも特番とかで復活する際には、山下さん、駱駝さん、電撃文庫のTwitterで告知されると思いますので、引き続きフォローのほど、よろしくお願いします。
 
 
■スローライフ系のライトノベルがブームになっている件
 
それでは打ち合わせに戻りまして、ゆーやんさんから本番の台本確認が進むところから。
 
ゆーやん「今日はゲストもいないので、2ヶ月間、二人が何をしていたのか、Twitterのタイムラインを見ていきながら語っていこうと思います」
 
駱駝「俺は告知以外、何も呟いてない(笑)Twitterでつぶやくのが苦手なんだよ」
 
山下「Twitterは人によるよね。無理にやらなくてもいいと思う。SNSを上手に使える人なら、やったほうがいいんだろうけど」
 
駱駝「そうそう。ただ作家のプライドが邪魔をする(笑)」
 
ゆーやん「じゃあ山下さんのTwitterのタイムラインで、2ヶ月間を振り返ってもらいます。
それと今日はゲストがいませんので、メールをたくさん読んでいきましょう!」
 
ということで、本番ではメールが3通が採用されました。
後日のインタビュー記事でも、可能な限りメールにお答えいただいてますのでお楽しみに。
 
ゲストがいないということで打ち合わせも早めに終了して、いったん休憩タイム。本番10分前に、山下さんと駱駝さんがスタジオ入りしました。
 
山下「よろしくおねがいします!」
 
スタッフ「駱駝さん、今日はおしゃれですね」
 
駱駝「いえ、ただのトレーニングウェアです(笑)」

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お二人の服装、『山下駱駝』のキービジュアルと逆になっていることに気づきました。
 
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これも最終回前の伏線だったのかも……!?(偶然です)
 
そして本番までの待機時間、ゆーやんさんがお二人に話題を振ります。
 
ゆーやん「山下くんは具体的に何が忙しいの?」
 
山下「もう、明日の予定しかわからないくらいです。アフレコもめちゃめちゃありますし、そのアフレコ一つ一つの物量が多いんです(笑)」
 
駱駝「4月からいくつかアニメが始まってるんだよね。あと『弱虫ペダル』ってまたはじまるの?」
 
山下「そう! 10月からスタート。あと『牧場物語』のラジオ牧場物語 山下の大輝のラジオステーションもはじまりました」
 
駱駝「『牧場物語』って言えば、昔mixiで野菜の農園を育てるのあったよね?」
 
山下「あったね! 絵本みたいな絵柄で、リアルの時間を使って野菜を育てたりするの」
 
『サンシャイン牧場』のことでしょうか?
『牧場物語』はスローライフな生活を楽しむゲームということから、スローライフ系ライトノベルに話が波及します。
 
駱駝「ライトノベルでも、異世界のスローライフ系が流行ってる」
 
山下「スローライフなんだけど、最強に強いチート主人公が活躍したりするよね」
 
駱駝「でも最近は、主人公が勇者じゃなくて村人とか、受付嬢とかも流行ってるんだよ」
 
山下「へー。あと最近多いのは、転生したら悪役令嬢になる系」
 
駱駝「俺も今、それ言おうと思った(笑)。このままだとバッドエンドになっちゃう、だから回避するために奔走するってパターン」
 
山下「『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』とか人気だよね。悪役令嬢ブームの火付け役は、この作品なの?」
 
駱駝「いや、悪役令嬢ブームの最初は『小説家になろう』(Webの小説投稿サイト)で、書籍化されてない作品があるんだよ……なんだったかな、タイトルでてこない……。
しかもその作品、マンガにもアニメにもなっていないんだよ」
 
私が独自に調べた所によると、謙虚、堅実をモットーに生きております!の事じゃないかな?と推察します。
2013年にスタートして、ランキングで長期間2位の座を占め続けて、女性主人公ものの中では不動の1位。にもかかわらずメディアミックス化は一切されていません。
 
山下「メディアミックス化を断る作家さんって、いるの?」
 
駱駝「んー、作家さん次第じゃないかな、嫌がる人は嫌がるのかも」
 
ゆーやん「自分の物語を、自分の中だけで純粋に完結させたい。そのサイトで読んでもらえれば十分ってモチベーションなのかもしれませんね」
 
山下「なるほど。Webで大勢に見てもらえれば、それで満足ってことですか」
 
駱駝「でも実写化を嫌がる作家はちょいちょい耳にする(笑)」
 
ちょいちょい爆弾発言を織り交ぜる駱駝さん、通常運転!
次回へ続きます。


(取材・文:かーずSP