破道から刃道へと突き進む邪道ニッポンにお届け「あとは自分で考えなさい。」連動「だから、言わんこっちゃない!」6月25日号!
2週間振りにお届け「あとは自分で考えなさい。」でごじゃる。
タイムシフト予約は⇒ http://live.nicovideo.jp/watch/lv183295098
「文藝」連載「33年後のなんとなく、クリスタル」
http://www.nippon-dream.com/?p=11321
http://www.nippon-dream.com/?p=11112
連載4回目は7月7日発売「文藝」秋季号に掲載。
で、10月7日発売「文藝」冬季号で完結。晩秋には脚註も付いて単行本化ね。Kindle版ではかなり楽しんでしまう予定ですので、お楽しみに。
「なんとなく、クリスタル」文庫本は
Kindle版は
「なんとなく、クリティック」編集部の森田真規氏がインタヴューアーで「なnD2」に掲載された僕のインタヴューもhttp://www.nippon-dream.com/ にアップ予定ね。
http://nancri.phpapps.jp/archives/482
https://twitter.com/nantonakucritic
この間の「週刊SPA!」連載「その『物語』、の物語。」
http://www.nippon-dream.com/?cat=19
伯剌西爾訪問時の僕の発言もURL表記のブラジル料理
http://www.nippon-dream.com/?p=12058
寺子屋や尋常小学校の往時よりも退化・劣化している「自主自律」と題してのインド料理
http://www.nippon-dream.com/?p=12044
「山手」と「下町」を扱ったお煎餅
http://www.nippon-dream.com/?p=12029
そして北朝鮮問題の闇を扱った日本料理の回も含めて御一読を。
http://www.nippon-dream.com/?p=11983
驚天動地の「対応」はその後、
菅義偉官房長官の発言を紹介する形で
https://twitter.com/loveyassy/status/477089871907926016
http://www.twitlonger.com/show/n_1s23u8u
でも言及しています。
更には以下の記事も臭いますね。
総連本部競売、1億円納めれば売却停止 最高裁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140620/trl14062017350002-n1.htm
総連本部売却、手続き進まぬ異例事態に 代金納期未定、マルナカが地裁に抗議
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140618/plc14061808140007-n1.htm
今週27日(金)には「VERDAD」連載「田中康夫の新ニッポン論」
http://www.nippon-dream.com/?cat=28
来月5日(土)には「ソトコト」連載「憂国呆談」もアップ。
http://www.nippon-dream.com/?cat=29
http://www.sotokoto.net/jp/talk/
ちょぴっとだけ披露しちゃうと
「それにしても「限定的」「必要最小限」「三要件」「15事例」だの“ちょっとだけよ”の巧言ばかり。「8時だョ!全員集合」のドリフターズかよお前らは(笑)。いかようにも拡大解釈可能な官僚用語の「等」が付いてるんだから、それは最後まで見せちゃいます、しちゃいますということなのよ。なのに会見では、非常に些末な重箱の隅をほじくるシミレーション的質問ばかり。劣化もはなはだしい」
「あとは自分で考えなさい。」じゃなかった「あとは5日の発売日を待て!」
http://www.facebook.com/yassy.tanaka.1
https://twitter.com/#!/loveyassy
を御覧頂きながら(汗)、森羅万象をお届けね。
Twitterの「#おしえてヤッシー」でも御質問を受付中!
6月15日のツイート
https://twitter.com/loveyassy/status/477992865671688192
は多くの皆様にリツイート頂きました。
「朝日新聞」6月13日付「経済気象台」の「歴史的転換点に黙るな」
https://twitter.com/loveyassy/status/477992865671688192
を紹介する形で、
中内㓛氏と堤清二氏に触れた「週刊SPA!」連載から再録。
http://www.nippon-dream.com/?p=11215
「人々の日々の暮らしが姿を消し、『お国のために』が前面に出て来たとき、戦争が始まった。流通が消え、配給が登場した」と生前に述懐した中内氏。
「武器と麻薬と売春だけは決して扱わない」と事ある毎に発言していた堤氏。
富国強兵ならぬ富国裕民の心智を共に戴き、戦後日本を疾走した“思想家”だったと僕が捉えます。
さてさて、「SHINE・社員・シネ・氏ね」で盛り上がる刃道で邪道なニッポン。
ブログのタイトル「SHINE!」が2ちゃんねるで話題に
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20140624_654835.html
話題のブログw
http://ameblo.jp/kagayaku-josei-blog/
http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1403578217/
「自由に移民党」の書き込みも。
因みに、5月21日の放送で、以下の「寒さ」も扱っていました。
「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」と名付ける安倍政権のセンス「男女共同参画社会基本法」の本年度のキャッチフレーズは、公募で決まった「家事場のパパヂカラ」
http://www.huffingtonpost.jp/satetsu-takeda/story_b_5341480.html
いやぁ、香ばしい税金の使い方です(涙)。
参考までに。
http://www.j-cast.com/tv/2014/01/28195269.html?p=all
W杯も一応。大住良之氏の洞察。
ザックジャパン、敗因は守備よりも攻撃にあり サッカージャーナリスト 大住良之 http://www.nikkei.com/article/DGXZZO72776670V10C14A6000000/
日本、本来の攻撃に遠く サッカー界全体の敗戦
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO73285250V20C14A6000000/
日本、なぜ10人のギリシャを崩せなかったのか
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO73028680Q4A620C1000000/
日本、リスク冒さねば生き残る道なし コロンビア戦
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO73161870T20C14A6000000/
引き分け狙い…なでしこ、フェアプレー精神はどこへ
サッカージャーナリスト 大住良之2012/8/1 7:00
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO44407890R00C12A8000000/
JEFF KINGSTON氏が「ジャパンタイムズ」に寄稿した「Abe hijacks democracy,undermines Constitution」
を内田樹氏が邦訳。
「安倍、デモクラシーをハイジャック、憲法を空洞化。」
http://blog.tatsuru.com/2014/06/22_1025.php
「ロイター」「WSJ」から
アングル:浜田・河合教授らが日中韓関係改善を提言、首相官邸は受け取らずhttp://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0EV06V20140620?sp=true安倍首相、「第3の矢」で困難な目標―「ドリル」ではなく「ノミ」
アベノミクス2.0:目標大胆だが提案は控えめ
コラム:GPIF改革では描けない年金未来図=斉藤洋二氏http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPKBN0ES0P720140623?sp=true
特集ワイド:首相が急ぐ集団的自衛権行使容認 非現実的な「事例集」←専門家が指摘 http://mainichi.jp/shimen/news/20140617dde012010008000c.html
検索http://mainichi.jp/search/index.html?q=%E3%81%A9%E3%81%86%E5%8B%95%E3%81%8F%3A%E9%9B%86%E5%9B%A3%E7%9A%84%E8%87%AA%E8%A1%9B%E6%A8%A9&imgsearch=off
(集団的自衛権を問う)「殺す側」の覚悟あるのか 南丘喜八郎さんhttp://digital.asahi.com/articles/DA3S11195476.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11195476
■「月刊日本」主幹・南丘喜八郎さん(68歳)
私たちの雑誌の巻頭言で、「同盟国に使嗾(しそう)(指図しそそのかす)され戦争に参加することがあっては断じてならない」と書いた。集団的自衛権の行使容認が「国益」にかなうと安倍政権は言うが、詭弁(きべん)だ。米国追従の強化にほかならず、私は絶対反対だ。
今日、集団的自衛権の議論で気になるのは「人を殺す」という認識の欠如だ。「戦争に巻き込まれる」「日本人が殺される」と受け身の発想ばかり。いざ戦闘になったら敵、人を殺すことが第一の任務になることを忘れてはならない。
その点、戦前の人はリアリティーをもって考えていた。与謝野晶子は「君死にたまふことなかれ」で、「親は刃(やいば)をにぎらせて人を殺せとをしえしや 人を殺して死ねよとて……」と歌った。戦場では殺される側にも殺す側にもなることに思いが至っていたのだ。
ベトナム戦争で米国がそうだったように、各国の兵士が「殺した」ことに傷ついている。五体満足でも心はやられている。私は約10回、体験入隊をして自衛隊員と付き合ってきたが、殺すということへの精神教育を受けていない彼らの心が耐えられるか。
殺された側にも恨みが残る。恨みは連鎖する。それが戦争だ。指導者はその重みに耐え、決断し、背負っていく。最高指揮官たる安倍(晋三)首相に、その覚悟はあるのか。あると言うのなら、起こりうる現実を率直に伝え、「それでも日本には役割がある、耐えてくれ」と国民に訴えるべきだ。(聞き手・藤生明)
よその国と争いごとが起きても、武力では解決しない。日本国憲法がうたう精神が一内閣の決定で、覆されようとしている。各界で活躍する人たちの異議申し立ての声を聞く。 みなみおか・きはちろう ラジオ日本報道部長などを経て1997年、「わが国の再生と真の独立国としての復活」を掲げて保守系言論誌「月刊日本」を創刊。
「月刊日本」 http://gekkan-nippon.com/
安部首相の外交政策ブレーン・岡崎久彦氏が集団的自衛権をめぐりラジオ番組で激論 生放送中にヒートアップし机を叩く http://news.livedoor.com/article/detail/8931621/
目前に「引き返せぬ地点」=集団自衛権に警鐘鳴らす-作家・半藤一利氏に聞く http://www.jiji.com/jc/zc?k=201406%2F2014061400207&g=pol
戦後世代 想像力働かせて 草川昭三・公明党元副代表に聞くhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014061502000122.html
新3要件「歯止め」ならず 公明 機雷掃海、中東想定せずhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014061502000123.html
「集団的自衛権の問題は日本の人々が議論し、結論を出す問題です。」キャロライン・ケネディ駐日大使http://mainichi.jp/shimen/news/20140531ddm010030143000c.html
憲法9条にノーベル平和賞を=署名8万超-ノルウェー委員会が推薦受理http://www.jiji.com/jc/zc?k=201406%2F2014061400174&g=soc
特集ワイド:W杯開幕直前、盛り上がるのはデモやスト どうしたブラジルhttp://mainichi.jp/shimen/news/20140611dde012030003000c.html
規制委の姿勢「科学的」=「必要あれば改善」とも―田中次期委員http://jp.wsj.com/news/articles/JJ12105695675324964409018236146203824532918?tesla=y&tesla=y
山田恭暉氏死去=福島原発行動隊前理事長http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014061800553
スペース・カウボーイhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4
被ばく牛真剣に調査を 浪江の牧場代表、都心で抗議http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140621_73012.html
国の殺処分命令を拒否し飼い続けている被ばく牛を連れ、農水省前で抗議する吉沢代表=20日午後、東京都千代田区
マハティール・ビン・モハマド「中国がそこにある」という現実を受け入れなければならない マレーシア・マハティール元首相インタビュー
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140609/266565/
助言機関副主席を取り調べ…中国「重大な違反」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140614-OYT1T50163.html?from=yrank_ycont
外国人排斥に走るシンガポール国民の本音 Xenophobia in Singapore
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/06/post-3288_1.php
ローマ法王:マフィアのメンバーは「教会を破門」http://mainichi.jp/select/news/20140623k0000e030194000c.html
ローマ法王、専用車に「拒否感」 信徒との距離理由にhttp://www.cnn.co.jp/world/35049417.html
「福音の喜び」http://www.amazon.co.jp/gp/product/4877501843/ref=oh_details_o00_s00_i00?ie=UTF8&psc=1
アイルランドのカトリック系施設、子どもでワクチン実験かhttp://www.afpbb.com/articles/-/3017270
児童売春、全米で一斉摘発―168人救出http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303319204579643201937845602?google_editors_picks=true
アップル・スタバ・フィアットの法人税、EUが各国判断を調査http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0EL2DZ20140611?sp=true
GEvsシーメンス 重電市場揺るがしたM&Aの裏側
編集委員 安西巧http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ1905T_Z10C14A6000000/
バフェット氏も買収 “裏方”送配電ビジネスが脚光http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ230J1_W4A520C1000000/
焦点:EU首脳会議、欧州委員長指名めぐる衝突を回避できるかhttp://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0EY0AS20140623?feedType=RSS&feedName=worldNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPWorldNews+(News+%2F+JP+%2F+World+News)&sp=true
https://twitter.com/jobin55/status/474749241579941888/photo/1
https://twitter.com/jobin55
カモの親子:分離帯で迷う 警官機転、親鳥見せ子ガモ先導 ツイッターで反響−−札幌 http://mainichi.jp/shimen/news/20140617ddm041040143000c.html札幌市中心部の幹線道路の中央分離帯に迷い込んだカモの親子7羽を助けようと、北海道警の警察官2人が近くの川まで誘導した。この様子を撮影した写真が短文投稿サイト「ツイッター」に投稿されると大反響を呼び、リツイート(転載)は約1万2000件に。「癒やされる」「可愛い」と話題を呼んでいる。
「国道の中央分離帯にカモの親子がいる。危険だ」と110番があったのは6日午前11時半ごろ。現場は片側3車線の国道36号で、トラックや乗用車が頻繁に行き交う。現場近くの薄野交番にいた札幌中央署地域課の板井田祐弥(ゆうや)巡査(21)と町田航(わたる)巡査長(24)がパトカーで急行すると分離帯の茂みに親ガモ1羽と子ガモ6羽が迷い込んでいた。
2人は交通整理用の板を使って移動を促そうとしたが、カモ親子は分離帯の中を逃げ回るばかり。途方に暮れた板井田巡査は以前、近くの川で見たカモの習性を思い出した。「子は親についてくるはず」。親ガモを両手で持ち、子ガモたちに見せるように歩くと、ヨチヨチとついてきた。東に約200メートル離れた豊平川まで20分かけて誘導した。
この光景を見ていた同市白石区の男性会社員(37)が撮影した写真をツイッターに投稿した。板井田巡査は「車や自転車は誰も文句を言わず止まってくれた。無事に助けることができたのは皆さんの協力のおかげ」と話した。【日下部元美】
カモ親子救出劇:あっぱれ!道警警官 ツイッターで大反響
毎日新聞 2014年06月16日 20時51分(最終更新 06月17日 05時02分)
http://mainichi.jp/select/news/20140617k0000m040096000c.html
◇「癒やされる」「可愛い」 リツイート1万2000件
札幌市中心部の幹線道路の中央分離帯に迷い込んだカモの親子7羽を助けようと、北海道警の警察官2人が近くの川まで誘導した。この様子を撮影した写真が短文投稿サイト「ツイッター」に投稿されると大反響を呼び、リツイート(転載)は約1万2000件に。「癒やされる」「可愛い」と話題を呼んでいる。
「国道の中央分離帯にカモの親子がいる。危険だ」と110番があったのは6日午前11時半ごろ。現場は札幌随一の繁華街・ススキノ近くの札幌市中央区南4東3。片側3車線の国道36号で、トラックやバス、乗用車が頻繁に行き交っていた。
現場近くの薄野交番にいた札幌中央署地域課の板井田祐弥(ゆうや)巡査(21)と町田航(わたる)巡査長(24)がパトカーで急行すると、中央分離帯の茂みに親ガモ1羽と子ガモ6羽が迷い込んでいた。上空には数羽のカラスが旋回し、親子ガモを狙っている様子だった。
2人は交通整理用の板を使って移動を促そうとしたが、カモの親子は分離帯の中を逃げ回るばかり。途方に暮れた板井田巡査は以前、近くの川で見たカモの習性を思い出した。「子は親についてくるはず」。親ガモを両手で持ち、子ガモたちに見せるように歩くと、ヨチヨチとついてきた。
子ガモたちの小さな歩幅に合わせてゆっくりと車道を横断して歩道に入り、東に約200メートル離れた豊平川まで20分かけて誘導した。親ガモを川面に放し、泳ぎ去っていくカモの親子を見送った。
この光景を車中から見ていた同市白石区の男性会社員(37)が「(警察官の)優しい人柄が出ていて、ほほ笑ましい」と、撮影した写真をツイッターに投稿した。板井田巡査は「車や自転車は誰も文句を言わず止まってくれた。無事に助けることができたのは皆さんの協力のおかげ」と話した。【日下部元美】
羊を放牧したら農作物の獣害半減 滋賀、人が集まり効果
http://www.asahi.com/articles/ASG6713HNG66PTJB017.html
シカなどの獣害に悩む滋賀県東近江市池之脇町の集落が、羊の放牧で被害を減らす試みに取り組んでいる。羊の世話や見学などで人が集まることで被害が減り、活動が集落の結束にも効果を発揮している。
池之脇町は市南部にあり、26世帯が住む。集落に隣接して丘陵地や水田が広がり、動物の侵入を防ぐため高さ2メートルほどの柵を山と集落の間に設けた。だが、シカやサルに稲や野菜が食いちぎられたり掘り起こされたりする被害が後を絶たず、耕地面積17ヘクタールのうち2~3割が被害にあっていたという。
羊の放牧は2009年から始めた。永源寺ダム上流地域で行われていた獣害対策を兼ねた牛の放牧がヒントになった。羊なら体も小さくておとなしく、世話や管理もしやすいと目を付けたという。
整地や小屋造りをして、羊2匹、600平方メートルからスタート。付近の山の間伐材などを使って、集落の住民が週1~2日、自発的に集まり、整備していった。朝晩2回の餌やりは、集落の人が交代で担当している。
羊は県畜産技術振興センター(日野町)や市内外の畜産家から計10匹を譲り受けたが、子どもが産まれ育って現在21匹に増えた。小屋と放牧地の間に住民が作った約50メートルの通路を羊たちが行き来している。
現在小屋と放牧地を含めて1600平方メートルまで拡大した。「忠連谷ひつじの里」と名付けられ、近くの保育園児やお年寄りらが見学に来て楽しんでいる。農作物の被害は羊を飼う前と比べて半減しており、住民は人の出入りが増えたことが要因の一つとみている。
今後、放牧地をさらに広げる。近くには住民がくつろげる自治会の小屋が今月完成した。グラウンドゴルフ場や遊歩道の整備も進めている。
地元住民で環境整備を担当している寺田与司和さん(59)は「対策は効果を見ながら次を考えていく。集落が家族のように助け合い、協力し合っているのが一番の成果だ」と話す。ひつじの里は一般の人も見学できる。連絡先は寺田さん(0748・27・8018)。
(インタビュー)新しい資本論 トマ・ピケティさん
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11188946.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11188946
現代のマルクス。ロックスターのようなエコノミスト。そんなふうに突然もてはやされるようになった経済学者がいる。パリ経済学校のトマ・ピケティ教授。マルクスの「資本論」の向こうを張ったような名前の新著がこの春英訳されるや、米国を中心にベストセラーに。経済的不平等の拡大を悲観的に描いた彼は、どこに希望を見いだすのか。
――経済的な不平等の拡大を論じた著書「21世紀の資本論」=キーワード=が大きな議論を巻き起こしています。世界の不平等問題で、何が起きているのでしょうか。
「ここ数十年の間で、二つの非常に大きな変化が起きています。一つは米国でとくに目立つことですが、上級の企業幹部の収入が急上昇しています。米国では今、全所得の約50%が上位10%の人たちに渡っています。そして、もう一つの方がさらに重要ですが、生産設備や金融資産、不動産といった資産の蓄積が進んでいます。こうした資産が、その国の1年の経済活動を示す国内総生産(GDP)の何倍あるのかを見てください。1970年時点では、欧州では2~3倍でした。それが今は5~6倍になっており、国によっては6~7倍にもなっています」
――資産の蓄積それじたいが悪いことなのでしょうか。
「問題は、資産を所有している人の偏りが大きくなりがちで、親から子へと引き継がれてしまうことです。私は『世襲資本主義』への回帰と呼んでいます。第2次大戦後の1950年代~70年代の高度成長期は違いました。少なくともフランスでは、持っている資産ではなく、能力主義だけで差がつくような新しい社会になる、という希望がありました。しかしそれは、戦争で富が破壊されたからにすぎなかったのです。工場や建物が壊れ、インフレで金融資産も価値を失いました。しかも、それ以前の第1次大戦、大恐慌、そして第2次大戦にいたる期間に、民間貯蓄の多くが戦争に使われてしまい、資本の蓄積も難しかったのです。私たちは少しの間だけ、『資本家なき資本主義』という夢を見ることができたのです。それが今はどうかというと、例えば米経済誌フォーブスの世界長者番付を見てください。1987年から2013年までの期間、最上級の資産家たちは平均の3倍以上のペースで資産を増やしています」
――どうして、そうした富だけが急速に増えるのでしょう。
「一つの理由は、大きな資産を持つ人は高い収益が見込まれる投資ができる機会が多い、ということです。そしてもう一つの理由は、資産から得られる収益は経済成長率を上回る傾向がある、ということです。経済成長と収益が一致する理由はどこにもありません。産業革命より前の社会を考えてみてください。経済成長はゼロでも、地代は5%くらいあるのが普通でした。オースティンやバルザックなど、18~19世紀の小説を読めば分かります。そしてこの傾向は今も大きくは変わりません。市場経済が完璧に機能していたとしても、あてはまるのです。戦後しばらくの間だけ、成長率がきわめて高かったために資産の収益に接近しましたが、これは驚くべき偶然と言えるでしょう」
■ ■
――このまま不平等が進めば、貧富の差が激しかった第1次大戦前くらいまで拡大すると?
「分かりませんが、可能性はあると思います。資産の集中がどんどん進んでいく危険性は、深刻なものがあると思います。子どもが少なく、人口が増えない社会では、富の相続が大きな意味を持ってきます。人口減少が進むドイツ、イタリア、そして日本ではとくにそうでしょう」
「不平等は、公共の利益にかなう限り受け入れてもいいと思います。それが経済成長をもたらし、すべての人の生活水準を良くするものである限りは。問題は、不平等が行きすぎることの悪影響です。政治的には、人々がグローバル化に背をむける危険性があります。国内的に問題を解決する手立てが見つけられないとき、人は非難する対象を外に探すものです。欧州の国でいえば、外国人労働者であったり、欧州連合(EU)やドイツであったり。それだけではなく、不平等が行きすぎれば、社会階層や職業などの間の流動性を小さくしてしまいます。すでに米国では、教育の機会は非常に不平等なものになっています。ハーバード大学の学生の親の収入を平均すると、上位2%の年収と同じだといいます」
――では、不平等を小さくするには、どうすればいいのでしょう。
「教育の機会を拡大することが最も重要ですが、それだけでは十分ではありません。収入と資産の両方に、額が大きいほど税率が高くなる累進課税をかける必要があります。100万ドル(1億200万円)の管理職の年収を10倍にしたところで、それほど業績が上がるわけではありません。最上級の収入の人に高い課税を求めることで、際限なく報酬が上昇するのを防ぐことができます」
「資産への累進課税は、もっと重要です。多くの国で不動産に課税していますが、このやり方では、住宅ローンを抱えた人も、相続した人も同じ額を払わなければいけません。資産から負債を差し引いた純資産に累進課税をかければ、中間層の資産形成を促し、大金持ちへの資産の集中に制限を加えることができます。しかし、大金持ちは外国に逃げようとするかもしれません。国際的な協調が必要です」
■ ■
――国際的な累進課税ですか。何か夢物語のようです。
「簡単ではありません。しかし、不可能かといえば不可能ではない。スイスの銀行は顧客の秘密を外に出さない制度を守ってきました。5年前には、これが崩れるとは誰も考えなかったでしょう。それこそ夢物語だった。でも、米国がスイスの銀行に制裁しようとしたら、スイスは突然政策を変更しました」
――国際協調はどうしたらできるのでしょうか。G20(主要20カ国・地域首脳会議)で合意するとか?
「米国とEUの間で、貿易や投資の自由化のための話し合いがこれから進みます。このなかで、租税回避防止策や多国籍企業への課税など、税制の分野で協力できることはあると思います。資産を世界規模で把握することは、金融を規制するうえでも重要です。完璧な世界規模の課税制度をつくるか、さもなくば何もできないか、というオール・オア・ナッシングの進め方ではだめです。その中間に多くのやり方があります。一歩一歩前に進むべきです」
――課税の累進性を強めると、比較的富裕な層の経済活動が鈍くなり、結果として経済成長を鈍化させませんか。
「これは慎重に扱わなければいけない問題です。実利的に考えるべきです。すべては、どのような水準の収入や資産にどのような税率をかけるかに、かかっています。確かに年収20万ドル(2040万円)の人に80%の最高税率が課せられたら、やる気を失ってしまうでしょう。でも、年収100万ドルや500万ドルであれば大丈夫だと思います。資産への課税も同じです。巨額の資産があり、そこから年6~7%の収益を得ている人に1~2%の税金をかけることは大きな問題ではないでしょう」
■ ■
――著書は、米国でとくに読まれています。彼らは不平等が行きすぎたと感じているのでしょうか。
「米国が不平等を気にしない国だと考えるのであれば、それは間違いです。長いあいだ、少なくとも白人にとっては米国は欧州よりも平等でした。100年前には、欧州のように不平等になったらどうしようと心配していたくらいです。第2次大戦の直後、連合国に占領された日本やドイツでは一時、所得税の最高税率が90%になりました。米国が日独のお金持ちを罰しようとしたのではなく、それがいい税制だと米国で考えられていたからでした。民主政治が金権政治になるのを防ぐ財政制度が必要だと、彼らは考えていたのです。しかし今日の米国では、不平等がどんどん進み、民主的制度への潜在的な脅威になっています。先日、米連邦最高裁が選挙向けの献金の上限を撤廃する判決を出しましたが、それを象徴しています。政治が少数のエリート層に握られてしまうことへの懸念が高まっています」
「不平等はいまのところ、欧州や日本よりも米国で大きな問題になっています。オキュパイ・ウォールストリート(ウォール街占拠)の運動が、東京やEU本部のあるブリュッセルではなく、ニューヨークで起きたのは偶然ではありません。でも、長い目でみれば、これはグローバルな問題になりえるのです」
*
Thomas Piketty パリ経済学校教授 71年生まれ。米マサチューセッツ工科大助教授などを経て現職。仏社会党に近く12年の大統領選でもオランド氏を支持。
◆取材を終えて
ピケティ氏をパリに訪ねたのは、欧州議会選挙の2週間後だった。フランスでは、反移民を掲げる右翼・国民戦線(FN)が2大政党を押しのけて1位に。経済的な不満からグローバル化に背を向けてしまう懸念は、ここでは現実のものである。彼の処方箋(せん)に納得する人もしない人も、問題の存在に目をつぶることはできない。
(編集委員・有田哲文)
<21世紀の資本論> 原文はフランス語で昨年出版された。英訳版の題は「Capital in the Twenty-First Century」。米欧での300年にわたる租税資料を分析し、1914~70年代を例外として、資本の集中と経済的不平等が常に進んでいることを示した。マルクスが19世紀に予言したような資本家と労働者の激しい階級対立が起きず、資本主義のもとで不平等が縮小するかに見えたのは、二つの世界大戦と世界恐慌がもたらした偶然にすぎないと指摘。貧富の差が激しかった19~20世紀初頭に戻る可能性にすら言及している。600ページを超える大部だが、数式を抑えた記述、バルザックなど文学作品の引用などもあいまって人気に。ノーベル賞経済学者のクルーグマン氏は書評で絶賛し、「ピケティは我々の経済的論議を一変させた」と述べた。邦訳は未刊行。
最後に「お笑い漫画道場!」の自己撞着で絞めおっと誤植・〆ますかw
「朝日岩波自民党人」の戯れ言は聞くに堪えない…「日本という国を守り保ちたい」常識的日本人感覚なき者は「保守」の看板を外せ
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140621/waf14062107000004-n1.htm
激しく流動する現在の国際情勢に対応して、平和を守るためにより効果ある抑止力を築くのが集団的自衛権であることは、現実を見ればだれでもわかることだろう。
本が安穏と平和に安んじていられるうちはまだ、浮世離れした議論も許された。しかしいまはすでに非常事態である。日本という国を保ち守ることが何より求められている。
歴史や慣習によって成り立ってきた国柄を保ち守るという保守の考え方は、広く共有されている。国家の領域や国民の安全を守ることがその大前提にあることは、いうまでもない。
守るべき国柄の前提となる自国の安全を、日米安保により他国に委ねて思考停止に陥ったまま、疑うことがなかった。反共的、親米的であることがすなわち保守であるという、国柄の保守とはかけ離れた、なんとも奇妙な政治状況が長く続いたのである。
独立国家なら当然持ってしかるべき軍隊と、戦力の保持を認めない戦後憲法の矛盾をどう解決するかといった根本的な問題は、手つかずのまま先送りされてきた。
中国の脅威はすぐそこにあり、集団的自衛権の行使容認をはじめ、安全保障上の整備を急がねばならないのは無論のことだ。それ以上に、自国の安全を他国に委ね、守るべき国柄すら軽視してきた日本の戦後を、改めて見直し立て直すべきなのである。
保守だのなんだのとややこしいことをいわなくても、常識ある日本人が、日本という国を保ち守りたい、大切にしたいと、いま心の底から思っていることを筆者は感じる。その感覚こそが、あえていえば保守なのだといってよい。