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こいらさん のコメント

アイドル襲撃事件の犯人の素性について産経新聞が報じています。それによると、犯人は中学・高校と柔道部に所属して優秀な成績を収め、庭師になりたいと高校を中退して京都に移住して会社員をやっていたそうです。非常に礼儀正しい青年だったらしいのですが、どうも恋愛の経験がなく、仕事か何かの挫折を味わって人格が破綻し、一種の人格障害を患っていたようです。
おそらく、生まれて初めて好きになった女性が襲われたアイドルであり、擬似恋愛と本当の恋愛の区別さえつかずに性欲が暴走したまま犯行に及んだと思われます。
若者の中には、いろんな快楽を断ち物にして何かにストイックになり過ぎるあまり、周りの快楽に正直で遊んでいそうな他の若者に嫉妬心を持ち、それがエスカレートして精神を病んで事件を起こすケースが少なくないと思われます。
今回のアイドル襲撃事件の原因を、アイドルとファンの間の敷居が低くなったせいだとマスコミは報じていますが、その根っこにあるのは大人の縦社会に従順になりすぎて、個を失って自分の実存を殺してしまう純粋まっすぐ君の若者の存在もあると私は思います。そうなると、若い頃に恋愛や失恋を経験して、傷つくことで自己を内省することはとても大事だな、と思います。
純粋まっすぐ君ほど、挫折に弱く上手く愛情表現できなかったりします。失敗を恐れるあまり、思考が極端になりがちなのです。そうなると幼少時に親がつかず離れずに上手に愛情を子供にかけてあげることって大事だな、と思われます。
この犯人が礼儀正しくて優秀な子供だったのなら、それこそ大人の顔を見すぎて自分の個を失っていたのかもしれません。
No.105
96ヶ月前
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(号外 2016.5.17) 【目次】 1. ゴーマニズム宣言・第172回「茶魔語の秘密―『きれい』と『美しい』の違いについて」 2. もくれんの「ザ・神様!」・第81回「ミエテルと逆転~となりのおじさん孤独死事件5」 第172回「茶魔語の秘密―『きれい』と『美しい』の違いについて」  岡本太郎がこう言っていた。 『ゴッホは美しい。  しかしきれいではない。  ピカソは美しい。  しかし、けっして、きれいではない。』 『おぼっちゃまくん』を30年ぶりに復活させる。「わしズム」でたまに軽く描いてみたりはしていたが、今度は本格的である。 「コロコロアニキ」という雑誌の7月15日発売号に33ページのボリュームで描く。  その後も月2本のペースで描きためて、全編新作描き下ろしの単行本『おぼっちゃまくん』を出そうと考えている。  ギャグ漫画の描きおろし単行本を出すということが、かつてなかったことだし、画期的な企画だろう。 『おぼっちゃまくん』のファンが現在、30代、40代になって、子供も育て始めた頃であり、 「大人と子供が一緒に笑える格差社会のギャグ漫画」 として、世の中に出すのだ。  ただひたすら屈託なく笑える単行本を作ってみようと思う。 「コロコロアニキ」での復活に向けて、編集部が茶魔語募集をやっていたが、7月発売号で『おぼっちゃまくん』特集の別冊付録が付いて、そこで優秀作が発表されるらしい。わしも選ぶだろう。   しかしこの茶魔語にも時代の弊害が現れるなぁと思うのだが、昔は「はがき」に茶魔のイラストと共に茶魔語が描かれていたのだ。  子供の絵だから、ヘタクソでも、全然かまわなかった。  デッサンと、絵の上手さや魅力は違う。ニュアンスが表現されていたら、それで可笑しみが伝わるのだ。  ダジャレそれ自体は大して面白くなくても、その表現の仕方が面白いのが茶魔語だった。 子供たちは全員、絵を描いてきてたのだ。  茶魔語と単なるダジャレの違いを今も多くの人は分かっていないだろう。 「おはヨーグルト」 と文字で書いても、その面白さは伝わらない。  ところが、茶魔にパジャマを着せて、黒目部分を大きくして、ヨーグルトを片手に持って、ぼやっとした感じで 「おはヨーグルト」 という言葉を発している絵を子供は描いてきていた。  その絵を見た瞬間に、可笑しみが伝わったのだ。      
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!