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わんこ☆さん のコメント

今の日本人の「貧困化」の問題とは、アフリカ等の貧困国と比べて「まだマシ」とかいうことではなく、「以前の日本国民と比較して、今は不自由な暮らしをしている人が増えた」ということではないでしょうか。「現在、私の生活は苦しい」と思う人はかなり増えていると思われます。(違います??)

それを「貧困の定義」とか「住居や食料を(一応)確保できている」というレベルで論じるのは、単なる言葉遊びとしか思えず、意味もないと思います。(「意味もない」。これが大事) これを定義することで、生活が苦しい人が救われるのでしょうか。昔のように余裕のある生活をするのは「悪」なんでしょうか。。

現実に、地方都市などでは商店街が衰退していますし、日本全体で働く人々の雇用形態も不安定です。(80年代と「景色」が全く違う)
今と昔を比較して、私の実感としては、70年代~90年代初めとバブル崩壊~現在では、「日本人の豊かさ」にかなり差があるように感じます。
今の日本は、「一億総中流」「豊かな先進国」というイメージではなくなってしまいました。

。。というようなことを感じることは大切だと思うのですが。(なんとも思わないのなら仕方ありませんが)

*コメント2回目
No.102
94ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第182号 2016.6.28発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…「日本の格差社会や貧困問題は大したことない」と主張する者は、生活保護にも潔癖を求める。曰く「生活保護を不正受給し贅沢している者がいる!」「貧困に落ちた原因は本人の怠惰のせいで、なるべくしてそうなったのだから自業自得だ!なぜそんな奴を税金で助けなければならないのだ!」…。果たして「生活保護」の実態はどうなっているのか? ※「ザ・神様!」…6回に亘ってお届けしてきた「となりのおじさん孤独死事件」もいよいよ最終回。そう、あれは去年の7月、うだるような蒸し暑い日のこと。モクレンヒメの隣に住む、重度のアル中独居老人・アヅマさんの孤独な最期。この凄惨な現実を、あなたは直視できるか?? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!ライジングを書籍化する予定はないの?今、議論をしてみたいと思う相手はいる?日本文化の欠陥は何だと思う?ルーヴル美術館で見惚れてしまうような作品はあった?参議院選挙に立候補した青山繁晴氏、どう思う?スペインで開発された「青ワイン」、飲んでみたい?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第177回「生活保護に潔癖を求めるせちがらい世の中」 2. しゃべらせてクリ!・第142回「リッチなあいさつ、ともだちんこぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第83回「孤独の最期~となりのおじさん孤独死事件・最終回」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第177回「生活保護に潔癖を求めるせちがらい世の中」   世知辛い (せちがらい)という言葉が最近使われなくなった。  暮らしにくい、心にゆとりがない、金銭に細かくてケチくさいという意味だ。舛添都知事の細かいカネの使い道に目くじら立てて、辞職にまで追い込むという不寛容さも、尋常ではない。  格差社会の貧困層が、自分の分かる範囲でのセコいカネの無駄づかいに、「ずるいぞ、ずるいぞ」と嫉妬しただけのことである。セコい知事に対してセコい追及をする世の中だから、せちがらいと言うしかない。  石原都知事なら都政には関係ない友人と高級料亭で数十万円の会食を何度もおこなってもOK。ガラパゴス諸島に150万円のファーストクラスで行って、高級宿泊船クルーズで4泊してもOKといった調子で、海外視察には数億円を乱費し、新銀行東京に1400億円を注ぎ込んで失敗してもスルーなのだ。貧乏人が把握しきれない高額ならスルーされるのである。  傲慢な金持ちには逆らえないが、傲慢な貧乏人は袋叩きにするのが貧困層である。なんとも、せちがらい世の中になったものだ。  社会のせちがらさは、なんと生活保護費にまで目をつけて、不寛容になる。貧乏人こそが貧乏人に不寛容になるのが格差社会である。  山形大の戸室健作准教授が1992年から2012年までの20年間の日本の貧困率の推移をまとめているが、それによると、全国の子育て世帯の貧困率を示す 「子供の貧困率」は1992年に5.4%だったのが、2012年に13.8%と、20年で2倍以上に拡大している!  また、子育て世帯に限らない全国の貧困率も、1992年の9.2%から、2012年には18.3%と倍増していた。 「貧困率」については先週号で泉美木蘭さんが詳細に書いてくれたとおり、地球規模で貧困国の分布を示す「絶対的貧困率」と、国内の貧困の実態を示す「相対的貧困率」がある。  ネトウヨや曽野綾子的な人が「絶対的貧困率」を持ち出して「日本には貧困はない」などと言っているのは完全な暴論であり、 先進国の国内における貧困問題は「相対的貧困率」に表れるものである。  相対的貧困率では、世帯収入から税金・社会保険料を引き、世帯1人あたりが自由に使えるお金を出し、それを低い方から並べた時に、ちょうど真ん中にあたる人を基準とし、所得がその半分に満たない人( いまの日本では単身世帯年間122万円、2人世帯173万円、3人世帯211万円未満 )を 「貧困」 と呼び、厚生労働省・総務省が相対的貧困率調査を公表している。   これに対して戸室准教授の研究では「相対的貧困率」を使用せず、代わりに 「生活保護基準の収入以下で暮らしている世帯」 を 「貧困」 として、貧困率を算出している。  生活保護に着目することで、具体的な貧困層拡大のイメージがつかみやすくなっているのが、この研究の特徴といえよう。   日本では、生活保護基準以下の収入で暮らしている人が、以前は全世帯の9.2%、子育て世帯の5.4%だったものが、20年経ったら全世帯の18.3%、子育て世帯の13.8%に激増したのである!  さらに地域別に子供の貧困率を見ると、最も高い 沖縄県では37.5%というから、3人に1人以上の子供が貧困 ということになる。これは驚くべき実態だ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!