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リボンの騎士さん のコメント

今号は濃い内容の三連発でクラクラしました。まさに【7!7!7!】のライジング!(笑)。 これだけの濃さで三連発と来れば、ふつうの人ならお腹いっぱいになるかもしれませんが、私は長年ゴー宣を味わってきた贅沢者ですので、決してお腹いっぱいにはなりません(笑)
大サービスで嬉しいと言いたいところなのですが、内容が内容ですので、そうともばかり言っておれず…。先生方やトッキーさんは、止むに止まれぬ思い、抑えがたい憤りから書かれたのだと思います。三者三様それぞれよく伝わってきました。しかも続けて読んでいると、取り上げている題材はおのおの違えども、根っこが見事に繋がっていることがすぐにわかります。
ゴー宣は、これぞまさにいぶし銀!確実にここにあって、べっとりこびりついて離れず、国家の成熟の足枷になるどころか、破綻にさえ向わせるというのに、それに気づいている国民が果たしてどれだけいるのかという、手ごわく、すこぶるやっかいな現代の病みを、日本中が熱狂した2週間のリオ・オリンピックから浮き上がらせるという論考は、まず他で目にできることはないでしょう。気づいていないだけでなく、自ら破綻の道を突き進み、発狂してしまっている者までいる。ネットはもはや、使い方を間違えたり、使う人そのものによっては、狂人製造機となってしまっていると言っていいのではないでしょうか。
木蘭師範の「トンデモ見聞録」は、私は“貧困以上、普通未満”のシングルマザーですので、他人事として聞くことはできません(件の放送は見ていないのですが)。しかし私はゴー宣を読んできたし、道場に参加させていただくこともある身ですので、不愉快、理不尽、許せないとなれば黙っていられないため(それで失敗することもしばしば。汗)、公立の中学校で、パソコンを持っていなければついていけないような授業をするとは言語道断!公教育の理念とはかけ離れすぎであり、とんでもないことである!と学校やら教育委員会やらに怒鳴り込むモンスターペアレントになる自信がありますが、最初のゴー宣で丁寧に書かれてありましたように、現代の貧困は、人間から活力を根こそぎ奪うだけのものですから、貧困にあえぐひとり親家庭は、(無意識に)そういうものだと受け入れてしまっているのだろうと容易に想像できます。
北海道の山中で男の子が数日間行方不明になっているときに、多くの読者を持つ、顔と名だけは通った教育評論家とかいう人が、男の子の親が何かしたんじゃないかと誰もが思うような内容のブログを書きました。それが考え違いも甚だしかったとわかったときは、「心配ゆえに言い過ぎてしまいました~ごめんなさ~い」で終わり。ふざけるな!
今回の片山さつきや、それに同調した議員は正真正銘の権力者ですが、ネットであれ、何万という読者を抱えるメディアで発信する人間や、企業も、彼らと立場は違っても、結果的に権力を持ってしまっていると言っていいと思います。その人たちの言動によって、市井の人が理不尽な暴力を受け、簡単に社会から葬られてしまうことになりかねないのだから。こうして書いているだけでも、この怒りをどこに持っていったらいいのかわからなくなります。
そして、これまた見ていて不愉快でムカついて仕方なかった朝生。今回の「よいしょでいこう」を読んでから再生すればよかったぁ~!そしたらひたすらバカにしながら、笑いとばして見れたはずだから、免疫力を低下させることもなかったのにぃ~!
「よいしょでいこう」、半年間待ってた甲斐がありました。あれだけ不愉快でムカついて仕方のなかった竹田の発言が、これだけ抱腹絶倒ものに料理できるなんて!脇の甘い私は油断してつい電車の中で読んでしまい、間違いなく不審な女状態でした(笑) 半年間のブランクをあっという間に埋めてしまう、凄まじい内容でしたね。実は、最初の方を読んでるときに心配になっちゃったんです。しゃべりまくっていた竹田は、番組の最初から最後までずーっと不愉快だったわけで、ヤツの登場シーンだけでこれだけぶった切れてしまうのだから、いったいこの先どうなっちゃうの?どれだけのボリュームになっちゃうの?明日までに読み終わるの?と(笑)。 予感は当たりました。そりゃああれだけのご発言の数々、トッキーさんのギラリと光る切り込みによって、1回で紹介しきれるはずがありません。次号も楽しみにしております!^^
長いコメントになってしまい本当に申しわけないです。でもこれだけ充実した濃い内容のものを3つも読んだら、感想も長くなってしまっても仕方ないと思います!(笑)
No.74
101ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第190号 2016.8.30発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…先週に引き続き、リオ・オリンピックのメダルラッシュから考察を進めてみたい。先週、今回のメダリストたちにはナショナリズムの感覚が希薄だと指摘したが、もう一つ彼ら・彼女らに希薄…というより、もはや皆無だと感じたものがある。それは「ハングリー精神」である!今のスポーツ選手は貧乏からの脱出のために能力を磨いた者たちではない。逆に豊かだからこそ、恵まれた家庭環境で好きな競技の練習に没頭し、才能を伸ばすことができた者たちである。リオ・オリンピックの結果から分析できる、現代日本の実相とは? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…NHKのニュース番組で紹介された貧困家庭の女子高生が、「貧困には見えない」とバッシングに晒されている問題。ネット民たちは「多数のアニメグッズを持っている!」「映画・イベントにも何度も行っている!」「1000円以上のランチを食べている!」「NHKのヤラセだ!!」などと生活端々に至るまで難癖をつけて炎上させている。彼らの蛮行と差別心、そして「見えない貧困」の実態を直視せよ! ※復活!著名なる言論人の方々の立派な御意見を思いっきり褒めそやす「御意見拝聴・よいしょでいこう!」。先週金曜日の深夜に放送された「朝まで生テレビ!」にて、竹田恒泰氏が妄言…いや名言を連発!!ということで、今回は竹田氏の大嘘…いやいや素晴らしい超絶技巧の数々をご紹介します! 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第185回「花形満の時代、星飛雄馬も左門豊作もいない」 2. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第12回「『見えない貧困』が理解できないネット愚民と片山さつき」 3. 御意見拝聴・よいしょでいこう!・特別編「『朝まで生テレビ!~激論!象徴天皇と生前退位~』〈1〉変幻自在!竹田恒泰流議論の超絶技巧!」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第185回「花形満の時代、星飛雄馬も左門豊作もいない」  先週に引き続き、リオ・オリンピックのメダルラッシュから考察を進めてみたい。  先週、今回のメダリストたちにはナショナリズムの感覚が希薄だと指摘したが、もう一つ彼ら・彼女らに希薄…というより、もはや皆無だと感じたものがある。  それは 「ハングリー精神」 である。  読者の中に知っている人がどれだけいるか分からないが、60年代後半から70年代の初頭にかけて、『巨人の星』という漫画が大ヒットした。  スポーツ根性漫画の最高峰で、梶原一騎原作、川崎のぼる作画、アニメも大人気だった。  この作品の主人公・星飛雄馬は、父親が元プロ野球選手で今は日雇い人夫の貧乏家庭に育ち、そこから「ハングリー精神」でのし上がっていった。  なにしろ父親が何かというと癇癪起こしてちゃぶ台返しをするシーンが有名になり、息子・飛雄馬に大リーグ養成ギプスをつけて生活をさせるという、今なら児童虐待で放送できないスパルタ教育をしていたものだ。  また、そのライバルには両親を早く亡くし、5人の弟妹を自分一人で養うために、泥まみれで這い上がろうとする貧乏人の左門豊作というキャラもいた。 『巨人の星』が大ヒットした60年代後半は、そういう貧乏から「ハングリー精神」でのし上がっていこうという時代だったのだ。  しかし、今のスポーツ選手は貧乏からの脱出のために能力を磨いた者たちではない。逆に豊かだからこそ、恵まれた家庭環境で好きな競技の練習に没頭し、才能を伸ばすことができた者たちである。  金メダルを取るには露骨なまでにカネが要る。まず中流以上の家庭で英才教育を受け、才能を開花させて、優秀なコーチやトレーナーに託された選手が、オリンピックに出場できるまでに育つのである。  実は過去のデータから、オリンピックの金メダルの数はその国のGDP総額でだいたい決まるということは確認されているのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!