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Kosuke Komiyaさん のコメント

遅ればせながら、井上先生、小林先生の『ザ・議論! 』読了しました。
(難しくて読み飛ばしてしまったところもあるので、また読み返します)


井上先生のお話は今回の著書で初めてでした。
徹底して平等(反転可能性)を追求する姿勢は、
「自分がやられたら嫌なことを、人に対してしてやいないか?」と、
自己点検することの多いわたしは、非常に共感できました。

小林先生は、伝統や歴史の中で培われてきた常識こそが、守るべきものだと仰りました。
井上先生は、インドのカースト制などを例に、良き伝統もあれば、悪しき伝統もある。
だから伝統だからといって、守るべき価値基準とはならないと言いました。
しかしこれは両陛下御結婚50年のお言葉で、皇后陛下が仰った
伝統についてのお言葉、そのままだと思いました。
(そして小林先生は、これまで何度も皇后陛下のお言葉を引用していました)

そういう意味では、保守もリベラルも、
ある点ではかなり共通しているところがあるのだなと思いました。


もう一つ面白かったのは、「群盲象を撫でる」の話です。
象の鼻を撫でて「これは蛇のようなものだ!」というグループと、
象の足を撫でて「これは大木のようなものだ!」というグループがある。
しかし大事なのは、全体を見ることができるグループはどこにもいないということ。

だから、議論を深めることが大切なのだというお話は、心に深く刺さりました。
No.50
96ヶ月前
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第204号 2016.12.13発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※豪華2本立て!「ゴーマニズム宣言」…◆12月7日、「Y染色体」信奉者・八木秀次と2時間半にわたる、決して交わることのない激論をしてきた。その前半は天皇陛下の生前退位、後半は女性・女系天皇についての議論となり、「SAPIO」の2月号と3月号に掲載される予定である。しかしあれだけの議論を限られた紙面でまとめるのはかなり無理がありそうだし、後半部分が読者の目に触れるのは相当先のことになってしまう。そこで「ライジング」限定で、対談の重要な一部を先行公開!果たして八木氏は、「皇族になっても良い」という旧宮家系国民男子の実在を証明できたのか? ◆TPPの恐ろしさは我々の生活のあらゆる分野に及ぶ。国有事業や、地方自治体による公営事業の分野は非常に幅広く、採算がとれなくとも我々の生活に密着しているものが多いため、自由化・民営化に適さないものが多い。しかし恐るべきことに日本政府は、全ての国有事業・公営事業の自由化・民営化を自ら容認しているのである!! ※小説「わたくしの人たち」…新シリーズ開始!わたしは薄井沙智子。1年前に離婚、3歳の娘を連れてアパート暮らしをはじめた32歳、ウェブデザイナー。フリーランスでホームページ制作の下請け、ぎりぎりまで無理をしながらなんとかやりくりしていたものの、元夫のつきまといに悩まされたり、仕事がどんどん苛酷になったりして、子育てとの両立がままならなくなり、ダウンしてしまった。生活保護を申請しようと市役所の相談窓口へ行ってみたけれど…。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!安倍首相が真珠湾を慰霊訪問する件をどう思う?お風呂に入浴剤は入れる?映画『この世界の片隅に』は観た?朴大統領が弾劾訴追、日韓合意はどうなる?手塚治虫の作品では何が好き?好きな女性に対して性欲がわかないのはヘン?結婚した女性に「赤ちゃんまだ?」と聞くのはマズイ?先生はコンテからみっちり描く派?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第202回「いると言い張るカルト信者と会った」 2. しゃべらせてクリ!・第162回「至福のひととき!ひざまくらぽみみかきぶぁ~い!の巻〈中編〉」 3. 泉美木蘭の小説「わたくしの人たち」・第8話「支援、お探しですか?〈その1〉」 4. ゴーマニズム宣言・第203回「TPP協定の正体(3)」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 読者から寄せられた感想・ご要望など 8. 編集後記 第202回「いると言い張るカルト信者と会った」  12月7日、八木秀次と2時間半にわたる、決して交わることのない激論をしてきた。  その前半は天皇陛下の生前退位、後半は女性・女系天皇についての議論となり、これは「SAPIO」の2月号と3月号に掲載される予定である。  しかしあれだけの議論を限られた紙面でまとめるのはかなり無理がありそうだし、後半部分が読者の目に触れるのは相当先のことになってしまう。わしは対談して気になったこと、感じたことはすぐ表明しておきたいと思ってしまうので、実にもどかしい。  以前、対談して思ったことをすぐブログに書いたら、香山リカが「まだ発表されていない対談について発言するのはルール違反だ!」とか言って噛みついてきたことがある。そんなルールが本当にあるのかどうかも知らんが、この「ライジング」なら読者も限定されているから書いてもいいだろう。読者諸君は「SAPIO」が発売されたら、これがどういう記事にまとめられたか確認してみるといい。  八木はあくまでも「Y染色体」を信奉しており、旧宮家子孫の男系男子国民を皇族にすれば、男系男子限定による皇統維持は可能だと言い張った。  そこでわしは、そもそも皇族になってもいいという旧宮家系国民男子が実在するのかと問い質した。  すると八木は、戦後に皇籍離脱した11宮家のうち4家が存続していると言う。竹田恒泰のように、「11宮家」が今もあるかのようなウソを平気で言うよりはまだマシだが、これでは話にならない。   旧宮家系の男系男子は、確かにどこかにはいる。だがそれだけではダメで、その中に皇族になってもいいという者がいなければならないのだ。   宇宙人は、必ずどこかにはいる。宇宙には無限の星があるのだから。しかし宇宙人が地球に来ていると言われたら、わしは信じない。いるなら見せてみろと言うしかない。  それと全く同じことで、皇族になる旧宮家系国民男子がいるのなら、記者会見して見せろとわしは八木に迫った。  すると八木は、「できない」と言うのだ。  八木は、記者会見なんかしたらその人をバッシングするだろうとわしに言った。  バカ言っちゃいけない。わしにその人物の素性を調べる時間なんかあるわけがなく、バッシングなんかやれるはずがない。だが、わしがやらなくても週刊文春がやるだろう。マスコミは必ずその人物の素性を徹底的に洗うはずだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!