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R40さん のコメント

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R40
 細野氏の質疑を見ました。実に素晴らしかったと思います(長文失礼します)。
 その後のニュースは、NHKラジオしか聞いてないですが、『二段階論』への誘導の様に感じました。
 ご譲位の件はともかく、その他の事はまた後で、と言った感じです。如何にも、安倍が「安定的な皇位
 継承を考えている」といった風ですが。今日の段階でも安倍は、ご譲位に関して「公務負担軽減」などと
 トンチンカンな表現を出し、何にもご譲位について真摯に考えていない事を改めてさらけ出しました。
 まして、率先して、典範改正や女性宮家創設の気運を潰してきた安倍が、『後でやります』などと寝言を
 ほざいても、誰が信用するでしょうか。そもそも、今上陛下のご譲位に際し、今後の皇統の弥栄も考える
 のは当然の事。それぞれを別物扱いする事こそ、逆賊の逆賊たる由縁。陛下のお言葉の何を聞いていたの
 かと、聞きたいです。あ、漢字も読めないんだから、聞いた事も分からないかもしれませんね、でんでん。

 今日の中継を見ていて気になった事ですが。
・旧宮家の復活を安倍が「選択肢の一つ」としつつ、「対象者に全て拒否される可能性もある」と言いました。
 こんなカビの生えたコントを首相が「選択肢の一つ」と言うのが驚きです。
・細野氏が、「(旧宮家復活などしたら)国民の気持は急速に離れる」と指摘したら、丁度与党議員の席が
 画面に映り、『そんな事ないよ~~』みたいな感じで首を横に振る様子が映っていた。あの場に居並んで
 いた与党議員は所詮、「自分達のいい様に利用出来たら、誰が天皇でも構わない」と言ってるのに等しい
 絵面で反吐が出ました。
・Y八木が、8月8日のお言葉を事前に知っていた、という聞き捨てならない話が細野氏から出ました。
 細野氏の指摘通り、『Y八木が嘘を付いているか』『首相の名を語った関係者がY八木に吹き込んだか』
 のどちらかになります。細野氏がY八木の参考人招致を提言したら、これまた与党議員がザワつきました。
 これは是非、招致するべきです。
・細野氏の時ではないですが。後の山尾氏の際は見る殆ど見る事が出来ませんでしたが、ふと目にした時。
 安倍は、左肩を椅子の背に掛け、ふんぞり返って醜悪な顔で聞いていました。強そうな相手には、頼まれ
 てもいないのに靴まで舐めるくせに、相手が女性でかつ、自身が安全な立ち位置にいる時は、本当に
 汚らしい態度を見せる。三浦瑠璃さんの言葉ではないですが、吐きそう、という感想です。

 まだまだ予断は許さない状況ですが、今日の細野氏の質問には、溜飲が下がった思いでした。
No.119
96ヶ月前
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第209号 2017.1.24発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…「女性の活躍する場を阻害している」等と言われていた配偶者控除。政府は昨年12月8日に税制改正大綱を発表し、「配偶者控除」の適用対象となる配偶者の給与収入の上限を、103万円以下から150万円以下に引き上げること等が盛り込まれた。「非正規労働者のうち7割は女性」「男性は定年退職後の高齢者が多く若者は少ない」などと言われるが、これは現代の問題を正しく捉えているのだろうか?また「配偶者控除こそが低賃金の原因」説は本当か? ※小説「わたくしの人たち」…絶体絶命の薄井沙智子の前に現れた救世主(?)宅間志井子!どんな貧困状態も、恥も外聞も捨ててあらゆる手段で乗り越えてきたという3人の子供を持つシングルマザーの彼女から、食いつなぎの極意を教わる沙智子。果たして、その極意とは!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!お年寄りの交通事故、どうすれば減少する?退位問題や今後の皇位継承について、陛下がはっきりと発言してしまうことはダメなの?今年からガスが自由化されるけど、インフラの自由化についてどう考える?怪獣映画でクライマックスを迎える場所はどこが良い?スポーツ選手の二重国籍問題をどう思う?子供の頃どんな失敗をして笑われた?風邪に対する予防法は?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第209回「配偶者控除は低賃金の原因ではない」 2. しゃべらせてクリ!・第167回「ぽっくんと貧ぼっちゃまのニュースショーぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭の小説「わたくしの人たち」・第12話「中国3000年の蓄積で食いつなげ!」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第209回「配偶者控除は低賃金の原因ではない」  政治学者の三浦瑠麗氏が週刊新潮1月19日号の連載コラム「週刊『山猫』ツメ研ぎ通信」で非正規労働者について論じていて、その中でこんなことを言っている。  実際のところ、労働者の四割を占める非正規のうち七割は女性です。多くは、「専業主婦」であるパートさん。残り三割の相当部分が定年退職後の高齢男性。若い男性の非正規というのは案外少ないのです。  昨年12月、ゴー宣道場のゲストに招いた時にも同じことを言っていて、その時も、直感的に違和感を覚えた主張である。 「パートさん」という軽い呼び方にも、わしは違和感を覚えるのだが、非正規労働者とは、専業主婦や定年退職者がせいぜい「家計の足し」か「小遣い稼ぎ」のために片手間で就業しているものではない。真剣に生活がかかっている人たちなのだ。  言っておくが、わしは三浦氏を個人的には応援していて、天皇退位問題では「天皇の人権」を配慮するリベラルな立場から、常にわしの側についてくれ、男系固執派に打撃を与えてくれたので、感謝している。  井上達夫氏と同様に根本的な思想が違う部分があるが、権力の暴走を防ぐための徴兵制の効用など、三浦氏には共感するところも多々ある。  さて、昔は確かにパートは主婦の副業にすぎないという感覚はあった。だから主婦は配偶者控除の「103万円の壁」を超えない程度に、そこそこ働いておけばいいという意識だったのだ。  だが今は違う。中間層の家庭の主婦が、夫の将来に不安を持ち、子供を貧困層に落としたくなくて、なんとか大学まで行かせたいと願っている。そのための塾を含む膨大な学費を捻出するためにも、主婦が少しでも多く稼がなければならない。  いったん貧困層に落ちたら、子の世代、孫の世代まで「貧困の連鎖」が続くから、親たちも必死なのだろう。主婦も決して「パートさん」なんて軽い立場じゃないのだ。  定年退職後の高齢男性にしても、悠々自適だけれどヒマだからちょっと働いているという状態ではない。老人の貧困化は現在急速に進んでいる最中だ。  60歳で定年退職して、65歳から年金が支給されるとして、その間食いつないでいかなければならないし、65歳を過ぎても、病気の不安や高齢化に伴う不安もあるから、稼げるうちに稼いでおかなければ危ないと、誰もが必死なのである。    そもそも「非正規のうち七割は女性」という事態は、就労環境に男女差別があると考えなければおかしいはずだ。非正規の七割が女性という状況は、専業主婦の片手間仕事の「パートさん」が多いから当然だということではなかろう。  これでは、結果的に男女差別の存在を黙認することになってしまう。わしの方が「リベラル」なのだろうか?  なお、残り3割の男性非正規について 「相当部分が定年退職後の高齢男性。若い男性の非正規というのは案外少ない」 という主張も、本当なのかどうか調べてみた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!