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四君子さん のコメント

>>138
 返信、どうもありがとうございました。
 「アメリカ」や「コロンビア」という名称自体、コンキスタドールという征服・収奪者の名前に由来するものですね(「ニューヨーク」や「ワシントン」もそれに近いもののように感じられます)。

 また別のことを記します。またライジング記事からはなれますが、ご容赦ください。
 今朝のTVのワイドショーで横浜市に避難している小学生がおごりと称する総額150万の恐喝を受けていて、
それを横浜市の敎育委員会が問題なしと判断したいうニュースを聞いて
憤懣やるかたない気持ちになりました。
金額を考えたって、小学生だということを念頭においたって、
おかしい、とは感じないのでしょうか(子供でなくても変です)。
あまりよく調べきれていないので、大きなことは言えないのですが。
(関心は前からありました)。

問題なのは、被害者だけではなく、
こういうことを放任したり、
あるいは誰かを人身御供にして無理に解決しようとしたりすると、
加害者側にも心の傷がのこる場合がある、ということでしょう
(無論、ゆすられた方のダメーヂの方がはるかに大きいのですが)。

「シン・ゴジラ」、「君の名は。」それと「この世界の片隅に」の影にかくれてしまってあまり注目されなくなりましたが、
 去年の大ヒット映画に「聲の形」というのがあります。
(二度予約席が満杯で見られず、三度目でやっと見られた)
聴覚障碍者への小学校での集団のいじめが描かれていましたが、
そこでも、首謀者扱いされて、
今迄親しかった仲間から逆差別されて、
その影響が高校時代にも尾をひいて、
なやみ苦しんでいる主人公の姿が描写されていました。

誰かに危害を加えるという行動には、
そこに何らかの理由があるのだとしても、
与えた方も、与えられた側にも複雑な陰影をもたらす、ということなのでしょう。
ビデオになったら、レンタルでも良いので見てほしい佳作です
(ヒロインの子の演技が真に迫っていて、名演でした。声を出さない役をアニメや吹き替えでするのは、難事業だと思います。その妹役も脇役ながら好演でした)。
No.184
87ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第209号 2017.1.24発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…「女性の活躍する場を阻害している」等と言われていた配偶者控除。政府は昨年12月8日に税制改正大綱を発表し、「配偶者控除」の適用対象となる配偶者の給与収入の上限を、103万円以下から150万円以下に引き上げること等が盛り込まれた。「非正規労働者のうち7割は女性」「男性は定年退職後の高齢者が多く若者は少ない」などと言われるが、これは現代の問題を正しく捉えているのだろうか?また「配偶者控除こそが低賃金の原因」説は本当か? ※小説「わたくしの人たち」…絶体絶命の薄井沙智子の前に現れた救世主(?)宅間志井子!どんな貧困状態も、恥も外聞も捨ててあらゆる手段で乗り越えてきたという3人の子供を持つシングルマザーの彼女から、食いつなぎの極意を教わる沙智子。果たして、その極意とは!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!お年寄りの交通事故、どうすれば減少する?退位問題や今後の皇位継承について、陛下がはっきりと発言してしまうことはダメなの?今年からガスが自由化されるけど、インフラの自由化についてどう考える?怪獣映画でクライマックスを迎える場所はどこが良い?スポーツ選手の二重国籍問題をどう思う?子供の頃どんな失敗をして笑われた?風邪に対する予防法は?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第209回「配偶者控除は低賃金の原因ではない」 2. しゃべらせてクリ!・第167回「ぽっくんと貧ぼっちゃまのニュースショーぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭の小説「わたくしの人たち」・第12話「中国3000年の蓄積で食いつなげ!」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第209回「配偶者控除は低賃金の原因ではない」  政治学者の三浦瑠麗氏が週刊新潮1月19日号の連載コラム「週刊『山猫』ツメ研ぎ通信」で非正規労働者について論じていて、その中でこんなことを言っている。  実際のところ、労働者の四割を占める非正規のうち七割は女性です。多くは、「専業主婦」であるパートさん。残り三割の相当部分が定年退職後の高齢男性。若い男性の非正規というのは案外少ないのです。  昨年12月、ゴー宣道場のゲストに招いた時にも同じことを言っていて、その時も、直感的に違和感を覚えた主張である。 「パートさん」という軽い呼び方にも、わしは違和感を覚えるのだが、非正規労働者とは、専業主婦や定年退職者がせいぜい「家計の足し」か「小遣い稼ぎ」のために片手間で就業しているものではない。真剣に生活がかかっている人たちなのだ。  言っておくが、わしは三浦氏を個人的には応援していて、天皇退位問題では「天皇の人権」を配慮するリベラルな立場から、常にわしの側についてくれ、男系固執派に打撃を与えてくれたので、感謝している。  井上達夫氏と同様に根本的な思想が違う部分があるが、権力の暴走を防ぐための徴兵制の効用など、三浦氏には共感するところも多々ある。  さて、昔は確かにパートは主婦の副業にすぎないという感覚はあった。だから主婦は配偶者控除の「103万円の壁」を超えない程度に、そこそこ働いておけばいいという意識だったのだ。  だが今は違う。中間層の家庭の主婦が、夫の将来に不安を持ち、子供を貧困層に落としたくなくて、なんとか大学まで行かせたいと願っている。そのための塾を含む膨大な学費を捻出するためにも、主婦が少しでも多く稼がなければならない。  いったん貧困層に落ちたら、子の世代、孫の世代まで「貧困の連鎖」が続くから、親たちも必死なのだろう。主婦も決して「パートさん」なんて軽い立場じゃないのだ。  定年退職後の高齢男性にしても、悠々自適だけれどヒマだからちょっと働いているという状態ではない。老人の貧困化は現在急速に進んでいる最中だ。  60歳で定年退職して、65歳から年金が支給されるとして、その間食いつないでいかなければならないし、65歳を過ぎても、病気の不安や高齢化に伴う不安もあるから、稼げるうちに稼いでおかなければ危ないと、誰もが必死なのである。    そもそも「非正規のうち七割は女性」という事態は、就労環境に男女差別があると考えなければおかしいはずだ。非正規の七割が女性という状況は、専業主婦の片手間仕事の「パートさん」が多いから当然だということではなかろう。  これでは、結果的に男女差別の存在を黙認することになってしまう。わしの方が「リベラル」なのだろうか?  なお、残り3割の男性非正規について 「相当部分が定年退職後の高齢男性。若い男性の非正規というのは案外少ない」 という主張も、本当なのかどうか調べてみた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!