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四君子さん のコメント

 小林先生と木蘭さんの生放送の感想です。
 私も思うのですが、こういうインターネットの放送が、もっと多くの人の常識になって欲しい、とこいねがうのですが。
 まだまだ、世の中の情報伝達機関は、テレビが主流で、ラジオが副です。
 ただ、貧困が原因で、テレビを見られない、という人もいるのだと聞いたこともあります。

 仲間外れの子の話、「差別論」でよみかえしました。
 頭山満のように、一人でも寂しくない人間になるのは、非常に困難だな、と。
 どこかのグループに所属していた方が、情報共通のためにも何かと便利だし、思想面でもかたよらないし。
 先にあげた「生命篇」の話は、グループに属して、出世しないと承認されない人間の悲しいさがが生み出した話なのだろうと、思います。
 ある意味、人間は、自然にかえらないといけないのでしょうか(水信仰とかではなしに)。

 昔、アメリカのSF兼小説家のブラッドベリーの作品で、散歩していたら、公安につかまって、連行された、という話をよんだことがあります。
 同じブラッドベリーの有名な小説に、「ぼくの地下室においで(少年よ、大茸を植えよ)」というのもあり、
 それは、宇宙人が蒔いたきのこを食った人間が、宇宙人と同じになってしまう、というものでした。
 似たような趣向のSF映画に、「ブルー・クリスマス」があり、UFOを見た人間が青い血になり、宇宙人と同じ思想になってしまうため、やむなく政府が一斉に抹殺する、というものですが、
 主人公の恋人がその中にいて、・・・・・・という残酷なものでした。私はあの話で、何か奇蹟が起こって欲しい、とか願いましたが、そんな都合の良い作品はないですね。
 あと、「ボディー・スナッチャー」という洋画もあって、そちらは、植物が睡眠中の人間をコピーし、いれかわるというもので、これも恐ろしい話ですね。
 あと、アイザック・アシモフの作品に、大統領が失政をするので、暗殺し、影武者ロボットを身代わりにする、というのもありました。
 こういう話を見ていると、テロリストのようなものも、人の内なる弱みにつけこんで、外から忍び寄ってくるものなのでしょう。
 だから、内部を警戒するよりも、外部からの監察をしっかりしないといけない。
 でも、その手口が巧妙になっているため、誰にも気づかれないこともある。

 私も、町中に張り巡らされた監視カメラを見ていると、最初にあげた夜中の散歩の話みたいなことが起こるのではないか、と思います。
 移民に寬容でなければいけませんが、その入国検査はかなり厳重にしないといけないでしょう。
 たとえば、ロヒンギャと呼ばれる、かわいそうな人たちについても。

 またアニメの話をして申しわけないのですが、「Rewrite」という作品があります。
 かわいらしい絵柄、学園物語風の序幕から転じて、人間が地球に及ぼしてきた問題を深く掘り下げたすばらしい作品です(ちなみに、「Relife」というのもあるので、混同しないで下さい。あちらも、かなりよくできた青春ドラマです)。
 私たちは、人間の何を守れば良いのか、考えないといけないように思います。
 とりあえずは、争いが起こらないように、巻き込まれないように、その土地それぞれの公、常識を守護しないといけないのでしょう(国境をなくせ、とはさすがに言えないです)。 
 さらにアニメの話をしますが、「ヴァンドレッド」というのもあります。
 男と女が抗争している世界に、異世界からの人間狩りが忍び寄る、という話ですが、
 とある男のキャラクターが、自分の人形を作ってくれている病弱な少女と仲良くなる、というエピソードがありました。
 しかし、少女はなくなり、その人形は髪の毛のない、未完成なものでした。
 少年は、自分の髪の毛を剃り、禿(はげ)頭になりました。

 エヴァのネクタイを形式的にしめるよりも、被災地のことを思うというのは、こうした態度を示すものではないでしょうか。
 長くなりましたが、ここまでにします。
No.69
92ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第222号 2017.5.2発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…度重なる失言で事実上、更迭となった今村前復興相。“自民党一強”の驕りか、失言が続く安倍内閣だが、最近はネトウヨはじめ自称保守派、さらにはメディアの人間までもが「一部を切り取って殊更に問題視するマスコミが悪い」といって政治家を擁護するのだ。明らかな問題発言でも「全体の文脈を見ればわかる」と言って釈明もせずに居直るケースが頻発し、それどころか報道の自由を真っ向から否定する発言も飛び出す始末。言葉を屁よりも軽いものとしか思っていない政治家を放置してはならない!! ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…あのおっちゃんが帰ってきた。3月に証人喚問を受けたきり、姿を現すことのなかった森友学園籠池前理事長である。平成28年3月15日の霞が関・財務省本省との面談の音声記録を公開、さらに民進党の招致でヒアリングに応じたのだ。証人喚問では語られなかった昭恵夫人との関係性について、さらなる詳細が明らかに!やっぱり森友学園は“あの方”を通して特例対応を受けていた!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!北朝鮮の脅威を煽る一方で、ミサイル攻撃やテロの対象となりうる原発を急いで再稼働させているのは何故?男性にとって最初の彼女は特別な存在だと言いますが、先生にとってもそうですか?スピーチするとき原稿は用意しているの?沖縄県民の“怒り”の中に本気で解決する意志は感じる?自民党の議員は本心ではマスコミを恐れているのでは?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第223回「失言にも言霊が宿っていることを忘れるな!」 2. しゃべらせてクリ!・第180回「ぽっくん、涙の誓いぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第31回「“あの方”で特例対応!アッキード事件は終わらない」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第223回「失言にも言霊が宿っていることを忘れるな!」  仮にも復興担当相という職にある者が、 「これ(大震災)がまだ東北で、あっちの方だったから良かったけど、これがもっと首都圏に近かったりすると莫大な、甚大な被害があったと思っている」 と公の席で発言するなど言語道断だということは、言うまでもない。  ところがそんな言うまでもないことを、いくら言ってもわからない者がいるのだから、呆れ果てる。    今村雅弘復興相(当時)は4月25日、自民党・二階派のパーティーでの講演で問題の発言を行い、直後に記者から「『東北でよかった』と受け取られかねない」「被災地のことを思っていないのではないか」と詰め寄られ、 「わかりました。そういうことならぜひ取り消す。たいへんな被害だったということは十分言ったつもりだ。撤回すべきということなら、もちろんあれしておく。真意はそういうことだ」 と答えた。  この時点ではまだ強気な表情を崩さず、それほど頭も下げなかったが、安倍首相がその直後に同じパーティーのあいさつで 「極めて不適切な発言がございましたので、総理大臣として、まずもって、冒頭におわびをさせていただきたいと思う次第でございます」 と発言すると、態度が一変。 「私のたいへん不適切な発言、表現について深く反省し、おわびを申し上げる」 と言って、深々と頭を下げた。  今村はこの時点では閣僚を辞任する考えはないと言っていたが、翌日辞表を提出。事実上の更迭だった。  今村は4月4日の記者会見で、福島第一原発事故に伴う自主避難者について、フリーの記者から「帰れない人はどうするんでしょうか」と質問されて 「どうするって、それは本人の責任でしょう。本人の判断でしょう」 と答え、「自己責任ですか」と重ねて質問されると 「それは基本はそうだと思いますよ」 と認めた。  これに記者が「そうですか。分かりました。国はそういう姿勢なわけですね。責任をとらないと」とさらに追及すると、今村は 「うるさい!」「出て行きなさい! もう二度と来ないでください、あなたは!」 とブチ切れ、会見場を出て行ってしまった。  これに対して、ネトウヨは記者の方が無礼だとか、実は記者は左翼の活動家だとか言っているが、的外れとしか言いようがない。  橋下羽鳥の番組でも、橋下らがこれを擁護しようとしていたから、わしは反対しておいた。   フリーランスの記者は権力者をイラつかせて、あらかじめ用意された建前の返答を崩して、本音を引き出すくらいのことをやるものであり、むしろそこに価値があると言っていい。  欧米ではそれが当たり前だが、日本は記者クラブがあるから、政府に厳しい質問をする記者がいない。だから日本の報道の自由度ランキングは世界で72位なんてランクになるのだ。   大臣の失言を見逃して、ただ政権の公式発表を垂れ流すだけなら、ジャーナリストなんかいらない。政府広報さえあればいいということになる。  今村が派閥のパーティーで講演の場を設けてもらったのは、この記者会見における不始末に対する名誉挽回のためだったようだが、それが皮肉にも墓穴を掘る結果となった。  今村はブチ切れ会見や「東北でよかった」発言の際、『エヴァンゲリオン』のキャラクターのネクタイをしていて、それも相当の違和感があった。  今村はこのネクタイを福島の会社からもらい、復興の「動く広告塔」として着用していると言っていたが、『エヴァンゲリオン』の製作者側によれば、福島の会社と『エヴァンゲリオン』は無関係で、当惑しているという。  いずれにせよ、『エヴァンゲリオン』など見ているはずもないのに、ウケ狙いでTPOも無視してアニメネクタイをする軽薄さと、失言を繰り返す体質が同根であることは間違いない。  ところが、こんな失言を擁護する者がいるのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!