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早雲さん のコメント

配信、ありがとうございます。
今回のはかなり勉強させてもらいました。

「殺人の根絶は不可能だが、殺人はしてはならないというのは、普遍的理念である」
先生の上記のコピーですが、まさにその通りです。かなり感服してしまいました。

現実というものは本当にうんざりするものであり、それは単に核兵器という火力だけでなく、その人間の残酷性、卑怯、裏切り、支配欲、独占欲、不要な苦痛を与えたり、軍事力で他国を脅かしたりと、本当にえげつないものです。
現実というものを基盤に理想を掲げ、やってはいけない事をルールとして作り、理想とする国を作り、助け合いを行う。
現実を完全に捨てる事は出来ないが、理想として目指すべき姿を見失わない事実だと必要があるのも事実だと思います。

理想なんて言葉を使うと、お花畑の様な発想に結び付く感覚を覚えますが、僕の言う理想は「明るい社会であり、秩序の保たれた社会、違反は誰であろうが容赦なく罰する社会」。
理想ではあるが必ず、現実の考えが付随する。そういう理想です。

現実という考えが徹底してしまったら、日本でいう夢を追う、スポーツや格闘技、芸能、芸術、歌手は全て金の為となってしまいます。
でも実際には、理想というものが存在し、努力の末、勝利を収める事の出来る達成感、周りに感動を与えるなど、現実からでは理解のできない充足感、達成感、満足感というものが人の力となり、糧となります。

現実があるから理想が生まれた、と言うべきか。。。

現実と理想の考えは、陰陽に近い意味があるかと思います。
陰陽互根(互いが存在することで己が成り立つ考え方)。

やはり現実というものが存在するから、理想という価値観も生まれたのだと思います。
No.101
89ヶ月前
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第236号 2017.8.15発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…今年7月7日、国連加盟国の6割以上となる122か国の賛成によって、「核兵器禁止条約」が採択された。国際法上、核兵器は違法とされ、禁止されたのである。ところが日本は、この条約の交渉会議にすら参加しなかった。自称保守・ネトウヨは「核の傘に守られておきながら、核廃絶を訴えるのは欺瞞的だ」「そもそも核廃絶など不可能なのだから無意味」と言う。果たして、歴史上唯一の被爆国である日本が取るべき立場とは? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…時が過ぎればすべてはうやむやにできると思っている。しかも、短期間に次から次へと安倍にならって、安倍のために逃げ果せようとする人間が現れるから、すでに忘れられている悪人もいる。稲田朋美、小野寺防衛相、管官房長官、下村博文、安倍昭恵、山口敬之、三浦瑠麗…彼ら“ウヤムヤ族”、改めてその悪さを思い出しておきたい。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!国王として扱われなかった、と不満を明らかにしたデンマーク女王の夫をどう思う?尖閣諸島は実はすでに中国施政下に入っているのでは?もしデスノートを手に入れたらどうする?SNSで「いいね!」を集めることに必死になる人をどう思う?平成ノブシコブシの吉村崇は好き?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第241回「核廃絶運動の先頭に立て!」 2. しゃべらせてクリ!・第194回「へぎゃお~ん!助けてクリませ、ぽっくん泳げましぇ~ん!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第45回「忘れないために~権力が大好きな悪人たち」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第241回「核廃絶運動の先頭に立て!」  今年7月7日、国連加盟国の6割以上となる122か国の賛成によって、 「核兵器禁止条約」 が採択された。   国際法上、核兵器は違法とされ、禁止されたのである。   ところが日本は、この条約の交渉会議にすら参加しなかった。  わしはこれにものすごい違和感を覚え、罪悪感がこみあげてきた。  8月9日、長崎の原爆の日の式典において、田上富久長崎市長は平和宣言で次のように日本政府を強く非難した。   日本政府に訴えます。  核兵器のない世界を目指してリーダーシップをとり、核兵器を持つ国々と持たない国々の橋渡し役を務めると明言しているにも関わらず、核兵器禁止条約の交渉会議にさえ参加しない姿勢を、被爆地は到底理解できません。唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への一日も早い参加を目指し、核の傘に依存する政策の見直しを進めてください。日本の参加を国際社会は待っています。  8月6日の広島市長平和宣言が、例年通り被爆の悲惨さを訴えることに大半を費やし、核兵器禁止条約については最後に少し触れた程度で、政府批判にまでは踏み込まなかったのに対し、長崎平和宣言では、毎年最初に語っていた被爆の惨状を後回しにして、 冒頭から半分を核兵器禁止条約に関する言葉に割き、政府を批判したのである。  これは原爆の日の平和宣言としては全く異例のことであり、市長自身が特に強くこだわって決めたものだった。  また式典後には、毎年恒例となっている首相と被爆者団体の面会で、団体側が冒頭、 「総理、あなたはどこの国の総理ですか」 と、用意していた文書にはない言葉で政府へのいらだちを表した。  これらの気持ちは、全く理解できる。  だが結局、安倍は条約への参加は明言せず、被爆者団体の議長は 「条約に賛成する気は全くないという政権の姿勢が明確になった」 と憤ったという。  国連では核兵器禁止条約の採択に向け、カナダなどに住んでいる日本人被爆者やその子孫が運動をしていたらしい。わしだって、もし自分がその立場だったら、絶対に運動に加わっていたと思う。  それを日本政府が一切支援せず、条約の交渉会議にすら参加しなかったなんて、全くおかしい。   しかも国連において、核不拡散、核廃絶について被爆国じゃない国々が必死に考えているのに、唯一の戦争被爆国である日本がそれに加わろうともしないというのは、どう考えても理が通らない。  あまりにも欺瞞に満ちており、わしはこんな理不尽には耐えられない。   安倍は、日本はアメリカの核の傘に守られているのだから、核兵器禁止条約になど参加できないと思っているのだろうし、自称保守・ネトウヨ連中もみんなそんな考えなのだろう。   確かに、核の傘に守られておきながら、核廃絶を訴えるというのは矛盾がある。   だが、それよりもはるかに酷い欺瞞は、歴史上唯一の被爆国でありながら、核廃絶に全く同意しないことである。 これほど理に反することはなく、これ以上の欺瞞はない。    8月12日の「朝まで生テレビ」でこの話題が出た際、元防衛大臣の森本敏氏が、核兵器禁止条約の交渉会議に対して日本政府がどう対応したのかを説明していた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!