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だふねさん のコメント

遅ればせながら今週も配信ありがとうございます。

明日は倉持師範が関西ゴー宣道場初お目見え。
男性陣は、「なんとしても道場を守る!」と士気が高いです。
山尾議員の言葉を借りれば、「むきだしの好奇心には屈しない」。
一般参加者の方に不愉快な思いをさせることなく、
設営隊一同および門弟の皆様方で、力を合わせて、
つつがなく進行させ、道場を成功させたいです。
私も微力を尽くします。

昨日の小林先生のブログには涙が出ました。
山尾議員を守ろうとしている先生の怒りには、
100%共感しました。

“所詮おまえもしょうもない人間なんだろう。
公私混同している不倫議員を成敗してやる。
大衆はバカだからよ、憲法なんか興味ねぇよ。
とにかく勧善懲悪が好きなんだからよ。
「公」で女がむずかしい話しても誰も相手にしねぇよ
女に改憲の議論なんか務まってたまるか。
どう抵抗しても流れは変わらねぇよ。無理しなさんな。
おまえのやることなすこと鼻につくんだよ。
なにがビジネスパートナーだ。不倫だろ。白状しちまえよ。
隠されてたまるか、その仮面を引っ剥がしてやる。
おまえが依怙地になったばかりに家族も可哀想だよなぁ。
家族がどうなろうと知ったこっちゃない。
おれたちは悪くない。おれたちは正義なんだから”

FLASHの記者の言い分に吹き出しをつけたらこんな感じか。
私も人間の醜い気持ちは想像できるから、
いくらでもこういう罵詈雑言は考えつきます。

女性だから、夫も子もある分際で仕事をしているから、
並みの男では太刀打ちできない頭脳の持ち主だから、
そのくせ美人だから、凡人には手の届かない世界の人だから。
少しでも瑕疵が見つかれば「査定」したがる。
それが自分たちの権利だと主張しながら愉しむのが俗物です。

私自身も俗物です。人間の「俗」はある程度許しています。
人間の行動原理から優越感や差別心や凝り固まった偏見をなくすことは不可能です。
それでも、汚らしい沼に足を引っ張りこまれ、
何が真実かが見えなくなったらおしまいだとも考えます。
足元に注意しながら求道していきたい。そのくらいの矜持はあります。

何かの小説で、国籍のちがう者同士で結ばれ、
夫は妻の国が好きになり、そこに住んで溶け込もうと懸命になるが、
最終的に妻と子を悲劇に巻き込んでしまう…という話がありました。
国籍や身分や性別や…。
世間が作り上げた壁を乗り越えるだけの力が自分にはないのだと、
そう認めて無理をしなければ避けられた悲劇かも知れません。

でも、山尾議員なら。
もしかすると、そのような壁を乗り越えるか、打ち破るだけの器かも知れない。
私たちは歴史的な出来事の目撃者になるかも知れない。

そう考えるとワクワクするし、期待してしまいます。

でも、それは果たして幻想なのだろうか?
私たちは、山尾議員に対して酷なことを強いているのでは?
平凡な妻、母としての顔も持つ彼女の時間を奪っていないか?
どれだけの犠牲を払って私たち女性の代わりに戦ってくれているか?
そのことを思うと、私は申し訳ない気持ちにもなります。
女性の大半は、そのことに思いを致すことはない。
そのありがたさに感謝することもない。
「誰も頼んじゃいない、所詮あんたも女でしょ」と。

力や数に頼って横暴になる男性だけでなく、
ワイドショー(見ていないけど)やニュース記事などで、
何が問題なのかも見極める視力も持たず、
恥ずかしげもなく良識をふりかざす女性タレントに対しても、
「おまえのような無知で不勉強なやつがいるから、女性差別はなくならんのじゃい!」
「女性宮家が創設されないのも、雅子様がご病気になられたのも、おまえらが無能な男におもねってのさばらせてるからじゃ!!」
と、はらわたが煮えくり返る私です。

ちょっと尊大かつ長文な内容で失礼いたしました。
No.157
78ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第246号 2017.11.7発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…元TBS記者で安倍首相と親交の深い山口敬之氏からのレイプ被害を告発した伊藤詩織さんの著書『Black Box』(文藝春秋)。被害を受けた詩織さんが、ジャーナリストとして世に問題提起しなければならないという使命感から必死の思いで行動し、書き上げたものだ。しかし、彼女に巧妙に寄り添ったふりをしながら同書を推薦しつつ、実は彼女の意志は全否定し政権擁護に利用する、姑息な女性論客がいる。その巧妙な言論を徹底解説!表面的な薄っぺらい言葉の数々に騙されるな! ※「ゴーマニズム宣言」…今回の衆院選でも若者の自民党支持率は高く、若者の「保守化」が進んでいると言われていたが、その若者の心理分析が少々違っていたらしい。読売新聞社と早稲田大学現代政治経済研究所が共同で行った調査では、若い世代ほど自民党を「リベラル」と認識しており、逆に民進党や共産党は保守政党、守旧派だと思っているという結果が出たという。若者は自民党をリベラルと思って支持し、年寄りは保守と思って支持している…なぜこんなヘンテコな現象が起きているのだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!煽り運転をする車に遭遇したらどうする?米大統領にゴルフ接待する意味とは?パソコンばっかりするパパを怒って!創作の原動力とは?古典の名作が著作権切れで無料で読めることは果たして正しいこと?偏食の女性と食事した事はある?チョコに合うのはピーナツとアーモンド、どっち?山尾議員が立憲民主党に入党されなかったのはなぜ?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第55回「伊藤詩織『Black Box』と三浦瑠麗」 2. ゴーマニズム宣言・第251回「若者は自民党をリベラルだって?」 3. しゃべらせてクリ!・第204回「必勝!ぽっくんの選挙演説大作戦ぶぁい!の巻の巻〈後編〉」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第55回「伊藤詩織『Black Box』と三浦瑠麗」  元TBS記者で安倍首相と親交の深い山口敬之氏からのレイプ被害を告発した伊藤詩織さんの著書『Black Box』(文藝春秋)を読んだ。    これまで『週刊新潮』の取材記事と、ご本人の記者会見によって、逮捕状が発布されていた山口氏による性犯罪が警察トップによって握りつぶされていたこと、さらに、山口氏本人が内閣情報調査室の人間に“事後処理”を依頼していたことなど、権力者と性犯罪者の卑劣すぎる共謀関係が報じられてきた。  この本では、被害を受けた詩織さんが、心の傷を負ってボロボロになりながらも、ジャーナリストとして、自身の身に降りかかったことから逃げることなく、世に問題提起しなければならないという使命感から必死の思いで行動し、書き上げたものだ。 「伝える」ことが強い目的になっており、事件の全容とその後の山口とのメールのやりとり全文、独自の調査、浮上する疑問点、デートレイプドラッグの実態、性犯罪被害者をめぐる現状、被害にあった時の対処法などが全体としてかなり精細に、丁寧に、冷静に、そして抑制的な筆致でつづられている。  被害者としての本音を吐露した部分は、本当はもっと痛々しく息苦しいほど濃密な表現を選んでもおかしくなかっただろう。けれど、自己憐憫に陥らないよう踏みとどまり、この事件を“公の問題”としてスポットを当てようとする姿勢は本当に立派だし、並みの勇気ではないと思う。  なかでも、詩織さんが一番かわいがり、この子の将来を守りたいと思い、記者会見の動機のひとつにもなった、年の離れた妹さんが、その記者会見とその後のネット上の中傷などによって傷つき、拒絶反応を示して連絡をとることすらできなくなったこと、そして、詩織さん本人が事件後の一連の経過のなかで、自死を思わせる心理状態を何度も何度も体験していたことは、読み手としてつらく、胸のつまる思いをした。  警察の捜査を経て裁判所から発布された逮捕状が、警察トップからの電話一本で執行中止になり、加害者は安倍政権の御用コメンテーターとして各局ワイドショーで大活躍、被害者本人が顔出しで記者会見を行って不公正を訴えているという大事件。  しかし、なぜメディアはほとんど後追い報道をしなかったのか? 八つ墓村の因習で、女性政治家のスキャンダルには執拗に食いつくのに、なぜ? 「忖度という空気」の蔓延かと思っていたら、本の中で、 政府から明らかな報道自粛要請があった と明かされており、驚愕した。   翌日、知人のジャーナリストからも連絡があった。 「政府サイドが各メディアに対し、あれは筋の悪いネタだから触れないほうが良いなどと、報道自粛を勧めている。各社がもともと及び腰なのは想像がつくが、これでは会見を報道する社があるかどうか……。  でも、会見はやるべきで、ただ、工夫が必要ですね。しかし、なぜ政府サイドがここまで本件に介入する必要があるのか、不可解」  矢継ぎ早の連絡に、気持ちが混乱した。  そんな時、「週刊新潮」の記者に、メディアに対して私の会見に関する報道自粛を求める動きが、水面下で拡がっているらしいと話すと、彼は軽い調子で、 「ああ、知ってますよ」  と言った。「だから何?」というようなその姿勢に、私はとても勇気づけられた。 (伊藤詩織『Black Box』より)  圧力に負けず、取材を断行したのは、「週刊新潮」の記者だけだったのだ。  メディア関係者のなかには 「タクシーでホテルに到着した詩織さんには意識があり、自分で嘔吐物を処理しており、歩いてホテルに入っていった。だから合意のもとでの行為なんだ」 というデマをばらまく者もいたという。  意識不明になった詩織さん(デートレイプドラッグを盛られた可能性がある)が、ぐらぐらのまま山口氏に担がれ、床に足もつかないままホテルに連れ込まれていく様子が防犯カメラの映像として残っており、タクシー運転手、ベルボーイにも目撃されているという事実があるのに、である。  証拠があるのに確かめもせず、デマを鵜呑みにして言いふらすなど、どこのメディアだ? 職務上もっともやってはならないことだろう。 ■政府によるあきらかな被害者弾圧  記者会見を行うと、詩織さんが「共謀罪の審議が長引いて、刑法改正案の審議が遅れている」と発言したのを取り沙汰して、 「共謀罪に言及した政治的な会見だ。バックには民進党がいるらしい」 という憶測がネット上に流れた。その後は、詩織さんのもとに嫌がらせや脅し、誹謗中傷の嵐がやってきたという。  既に連載第40回 「内閣ぐるみ!強姦犯・山口敬之の無罪放免を許すな」 で書いたが、詩織さんに対するネットの憶測と誹謗中傷の元凶は、内閣情報調査室が作り上げ、ばら撒いたデマだということが発覚している。政府は「民進党が党利党略のために告発を仕組んだ」というデマをでっち上げ、チャート図を作ってマスコミに配布していたのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!