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あげんぼさん のコメント

憲法論
目に焼き付けて
から

死にたい

まぁまだ38だし
大丈夫そうかな
どうかな、、、
No.1
83ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  中江兆民は「回復の民権」と「恩賜の民権」があると言った。 「回復の民権」はイギリスやフランスのように、下から進んで取ったものだという。 それとは別に「恩賜の民権」は、上から恵み与えられるものだという。 現在の憲法は GHQ 主導だから「恩賜の民権」であり、大日本帝国憲法も「恩賜の民権」である。 ただし、中江兆民はこの「恩賜の民権」を必ずしも否定していない。 もし、君主や宰相が時勢を見通し、人民の意向に従い、人民の知的水準に見合うように、自由の権利を恵み与え、その分量が適当だったら、これ以上めでたいことはないと言う。 だが、中江兆民は大日本帝国憲法が発布されても、これに満足しなかった。 そもそも帝国憲法は、発布されるまでその内容を国民に公表すらしていない。 国民による議論を一切経ていない「押し付け憲法」であり、民権を無視した憲法だった。 「恩賜の民権」にすらなっていないと兆民は思ったのだ。   兆民は直ちに「憲法改正」を視野に入れる。 兆民は新平民の推薦で選挙に勝ち、第一回帝国議会で始めようとしたのは「憲法点閲」である。 一条ずつ国会で審議しようとしたのだ。   ところが政府はこの兆民の活動を「集会条例」で認可せず、党大会で審議することすら禁じたのである。 兆民は次に「解釈改憲」を目指すのだが、政府は直ちにこれに対抗して「保安条例」を執行し、「立憲自由新聞」を発行停止にし、兆民の口封じをして、兆民の仲間8人に東京からの退去を命じる。 この経緯は次の「 SAPIO 」掲載の『大東亜論』に詳しく描いている。 そして今、安倍政権が「自衛隊明記」という加憲案を上から押し付けようとしている。 これは「恩賜の民権」か? そうではないだろう。   「ゴー宣道場」では、「回復の民権」を目指そうとしている。 中江兆民が出来なかった「草の根からの憲法改正」を目指すつもりだ。 本来、立憲民主党の枝野代表こそが、中江兆民の理念を引き継ぎ、「回復の民権」を実現しなければならない立場のはずだ。 それが「立憲主義」を掲げる政党の党首だろう。 「安倍政権下の憲法改正はあり得ない」とだけ言って、逃げていればいいはずはない。 「発議」されたらおしまいだ。 安保法制のときと同じ、反対デモに頼っても無意味である。 「発議」された時点で、「代案を出さなかった枝野代表」の責任を問われることになる。 果たして日本が近代国家になって、初めて「草の根から」の立憲主義、「回復の民権」が実現するか否か? わしはこの経緯を作品で描いていくだろう。 後世に残す「憲法論」として。    
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!