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ゲストさん のコメント

木蘭さんの文章が、なぜいつもあんなにもリアルなのか、ずっと不思議でしたが、その理由の一端が今回の記事で見える気がします。

きっと、木蘭さんが何かを書くとき、それが木蘭さんにとって“真実”じゃないと意味がないんですね。

世の多くの物書き(まがい)たちが“真実”よりも優先させる、“嫌われたくない”とか“かっこいいって思われたい”とか“強い者に忖度しよう”とかいうものは、きっと木蘭さんにとっては何の意味もないんでしょうね。

だからいつも、飾らず、等身大で、一直線に最短距離で真実にたどり着こうとする。だから読む人を深く楽しませたり、納得させたりすることができるんだなと思います。

人よりも早く大人になるしかなかったから……なのかはわかりませんけど、“不条理な世界を不条理なまま受け入れる”とは、善悪を超越した“真実”を見ることに慣れたということなんでしょうか。

それがいいことか悪いことかはわかりませんが、結果的に木蘭さんには、自分が正しいと思うことのために書く(戦う)力が備わったわけで、それは世の中の多くの人が持っていないものですから、とても誇り高い人生だなと、わたしは羨ましいとさえ思います。

ややこじつけかもしれませんが、今回の記事を読んで、今流行りの極端なセクハラ被害者ブリッコちゃんたちは、やっぱりダサいと感じます。

木蘭さんは、“これが私じゃい!気に食わんなら、どっからでもかかってこんかい!”っていうような、ロック感があってかっこいいです。

全然見当違い&エラそうな意見だったらすいません……。
No.47
80ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第270号 2018.5.15発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…麻生太郎氏の「セクハラ罪はない」発言に対する攻撃が止まない。弁護士の紀藤正樹はブログで「フランスでは、セクハラ罪が既に存在している」「麻生大臣の発言は、無知と国際感覚のなさの両者において、あまりに恥ずかしい」とボロカスに罵った。果たしてフランスの「セクハラ罪」とはどういったものなのか? セクハラ対策に関して、日本はフランスよりもずっと遅れているというのは本当なのか? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」… 世の中は不条理なことばかりである。今回は泉美さんが過去に遭遇した不条理、そしてそこから受けた影響が赤裸々に綴られる。泉美さんが「ルサンチマン弱者」に陥らない理由の一端が明らかに。 ※ よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!アイヌ問題はもう取り上げない?日頃、何か運動はしている?もし立憲的改憲が叶った場合、自衛隊の名称はどうなる?養子を貰うことを考えたことある?「エンタメとしては最高だけど歴史認識がダメ」な作品はあり?「可愛い」と思ってしまう男性はいる?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第277回「フランスのセクハラ罪を知っているか?」 2. しゃべらせてクリ!・第228回「問題棚上げ、はっきょい、のこったぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第81回「不条理のままに」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第277回「フランスのセクハラ罪を知っているか?」  麻生太郎氏の「セクハラ罪はない」発言に対する攻撃が止まない。  麻生の発言がいつも大雑把なことくらい、誰でも知っている。中には擁護のしようがない暴言もあっただろうが、基本的に男っぽい美学と茶目っ気もあるキャラクターを持っているので、わしは人格として嫌いではない。  かつて京都で芸者の踊りを見ながら、酒を飲んだこともある。  アルファベット英語で堂々と外国人とおしゃべりする豪胆さは大したものだなと思う。  安倍晋三の下で働いているから、損をしているなとわしは思う。  麻生自身はセクハラをするような男ではない。部下が犯した道徳的な罪に対して、世間の風圧に負けて断罪するのではなく、「セクハラ罪はない」と抗弁するのは、それほど非難されるべきだろうか?  問題とされているのは4日、麻生が訪問先のマニラで行った記者会見での発言だ。  そもそもこの記者会見は、マニラで行われたアジア開発銀行年次総会などについてのものだったのだが、その質疑応答で朝日新聞の記者が、福田淳一前事務次官のセクハラ問題の調査を財務省が打ち切ったことに対して、テレビ朝日側がなおも徹底調査を求めるという文書を出したが、これについての見解を聞きたいという質問をした。  それに対して麻生は 「これは1対1の会食ということになっていたそうですから、そういったやりとりについて、財務省だけで詳細を把握していくということは不可能です。これはいくら正確であったとしても、それはいかにも偏った調査ではないかと言われるわけですから」 と答え、さらにこう言ったのだ。 「御存じのようにセクハラ罪という罪はないのですよね、あなたよく知っているように。殺人とか傷害とは違いますから。訴えられない限りは、親告罪ですから、あれは。」  一対一の会食の場で何があったかを、財務省だけで詳細な調査をするのは不可能だし、仮に調査をして、それが正確なものだったとしても、偏った調査だと言われることは目に見えている。  じゃあ警察に調査を委ねるかといっても、セクハラについて殺人や傷害と同様に警察が捜査できるような「セクハラ罪」というものがないのだから、それもできない…麻生はそう言ったのだ。   福田は女性に直接手を触れたわけでもなく、ただ不快な言葉を言っただけだから「強制わいせつ罪」にも当たらず、罪に問うとすればせいぜい 「名誉棄損罪」 か 「侮辱罪」 であり、これは本来、当事者同士で解決すべき軽微な罪ということで、被害者からの訴えがなければ刑事事件として起訴することができない 「親告罪」 となっている。  福田に刑法上の犯罪行為があったとして、警察に捜査してもらおうというのであれば、 まずは被害者が福田を「名誉棄損罪」か「侮辱罪」で刑事告訴しなければならない。   ところがテレ朝は匿名の社員が被害を受けたと抗議をしているだけで、被害者は告訴どころか、被害届すら出していないのだから、どうしようもない。  ここで麻生が言ったことは、全く正しいのである。  やや余談であるが、強制わいせつも昨年、性犯罪を厳罰化した改正刑法が施行されるまでは親告罪だった。  TOKIOの山口達也に呼び出され、無理やりキスされたり顔をなめまわされたり押し倒されたりした女子高生は、警察に被害届を提出したが、ジャニーズ事務所との話し合いで示談が成立、被害届を取り下げた。  親告罪であれば、話はこれで終わっていた。おそらく事務所も山口も、昨年の法改正の意味をはっきり把握しておらず、今まで同様、これでもみ消したと思っていたのだろう。  ところが強制わいせつは非親告罪になっていたため、被害者が被害届を取り下げても捜査は続き、山口は書類送検され、事件が表沙汰になったのだ。  警視庁は書類送検の際、起訴を求める最も厳しい「厳重処分」の意見を付している。既に示談が成立しており、不起訴になるのはほぼ確実なのに「厳重処分」の意見がつくのは異例のことで、山口が有名タレントであることが考慮されたからかもしれないし、もしかしたら捜査において犯行が相当に悪質だったと認められたのかもしれない。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!