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閑人さん のコメント

「恐れるな」はハリウッドのヒーロー映画で鼓舞する言葉としてよく使われますが、
トッキーさんの今回のライジング配信のお知らせで「恐れるな!」の後に続く言葉が
「謝っても死なない!」に「ええ・・・」と脱力しかけました。

でも、ゴー宣が始まってから謝らない人には度々出くわしてますね。
今回のライジングで真っ先に思い浮かんだのが新ゴー宣第25章で紹介された
1996年に薬害エイズで亡くなった故・大貫武さんが早稲田大学のエイズイベントで
講演するはずが当時の支える会の学生に潰されて、イベントの実行委員だった学生が
謝罪を求めても突っぱねられたエピソードでした。
支える会の学生が言い放った「自分がここで謝ったら支える会として謝ったことになるから
個人としても謝らない」は衝撃でした。

あの学生が言い放ったのは組織を守るためだったように、謝らないのは何かを守るためだと
思います。権力、自尊心、信仰などなど、その人にとっては道徳や倫理、社会正義などより
よっぽど価値あるものなのでしょう。

しかし、そういう人たちを見てると、この人たちは自分たちと同じ社会に生きているのかと
疑問が湧いてきます。日々、仕事をしていれば、ちょっとでもミスがあると烈火の如く怒る人なんか
ザラだし、こちらが悪いわけでもないけど、下げなくていい頭を下げることだってあります。
こういうトラブルやクレームを前に、謝らない人たちはどう対処する気なんでしょう。
なんだか、この人たちは俗世を捨てて自分たちだけの世界に住んでる世捨て人のように見えます。
それでいて、社会に影響を与えるから質が悪いです。

よしりん先生のセクハラを「性的からかい」「性的接触」「性的強要」「性的暴力」と
日本語で分類するアイディアはいいと思います。今の日本は海外から入った言葉を
そのまま使うことが多いですが、最初耳にしたときは意味が分からず「?」となってばかりだし、
意味が分かってもいまいち状況と合ってないと思うことが多いので。これも日々勉強して
知識と教養を身に着けているからこそですね。
No.42
78ヶ月前
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第272号 2018.6.5発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…自分の発言の誤りが判明しても、絶対に認めない人がいる。森友&加計問題に自分が関わっていたことを示す動かぬ証拠が出てきても、一切誤りを認めない安倍晋三。問題の場面の映像や音声が残っているのに、自分の指示であることを認めない日大アメフト部前監督の内田正人。虚偽の報道をして散々煽っておきながら謝罪・訂正しない報道機関。さらには匿名の一個人ですら、何の責任も問われないにも拘わらず誤りを認められない者が多い。ネットでは「謝ったら死ぬ病気」などと揶揄されるらしいが、なぜ、自分の誤りを認めて謝れない人がこんなにいるのだろうか? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…15年前、初めてライターとしての仕事をしたのが「週刊SPA!」だった。「裏社会特捜班」と題した企画で、新聞やネット掲示板の三行広告、あやしい求人に実際に応募し体験レポートするというミッション。今では到底考えられない、自由度高すぎる取材とは!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!子供に夢を持てという教育は正しいの?コンビニ等でアダルト雑誌が子供や女性の目に触れることは良いの?高須克弥氏のような富裕層と、底辺層のネット民が似たようなネトウヨになるのはなぜ?漫画家は美形キャラよりも老人の方が描き甲斐があるもの?日本にとって独自の諜報活動は無理?食べ始めたら止まらなくなる菓子つまみはある?元横綱のK-1挑戦くらい自由に認めるべきでは?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第279回「『謝ったら死ぬ病気』に罹るな!」 2. しゃべらせてクリ!・第230回「究極のぺろぺろ父子愛ぶぁい!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第83回「自由度高すぎた? 風俗店潜入取材回想録」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第279回「『謝ったら死ぬ病気』に罹るな!」  自分の発言の誤りが判明しても、絶対に認めない人がいる。  その極みが、 安倍晋三 だ。  安倍は加計学園の獣医学部新設計画を 「2017年1月20日」 に知ったと言い続けてきたが、愛媛県から、 「2015年2月」 に安倍が加計孝太郎と面会して 「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」 と言ったとする文書が出てきた。  これはもう動かぬ証拠というしかないものであるが、しかし安倍は、以前の発言は誤りだったとは決して言わない。  愛媛県がわざわざ虚偽文書を作成する理由など全くない。  加計学園が愛媛県に嘘の報告をしたのであれば、加計が安倍の名を勝手に悪用したことになるから、安倍は森友問題で籠池泰典前理事長に対して言ったように、加計にも「詐欺師」と言わなければおかしい。  どう見てもつじつまが合わないのに、安倍は決して誤りを認めない。  日大アメフト部前監督の 内田正人 も同じだ。  問題の場面の映像がはっきり残っていて、しかも試合直後の取材に対して 「内田がやれって言った、でいいじゃないですか」 と、自分の指示であることを認める音声まであるのに、わざわざ記者会見して、自分の発言と選手の理解に乖離があったなどと見え透いた嘘をつき、絶対に自分の非を認めない。  最初は「責任は全部俺が持つ」とかカッコイイこと言っといて、それが問題化したら「全部選手のせい」にしてスタコラサッサと逃げるのだから、卑怯な人間がいるものだ。   安倍も内田もやってることは全く同じなのだが、ネトウヨ連中はなぜか安倍だけを擁護している。  本来「誤りは認めよう」というのは単純な道徳の問題だが、もし安倍が本当に自分の誤りを認めたら、こう言わなければならない。 「私の発言は嘘でした。私はお友達のために行政を歪め、国有財産をタダ同然で分け与えようとしたり、獣医学部の認可を出したり、何十億もの税金を投入させたりしました」  正直にこう言ったら最後、首相も国会議員も辞めなければならず、さらには検察が動いて後ろに手が回りかねないのだから、嘘をつくしかないわけだ。  内田も同じで、日大経営陣のナンバー2として人事と予算を牛耳ってきた地位も権力もすべて失いかねないから、絶対に非を認められない。   こんなのは、犯罪者が罪を逃れようとして嘘八百を並べ立てているのと同じで、道徳云々のレベルの話ではない。嘘を承知していて、平然と嘘を吐き続けるのは、人格が破綻したサイコパス傾向の者たちなのだろう。  それでは 「報道機関」 の場合はどうか?  報道機関の使命は「真実の追及」にあるはずだから、過去の自らの報道や論説に誤りがあれば、認めて訂正・謝罪をするのが当然だし、それをしたからといって社会的地位が剥奪されるものではなく、ましてや犯罪者になることもない。これなら「誤りは認めよう」という道徳で語れるのではないか?  財務省の福田淳一前事務次官の「セクハラ」問題が報道されて以降、特に朝日新聞・東京新聞・テレビ朝日「報道ステーション」は福田を叩きまくり、麻生太郎財相の 「セクハラ罪という罪はない」 という、間違いではない発言を「暴言」として非難した。  中にはキャバクラまでセクハラの温床だとして非難し、セクハラの「根絶」を訴えるものまであった。  さて、これは正しかっただろうか? 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!