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lkfaeaniさん のコメント

ライジングの配信、ありがとうございます。

昨日の日経新聞で、内閣支持率が50%超となっていました。
目を疑いました。
激しくトカトントンが鳴り響きました。
よしりん先生のおっしゃる通り、米朝首脳会談のどこに評価できる要素があったのか、不思議でしょうがありません。

北朝鮮は、アメリカから、中国も巻き込んだ本気の圧力をかけられながら耐え抜き、しかも南北会談以降の融和ムードの中でも突然態度を硬化させるなどして揺さぶりをかけてきていました。(中国に操られている面はあるにせよ、)アメリカに対してのその堂々たる交渉力は、敵ながらあっぱれと思わずにいられません。
こんな国に対して、今の日本が太刀打ちできるとは思えません。

アメリカは経済制裁を続けると言っていますが、肝心要の中国が今まで通り協力するはずもありません。
とすれば、元々国民のことなど頭に無い金正恩が中国抜きの制裁に脅威を感じるはずもなく、安心して時間稼ぎして核戦力を確実なものとし、日本からはあわてず騒がず、核で脅しつつ拉致解決をちらつかせて、金をせびれるだけせびってやろう、という腹なのでしょう。
「なんか雰囲気良くなったっぽいから拉致とかも解決すんじゃね?」という空気に包まれた今の日本の状況に、呆れるほかありません。
ちょっと前までパルス攻撃がどうのと言って、散々危機感を煽られていたくせに…。

日本人は本当に、楽しいことばかりに気が行って、現実からはすっかり目を背けてしまっているんだなあと、改めて思い知らされました。


トンデモ見聞録のルイス・キャロルの話では、豊かな想像力が併せ持つ繊細さゆえに悩みを抱え、日常生活では極度の几帳面さとなって外面を取り繕うとともに、その抑圧から創作や少女愛に走っていったのかな、等と想像しました。
当時写真を撮るには綿密な撮影計画が必要との説明を読んだとき、何となく、『エム女の手帖』の「しゃもじ男」を思い浮かべました。
先週号で、親の愛について考えさせられたばかりですが、母親に溺愛されてもそれが却って裏目に出てしまうのだから、人が成長するというのは本当に難しいと感じました。
No.30
71ヶ月前
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第274号 2018.6.26発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…芸術家と偏執性シリーズ、今回は超著名な児童小説『不思議の国のアリス』の著者ルイス・キャロルを取り上げる。メルヘンチックな児童小説からは想像できないほど、本人は常軌を逸した几帳面さで、完全自己管理された人生を送っていたという。彼を「ロリコン」と呼んで蔑む論調もあるが、現代の価値観で断罪できるのだろうか?「表現の自由」を妨げている者、「芸術の敵」は果たして誰なのか? ※「ゴーマニズム宣言」…史上初の米朝首脳会談は金正恩の完全勝利だった。アメリカの最大の目的だったはずのCVIDが間違いなく履行されるという確証もないまま、北朝鮮の体制保障だけを約束したのだから、これはトランプの完敗以外の何物でもない。そして日本は破滅への道ともいうべき、最悪の事態に直面させられようとしている。にも拘わらず、米朝首脳会談の後、安倍政権の支持率が上がっている。これはいったい何なのか!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!女性の「白髪≒グレイヘア」についてどう思う?先生の「笑い」の原点は何?テレ朝がドラマ『幸色のワンルーム』の放送を取りやめた件をどう思う?芸能人にとって品行方正であることはそんなに重要?子供が起こした犯罪に、親の責任はどこまで問われるもの?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第86回「芸術家と偏執性~ルイス・キャロル編」 2. ゴーマニズム宣言・第282回「米朝首脳会談の恐るべきヤバさ」 3. しゃべらせてクリ!・第232回「御坊家総出で、すいま千円~!の巻〈後編〉」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第86回「芸術家と偏執性~ルイス・キャロル編」  今日は知らない人のいない、超著名な 児童小説『不思議の国のアリス』 の話。  ディズニーアニメをはじめとして、映像作品や映画、絵画、絵本、詩など後世において世界的に相当数の派生作品が作られているが、日本では、 画家の金子國義(1936-2015) が挿絵を描いたものが有名だ。    金子國義は、この本のほかにもアリスをモチーフにした油彩や素描など、清純なものから濃艶、エログロなものまで長年に渡ってかなりの点数を描いている。   (金子國義ホームページ https://www.kuniyoshikaneko.com/ )  また、写真の世界では、沢渡朔氏がイギリスでオーディションを行って撮影し、刊行した写真集『少女アリス』(1973)が爆発的な人気となり、芸術や思想の雑誌などの表紙を連続で飾った。モデルとなった少女は、日本でチョコレートのCMに出演したり、レッド・ツェッペリンのアルバム『Houses of the Holy』のアートワークにも登場。この写真集は何度も復刻され、45年経った現在でもかなりの人気がある。   (沢渡朔ホームページ https://sawatari-photo.com/ )     Led Zeppelin“Houses of the Holy”(1973)のアートワーク ■ルイス・キャロルという“変なおじさん”  数々の名作を派生させた『不思議の国のアリス』だが、もとは著者の ルイス・キャロル(1832-1898・イギリス) が、 知人の幼女アリス・リデルのために個人的に語った即興の物語 だった。アリスへのクリスマスプレゼントとして肉筆で書かれた『地下の国のアリス』という冊子がきっかけで、アリスの兄弟や友人たちからも喜ばれ、書籍化に至ったという。     ちょっとヤバめのおじさんだったルイス・キャロル  ルイス・キャロルは作家ではない。イギリスの大学クライスト・チャーチ・カレッジ(現オックスフォード大学)の数学教師で、66年の生涯のうち、54年間を学校の敷地から一歩も出ることなく過ごしたという。  メルヘンチックな児童小説を書く人物なのだから、さぞや“ふわっ”とした詩人風情の男なのかと思いきや……これが 相当な変人だったことで有名 だ。  まずルイス・キャロルは、 日々のスケジュールを分刻みで自己管理しており、午後の散歩の時間まで完全に正確 だった。毎日の日記は、その日に会った友人知人の名前、読んだ本、観た芝居、撮った写真、天気や気温などの記録で恐ろしいほどびしっり埋まっている。  さらに、伝染病を恐れて、 室内のいたるところに温度計をぶらさげて温度を管理・確認 してまわり、自分の書いた 手紙にはすべて通し番号 を振っていたという。死の前日に書かれた最後の手紙は、なんと98,721番(!)だ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!