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しんちゃんさん のコメント

すいません、何かミスリードの張本人になったみたいで(苦笑)申し訳ありません。

もちろん私は男女平等イデオロギーにはとても不快感を持つ方の人間です。男女の区別が必要な職場はあるし、以前書き込みしたように、そこは男女どうこうではなく「仕事の出来」で決めたらいいと思ってる方なんで、女医が男性医者より仕事をしてないのに権利振りかざすとイライラしてしまう方です。それは信じてください(笑)

私が言いたかったのは、「医者の男女比率の調整を行ったら今の日本の医療体制の解決に繋がるんですか?」ってことで、そもそも論として、「点数操作をせずに男女公平に医学部受験をさせたら女医が増え過ぎて、現在の医療システムを崩壊に導くほどの危機に陥るっていう考え方は本当ですか?」ってことです。


タレント女医の西川先生は「女子の方が頭がいいから、点数操作しなければ女医が増え過ぎる」ってテレビで言ってましたけど、それには結構懐疑的です。

私が受験した15年以上前から、国公立の医学部は総じて30-40%くらいの女性が合格してます。学校によってはもっと女性の割合が少ない学校もあります。それ以前に比べると増えた感じはありますが、そこからはあまり変わらない印象です。正直、不正をしないと男性の合格者がどんどん減っていくようには思えません。

ただ、国公立の医学部に合格するには「学部を選ばなければ東大、京大に合格できる」くらいの学力は最低限求められる一方、私立の医学部はそうでもない背景があります(ちと言いづらい話ですが…)。尚且つ私立の医学部に行くと、卒業までに家一軒建つくらいの学費がかかっちゃいます。

まぁ言い方悪いですがお金を積んだら多少の学力に難があっても医学部に行けちゃう訳です(ここが逆に問題かもしれませんけどね)。

なので西川先生が行かれているような私立の医学部には確かに医学部に行きたいお金持ちのお嬢様の割合が増えてきがちなのかも知れませんが、国公立の医学部の女性の合格率がどんどん上がって行くとはちょっと思えないんですよね。もし明確なデータがあるならすいません、そこまで確認してません(苦笑)

もちろん今後、このままなら半々くらいになる可能性はありますが、経験上、コツコツやるタイプは女性には多いけど、爆発的に賢いとか有能な医者は男性の方が多い印象です。それを踏まえて、システムの維持を見越して予防的に男性:女性の定員を7:3にしておくとかは、僕は結構賛成です。でもこれをしちゃうと9:1になるくらい男性が頑張って勉強してても学力の低い女性の方が合格してしまう可能性もあり(笑)、ちょっとやるにしても知恵は必要ですね。


あと、「女性はしんどくない、パートで働けるような楽な科を選びたがる」っていうところもですが、これは男性も一緒です(笑)僕らの時から眼科、精神科、皮膚科あたりに流れがちでした。女性だけが楽な科に流れがちってのは確かにちょっと失礼かもしれません。男よりバリバリ働く女医さんもたくさん知ってますし。したがってこれに関しては男女関係なく将来的に「科別に定員を設ける」とかは必要になるかもしれませんね。

以上が私の見解です。長々と言い訳すいませんでした(苦笑)
No.68
74ヶ月前
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第283号 2018.9.4発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…東京医科大学に端を発した女医問題では未だに「男女平等」「システムを整えろ」と主張する者、さらには「海外では女医が多いのに、日本では…」と言う“海外出羽の守”が多い。ネットメディアBuzzFeedNewsの「女性医師の割合、日本は先進国で最低 学生比率も印パに及ばず」という“出羽の守記事”をテキストとして、医療だけでなく各国をとりまく国際事情を深堀りしていきます。 ※「ゴーマニズム宣言」…ネトウヨ・自称保守界隈では「安倍晋三は外交に強い」「外交なら安倍晋三だ」などと言われている。それは本当だろうか?慰安婦問題、日韓合意は?北方領土問題、日露両国「共同経済開発」は?北朝鮮の拉致問題・非核化は?「リメンバー・パールハーバー!」と暴言を吐く米大統領と蜜月関係?安倍外交の実態を直視せよ!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!男女平等の流れに対して女性自身の本心は?第二次安倍内閣を評価できる部分はある?女性を連れて海外旅行する時に心がけることは何?「私、痩せなきゃ。ダイエットします!」と決意表明した女性に男はどう言葉をかけるべき?娯楽とは一段低く見られ続けるべきもの?オリンピックは本当に必要?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第95回「出羽の守退治・海外医療事情を深堀り!」 2. ゴーマニズム宣言・第291回「安倍外交は失敗の連続である」 3. しゃべらせてクリ!・第240回「怖賀リータに生産性はありましゅか?の巻〈前編〉」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第95回「出羽の守退治・海外医療事情を深堀り!」  ネットメディアBuzzFeedNewsに 「女性医師の割合、日本は先進国で最低 学生比率も印パに及ばず」という“出羽の守記事” があった。  インド・パキスタンという2国を持ち上げている時点で、すぐに怪しいと感じる人のほうが多いのではないかと思うが、女医問題を考える際のテキストとして、この記事の裏側を解説してみたい。 ●女医が多いエストニアは、女性の徴兵制もある  記事ではまず、 「『海外では女医が多い』の疑問」 で紹介したOECD加盟国の女性医師の割合を引き合いに出し 「女性の比率が高いのは、エストニア、フィンランド、スロバキアなど北欧、中東欧諸国だ」 と紹介している。   女医率73.8%でOECD第1位のエストニア は、すでに論じた通り、社会主義体制の崩壊によって経済格差が生じて失業率が伸び、男性の自殺率や犯罪死亡率が増加している国だ。男性の人口が女性の88%しかない。   さらに深堀りしておくと、エストニアという国は、隣接するロシアから侵略された経緯もあり、現在もその脅威に常に備えなければならないという緊張状態に置かれている。そのため、 女性も軍隊予備部隊に参加して軍事訓練を受ける義務がある。    おまけに、頼みの綱のアメリカは、よりにもよってロシアと仲良くしていて、バルト三国を突き放した。 ▼バルト3国をロシアから守ると保障しなかったトランプ   https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/3-97.php (Newsweek 2018年4月5日)  記事によると、エストニア・ラトビア・リトアニアのバルト三国首脳は、アメリカのトランプ大統領に対して、「ロシアが侵攻してきた際、領土を守って欲しい」と要請したが、トランプは、バルト三国がアメリカ製の武器を購入し、NATOに金を出したことについては褒め称え、肝心のロシアについては「脅威」とは認めなかった。  しかもトランプは、「バルト三国はロシアと仲良くしたほうがいい」とまで言ってしまっている。「アメリカはバルト三国を守る気がまったくない」ということを公言してしまったのだ。NATOの盟主であるにも関わらず、「NATO? なにそれ?」としか思っていないのである。 (ほら、日本もよく考えたほうがいい…)    こうなったら女性も動員して国難状態に立ち向かうしかない。というわけで、エストニアの女性は、国防軍だけでなく民兵組織に参加しているケースもある。仕事をして、子育てしながら、常時ライフルに油を差して戦闘の準備をし、週末になると子供を家に残してゲリラ戦の演習に参加するのだ。  女性は死んでいく男性に嘆きながら、働きつつ、子供を産み育て、武器を持って命懸けで戦う緊張と恐怖にも耐えねばならない。  男女平等を絶対正義と考える人々は、エストニアの女性の生き方を大絶賛して推奨するだろうか? それとも、「そんな極端な国難、うちの国にあるわけないから」と安心したところで、「働き、戦う女性の精神」だけをつまみ食いするのだろうか? ●フィンランドに憧れるなら町医者に行くな   女医率57.2%でOECD第3位のフィンランド。 東京医大の問題が発覚した際には、駐日フィンランド大使館が、ツイッターにこんな投稿をして話題になった。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!