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皿うどんボンバーさん のコメント

今週も配信ありがとうございます!
お疲れ様です。

「ゴー宣」読みました。

仕事の「属人化」という言葉は、正直今回のことが無ければ、
私にとってはあまり耳にしない言葉でしたが、
「標準化」「マニュアル化」の対義語であるということを学べました。

私自身は、現在は「標準化」を求められるところで働いておりますが、
20数年前、印刷業界に初めて入った頃(現在は別の職種ですが)の会社では、
従業員が数人しかいなかったこともあり、誰一人欠けても仕事が回らない職場でした。

しかし、それでも、よしりん企画のような職能集団、あるいは伝統工芸などを伝承していく職場と比べると、
だいぶ違いがあります。

私がかつていたところでは、業務は新しい人に引き継いでいきますし、
社長や役員は同族経営でしたが、それでも若手に引き継いで行って続いてきていました。

それに対して、よしりん企画や、伝統工芸などの職場では、小林よしのり先生、あるいはその伝統工芸を伝えている当人は、
誰にも替えが効きません。
スタッフの皆様も長年培ってきたものがありますから、新しい人がすぐ受け継げるようなものではないと思います。

私は趣味で漫画を描いて来て、実際にプロになっている友人もいるので、漫画制作の現場のレポや体験談などに興味を持っておりますが、
かつてNHKでやっていた「漫勉」は、良い番組でした。
あの番組を通して見ただけで、プロの漫画家の凄まじさを感じることが出来ました。

職人の世界と、それ以外の職業人の世界とは、全然違います。
職人はマニュアル化とは一番無縁の存在です。

しかし、職人以外の社会の中でも、マニュアル化が徹底されて、誰が欠けても支障がないようなシステムの中でやっていったら、
働く人たちの活力は減退していってしまう、ということは、記事を読んでよく分かります。
それぞのメリット・デメリットを見た上でも、思います。

自分の実体験と重ね合わせて考えても、確かにそうだなと思います。
完全なマニュアル化など出来ないからこそ、マニュアル化を徹底しようとしている業務でも、
咄嗟の対応力を試される時は多々あり、
そこで働く人の遣り甲斐がそこに生まれる、確かにそうだと思います。

かつての小泉政権も、現在の安倍政権も、大企業の経営者には都合の良い政策を打ち出して来ています。
自民党以外の政党が政権を獲っても、そこら辺は変わりなかったように思います。
共産党が取ったらどうなるのかは分かりませんが・・・(でもそれは嫌だなあ・・・)

それを雇用される側が拍手喝采で支持するのもおかしいですし、
他にいないから、別にそれでいいや、で支持するのも、自分というものが無さすぎると思ってしまいます。
野党は野党で、確かに問題はあるのですが、
有権者自体に根本的な問題があるように思えてきます。

ブラック企業への批判も「「やり甲斐搾取」のブラック企業」という指摘は、確かにそうだなと思いました。
ブラック企業に対する批判は多くの人からなされてはいますが、
よしりん流の批判は、目から鱗です。

標準化が進んだ業務でも、属人性がゼロになることはない、つまり、
人が人を相手にして業務を営んでいる以上、人の判断が最終的には働く、ということですね。
そして属人性を持った日本型の経営が崩れ、やがてそれが中間層の崩壊になっていったのも、
アメリカに倣え!倣え!とやってきた末にあるということ、
これをリアルタイムにそれを見て来た小林先生の論評だけに、ひしひしと説得力を感じます。

「少しはネットを離れて、リアルな自分達の足元を見なさい」これも痛烈です。
自分もインターネットの恩恵を享受しているというのはありますが、
距離を置くということは大事ですね。
なんでもかんでもネットやスマホに頼り切りではいけません。

外国人労働者=移民という認識も、確かにそうですね。
中小企業・零細企業もそうですが、一番分かりやすいのはコンビニエンスストアですね。
外国人がレジにいることは、結構日本中で普通な感じになりつつあるのではないでしょうか。

職能集団であるよしりん企画の代表でもある小林先生が、
職能集団、職人さん達だけのことではなく、
広く一般的な組織人・サラリーマンのことまでを考えて、
この論評を書かれているという、それ自体に「公」を意識します。

先生の御父様は確か、郵便局員でしたね。
私は郵便局でバイトした経験がありますが、
局員の人達は本当に大変そうでした。
パートさんでも長くいて結構重要なことを任されている人もいて、
これならパートさん待遇じゃなくて社員で良いのでは?なんて思ったことも。
郵便局の仕事も、ある意味「標準化」を求められる仕事なのかなと思います。

しかし、小泉政権を担いで日本型雇用をぶっ壊して、
安倍政権三期目で、今度はどれだけのものが破壊されていってしまうのだろうと危惧を強く覚えます。
「他にどうせいないから、今の政権で別にいいや」とニヒリズムに浸って高見猿を気取って、
今の自分が良けりゃなんでもいいや、では、
そのうち今の自分すらもズタボロになっていってしまうと思います。
先祖や子孫のことまでを含めた民主主義としての第一歩で、まずは自分の足元を見るところから始めなければなりませんね。

>クリリンがやって来たさん
いつもしゃべクリのネタを始め、書き込みも合った時は読ませて戴いております。
私も恥をかいたことは数知れず、ライジング掲示板でも指摘を受けて恥ずかしい思いをしたことも多々ありましたが、
生来のよしりんファンなので、今もまだこうしてここにおります。
「おまえは本気か?」「おまえはどうなんだ?」という、読んでいる己に対するツッコミは、昔からありますけど、
それを受け止めていくファンでありたいです。クリリンがやって来たさんはどうですか?


「トンデモ見聞録」読みました。

記事に向かって全力で心のハリセン、凄い例えですね。でも適格だし笑っちゃいました。
なんでもかんでも「弱者認定」「生きづらい社会」「社会の責任」にするんじゃない!という例の中でも、
一番笑えちゃう例ですね。

「悩める人に寄り添いながら、その首を真綿で締める」という表現にも唸りました。
そうそう!それ寄り添ってねえから!って思いますよね。

確かに言われてみれば、スーパーモデルと言われる人達は、胸小っちゃい人多いですよね。
男の自分から見たら、スーパーモデルと言われるような女性は「カッコいいなあ」とは思うけど、
「自分とは違う人種って感じがするなあ」と思ったり、
あと姿を見てドキドキするっていうのも、他の女性よりも少ない気がします。
なんかパーフェクトウーマン!って感じがしてしまって。
でも、ふとした女性らしさというのがあって、それを感じると、
モデルとか他の職業の人とか、容姿とかも関係なく、色っぽさを感じる時がある、というのはありますけど。

男も巨乳が好きな人ばっかりじゃないし、微乳(可憐乳)が好きな人もたくさんいますし、
スラっとしている人が好きな人もいれば、ぽっちゃりしている人が好きな人もいますし、
それはもう、人それぞれとしか言いようがないですからね。
グラビアアイドルとして活躍している人も、需要があるから活躍出来るということですしね。
むしろ一律じゃないからいいのに、と思っちゃいます。

追伸:Q&Aありがとうございます。
確かに「思い出を壊されたくない!」って思っちゃう人も多いと思うので、
小林先生が仰っていることも凄く分かります。
あと、自分がリアルタイムで聞いて来たというのもあるんですが、
昔の曲の方が、一緒に口ずさみやすいんですよね。
私が生まれる前の曲とかも、口ずさんでみると、歌いやすかったりしますし。
最近の曲も嫌いな訳じゃなくて、ちょくちょく聞いてはいるんですが、
DA PUMPのUSAとか、口ずさんでみると滅茶苦茶難しいですよね。
若い人には「ちょっと懐かしい感じ」と受け止められているみたいですけど、
自分的には、節の取り方が難しい曲が増えてきて、
だんだん口ずさむのが難しくなっちゃってます(汗)。

他の方々の質問では、カジさん、がんTさんの質問が印象に残りました。
しゃべクリは、皆さん面白かったのですが、クリリンがやって来たさんと、らっこフェスティバルさんの投稿はツボに嵌ったのが結構ありました。

いつも長文ですみません。お目汚し失礼致しました。
No.40
67ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第287号 2018.10.2発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…先日、わが「よしりん企画」は「仕事の属人化」が起こっていて、かなり危険だとメーリングリストで批判してきたゴー宣道場門下生がいた。「属人化」とは企業や組織などにおいて、ある特定の仕事を特定の人が担当し、その人にしかできない状態になっていることをいう。「属人化」の対義語は「標準化」で、どの仕事をどの人でもやれる状態にすることをいう。すなわち「マニュアル化」である。働く上で「属人化」「標準化」はどう考えるべきだろうか? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…世の中、間違った傷つき方をしている人が多すぎる。今回から時々、「それ、傷つくところじゃないですよ!」と言いたくなる人を紹介して、その背中を全力で叩いて励ます回をもうけたいと思う。『日経ビジネス』の記事に、トランスジェンダーについてのレポートがあったのだが、そこに全力で励ましたい人が登場していたのだ。その女性はいったい何に傷つき悩んでいるのかというと…? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!バリアフリーと文化財保護、どう考えれば良い?若者は選挙に行くべき?ベーシックインカムをどう思う?自分の子供が学校でいじめられたらどうする?学校で少年少女に性教育をするべき?「成長」と「慣れ」の違いは?貴乃花親方と日本相撲協会の対立をどう見る?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第295回「属人化と標準化を考察する」 2. しゃべらせてクリ!・第244回「見逃してクリ閻魔しゃん! ぽっくん嘘ついたことありましぇん!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第99回「お嬢さん、それ、傷つくところじゃないですよ!」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第295回「属人化と標準化を考察する」  先日、わが「よしりん企画」は 「仕事の属人化」 が起こっていて、かなり危険だとメーリングリストで批判してきたゴー宣道場門下生がいた。 「属人化」とはあまり耳にしたことのない言葉だが、それはどういう意味で、よしりん企画はどう危険だというのだろうか? 「属人化」 とは企業や組織などにおいて、ある特定の仕事を特定の人が担当し、その人にしかできない状態になっていることをいう。 「属人化」の対義語は 「標準化」 で、どの仕事をどの人でもやれる状態にすることをいう。すなわち 「マニュアル化」 である。  属人化のメリットは、個人が特定の業務についての専門家となり、自分の頭で考えて行うことで仕事が進み、個人の価値が大きくなることにある。  一方デメリットは、その人がいなくなると仕事が立ち行かなくなる、後任者への引継ぎがうまくいかないといったことが挙げられる。  標準化のメリットは、誰が欠けても仕事が回ること、誰でも同じ仕事ができるので、他の人の仕事のミスに気づきやすいことなど。  そしてデメリットは、自分で考えず、決められたことをするだけなので、やる気が失われ、成長がなくなり、個人の価値が失われることが挙げられる。  どちらにもそれぞれ長所・短所はある。  よしりん企画の「属人化」を指摘した門下生は、よしりん企画の仕事も、誰でもできるように「標準化」しなければ「組織としては致命傷です」と主張した。  だが、まず言っておかなければならない。   よしりん企画は一般的な企業「組織」ではない。「職人集団」だ。   いくら「属人化」なんて聞き慣れない言葉を知っていても、組織の一員と職人は違うという、当たり前の前提を理解していないのでは全く無意味である。  職人に「属人化するな」と説教するなんて、ほとんど非常識だとしか言いようがない。  だったらわしの仕事が「標準化」できて、他人に交代できるとでも思っているのだろうか? 大企業の社長から、中小零細企業の社長まで、誰に聞いても、漫画家の職人スタッフを「標準化」できるなんて言わないはずだ。   そもそも、ちょっと前までは「マニュアル化」にプラスのイメージは全然なかったはずだ。  一時は何かといえば、マクドナルドのバイトの仕事には徹底的なマニュアルがあるということが例に出され、マニュアルでしか人が動けなくなっただの、決められたことしかできない若者が増えただのと、さんざん非難されていた。 「マニュアル人間」といえば「ロボット人間」と同義語で、ほとんど「使えない奴」を意味していた。  それなのに、いつの間にマニュアル化が推奨される時代になったんだ?  それを推奨する人は、自分を 「私はマニュアル人間だ!」 と誇りに思っているのだろうか?  しかも実際はマクドナルドのバイトだって、特に接客なんかにおいては、マニュアルに書いていない事態に出くわすことなどいくらでもありうる。  そういう時には自分の頭で判断しなければ仕方がないもので、何の仕事にせよ、完全なマニュアル化なんてできるのかということ自体にも、大いに疑問がある。 「会社の歯車になるな」 というのは使い古されたお説教だったはずなのに、いつの間に 「交換可能な歯車のような人間にならなければいけない」 なんて、真逆の説教をされる世の中になっちゃったんだろうか?  標準化のデメリットを、もっと重視した方がいい。あんたは交換可能なネジ一本なのだから、あんたの仕事は誰がやってもいいのだよとなったら、人はどんな気持ちになるだろうか? 人間としての尊厳を傷つけられ、やってられるかという気分になって、仕事の質はどんどん低下していくに違いない。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!