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希蝶さん のコメント

少し間があきましたが、感想のつづきです。

泉美木蘭のトンデモ見聞録第109回「父のこと、家族のこと」

先日も記しましたが、「武士」を見たように思えます。立つ鳥跡を濁さず、という感じです。
それでも、木蘭さんがご臨終に立ち会えなかったことを、残念に思います。
74歳はまだ若いです。

お子さんができず、養子を求められた、という話も印象に残りました。

昔、教育社というところで発行していた「トレーニングペーパー」という月刊の定期購読問題集があり、その中にこんなエッセーがのっておりました。

あるきのこ取りの名人がいて、その人は毒きのこかどうかわからぬものも構わず採取して食っていたようなのですが、ある時毒にあたって死んでしまいました。しかし、その名人は「こんなこともあるさ」と言い残してあの世へ旅立ったそうです。
エッセーでは、この後、ホーレス・ウェルズらの笑気麻酔実験を端緒とする麻酔発見の競争が語られており、このきのこ名人と比べて、彼らの名前をこの世に残そうとするあさましさが語られているのですが、木蘭さんのおとうさんの話を聞いていて、このきのこ名人の潔さを思い返しました。

宅八郞もどきのフルヤのもり、じゃないふるやホストの話も少しあげておきますが、彼は何のために倉持氏と対談しているのでしょうか。行動原理がよくわかりません。『日本国紀』の批判をしたいのなら、よしりん先生ともう少し近づかれてもよいのでは、と思いました。
彼も麻酔発明者同様、目立ちたいだけで、後世に名前を残したいだけなのでしょうか。「過ちは好む所にあり」・「過ちを観てここに仁を知る」・「過って改めざる是を過ちといふ」ということわざの意味をかみしめて欲しいと思いました。

関西道場ホームページ、とりわけ茶魔語をまとめているところが面白かったです。とても役に立ちます。どーも、アリガ糖、です。
No.64
72ヶ月前
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第298号 2019.1.8発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…昨年12月26日、日本政府は国際捕鯨委員会(IWC)に脱退を通告、今年7月より30年ぶりに商業捕鯨を再開することとなった。IWC脱退という結論が正しかったかどうかは未だわからないが、日本の「食文化」を守るという意識がない連中には心底腹が立つ。「クジラごときで国際協調を崩していいのか」「他に美味しい肉はある」「商業捕鯨再開を歓迎するのは、クジラ漁をしている漁師だけだ」etc.…大間違いである!!これは捕鯨だけに止まらない深刻な問題を孕んでいるのだ!! ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…昨年12月25日の朝、父が亡くなった。肝硬変の合併症でできた食道静脈瘤が破裂したことによる失血死で、74歳だった。命に関わる病を家族に隠し、まったく迷惑をかけず、元気に暮らして、最期は自分で始末し、たちまちのうちに逝ってしまった父。父の人生、家族、そして死について考えるうちに、見えてきたこととは? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!立憲的改憲に賛同しそうな、認知度の高い著名人や芸能人を巻き込むべきでは?煽り運転など悪質なものには極刑を求刑できるようにすべきでは?護憲派が権力を縛り直す立憲的改憲までも拒む理由とは?普天間基地移設問題、辺野古に移設できたとして普天間は本当に日本に帰って来る?伊勢神宮参拝をした立憲民主党が非難されている件をどう思う?2019年はキャッシュレス社会化がさらに加速!?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第307回「IWC脱退 クジラを食うべし」 2. しゃべらせてクリ!・第255回「天高く凧上がるお正月ぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第109回「父のこと、家族のこと」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第307回「IWC脱退 クジラを食うべし」  昨年12月26日、日本政府は国際捕鯨委員会(IWC)に脱退を通告、今年7月より30年ぶりに商業捕鯨を再開することとなった。  年末に、何の国内論議もなく重大なことをやっつけてしまうというのは、もはや安倍政権の年中行事である。  捕鯨については17年前に個人雑誌『わしズム』の創刊号に描いた。その年・平成14年(2002)は下関でIWCの会議が行われ、そこで日本が商業捕鯨の再開を訴えることになっていたため、その前に世論を盛り上げようとしたのだ。  ところが、その後IWCで商業捕鯨が認められそうな気配は全くないまま時間が流れていき、むしろ反捕鯨国のペースに拍車がかかる一方となってしまい、ついにIWC脱退という結論に至ったわけだ。   商業捕鯨ができるのは日本近海と排他的経済水域(EEZ)に限られ、これまで南極海などで行われていた「調査捕鯨」はできなくなる。  日本近海とEEZ内ではこれまでも、IWC管轄外の小型のクジラを捕獲していたが、今後はそれに加え、この水域に入って来るミンククジラ、イワシクジラ、ニタリクジラの三種を捕獲する予定だという。  水産庁は、漁獲量はこれまでと変わらないと試算しているが、調査捕鯨ができなくなったことで、漁獲量はむしろ減少するのではないかという懸念もあるらしい。  IWC脱退という決断が吉と出るのか凶と出るのかは、まだ現時点ではわからない。  だが、ここでわしが最も腹の立つのは、「クジラごときで、そこまで強硬な手段を取ることないじゃないか」という意見が出てくることだ。  今さら商業捕鯨を再開しても、鯨肉の消費量が増えるわけじゃないとか、わざわざ鯨肉なんか食べなくても、他に美味しいものはいくらでもあるとかいう声が普通に出てくるのは、実に不快である。   クジラの刺身は、わしが小中学生の頃、父親が生姜醤油に漬け込んだものが特に好きで、しばしば食ったものだ。クジラのベーコンは、今でも福岡に帰った時は博多料理で出されるから食っている。これは抜群に美味い。  昔はステーキというと鯨肉だったが、牛肉のステーキが普通に食えるようになったら、食わなくなった。竜田揚げも好きではない。     しかし、そんな鯨肉であっても、料理人というものはどうにかして美味しく食べさせる方法を開発してしまうものである。  わしは以前、ヒツジが臭くて食べられなかったのだが、今では美味しいヒツジ料理を食べられる店がいくつもある。  ジビエだって、素材自体は決して美味いものではないはずなのだが、それをいろいろ工夫して、ブームにまでしてしまっている。  クジラの美味い食べ方など、まだまだ開発できる余地はあるはずなのに、もうどうせ誰も食わないとか言って放り出そうとするのは、あまりにも浅はかなことである。  クジラが食べたいという程度の理由で、国際協調を崩していいのかという意見にも、全く賛成はできない。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!