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皿うどんボンバーさん のコメント

今週も配信ありがとうございます!
お疲れ様です。

「ゴー宣」読みました。
倉橋耕平氏は、兎に角、大言壮語に他人様に物申す前に、
まず自分の現場を確立するところから始めないとですね。
しかし、倉橋氏をこうして批判することで、
ゴー宣が連載開始当初から一貫して批判して来た「権威主義」を批判することになるので、
権威の肩書を傘に着て、中身が伴わないままに大衆を扇動しようとする、
如何わしい似非知識人を斬ることに繋がって、
意義がある章だと思います。

そして、今回は安田浩一氏でしたが、
ある面で評価を得ていた人物が、
こういうところで評価を失うというのは、
何とも切ないものです。
しかし、それも安田氏自らが招いたことと言えそうです。

それにしても、こんなレベルで、ホープとして扱われるとは、
左翼の学者界隈は、どれだけ質が低下してしまっているのでしょうか。
もっと歯ごたえがある人物が出て来てくれないと、
いよいよ左翼論壇は壊滅に向かって一直線になってしまうことでしょう。

いや、むしろ、
思想の左右に囚われない、
井上達夫氏のような本物のリベラルを目指す人達が今後出て来るべきなのかもしれません。


「トンデモ見聞録」読みました。
「芸術やりすぎると社会生活送れないんだなあ」は、真実だと思います。
だから、海のものとも山のものとも知れない芸術の世界(絵で食べていく、音楽で食べていく・・・等々)に、
普通の親御さんは子供を送り出さないのだと思います。
無論、親の反対を押し切ってもその世界を目指して、
芸術の世界に命をかける人もいますし、
子供の頃から音楽に浸って育ってきて、エリートとして音楽の世界を目指し、
さらに音楽エリートだらけの中から突出してくるような逸材もいます。

「自分の中のバケモノを昇華させる道をとことん探求している人」という表現は、蓋し名言だと思います。
「「きれいな」「安心できる」作品ばかりが人間の表現するものではない。」というのも、実に真実だと思います。

私は、一度は美術系の大学を目指していたにも関わらず、会田誠氏に関しても、澁澤龍彦に関しても、
名前くらいしか知りませんでした。
しかし、今回の記事で勉強になりました。
「ミソジニー」っていうのは、twitterをやっていた時に何か頻繁に目にしましたが、そういうことでしたか。
特撮作品好きですが、「巨大フジ隊員VSキングギドラ」も、よく知りませんでした。

「芸術家というのはすごく危険な存在だ」というのも真実だと思いました。
みんな勝手に、芸術家を品行方正な聖人みたいに扱い過ぎて居ると思います。
優れた芸術を生み出すから芸術家なのであって、
誰にでも穏やかな仏のような人が芸術家になるとも限りません。
むしろ、寄らば斬るぞ!みたいな鋭敏なオーラを放っているのが芸術家だと思います。

「美」と「エロス」の関係性について考えてしまうような回でした。
次回が楽しみです。

追伸:Q&Aありがとうございました。
hounekoさん、よしまるさん、M.Oさん、がんTさんの質問と回答が印象に残りました。
怒涛のチキンラーメン回答も面白かったです。
「ゴー宣」で今後出て来るエピソードも楽しみに待ちたいと思います。
しゃべクリは、ふぇいさんのネタが個人的に好きです。
No.50
70ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第306号 2019.3.5発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…左翼言論人に通底している病、それは「学歴主義」「権威主義」である!自分を「学者」、しかも「権威」だとまで思い込んでいて、権威である以上、自分の意見には間違いがなく、批判されるのは自分の意見が間違っているからではなく、世の中に「とにかく権威を叩きたい」という風潮があるせいだと、完全に信じているのだ。真の権威と形骸化した権威の違いもわからない、さらには「権威」と「権威主義」の区別すらつかない、幼稚で単純な「権威主義者」の恐るべき本性!! ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…京都造形芸術大学の東京キャンパスで社会人向け公開講座を受けた女性が、ゲスト講師をつとめた画家の会田誠氏らが紹介した作品によって「環境型セクハラ」に遭い精神的苦痛を受けたとして、 大学に対して慰謝料等約300万円の支払いを求めて提訴した。問題となった作品はどんな物なのか?誰も傷つかない表現などあるのか?そもそも芸術家に品行方正や道徳を求めるべきなのだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!ハリウッド版『君の名は』をどう思う?大好きな人との別れ…どうやって立ち直れば良い?ジェネレーションギャップを感じることはある?拉致問題はどうすれば解決できる?「譲位」と「退位」、どちらが適切?韓国と国交断絶というのはだめなの?トヨタの「女性ドライバー、やっぱりクルマの運転は苦手?」ツイッター炎上事件をどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第315回「権威主義批判を批判する権威主義者」 2. しゃべらせてクリ!・第263回「誰にも平等!ぽっくんのバラマキ政策ぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第117回「そもそも、芸術って危険です!」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第315回「権威主義批判を批判する権威主義者」  今回も自称社会学者・倉橋耕平について分析するが、こんな小物を相手にする必要はないと思うかもしれない。  だがこんな小物の精神状態がどうなっているのかを研究すると、意外なことが浮かび上がってくるもので、香山リカとの共通の病気が見えてきたりするのである。   それは「権威主義」である。 「小林よしのりは大学に行ってないから、学問に憎悪を持っている」という香山リカの発言に通じる「学歴主義」「権威主義」の病が、左翼言論人に通底しているという事実が発覚してくる。これが面白いのだ。 「権威主義の否定」は、『ゴーマニズム宣言』の原点であり、重要なテーマである。  権威の一切ない漫画家が、自らの直感と常識を頼りに「ごーまんかます」というところからスタートしたのが『ゴー宣』である。だからこそ、わしはいまも名刺の肩書には「漫画家」としか書かないし、その名刺も特に求められない限り、自分から渡すことはない。  しかし、世間的には名刺の肩書に「評論家」とか書いた方が通りは良いらしいし、世の中には「哲学者」なんて肩書を名刺に書いている人もいれば、よくわからん団体の役職をずらっと並べている人もいる。  そういう、もっともらしい肩書さえつければ信用が置けると考え、その人物の発言内容を疑おうともしない日本人の権威主義に対して、真っ向から戦いを挑んで始めたのが『ゴー宣』なのだ。  ところが、そんなわしに対して「権威主義で何が悪い!」とばかりに噛みついてきた奴がいる。それが、先週批判した自称社会学者の倉橋耕平だ。  倉橋は、ジャーナリスト・安田浩一との対談本『歪む社会 歴史修正主義の台頭と虚妄の愛国に抗う』の中で、こんなことを言っている。ちょっと長めの引用になるので、短く切ってツッコミを入れていこう。 「つくる会」界隈の話に出てくるのが、「学級民主主義」です。小林よしのりはいまでも使っています。ようするに、学校で教えられる理想主義的で「お花畑」な政治観をこの言葉で批判しています。 「学級民主主義」は本質を突いた言葉だと思いますよ。  武力の後ろ盾もなしに話し合いで解決しようなんていう、「理想主義的で『お花畑』な政治観」が、現実の国際政治で通用するわけがないのであって、これは全く正当な批判です。  学校カルチャーにおいて戦後主流とされていた知識だとか権威だとかに対する逆張りとか反抗とか抵抗という思想が、小林らの思想の中心にあります。  はあ? 学校で教えていようが、戦後の「主流」だろうが、間違っているから間違っていると言っているだけで、単に知識や権威に「逆張り」とか「反抗」をしようなんて、そんなくだらない思想はありませんって。  すなわち、教育における権威と規範に満ちた物言いは、実践的なレベルでもちいることができるようなものではなく、無用である。教育者の言っていることなど、そもそも地に足のついていないものだ。そういった小林の判断が透けて見えます。 「教育者の言っていることなど」なんて、全ての教育者を十把一絡げにするような、杜撰なことは言いませんよ。教育の場の「お花畑」な感覚は批判しても、だからといって、教育者の言うこと全部を否定するような、乱暴なことは言ってません。勝手に人の判断が「透けて見え」たことにしないでくれ。  現在の風潮で言うと、学者というものを権威として見なしていて、権威を叩くという名目で学者の説や議論を叩く人がいます。まあ、その権威は学者でも日教組でも左翼でもよいのでしょうけれど。  これではっきりした。  要するに倉橋は、小林よしのりは「権威」を叩くことだけが目的で、「権威」に対する「逆張り」がしたいだけで、「権威」と名のつくものだったら何でも攻撃しているだけだと思っているのだ!  この認識は対談相手の安田浩一も完全に共有していて、こう言っている。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!