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na85さん のコメント

 チャンネル掲示板やライジングコメント欄でCO2温暖化説虚構論を書いてきた者として、こちらにも一言あるべきと思いましたので書かせていただきます。二度と書かないと言っておきながらの書き込みですが、記事配信から数か月も経ってからの書き込みですので、どうかお許しください。ライジングコメント欄への書き込みを止めて以来、vol.199( https://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar1131328 )のコメントナンバー146、そしてvol.345( https://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar1864954 )のコメナンバー282に続き、これで三度目の書き込みとなります。

 この号で話題となっているのはグレタ・トゥンベリさんのことですが、私は二酸化炭素が増えて温暖化するという説は間違っていると考える者ですから、そちらについて書かせていただきます。CO2温暖化説が嘘話である理由としては、化石燃料に由来する二酸化炭素(CO2)が地表から上空までをどれだけ分厚く覆ったとしても、太陽光で暖められた地表の熱を移動させる水分子(H2O)の運動を止められないと考えるからです。水分子は生物が最も生存しやすい0℃から100℃の間では液体、それ以上では気体(水蒸気)、それ以下なら個体(氷)として存在しています。水は気化して水蒸気になるときに気化熱を奪い、熱を帯びた水蒸気が上昇して地表の熱を宇宙空間へ放熱しますが、二酸化炭素はマイナス56.6℃で気化するため、太陽光で暖められた地表から熱を奪うような地球の熱収支には関われないのです。一部の地域で定点観測した気温が上昇していたとしても、おそらく地球全体で見れば収支が取れており、そうであれば都市化によるヒートアイランド現象で説明のつくことでしょう。また現在起こっている地球の気温変化は氷河期と間氷期の間の往復運動の一環にすぎず、やがて次の氷河期に向かうために地球が寒冷化に向かうという観測もあります。
 では、これまで温暖化によると言われてきた異常気象はなぜ起こっているのでしょうか。これは森林減少のためだと思われます。水が水蒸気になる時に奪う気化熱が地表の温暖化を防いでいることは上で述べた通りですが、地表を冷ます水蒸気の発生源は海面や湖面、河川の水面だけでなく、色が暗いために太陽の光と熱を吸収しやすく、植物の蒸散作用により地中の水分も気化できる森林は重要な発生源なのです。従って森林が減少すれば、本来奪われるべき熱が地表に留まることになります。また水蒸気の発生源が太平洋や大西洋などの大海ばかりになると必然的に台風やハリケーンは巨大化し、世界の各地域に甚大な被害を及ぼします。そして森林減少により砂漠化が進めば渇水や森林火災も起こります。これらが異常気象の正体だと考えます。
 では、なぜ地球温暖化は二酸化炭素のせいだと言われてきたのでしょうか。熱帯雨林を切り拓いて大規模な農場や牧場に変えるアグリ企業は森林減少が異常気象の原因だと知られたくないでしょうし、原子力発電所を売りたい企業や再生エネルギーを売り込みたい企業は化石燃料を使った発電事業を滅ぼしたいでしょう。つまりCO2温暖化説とは、グローバル巨大企業の利益と出資者であるスーパーリッチの資産防衛のために生み出された説だと思われるのです。グリーンピースなどの国際環境団体に米欧の巨大企業から大量の資金が流れ込むのには理由があるわけです。
 私は世界中の森林を復活させることが異常気象を止める唯一の方法だと考えますが、それは世界各地域の植生に合った木々を植えるのでなければ無効です。例えば日本では、福井から南関東を結ぶ線の北東側では落葉広葉樹(ブナ・ナラなど)、南西側では常緑広葉樹(カシ・シイなど)でなければ定着しません。植生に合った植林は異常気象を防ぐという意味では公共性が極めて高いと言えますから、MMTを絡めて公共事業として行うべきです。引きこもっている氷河期世代を準公務員として植林事業に従事していただければ一石で二鳥も三鳥も落とせるはずです。さて、MMTを政策として掲げる米民主党のアレクサンドラ・オカシオコルテス議員はグリーンニューディール政策を提唱しています。これはCO2温暖化説に基づく温暖化防止のための事業に多くの予算を付ける失業対策だと思われます。CO2地中埋設事業のような無駄な事業に使われては適いませんが、MMTを使うという方法論は正しいでしょう。日本では森林再生事業(表向きはCO2吸収のためと言っておけば良い)に特化して行い、立ち遅れている再生エネルギー開発事業や原発の廃炉なども併せて行えば巨大災害による人的被害や経済的損失を防ぎ、失業率減少や景気浮揚効果、人口分散効果、少子化ストップなどを期待できます。
 以上のような構想を実現するためには反グローバリズムと反緊縮が絶対に必須であり、結局は米国からの独立が必要となります。憲法25条(最低限度の生活)を守るためにも立憲主義の貫徹が必要だから、憲法裁判所を備える改憲が必要となります。しかし、Vol.345で述べたように日本の独立を阻んできた原因は究極的には私にありますから、世界中で異常気象により亡くなった全ての犠牲者の命も私の罪に加えてよいでしょう。

 56億7000万回惨殺されても許されないかもしれない na85
No.86
56ヶ月前
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第331号 2019.10.1発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…9月23日、国連の温暖化対策サミットでスウェーデンの16歳の活動家、グレタ・トゥーンベリが各国代表を前に演説を行い、経済成長を優先して温暖化対策の取り組みに消極的だった「大人たち」への怒りをぶつけ、涙ながらにCO2(二酸化炭素)削減を訴えた。現在マスコミはグレタを大絶賛して英雄扱いしているが、グレタを持ち上げている大人たちは本当に責任を持てるのだろうか?地球温暖化の原因はCO2(二酸化炭素)なのか? ※泉美木蘭の小説「正しい宗教のつくり方」…清田政宗に背中を押されながら溶田研究会の大学生メンバーが集まる「溶田インカレ勉強会」の議論に毎月参加している鶴見佑子。間違った認識を容赦なく糾弾する主張の強い学生が多く、ただただ標的にならないよう、小さくなっているだけで精一杯だった。しかし小さい頃から引っ込み思案で、自分の意見を持たない子供だった私が今、溶田研究会と出会い幸せを感じている…!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!大人は何故たばこを吸う人がいるの?自分には病気に対する偏見があるのでしょうか?なぜ保守を自称しながら左翼に引っ張られてしまう言論人がいるの?「2000万円の蓄えが必要」という金融庁の報告書を撤回はあり?貴ノ富士の暴行&自主引退勧告をどう見る?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第343回「地球温暖化の原因はCO2(二酸化炭素)か?」 2. しゃべらせてクリ!・第288回「止めてクリるな!ぽっくんはひとり旅を行くぶぁい!の巻【後編】」 3. 泉美木蘭の小説「正しい宗教のつくり方」・第4回「私はなにがしたいのか?」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第343回「地球温暖化の原因はCO2(二酸化炭素)か?」  純粋まっすぐ少女が、国連に出てきて顔をゆがめて居丈高に大人たちを糾弾する演説をしている映像なんか見たら、まずその時点で少なくとも『ゴー宣』の読者ならば、直感的に警戒心が湧くのではないだろうか?  9月23日、国連の温暖化対策サミットでスウェーデンの16歳の活動家、グレタ・トゥーンベリが各国代表を前に演説を行い、経済成長を優先して温暖化対策の取り組みに消極的だった「大人たち」への怒りをぶつけ、涙ながらにCO2(二酸化炭素)削減を訴えた。  グレタは昨年8月から毎週金曜日に学校をボイコットして「気候のための学校ストライキ」と書かれたプラカードを手に、国会議事堂の前で座り込みを始め、同様の行動をするようにと、SNSで世界中の若者に呼びかけた。  その活動は「#FridaysForFuture(未来のための金曜日)」と呼ばれて瞬く間に広がり、今年3月15日の金曜日に行われた「未来のための世界気候ストライキ」には、世界125カ国で100万人以上の学生が学校をさぼって参加した。  グレタはたった1人で始めた運動を1年足らずで世界規模に拡げたということで、ノーベル平和賞の候補にノミネートされ、TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれている。なおグレタは現在、学校を1年間休学して地球温暖化をアピールする活動に従事しているという。  国連温暖化対策サミットを前にした、9月20日金曜日の抗議行動は世界160カ国で行われ、参加した学生は400万人以上にも上った。  ニューヨーク市の公立学校は、デモ参加のための欠席を認める異例の対応を取り、このデモに参加したグレタは 「きょう学校や仕事を休んだとしても、気候変動対策のほうが大切です」 と訴えた。 「バカ言うな! 学校や仕事の方が大切だ! 日常に戻れ!」と言いたくなるが、『脱正義論』を読んだ者なら分かるだろう。  ところが、現在マスコミはグレタを大絶賛して英雄扱いしている。  ただ「若者」であることだけを武器にして、 「あなた方は私たちを裏切っています。しかし、若者たちはあなた方の裏切りに気付き始めています。未来の世代の目は、あなた方に向けられています。」 などと演説し、大人を糾弾するグレタに対して、特に左翼マスコミは惜しみない賛辞を贈るのだ。  朝日新聞は9月25日の社説でグレタの演説から 「若者はあなたたちの裏切りに気づき始めている。もし私たちを見捨てる道を選ぶなら、絶対に許さない」 の言葉を引き、 「こうした若者たちの怒りを重く受け止めねばならない」 と唱えた。  NHK「クローズアップ現代+」では9月26日の放送でグレタを特集し、キャスターの武田真一アナが 「グレタさんの言葉に、大人の一人として私も目を覚まさせられました」 なんて言っていた。  マスコミは、本当に責任持てるのか?  グレタは11歳の時に地球温暖化への不安から鬱になり、12歳で自らビーガン(完全菜食主義者。肉・魚だけでなく、卵・乳製品も一切摂らない)になり、同じく12歳の時から環境への負荷を抑えるためとして飛行機に乗ることをやめ、国連に出席する際にはCO2排出量ゼロのヨットで15日間かけて大西洋を横断して来た。  グレタの父はスヴァンテ・トゥーンベリという俳優兼作家・プロデューサー、母はマレーナ・エルンマンというオペラ歌手で、二人とも環境保護の活動家である。  両親はグレタと共に頻繁にメディアに登場、グレタがヨットでニューヨークに向かう際には父親が同伴。母親は 「娘は空気中のCO2を裸眼で見ることができる」 というイタい発言をしたことがある。  また、グレタは発達障害の一種である「アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム症)」を抱えている。これは「コミュニケーションや対人関係が苦手」「興味の偏りやこだわりの強さ」「感覚の偏りや動きのぎこちなさ」といった特徴がある障害だが、両親はグレタの発達障害や摂食障害などについても積極的に発言しているという。  両親がどこまで意図的にグレタを自分の活動に利用しようとしたのかはわからないが、グレタは両親が学校に行くようにと注意しているのに聞かないというし、ビーガンになることを両親にも強要したり、海外公演に行く機会の多い母親にも飛行機に乗らないよう要求したりもしているそうだから、むしろ両親の思惑をも超えた、過激な活動家になっているのかもしれない。  おそらく両親は、思い込んだら突っ走る性質を持つアスペルガー症候群を抱えた子供に幼少時から「地球温暖化の恐怖」を刷り込んでいたはずで、そのためにグレタは鬱になり、育ち盛りの時に自らビーガンを選んでしまい、そして環境活動家になってしまったのだろう。これは虐待の結果だと言っていい。  わしは地球温暖化よりも、この娘の将来の方がずっと心配だ。  ネット上では、グレタについて「胡散臭い」「どう見てもヤバい子供が周りの大人に利用されてる構図」「彼女に必要なのは学校に行く事と適切な治療だと思います」といった、実にごもっともな声があふれているが、マスメディアでは絶賛しか許されない状態になっている。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!