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さらうどんさん のコメント

ライジング「ゴー宣」を読みました。
小林先生のブログや泉美先生のブログをもし読んでいなかったら、
PCR検査の精度に関してもテレビの報道やネットニュースなどで多く発信されている言い分を、
そのまま無意識的に受け入れていただろうと自分は思います(汗)。

羽鳥モーニングショーは相変わらず見ていなくて、小林先生のブログや泉美先生のブログを通じて内容を知る感じなのですが、
モーニングショーの検証をブログでやっているのって、たぶんお二方くらいだろうと思うので、
(twitterでは村西とおる氏や堀江貴文氏、東浩紀氏や三浦瑠璃氏などが自粛に反対の論陣を張っておられますが)
モーニングショーで実際に使われたデータを元に、玉川徹氏や岡田晴恵氏らがいかに無茶な主張をしているかを分かりやすく記述して戴いて、とてもありがたいです。

オリンピックの延期を機に小池都知事が締め付けに積極的に動いたり、慎重姿勢だった安倍首相が、自分達を縛って欲しい右派や左派の有権者の為に動いたのも、
オリンピック開催の向こう側にある、経団連の意向を気にしてのものではないかと思ってしまいます。
当初、小林先生は自粛をしても経団連がそれに反発してくるだろうと予測して、緊急事態宣言が出る前に予測を立てておられましたが、
経団連は大企業の方しか向いていなかったということでしょうかね。
国も年金生活者で投票率が高い老年層の方しか向いていなかったと。

年金生活者を一概に責める気持ちにはなれませんが(誰もが年を取りますし、障害・怪我などで年金生活者になる可能性はだれにもありますから)、
年金生活者とて、一人で巣ごもりしていて先々まで安泰に過ごせる訳ではなく、働いている家族だったり、介護職の人だったり、医療の人だったりの手を借りて、
ようやく暮らしていける訳です。
既得権益で暮らしていける実際の人数など、国民全体の1%にも満たないかもしれません。
なので、ある程度は余裕を持っていた人も、結局、ウイルスとは最終的には共生するしかない、いつまでも抑圧政策を続けていく訳にはいかない、ということに、遅かれ早かれ、気づいていくのだろうと思います。

しかし、ネットの自粛警察・自警団という奴は厄介です。実際に営業している店舗に張り紙などの嫌がらせをしたり、苦情の電話をかけまくったりするような過激な人達だけではなくて、
コロナが完全に撲滅されるまでは自粛こそ善だと意識的・無意識的に思っている人達の誰もが「うす甘い自粛警察・自警団」になっていると感じます。
戦時中の隣組の頃から変わらない、同調圧力が世間を縛る国である日本らしいなと思います。
農耕民族の集団になった時の強さが発揮されるプラスの面もありますが、今などは特にマイナスの面が全面に出てしまっていると思います。

岡江久美子さんの死も、志村けんさんの死と同じく、コロナウイルスの被害者として抑圧政策派に利用されてしまっていますが、
遺族にも会わせずに火葬してしまったのは葬儀会社の非情な過剰反応、なるほどなと思いました。
身内の死に対してショックを受けている近しい身内には、こんな時に冷静な判断を求めるのも酷ですし、
遠い親族などは、葬儀会社の過剰反応に乗っかって同調圧力の空気を無意識に作り出してしまうかもしれません。
そこには「人の死」というものがあるから、そんな空気に逆らえる人などほぼいないでしょう。

インフォデミックの恐ろしさを改めて感じます。
こういう時こそ、巣ごもりを推奨せずに、経済活動をするために外の空気に触れる重要性を感じます。
巣ごもりで「がんばろう」「のりきろう」などと言っていても、メンタルは一層、鬱々としていくばかりだと思います。
勿論、基礎疾患のある方でやむを得ない人達は、人との接触をなるべく避けざるを得ないので、
激務の中で疲弊する医療や介護の人達と共に、そういう弱者の方々へも何らかのケアが必要かと思います。


「トンデモ見聞録」読みました。

PCR検査ってどういうことをするのか素人なのでよく分からなかったので、この記事を読むしばらく前に、写真と記事でPCR検査の様子について読みましたが、
正直、自分は「こんなんされるの嫌や~!」と思ってしまいました。「私」の感情丸出しですが(汗)。

山梨の感染者に関しては、感染者をよってたかってバッシングしている自警団の様子を嗤っているネット民の投稿を見てしまって、
もう腹が立つとか何とかを通り越して、恐怖を感じてしまいました。
人間のドス黒い一面って、こういう風に露わになるものなのだな、と。
昔、好きだった漫画や時代劇・現代劇・映画等々の創作ではそういう描写を見てきましたが、
まさか、そんな様が現実のニュースとして伝わってくるとは思いませんでした。
阪神大震災の時も、オウム事件の時も、東日本大震災の時も、だいぶ精神のバランスを崩して歪んでしまった人達が出てきましたが、
今回は実際に起こったのは風邪に毛が生えたようなウイルスの流行で、そこから恐怖にかられた人達が恐怖を増殖させて、
恐怖による同調圧力を作っていった、いわば「作られた異常事態」であるという怖さがあります。
強いて言えば、関東大震災の時の、朝鮮人が井戸に毒を撒いたという嘘が噂となり、虐殺が起こってしまった時と似たようなものを感じます。

私は羽鳥モーニングショーを見ていないので、こうして、泉美先生の記事を通じて内容を知りましたが、まあ酷いものですね。
そして、真っ当なバランス感覚を持っていたはずの石原良純氏が同調圧力に飲まれていく様を見て、ゾッとします。
岡田晴恵氏が自説が揺らぎ始めたのに、石原良純氏が助け舟を出してしまったくだりで、もうアチャーって感じです(汗)。
泉美先生の「天気予報もめっちゃはずれるやん・・・」のツッコミで読んでてちょっと笑いましたが。

これから、抑圧政策には無理があるよ、限界があるよって気づいた人が増えて行くと思うのですが、
岡田晴恵氏も、玉川徹氏も、どうやってこれまでさんざん力説してきた主張に折り合いをつけていくのだろう?と思います。
たぶん、スポンサーから怒られるとかお偉いさんから怒られるとかでもない限り、謝りはしなそうですけどね(汗)。

追伸:Q&Aありがとうございます。

確かに志村けんが存命だった場合に「自粛でがんばろう」とか、言わされていたかもしれませんね(汗)。
でも、舞台や映画にこれから賭けていた志村さんは、内心では強い不満を持つだろうし、
夜のお店に出かけることも生き甲斐だった志村さんは、不満が溜まりまくったでしょうね(苦笑)。
他の質問者の方々の中にも、御新規さんか、もしくは久々にQ&Aに投稿されたのかも?という方々もいらっしゃるようで、
みなさんの質問と、先生の回答を読んでいて、読みごたえがありました。

そして私の住んでいる県では緊急事態宣言延長にはなりませんでしたが、
それでもまだお店が全て営業再開とまではいかなくて、
久しぶりに行けたお店もありましたが、早く経済を回す方向に世の流れが向かうことを強く願っています。
No.192
55ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第355号 2020.5.5発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…新型コロナの緊急事態宣言は、今月末まで延長されることになってしまった。そこには何の科学的根拠も必然性もない。ただただ恐怖に駆られた大衆の作り出す「空気」に逆らえなかったからで、その恐怖を煽って来たのはマスコミ、特にテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」であり、その罪はあまりにも大きい。その「モーニングショー」では未だにPCR検査の数を増やせ、感染者は隔離せよと、強硬に唱えている。果たして、PCR検査の拡充と感染者の隔離は意味があるのか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…私はいまだに身のまわりでコロナ感染者が出現しない。毎日データを見ていても、新型コロナウイルスが日本において「恐ろしい死の感染症」と感じられることがない。それなのに、どんどん世の中がおかしな方向へ傾いてゆく。その先頭をいまだぶっちぎり爆走中なのが、テレ朝『羽鳥慎一モーニングショー』である。「人を見たらコロナと思え」を教義とする《PCRやれやれ真理教》信者たちの信じるチカラはすさまじい!彼らの狂信っぷりを冷静に見ていこう! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「コロナ自粛ブーム」を作り上げた岡田晴恵氏が変貌した!?子供ファーストではなく、異常に死を恐れる老人ファーストになっているのでは?9月新学期スタート論をどう思う?コロナ後の世界は「グローバリストの勝利と超監視社会の到来」では?営業している店名を知事が公表した件をどう思う?コロナが米中間の新たな戦争のきっかけになったりする?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第371回「PCR検査=隔離って意味あるか?」 2. しゃべらせてクリ!・第312回「ウイルスなんて怖くなか!チャマノマスクでお出かけぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第165回「毎日トンデモ大爆発!『モーニングショー』の楽しみ方」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第371回「PCR検査=隔離って意味あるか?」  新型コロナの緊急事態宣言は、今月末まで延長されることになってしまった。  そこには何の科学的根拠も必然性もない。ただただ恐怖に駆られた大衆の作り出す「空気」に逆らえなかったからで、その恐怖を煽って来たのはマスコミ、特にテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」であり、その罪はあまりにも大きい。  その羽鳥モーニングショーの今朝(5月5日)の放送には驚いた。  番組ではパネルでこのグラフを示して、日本はPCR検査の数が少ないと政府を責め立てたのだ!    だが、このグラフで注目すべきところは、「日本の検査数の少なさ」ではない! 「日本の死亡者数は、圧倒的に少ない」 というのが最大のポイントだ!   他の国は、PCR検査数が日本よりはるかに多いにも関わらず、日本よりもケタ外れに死亡者が多い。   PCR検査数を増やしても、死亡者を減らせるわけではないのだ!  このグラフが語っているのは、そういうことだ。  専門家会議も、 「PCR検査数は各国と比較して明らかに少ないが検査陽性率は十分に低く、潜在的な感染者をより捕捉できていないというわけではない」 と言っている。単純に検査数を増やせばいいというものではないのである。   極端な話、PCR検査なんかしなくても、死亡者さえ増えなければいい。  感染者を完全に捕捉する必要はない。感染しても8割は軽症・無症状で、重症者を含め、感染者の8割は他人にうつさないのだから、医療は重症者に特化して、死亡だけ防げばいいのだ。  それなのに番組では、日本のPCR検査数が少ないということだけを躍起になって糾弾した。  コメンテーターの玉川徹は、いつものごとく居丈高に「がっかりしましたね」と吐き捨て、自分たちは2月からPCR検査数を増やせと言っているのに、専門家会議は検査数を増やせない言い訳しかしていない、言い訳なんか聞きたくない、どうすれば検査数を増やせるかを聞きたいんだとまくしたてた。  PCR検査数を増やすことだけが絶対真理の信仰になってしまい、このグラフを見ても 「日本の死亡者数は少ない」「他国はPCR検査数が多いのに、死亡者が多い」 ということが全く頭に入らないのだ。   PCR検査数と死亡者の抑制には関連がないということを認めたら、玉川は自分の絶対信仰が崩れてしまうのだ!!  完全に「PCR真理教」と化した番組では、コロナの女王・岡田晴恵も、他のコメンテーターも日本の圧倒的な死亡者数の少なさについて一切言及せずにひたすらPCR検査の拡充を訴え続け、わしはその姿に悪寒がした。  少なくとも日本では、新型コロナはインフルエンザよりも弱いウイルスである。 5月5日時点で感染者数は1万1968人、死亡者数は521人。 (厚労省発表)。 インフルエンザの年間感染者数は約1000万人、死亡者数は直接死で約3000、間接死を合わせて約1万人 だから、依然として及ぶべくもなく、こんなものに過剰に反応して、経済に壊滅的打撃を与えるなんて愚の骨頂と言うしかない。  ところが、マスコミがこんな「弱毒性ウイルス」を「罹ったが最後、周囲にうつしまくって死に至る悪魔のウイルス」であるかのように煽り立て、恐怖に駆られた大衆がパニックに陥り、マスクやトイレットペーパーや食料品を買いあさり、「政府はなぜ緊急事態宣言を出さないんだ!」と騒ぎまくった。  安倍政権は経済への影響を考慮して緊急事態宣言の発令には慎重だったが、同様に慎重姿勢だったはずの小池百合子東京都知事が、東京オリンピックの延期が決まるやたちまち豹変、ここがチャンスとばかりに大衆に迎合して、緊急事態宣言を出せと政府を突き上げた。  大衆の不安に付け込んで、とにかく強硬そうな姿勢さえ見せれば支持率は上がるという現象を見た各地の知事もこれをマネして政府を責め立て、ついに政府は4月7日、緊急事態宣言の発令を余儀なくされた。  それから1か月、ゴールデンウイークの稼ぎが丸ごと消失して瀕死の店や企業がどれだけあるか、想像するだけでも恐ろしいのに、それでも緊急事態宣言は延長されることになり、テレビではそれに「反対する人はいない」と平然と言っている。狂気の集団自殺全体主義社会の出現である。  実際には、わしの他にもホリエモンなど、延長に反対の人はいるのだが、そういう人にはネットの 「自粛警察」 の連中が寄ってたかって大バッシングを繰り広げている。自粛警察は街に繰り出し、まだ営業している店があると110番通報したり、店に嫌がらせの貼り紙を貼ったりと、手の付けられない有様だ。  どれもこれも、マスメディアが 「まだ終わってない! まだ怖い! 自粛続行! 従わない奴は非国民!」 という空気を作り出してきたからである。  そして前述のように「羽鳥慎一モーニングショー」が、毎日毎日狂気の信仰で 「徹底的にPCR検査をして、陽性反応者を隔離しろ」 と繰り返した。  4月30日の放送では、玉川徹がなんと、 「全国民に毎週1回のPCR検査」 を実施せよという、驚異の提言をしていた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!