GEE-US-Tさん のコメント
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第355号 2020.5.5発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…新型コロナの緊急事態宣言は、今月末まで延長されることになってしまった。そこには何の科学的根拠も必然性もない。ただただ恐怖に駆られた大衆の作り出す「空気」に逆らえなかったからで、その恐怖を煽って来たのはマスコミ、特にテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」であり、その罪はあまりにも大きい。その「モーニングショー」では未だにPCR検査の数を増やせ、感染者は隔離せよと、強硬に唱えている。果たして、PCR検査の拡充と感染者の隔離は意味があるのか?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…私はいまだに身のまわりでコロナ感染者が出現しない。毎日データを見ていても、新型コロナウイルスが日本において「恐ろしい死の感染症」と感じられることがない。それなのに、どんどん世の中がおかしな方向へ傾いてゆく。その先頭をいまだぶっちぎり爆走中なのが、テレ朝『羽鳥慎一モーニングショー』である。「人を見たらコロナと思え」を教義とする《PCRやれやれ真理教》信者たちの信じるチカラはすさまじい!彼らの狂信っぷりを冷静に見ていこう!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「コロナ自粛ブーム」を作り上げた岡田晴恵氏が変貌した!?子供ファーストではなく、異常に死を恐れる老人ファーストになっているのでは?9月新学期スタート論をどう思う?コロナ後の世界は「グローバリストの勝利と超監視社会の到来」では?営業している店名を知事が公表した件をどう思う?コロナが米中間の新たな戦争のきっかけになったりする?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第371回「PCR検査=隔離って意味あるか?」
2. しゃべらせてクリ!・第312回「ウイルスなんて怖くなか!チャマノマスクでお出かけぶぁ~い!の巻〈前編〉」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第165回「毎日トンデモ大爆発!『モーニングショー』の楽しみ方」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第371回「PCR検査=隔離って意味あるか?」 新型コロナの緊急事態宣言は、今月末まで延長されることになってしまった。
そこには何の科学的根拠も必然性もない。ただただ恐怖に駆られた大衆の作り出す「空気」に逆らえなかったからで、その恐怖を煽って来たのはマスコミ、特にテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」であり、その罪はあまりにも大きい。
その羽鳥モーニングショーの今朝(5月5日)の放送には驚いた。
番組ではパネルでこのグラフを示して、日本はPCR検査の数が少ないと政府を責め立てたのだ!
だが、このグラフで注目すべきところは、「日本の検査数の少なさ」ではない!
「日本の死亡者数は、圧倒的に少ない」 というのが最大のポイントだ!
他の国は、PCR検査数が日本よりはるかに多いにも関わらず、日本よりもケタ外れに死亡者が多い。
PCR検査数を増やしても、死亡者を減らせるわけではないのだ!
このグラフが語っているのは、そういうことだ。
専門家会議も、 「PCR検査数は各国と比較して明らかに少ないが検査陽性率は十分に低く、潜在的な感染者をより捕捉できていないというわけではない」 と言っている。単純に検査数を増やせばいいというものではないのである。
極端な話、PCR検査なんかしなくても、死亡者さえ増えなければいい。
感染者を完全に捕捉する必要はない。感染しても8割は軽症・無症状で、重症者を含め、感染者の8割は他人にうつさないのだから、医療は重症者に特化して、死亡だけ防げばいいのだ。
それなのに番組では、日本のPCR検査数が少ないということだけを躍起になって糾弾した。
コメンテーターの玉川徹は、いつものごとく居丈高に「がっかりしましたね」と吐き捨て、自分たちは2月からPCR検査数を増やせと言っているのに、専門家会議は検査数を増やせない言い訳しかしていない、言い訳なんか聞きたくない、どうすれば検査数を増やせるかを聞きたいんだとまくしたてた。
PCR検査数を増やすことだけが絶対真理の信仰になってしまい、このグラフを見ても 「日本の死亡者数は少ない」「他国はPCR検査数が多いのに、死亡者が多い」 ということが全く頭に入らないのだ。
PCR検査数と死亡者の抑制には関連がないということを認めたら、玉川は自分の絶対信仰が崩れてしまうのだ!!
完全に「PCR真理教」と化した番組では、コロナの女王・岡田晴恵も、他のコメンテーターも日本の圧倒的な死亡者数の少なさについて一切言及せずにひたすらPCR検査の拡充を訴え続け、わしはその姿に悪寒がした。
少なくとも日本では、新型コロナはインフルエンザよりも弱いウイルスである。 5月5日時点で感染者数は1万1968人、死亡者数は521人。 (厚労省発表)。 インフルエンザの年間感染者数は約1000万人、死亡者数は直接死で約3000、間接死を合わせて約1万人 だから、依然として及ぶべくもなく、こんなものに過剰に反応して、経済に壊滅的打撃を与えるなんて愚の骨頂と言うしかない。
ところが、マスコミがこんな「弱毒性ウイルス」を「罹ったが最後、周囲にうつしまくって死に至る悪魔のウイルス」であるかのように煽り立て、恐怖に駆られた大衆がパニックに陥り、マスクやトイレットペーパーや食料品を買いあさり、「政府はなぜ緊急事態宣言を出さないんだ!」と騒ぎまくった。
安倍政権は経済への影響を考慮して緊急事態宣言の発令には慎重だったが、同様に慎重姿勢だったはずの小池百合子東京都知事が、東京オリンピックの延期が決まるやたちまち豹変、ここがチャンスとばかりに大衆に迎合して、緊急事態宣言を出せと政府を突き上げた。
大衆の不安に付け込んで、とにかく強硬そうな姿勢さえ見せれば支持率は上がるという現象を見た各地の知事もこれをマネして政府を責め立て、ついに政府は4月7日、緊急事態宣言の発令を余儀なくされた。
それから1か月、ゴールデンウイークの稼ぎが丸ごと消失して瀕死の店や企業がどれだけあるか、想像するだけでも恐ろしいのに、それでも緊急事態宣言は延長されることになり、テレビではそれに「反対する人はいない」と平然と言っている。狂気の集団自殺全体主義社会の出現である。
実際には、わしの他にもホリエモンなど、延長に反対の人はいるのだが、そういう人にはネットの 「自粛警察」 の連中が寄ってたかって大バッシングを繰り広げている。自粛警察は街に繰り出し、まだ営業している店があると110番通報したり、店に嫌がらせの貼り紙を貼ったりと、手の付けられない有様だ。
どれもこれも、マスメディアが 「まだ終わってない! まだ怖い! 自粛続行! 従わない奴は非国民!」 という空気を作り出してきたからである。
そして前述のように「羽鳥慎一モーニングショー」が、毎日毎日狂気の信仰で 「徹底的にPCR検査をして、陽性反応者を隔離しろ」 と繰り返した。
4月30日の放送では、玉川徹がなんと、 「全国民に毎週1回のPCR検査」 を実施せよという、驚異の提言をしていた。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
黄金週間、ご近所の馴染みの店の応援に(お布施感覚)いくくらいしかなく。
主にふて寝ばかりで、まだ五時半前、自粛鬱ではないまでも睡眠リズムは
たしかに崩れた。
でもまぁ、「バック・トゥ・ノーマル」、や、ニュー・ノーマルで。
自粛もあって、日本の「再生産率(Rt)」が1.0を下回ってきたのは
慶賀すべきでしょう。
小林先生のいう通り、皆さんの多くが賛同する通りでした。
とはいえ、アメリカのように危険と不安がかなり残っているのに、
経済のため、会社などの再開を検討するのもおかしい。
で、本題です。
「PCR原理主義」はたしかに困りもの。
しかし、みなさまの(多くの)ことではないですが、
見えない「黴菌」に対する不安感にさいなまれてる人はいる。
不安だから、人様の言動を攻撃するキツ〇リスの集団?
しかし不安に理由がまったくないともいえない。
厄介です。
「こわくない、こわくない」はもちろん通じません。
(たまに通じる人もいます。ア〇キー夫人とか候補らしいです。
知らんけど)
ましてや、数字もグラフも信じようとしない。
そこで、不安感を解消したがってる人には全員、PCR検査を
行えばいい、と考えるようになりました。
ただし。検査数を増やすには、費用より偽陽性問題より、
出口戦略いうか、その後の兵站が大事なのではないでしょうか。
今回のCOVID19はともかく、MERSレベルの致死率の
ものは今後も現れるでしょう。
そのための体制の整備には着手しといてええんちゃうかな。
ヒントになるのが、Atlantic誌の最近の記事で、
「韓国はナゼ例外的に成功したか」というものです。
(なお、同誌のコロナ関連記事は非購読者にも無料公開
されてます。こういう気概、公徳心はエライ!)
以下、記憶に拠る要約です。
韓国は、MERSのチョンボの教訓などから、
以下の三本柱を基本としてるようです。
①希望者全員検査
COVID19も街のあちこちに検査を受けられる臨時施設が
ある。人口の少なさを考慮すると、検査数は世界トップ
でしょう。
②陽性者については、IT機器を使った行動追跡
これは割と有名ですね。
③重症者は強制入院
重症でない人は、企業の研修施設などを政府が大量に
借り上げ、そこに隔離して一定期間、経過観察。
(某女性クビチョウなら「テスト、トレース、」などと言、
や、もう、反省してはるやろ!)
①は、希望者全員対象です。
不安の解消には文句なく、いい。
その不安に客観的な根拠がどの程度あるかは
とりあえず別です。
今の日本で、再生産率が1.0を下回るとなぜ好ましいかも考えて
くれない、聞いてくれない人には
「じゃあ、検査したら?」と。
でも順当には陽性は増えます。
そこで、③が検査の「出口戦略」としてとても参考になります。
軽症者で医療体制が(これ以上?)パンクしないため、
特に、将来の類似事態でパンクさせないためには
大事でしょう。
余談。
韓国と同様、日本も結果的に例外的にうまく死者数を抑えている。
でも、庶民の同調圧力と自主的努力頼み、無策のまぐれ当たりに
しかみえない。
なので「参考にならん、記事にならん」と思われたんでしょうね。
もちろん、憶測でしかありません。
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