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さらうどんさん のコメント

「トンデモ見聞録」読みました。

ニューヨークでの感染のピークアウトの判断や野営病院の撤去の様子は、国民性の違いみたいなものも感じますね。
アメリカにも同調圧力はあると思いますが、日本のような八つ墓村的な空気は無いんでしょう。
アメリカの連邦政府からの特別給付金も、日本とは額がだいぶ違いますが、これもそのうち税金で徴収されるんでしょうかね。
また、アメリカは日本とは全然比べ物にならない程のウルトラ超格差社会ですが、保険に入っていない貧困層、衛生環境の悪いところに住まわざるを得ない貧困層と、
特別給付金で悠々自適の層との格差も凄いことになってるでしょうね。
もっとも日本でも、ステイホームと言われたってステイする家もなかったり、自転車操業で営業している自営業主の方々などは、10万円の給付やその後の持続給付金を合わせても「焼け石に水」状態でしょうけどね。
一番左うちわなのは、メディアで恐怖を煽るだけ煽って自分達は悠々自適な、玉川徹氏のような高収入の人間でしょう。
しかし、日本で新宿歌舞伎町のような夜の街で働く人たちが目の敵にされるのと同じような構図が、ニューヨークでもあるというのは何とも皮肉です。
この辺は、国民性の違いに関係なく、恐怖によって増幅された、人間が本来持っているような差別心の表れの一つなのかもしれません。


ライジング「ゴー宣」読みました。

「コミック・ノストラダムス」ありましたね~。
「ノストラダムス・愛伝説」の原作者の小池一夫氏は、昨年他界されてしまいしたが、本気でノストラダムスの大予言を信じていたことについて、晩年はどう思っていたんだろうなと、ふと思いました。
こういうのを信じ込んで突っ走っちゃうのも、ある意味、作家の持つ偏執性の一つでもあるのかなと思ったりもします。小池一夫氏自体については、別に嫌いとかそういう感情はないです。むしろ小さい頃からいろんな作品を通じて小池氏の創作に触れてきましたので、読者としてお世話になって来た凄い人の一人だと思っています。
でもそんな凄い人であっても、こういう痛い側面があったりするというのもまた、優れた創作を作っている人だからといって、その人が万能の神のような人であったり、聖人であったりというようなことはないということの象徴だと思っています。
「角栄生きる」懐かしいですね。「コミック・ノストラダムス」~「マガジン・ノン」が刊行されていた頃、私は中学~高校の頃でした。「角栄生きる」はリアルタイムの頃はたぶん高校生くらいの時だったと思います。
私は「コミック・ノストラダムス」を買ってはいなかったので、「角栄生きる」も後になって読みましたが、「こちら世田谷区成城中学前 維新塾」の主人公が「中田角栄元総理」の「信頼厚き人間」という設定でしたし、小林先生は田中角栄に対して思い入れが強いんだろうなと思いながら漫画を読んだ記憶です。
オウム真理教も、後に数々の凶悪事件が発覚する前までは、胡散臭いオカルトとサブカルがまぜこぜになったような妙な雰囲気を出してくる、何というか漫画雑誌の最後の通販ページのような怪しさが充満した団体という感じでした。
しかし「非日常を望む心性」というところで、現在のコロナ騒動に繋がってくるという指摘は、確かになと思いました。
オウムの時も、オウムに自らの心の裡の破壊衝動などを投影してしまっていた人も少なからずいたと思いますし、東日本大震災の時も、実際に被災されて苦しんでいる人達の思いはよそに、非日常を楽しんでしまっていた人は少なからずいたと思うのです。
「隔離」を「保護」と言い換えたりして、罪悪感を感じないように、正義の糾弾に酔いしれる時間を引き延ばそうとしたってダメです。
風邪レベルの弱毒性ウイルスに怯えて、容易く手放していいような日常は無いと思います。

SPA!ゴー宣と辻説法も読みました。読んで、感想をカレーせんべいさん達と語り合いました。
辻説法は、あいみょんについては全然詳しくなかったのでいろいろと「こんな歌を歌ってたんだ」とか、興味をそそられました。音楽の話は好きなので、楽しく読めました。

追伸:Q&Aありがとうございます。今回のコロナの騒動を通じて、右派も左派も何も変わらんなということを改めて感じました。コロナに関する対応について、怯えた者同士があーだこーだと言い合いをしている様は本当に不毛だと感じます。
ダリル&ナオルさんの質問に対する先生の回答は本当に的を得ているなと思いました。「書を捨てよ町へ出よう」じゃないですが、「スマホ・パソコンを捨てよ町へ出よう」ですね。こんなこともネットで書き込んでたんじゃ意味がないんですが^^;
手塚治虫先生の漫画のスターシステムのキャラだと、自分は「ランプ」が印象的ですね。悪い奴なんだけど、凄く人間味があるキャラというか、そんな魅力を感じます。
No.131
53ヶ月前
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第367号 2020.8.5発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…東京都世田谷区は、1日に3000件のPCR検査を行って当日結果を出す「世田谷モデル」なる体制整備を検討しはじめたらしい。国会で「東京はミラノやニューヨークの二の舞になる!」と述べた児玉龍彦氏が提唱したもので、参考にしているのはそのニューヨーク州である。同州のなかでも、特に“感染の火だるま”となったニューヨーク市は、4月の上旬には1日の死者が500人を突破して悲惨な状況が報じられたが、最近「ニューヨークは検査・追跡・隔離で感染拡大を抑えた」という報道がなされるようになった。実際のところはどうなのだろう? ※「ゴーマニズム宣言」…前回も書いたように、五島の『大予言』が出版された昭和48年(1973)は、公害問題や『日本沈没』の大ヒットで日本中が「終末ブーム」に沸いていた。それから時代がすっかり変わり、バブルに浮かれた80年代においてもシリーズは続き、そこそこのベストセラーになっていたのだ。それは世の中にはある程度の数、日常を望まず終末がやってくることを望んでいる者がいるからである。そして現在のコロナ禍においても、この非日常に快感を覚えている奴らがいる。その心理とはいったい何なのだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!健全なナショナリズムを持った日本人として再生する為にはどうすべき?影響力のある地上波のTV番組に出る予定は?女性に言われて1番嬉しかった褒め言葉は?李登輝元総統に会った時の印象は?好きになった女性とのデートの約束がコロナ禍で中止に…ここからどう進めば良い?本とネットの根本的な違いは何?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第177回「『ニューヨークは検査・追跡・隔離で感染拡大を抑えた』は本当か?」 2. ゴーマニズム宣言・第383回「非日常を味わう危うい心理」 3. しゃべらせてクリ!・第324回「肺活量軍団出動!人工強風で突進ぶぁ~い!の巻〈前編〉」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第177回「『ニューヨークは検査・追跡・隔離で感染拡大を抑えた』は本当か?」  8月3日(月曜)の東京新聞1面には 「世田谷『誰でもPCR』へ」 という見出しが躍った。  国会で 「東京はミラノやニューヨークの二の舞になる!」「来月になったら目を覆うことになりますよ!」 (2020.7.16 参院予算委員会)と述べた児玉龍彦氏が提唱したもので、東京都世田谷区は、1日に3000件のPCR検査を行って当日結果を出す「世田谷モデル」なる体制整備を検討しはじめたらしい。    参考にしているのはニューヨーク州だ。「無症状で自覚がない段階の感染者もすくい上げ、迅速に対応することで、同州では感染者が劇的に減少した」(東京新聞 2020.8.3)という。  同州のなかでも、特に“感染の火だるま”となったニューヨーク市は、4月の上旬には1日の死者が500人を突破して悲惨な状況が報じられたが、最近 「ニューヨークは検査・追跡・隔離で感染拡大を抑えた」 という報道がなされるようになった。  実際のところはどうなのだろう? 実態についてくわしく調べてみた。 ※注意※ 「ニューヨーク州(NY州)」と「ニューヨーク市(NYC)」が混同されがちのため、これより先は、 ニューヨーク=「感染の火だるまとなったニューヨーク市(NYC)」 という意味で、主に「ニューヨーク市(NYC)」のデータや実態をもとに書いています。  ニューヨーク州のクオモ知事は、 「感染を収めるには検査、追跡、隔離の徹底が重要。多くの住民が検査を受けることが経済活動再開の条件だ」 と述べており、ヘルスケア関連企業と連携して、希望者全員があちこちで「いつでも、どこでも、何度でも、無料で」検査を受けられる体制を整備したという。  ニューヨーク市の住民のスマホには、5月半ばから「検査を受けませんか?」というメッセージが届くようになり、検査の予約を勧誘されていたらしい。倉庫のような場所に集まって、綿棒で鼻をぬぐうPCR検査と、注射針で腕から採血する抗体検査とをセットで行い、数日後にメールで結果を送信しているようだ。  さらに、教師、美容師、歯科医、介護施設職員、バーテンダーなど、ガイドラインに定められた特定の職種の人たちは、2週間に1度のPCR検査が義務付けられているという。7月現在の州内の1日の検査数は7万件ほどで、8月末にはさらに増やすらしい。 『羽鳥慎一モーニングショー』でも、このニューヨークの政策は扱われている。  小池百合子東京都知事の自粛を呼びかけるやり方に対して、「あまい」と批判する玉川徹氏は、7月22日の番組内でこう述べている。 「ニューヨークは、もう本当に一時期、死者が1日で何千人も出ている状況だったのが、ゼロになりましたね。感染者も1日に5人とかそういうレベルまで下がった。なんでかと言ったらやっぱり検査なんですよね。もうアメリカでは、検査、検査、検査、追跡、隔離って言ってんですけど、まさにその通りやっている」  だから東京都も同じようにやれと言うのだ。  この時点で死者がゼロになっていたのは本当だが、「感染者も1日に5人とかそういうレベル」というのは完全なウソだ。ニューヨーク市公式データから、最近1カ月間の新規感染者数を抜き出してグラフにしてみた。    左側の目盛りをよく見てほしい。これのどこが「4人とかそういうレベル」なのか? ニューヨーク市では、いまだに1日たりとも100人を切ったことはない。  そもそも、東京都も6月24日以降、7月15日までずっと死者ゼロだった。 「7月15日以降、東京都はときどき、1人ずつ死者が出てるじゃないか」 と言うならば、 7月31日は、ニューヨーク州で死者5人だった と付け加えておく。それ以前に、全体の死者数がまったく違うのだから、ニューヨークを評価して、東京を叩くこと自体がおかしいのだが。  さらに、玉川氏のいう「隔離」も、日本で行われているものと、ニューヨークで行われているものでは内容がまったく異なる。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!