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さらうどんさん のコメント

ライジング「ゴー宣」を読みました。

日本学術会議の件について、テレビや新聞の報道とも、ネットなどでの言及とも、
そのどれとも一線を画した鋭い言及で、とても興味深く拝読いたしました。

安保法制に「反対」と言っても、小林先生と自称リベラルの学者とでは反対の理由が大きく異なることも改めて分かりましたし、
自称保守(反左翼)は「安保法制に反対するものは左翼」というレッテル貼りをしますが、その考えの浅さが改めて浮き彫りになります。

日本学術会議が設立された経緯、組織の体質などを今回のブログで読んで、なるほど左翼体質の組織だなとは思いました。
それでも、独立性が高い機関の人事に政府が介入して御用機関に作り替えようというのは、その機関の政治信条に関わらず危険だと感じました。

菅首相は就任の前後から「官から民へ」「省庁の縦割りの弊害を無くし」ということを繰り返し発言していたように記憶しています。
小泉内閣の時から、国のトップも経済のトップもずっとずっとこればっかり繰り返し言っています。
つまり公務員から「公」が失われてしまった今もなお、もっともっと公務員を政府の家来として飼い慣らそうとしている訳です。

官僚の汚職や不祥事はありますが、それを叩く民間が清廉潔白かと言われれば全然そんなことはありません。
むしろ公務員の中にも公を持って高い志で勤務している人もいるのに、そんな人が犠牲になってしまうようなシステムになってしまっているのが今の現状です。

内閣人事局をこのままにして、かつ皇統が途絶えるような状況にでもなってしまったら、独裁者の出現はすぐそこでしょう。
その前に、公の為に働くという公務員のモチベーションをこれ以上低下させないためにも、内閣人事局の廃止は喫緊の問題だと思います。

ウォルフレンの名前は久々に聞きましたが、確か薬害エイズ訴訟運動の時に弁護士が学生たちに読ませていた著書の著者ですよね。
菅内閣のブレーンにもゴリゴリの新自由主義者のイギリス人が入り込んでいるというのは不勉強で今回のブログを読んで知りましたが、
自称リベラルも自称保守もネオリベという点で、共に日本の国力を削ごうとしているのは同じ穴の狢だと思います。

ネオリベの外国人が日本の政府や経済の中心でブレーンとしてどんどん参入してしまうというのは、これもグローバリズムの弊害だと思います。
差別をする訳では全然ありませんが、グローバリズムと新自由主義にはもっと警戒を強くするべきと思います。


「トンデモ見聞録」読みました。

現在50代の私は、「おたふくかぜ」「水疱瘡」「はしか」は子供のうちにかかっておきなさいと親や周りの大人が言っていたと思います。
焙煎さんが書き込んでおられますが、同じでした。
そもそも日本は歴史的に中国から疫病が入って来てはそれと戦うということを繰り返していて、それで免疫力を高めたという経緯もありますし、
今は自然免疫や交差免疫や獲得免疫などから遠ざけるように社会の風潮が進んでしまい、新型コロナのインフォデミックのせいで、
社会を保育器扱いにしようとしているんじゃないかってところまで過敏になってしまっているので、
折角、先人が免疫を鍛えて戦い抜いてきたのに、それが台無しになってしまうんじゃないかっていうくらいの勢いに感じます。
「清潔」や「衛生」に関しても、歴史的に今まで積み重ねて来た手洗いやうがいや入浴や、挨拶などでの人との距離の保ち方などで十分すぎるくらいにやっているのに、
「あほらしい生活様式」とやらを定着させようと必死になっている現状は、もう狂っているとしか思えません。

新型コロナ陽性の受験生を共通テストから排除するとか、もう無茶苦茶ですね。新型コロナの感染を拡げないためなら、何でもやっていいのかって思いますし、
「ウィズコロナ」とか嘘っぱちだなと改めて思います。
テレビもラジオも、コロナに怯えた文化人や芸能人が「あほらしい生活様式」を視聴者に洗脳しようと躍起になっていますが、
もういつまでこんなことを続けるんだろうと、ため息が出ます。
兎に角、自分の身の回りの人達に対してだけでも、根気強く真摯に対応を続けていくしかありません。無い知恵を絞りながら。


追伸:Q&Aありがとうございます。
他の質問者の方々が結構マジメな質問をされている中で、だいぶくだけた質問してしまってすみません。先生の回答も「よしりんだわ~」って感じで楽しかったです。
後は、がんTさんの質問と先生の回答を読んで、自分も筒美京平先生の楽曲の特番とか何度か見ました。CDも聞きたくなりますね。太田裕美さんの楽曲は好きです。今でも太田裕美さん好きですね。

ニコニコ生放送「オドレら正気か」も見ました。東大のヘンテコな実験の件は、ツッコミどころだらけでしたね。
「新型コロナ 専門家を問い質す」の発売が今から待ち遠しいです。「コロナ論2」も楽しみです。
しかし、インフォデミックが作り出したコロナ禍、はよ終わらんかなと思っているので、「終わらせよう!」という意識で日々を知恵絞って過ごしています。
No.161
50ヶ月前
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第375号 2020.10.20発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…どうやら、菅政権が発足1か月で行った最も大きな仕事は、「日本学術会議の会員6人の任命拒否」ということになりそうだ。この任命拒否は、学術会議や野党が言っているような、「学問の自由」の侵害の問題なのだろうか?この任命拒否事件の裏にある、「学問の自由」の侵害などよりももっと根深く重要な問題とは何か? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…現在、新型コロナについては数々の研究論文が発表されているが、子どもや若者を「ウイルスをばら撒いている危険な存在」と考えて避けていると、かえって周囲の大人の重症化リスクが高まってしまうのではないかということを指摘している分析がいくつか出ている。ウイルスを人工的に抑え込もうとすることで、見えないバランスを崩してしまっているのだ! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!マスコミがコロナの恐怖を煽るのは何の利益があるの?「マスクは飛沫が飛ぶのを防ぐから少しは効果がある」という主張にはどう反論すれば良い?タトゥーは多様性や差別と同列に扱うべき問題?今後、中国大陸に於いて、民主的な統治が出来る可能性はある?若い頃の自分と比べて、一番変わったところと、今も変わらないところは?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第393回「日本学術会議事件の裏の問題」 2. しゃべらせてクリ!・第332回「『密』にも負けない!騎馬戦大決戦ぶぁ~い!の巻の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第187回「免疫ブーストの話と、今年5月のコロナ死者の件」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第393回「日本学術会議事件の裏の問題」  どうやら、菅政権が発足1か月で行った最も大きな仕事は、「日本学術会議の会員6人の任命拒否」ということになりそうだ。  しかしわけがわからん話だ。この任命拒否は、学術会議や野党が言っているような、「学問の自由」の侵害の問題なのか?  菅政権は6人の任命を拒んだ理由を頑として説明せず、 「総合的俯瞰的に判断した」 という何の説明にもならない言葉を繰り返しているが、説明されなくてもその理由は誰の目にも明らかだ。 さんざん指摘されているとおり、かつて安保法制や共謀罪に反対した人物だから外したのだろう。  安保法制と共謀罪にはわしも反対したが、わしの反対と、任命拒否された学者たちの反対とでは、全然根拠が違っている。そのことは、特に強調しておく必要がある。  学者たちの反対の根拠は 「日本を再び『戦争のできる国』にしない」 という、 完全な反戦左翼の平和ボケ感覚でしかない。   それに対してわしは自主防衛が目標である。日本を「戦争に勝てる国」にしたいと思っているのだ。   ところが安倍政権が成立させた安保法制や共謀罪は、ただアメリカへの従属を強化することだけが目的で、かえって日本の自主防衛を妨げるだけのものだった。  そのためにわしは真正保守の立場から反対したのであり、動機が180度違う。  菅政権が左翼学者を任命したくないという、その目論見はよくわかる。大っぴらに説明はできないだろうが、それは完全に見え見えである。  だがこれが「学問の自由」の問題なのかと言えば、内閣府の特別機関である日本学術会議の会員になることと、学問の自由を守るということの間には、何の関係もない。   別に日本学術会議に入らなくても学問は自由にできるのであって、会員に任命されなかったからといって、学問の自由を侵されたことには全然ならないのだ。  日本学術会議は、 「戦時中に科学者らが戦争に協力させられた反省に立つ」 として昭和24年(1949)に設立された、政府から独立して政策提言等を行う機関である。   昭和24年といえば、日本は占領下の真っただ中だ。学術会議の初代会長・亀山直人はGHQが「日本学術会議の成立に異常な関心を示した」と発言しており、実際に発足の際にはGHQの助言も受けている。  当然ながら、そこには憲法9条と同様に、 「日本を二度と戦争のできる国にさせない」 というGHQの意図が明らかに入っていたわけである。  そんな歴史的経緯があるため、今も学術会議は反戦左翼の色が非常に濃い。「学者の国会」などと言われるけれども、会員は選挙で選ばれるわけではなく、現会員が次の会員を推薦するという非民主的な手続きになっているから、どんなに時代が変わっても会議のカラーは全く変わらず旧態依然、占領下のままなのだ。  日本学術会議は3年前、防衛省が創設した研究助成を批判し、 「研究者は軍事研究を行うべきでない」 とする声明を発表。この声明を受け入れ、研究をストップした大学もあった。   しかし学問の自由を尊重するのなら、「軍事研究を行う自由」も守らなきゃいけないんじゃないか? 「軍事研究を行うべきではない」って、それこそ「学問の自由」を侵害しているのではないか?   そもそも、軍事研究は行わないとする理屈はおかしい。科学技術は軍事技術から切り離せるものではなく、民生目的の技術が軍事目的に転用されることも、その逆もいくらでもありうる。   あらゆる科学技術は、軍需産業に利用されてしまう可能性がある。科学にはいい面も悪い面もある。それが科学の最初からの宿命であって、宿命にどうこう言っても仕方がない。 というか、『鉄人28号』くらい見たことないのだろうか?  学者は軍事研究も含めて、ただ学問の自由を行使すべきものであって、反戦左翼イデオロギーを根拠に軍事研究を認めないなどと言っても、説得力は全くない。  ただし今回の件に関しては、独立性の高い機関の人事に政権が介入し、「御用機関」につくり変えようというやり方に対して、わしは反対する。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!