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さらうどんさん のコメント

ライジング「ゴー宣」を読みました。

新型コロナのインフォデミックを齎したマスコミへの批判だけでなく、
じゃあどうしてマスコミはそうするのか?というところに、
人気商売である漫画家としての視点から斬り込んでいるところが読み応えがありました。

自分は相変わらずモーニングショーは時間帯的にリアルタイムでは見れないので、
見た人の感想がネットに上がっているのを見たり、
時浦さんのブログなどを見たりして内容や出演者の発言を知る感じですが、
玉川徹氏は「テレビに出てる僕らが訴える続けることが重要。我々テレビに出てる者の使命」とか、
「若者もロックダウンに協力するように伝えていく事がメディアの使命だ」などと言ってるようですが、
それによって経済的基盤が弱い弱者が追い詰められていくことなんか、玉川氏にとってはどうでもいいのでしょう。
偽善コメントを言っても、うすら寒いだけです。
玉川徹氏は高給取りのサラリーマンとして立場が補償されているので、会社を辞めない限りは、
自分の番組が視聴率が落ちて終わったとしても、路頭に迷うようなことはないでしょう。
でも、生活レベルは下がるでしょうから、今の新型ポルシェを乗り回せるような優雅なステータスを手放したくないと必死なのでしょう。
羽鳥慎一氏のようなフリーのタレントは、玉川氏のように補償が無いので、番組が終わることはかなりの死活問題でしょう。
そして、もし彼が真実に気付いて、コロナ論やコロ問いに描いて(書いて)あることを理解したとしても、
それを自分がTVで発言することは、今後自分がTV業界で使って貰えなくなるかもしれないという大きなリスクがあると思っているから、
それを言うことはないのでしょう。

漫画界の事情「ベテランも新人も無く、人気が取れるかどうかだけ」というのは、かつてゴー宣でも描かれていたのを読んだ記憶があります。
手塚治虫だろうが、デビューしたばかりの新人だろうが関係なく、人気が取れれば続くし、人気が取れなければ打ち切られるということ、
これは小林先生がデビューされた「少年ジャンプ」でも、読者のアンケートハガキによる、いわゆる「ジャンプシステム」がありましたからね。

このとてつもない全体主義に対する戦いの中で希望があるとすれば、全体主義に加担している者が圧倒的多数であるとしても、
こちらにもまだ共闘する人がいるというところですね。あと、今の香港や戦時中の日本のように逮捕されたり収監されたりする訳じゃないのだから、
読者の方もほんの少しの勇気があれば立ち上がれます。

TV業界が熾烈な弱肉強食の競争社会の業界であることはよく分かりました。しかし、彼らは、それが分かっていてその業界を選んだのでしょう。
だから、視聴者から引導を渡されたとしても、まだ業界で戦っていく意思があるのなら、別の番組を立ち上げてやっていくんじゃないでしょうか。
「グッとラック!」の製作スタッフや、出演者もそうするでしょうし(立川志らく氏にはまだ本業の落語がありますし)、リベンジのチャンスすら与えられない現実もあるということも分かりますが、
それでもまだ業界でやっていこうという意思のある人は、何らかのことを試みようとするんじゃないでしょうかね。
だから、モーニングショーの出演者や制作スタッフにも何の遠慮もすることなく、視聴者の方から引導を渡してやっていいと思います。

自分は小林先生がAKBに嵌っていた頃は、実は暫く読者を離れてしまっていたのですが(自分がAKBに興味がなかったので)、
その後からまた読者に戻りました。
面白いと思うので読み続けています。もうそれだけですね。


「トンデモ見聞録」を読みました。

12月4日の「クローズアップ現代+」は見ていなかったので、このブログを読んで内容を知りましたが、壮絶ですね。
遺体に関する扱い、確かに遺体に触れた手でそのまま鼻をほじったり目をこすったりしないように、とだけ注意をすれば、それで済むことですよね。
コロナ脳になった病院や葬儀業者がそうしているのかと思ったら、厚労省がガイドラインを出していたんですね。役所もコロナ脳、最悪ですね。

ウイルスとは違って、それ単体で生きている「結核」の場合でも新型コロナのような過剰過ぎる処置はしていないようなので、
いかに現在の新コロに関する処遇が滅茶苦茶なのかということがよく分かります。

人工呼吸器のくだりの話を読んだ時に、これはやっぱり日本はちょっとおかしくないか?スウェーデンのような死生観で臨むのが良いのではないか?と改めて思いました。
もう助からない、人工呼吸器で延命させるしかない、という状態であれば、苦しみも長引くし、楽にさせてあげた方が良いのではないか?と思ってしまいます。
私も祖父母や親族や友人の最期を何度か見聞きして
来たので、実体験からもそう思います。


追伸:Q&Aありがとうございました。

全体主義との戦い方、自分は「マスクなんて付けてたまるか!」ってなっちゃう方なので、先生の回答を読んでいろいろと考えました。
胆力とずる賢さ、なるほどと思います。
皇族の方々へのあり得へん物言いをしてくる人には、仰るように同調しないようにします。
三番目の質問の先生の原画、これは昔の作品についても見る機会がどこかであるといいなと思っちゃいます。
ジャンプ展の時は東京だったので行けませんでした。
「がんT」さんの質問と先生の回答にありましたが、谷岡ヤスジ先生の漫画はヤンジャンに載ってたのを読んだ記憶があるくらいでした。
がんTさんは私より若いのに、とても詳しいなと思いました。
No.149
41ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第381号 2020.12.8発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…「新型コロナは、インフルエンザ以下のウイルスである」…なぜテレビは、たったこれだけのとんでもなく単純な事実を隠蔽するのか?それは視聴率競争のためだ!視聴率のためと説明しても、なぜそのためにそこまでやらなければいけないのかとか、経済が打撃を受けて企業CMが入らなくなるから、かえって損じゃないかとか、今ひとつ合点が行かないという反応が返ってくることが多いのだが、それは認識が甘い。はっきり言って、真実は決してテレビには出てこない。テレビ業界の実態を徹底的に暴く! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…2020年12月4日放送のNHK『クローズアップ現代+』では、5月にコロナ専門病院として指定された大阪市の十三市民病院で、コロナ患者が亡くなった現場に密着。連日注目されているコロナ病棟では、とてつもなく恐ろしい「おくりかた」が行われていたのだ。さらに東京・聖マリアンナ医科大学病院で行われている延命治療の様子にも密着していたが、これがまた衝撃的な実態を映し出していた。生きるとは何なのだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「GoToを停止しない、継続する」とした福岡市長をどう思う?全体主義とうまく戦うためにはどうすべき?知人が、眞子さまや紀子さまに対する聞くに堪えない文句を言っている場合、どうしたら良い?炎上したナイキCMをどう思う?サンタクロースはいると思っていた時期はある?軽々とオリンピック中止を言及することは、スポーツ選手に対する思慮に欠けるのでは?京都での良い思い出とは?無電線化って必要なこと?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第400回「なぜマスコミは煽り続けるのか?」 2. しゃべらせてクリ!・第338回「黒ひげサンタしゃんのクリスマスプレゼントぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第194回「延命治療の実態を問い質す」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第400回「なぜマスコミは煽り続けるのか?」 「新型コロナは、インフルエンザ以下のウイルスである」  なぜテレビは、たったこれだけのとんでもなく単純な事実を隠蔽するのか?  それは、これを言ってしまったら、今まで自分たちのやってきたこと全てが崩壊するからである。だから隠蔽せざるをえないのだ。  11月28日放送の読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」で、 「なぜインフルエンザだと医療崩壊しないのに、新型コロナだと医療崩壊するのか?」 と司会の辛坊治郎がチラッと聞いたら、エセ専門家が 「インフルエンザではサイトカインストーム(免疫暴走)がほとんど起こらないから」 などと、信じられないことを言った。  もちろんこれは大嘘で、サイトカインストームはインフルエンザでも起こる。それどころかインフルエンザは 「サイトカイン病」 とも言われるほどなのだ。   なぜこんなデタラメなことを言うのかといえば、新コロはインフルエンザ以下だと指摘された時の答えが準備できていないからだ。  何かといえばエビデンス、エビデンスと言ってるくせに、新コロをインフル以上に恐れなければならないとするエビデンスが全く出せないものだから、口から出まかせで嘘を言うしかないのである。  わしは(泉美さんも)データによってエビデンスを出している。新コロはどんなに頑張ったって、インフルエンザ以下の感染者しか出せない。   インフルは例年、1日あたり3万人、4万人の患者が出ている。  それに対して新コロは10か月もかけて、ようやく15万人の 陽性者 だ。  あくまでもインフルは症状が出て受診した 「患者」 の数であるのに対して、新コロは無理矢理検査を拡大し、無症状の感染者や、他国の基準だったら「陰性」と判定される者までをカウントした 「陽性者」 の数なのだから、全く次元が違うのである。   インフルエンザの患者数の方が、新型コロナよりも桁外れに多い。だがそれでも、インフルで医療崩壊は起こらない。  当たり前の話で、 インフルエンザ(季節性)は「5類感染症」に分類されていて、町医者でも治療ができるのに対して、新コロは「2類相当、一部1類相当」の指定感染症になっていて、限られた医療機関でしか診療ができないようになっているからだ。  新コロはインフル以下だから、指定感染症から外すか、せめてインフルと同じ5類感染症にすればいいだけの話なのだが、テレビはこの事実を絶対に隠蔽しなければならない。   なぜかというと、それは視聴率競争のためだ!  視聴率のためと説明しても、なぜそのためにそこまでやらなければいけないのかとか、経済が打撃を受けて企業CMが入らなくなるから、かえって損じゃないかとか、今ひとつ合点が行かないという反応が返ってくることが多いのだが、はっきり言って、それは認識が甘い。  テレビ業界は、本当に熾烈な競争社会なのだ。  テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」の裏番組で、落語家・立川志らくがMCをやっているTBSの「グッとラック!」は、来年3月での打ち切りが決まったと報じられている。 視聴率競争に負けたら打ち切りなのだ。 そして、志らくには「視聴率が取れない」とか「MC失格」とかいった烙印が押され、リベンジのチャンスが与えられるかどうかもわからない。  これは、相当に厳しいことなのだ。  今は同時間帯トップの視聴率を稼いでいるモーニングショーだって、視聴率が下がれば容赦なく打ち切られるし、そうなったら司会の羽鳥慎一も、コメンテーター達も、スタッフもみんなクビになってしまう。これは生き残りを賭けた過酷な戦いなのだ。   羽鳥にとってはこれが最大の看板番組であり、ここから相当な収入を得ている。 しかしフリーだから、いつ切られて無収入になってもおかしくないし、実際に橋下徹との共演で、鳴り物入りで始まった番組が低視聴率であっさり打ち切られるという憂き目に遭ったこともあるから、切実だろう。  そうなると玉川徹などは、他番組にはないキャラで視聴率が稼げるから、ものすごく大切ということになる。それで以前は週一出演だったものが、毎日のレギュラーになったわけである。  そして、ここで何が一番重要かといえば、 視聴者が老人だということだ。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!