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希蝶さん のコメント

 ゴーマニズム宣言・第401回「タブー化させるな、コロナ論!」

 今号の感想ですが、私は爆笑問題や辛坊治郎を非難できる立場にはないのかな、と思いました。自分の場合は、さほどの給金を貰っているわけではないにせよ、ツイッターやこのような場でしか、影でこそこそコロナ恐怖症を非難しているだけで、いじめっ子にいじめはいけないと直接批判しているわけではないのだから。

 恐らく、大田光などにしても、借金などを多く抱えていたり、番組スタッフなどへの義理などもあったりして、言いたくても言えない、みたいな自家撞着におちいっているのかな、といちおうは同情してみます(そうだと宜しいのだけれども)。でも、こういう、世間に意見を発信する立場の人が言わないとなると、やはりそれは無責任ということになるのでしょう。

 それとも、これも、マスクをするよりも人の目の届かないところではしない方がましだ、という論理と似ているのでしょうか。

 先日、職場の面談で、「私たちはいつまでマスクをつけているのでしょうか」と思い切って言ってみましたが、その時の上司の返答は「そういうコロナ鬱になっている人は多いよね、自分もそういうふうに思うことあるよ」というさも同情していると言った態度でした。自殺者の数の話をしても、「その全部ががコロナウイルスが原因だ、という証拠はあるの」というような返事。こういう人にこれ以上話をしても無駄だ、と思ったので、いちおう「ウイルス干渉の話」だとか、「ワイドショーはロボットアニメと同じだ」という意見を表明したりもしましたが、それ以上は話を発展させませんでした。その人は、「そういうことをどこかに吐き出せる場があるといいよね」みたいなこともおっしゃっていました。
 こういう人たちのことを「偽善者」というのでしょう。

 先ほどもモーニングショーで「四角い画面」で医師の人が、「身近な人にうつさないようにするのが大事だ」としきりに繰り返していましたが、ならば、「鬱」による自殺者のことは問題外なのでしょうか。番組では、医療崩潰はコロナウイルスだけではなく、ほかの病気の患者を受け入れられなくなることだ、とも訴えていたようですが。「鬱」は病気ではないのでしょうか。

 私も全体主義は大嫌いです。詳しい話はここでは省きますが(下らない話でもあるし。過去にも投稿したし)、自分以外のみんなが自分とまったく違う考えを「常識」と称して押しつけてきたことは多々あったし、それに抵抗しようものなら、自分の人格を否定されたり、変人扱いされたり、何の意見も採り上げて貰えなくなったこともあったから。みんなが是という意見ほど、論理的に考証して、「これはおかしい」と言える餘裕を持たないといけないと思います。

 とりあえずは、『コロナ論』をベストセラーにするための努力を惜しみなくするのが、一番よいのかな、と思っています。ただ、自分の職場ではかなり難しいのかな、上記のような上司もいるし、あまり言うと、個人的な問題に話をすり替えられそうだし、実際に人の死に立ち会う場では、「死ぬことよりも、経済の方が大事だ」とは言いにくいところもあるわけです。
 それでも、コロナウイルスは怖い論に賛同せず、無視するか、さりげなくコロナ論の論旨に近い例え話を出せたら、と思っています。露骨にすすめると敬遠する人もいるから。こういうところが卑怯者なのでしょうか。

 自分が仕える主人は「真理」のみであって、それ以外のものに従いたいとは思いません。以上です。
No.263
40ヶ月前
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第382号 2020.12.15発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…とうとうマスコミと専門家の脅迫に負けて、菅首相が全国一斉に、全世代で、来年1月11日まで、GoToトラベルを停止すると発表した。恐るべき弱腰の政権だ。これでどれだけの経済的損失が出るのだろう?しょせん微々たる補償額しか出ないんだから、廃業・倒産・失業・自殺は進む。外需に頼る観光立国を進める気満々のくせに、内需は破壊しつくすつもりらしい。現在、日本には非常に特殊な状況が作られていて、わしも読者諸君もみんな、その中にいる。われわれ全員が、極めて異常な時代の体験者なのだ。わしらは今、全体主義の社会に生きているのだ! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…コロナ禍による経済悪化で、多くの会社や医療機関がボーナスカットに踏み切らざるを得なくなった。12月14日(月曜)放送の『羽鳥慎一モーニングショー』では、住宅ローンの返済が不可能になり、趣味のバイクも、仕事の必需品である車さえも売却した末に、住み慣れた自宅も手放すことになった男性へのインタビューを報じていた。ところが、玉川徹は、それが自分のしてきた視聴率目当てのデマ恐怖煽りの結果であることを認めたくないようで、すさまじい詭弁を炸裂させていたのだ。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「今年の」インフル感染者とコロナ陽性者を比較するべき、という反論をどう思う?ワクチンが普及したらコロナ禍は終わる?悪質なデマばかり垂れ流すメディアでも、表現の自由を守るためには「必要悪」なの?クリスマスならではの失敗談、教訓は?編集者から言われたことで、納得がいかなくて抗ったことは何?良い文章を書けるようにするには何を心掛けるべき?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第401回「タブー化させるな、コロナ論!」 2. しゃべらせてクリ!・第339回「黒ひげサンタしゃんのクリスマスプレゼントぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第195回「玉川徹の詭弁を問い質す」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第401回「タブー化させるな、コロナ論!」  とうとうマスコミと専門家の脅迫に負けて、菅首相が全国一斉に、全世代で、来年1月11日まで、GoToトラベルを停止すると発表した。恐るべき弱腰の政権だ。  これでどれだけの経済的損失が出るのだろう?しょせん微々たる補償額しか出ないんだから、廃業・倒産・失業・自殺は進む。外需に頼る観光立国を進める気満々のくせに、内需は破壊しつくすつもりらしい。  現在、日本には非常に特殊な状況が作られていて、わしも読者諸君もみんな、その中にいる。  われわれ全員が、極めて異常な時代の体験者なのだ。これは考えようによっては、ものすごく貴重な経験だと言えなくもない。   わしらは今、全体主義の社会に生きている。  それは戦前・戦中の追体験のようなものだ。さすがにわしも、生きている間に全体主義を体感できる日が来ようとは思わなかった。  ただし、戦前・戦中と圧倒的に違うのは、 「恐怖の実態がない」 ということだ。 「恐怖の実態がない」のに、全体主義が体験できるのだから、人の行動を見てじっくり観察しておく余裕はあるはずだ。   今が全体主義の世の中だということは、外に出ればマスク着用率100%という光景が広がっていることだけでも一目瞭然である。  新聞は朝日・読売・毎日・日経・産経から地方紙まで、新型コロナは日本人にとっても大変な脅威であり、感染抑止のためには経済を止めなければならないという論調以外は一切存在しない。 右も左も経済を殺せという極左思想に占領されているのである。  戦前と違って滑稽なのは、マスコミが第一権力、世論が第二権力となり、経済を立て直そうとする政府が第三権力に成り下がって、負け続けていることだ。  そして、 この全体主義の論調に真っ向から反対している『コロナ論』『新型コロナ 専門家に問い質す』『コロナ論2』は完全なるタブーの書とされていて、この世に存在しないもののような扱いを受けている。  国民最大の関心事である新型コロナをテーマとした書籍が、本の売れないこの時代に6万部を売り上げているのに、その発売から4か月経っても書評がどこの新聞にも一切載らない。  そればかりか新聞に載る書店ベストセラーランキングにも、一度も『コロナ論』が登場したことはなかった。  本当はベストセラーランキングに『コロナ論』が入った有名書店もあるのに、それは絶対に使わず、その時に『コロナ論』が入っていなかった書店のランキングだけを選んで掲載していたのだ。  身代金誘拐事件などの際には全マスコミに報道協定が敷かれ、情報が表に出ないようにされるが、それと同様に『コロナ論』については一切目立たせるなという報道協定でも行われているんじゃないかという疑いすら持つ。  メディアは異論がどこにも出ないように、完全に情報を統制している。両論併記すら決して許されない。まるで共産党か何かのような恐ろしい状態である。   そこまで言論封殺を徹底しているのは、たとえ両論併記でも異論を出したら最後、自分たちの主張が簡単に崩されてしまうことがわかっていて、危ないと思っているからだ。  そしてこの全体主義の背景にあるのはVol.379で指摘したように、老人が民主主義を牛耳っているという事情である。   https://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar1968225  老人の世代が最も人数が多く、これがみんなコロナ脳である上に、年金生活者で食うに困らないから、平気で経済を止めろと言い出す。  そして新聞の購読者もテレビの視聴者も老人ばかりだから、老人におもねらないと商売が成り立たないという、とんでもないポピュリズムによって全体主義が作られているのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!