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希蝶さん のコメント

 先だってはまた、下らないことを記してしまい、すみませんでした。取りあえず、過去はこだわらないようにしたいです。反省はしなければいけないけれども。
 Q&Aも、しゃべクリも交流の場として楽しんでいます。ほかの人がどういう発想をするのか、自分にはないものを感じたり、知ったりすることは楽しいです。
 そのカレーさんを通じて投稿されたかたも、(好意的に解釈すれば)畏れ多いと感じたのだと思いますが、勇気を出してQ&Aに出してみると良いと思う。自分が以前、漫画家の先生に秘書のかたがおられるのが疑問ですと投稿し回答を頂いた際には、(とても失礼な質問かも知れないとも思っていたので)とても嬉しかったです。

 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第208回「自由を求める各国市民の闘い」
 「自由」と一言で書いてしまうととても軽い感じがしますし、水や空気のように当然な気もしますが、ウイルスを巡って、こういう事態が起こるとは予想だにしなかったです。そして、発言の内容よりも、誰が何を言ったのか、を勘ぐってしまう人が多い現況に絶望感を抱きます。
 確か、田中正造が足尾銅山の鉱毒問題にかかわった時、「あれは田中の選挙の票対策だ」と言われたそうです。昔も今も、こういうことを言う人はいるわけですね。ネオナチまで出てくると、どう言ってよろしいのか分からないです。
 ちなみに、話のレベルを落としますが、老人介護をしている家庭では、その人の「自由」よりも「介護」の方が優先されてしまいがちで、それは仕方がないことなのかもしれないけれども、協力してくれる他者がいないか、と探す努力は要るのかな、と思います。これだって、「自由」が実ははかない砂の楼閣のようなものかもしれない、というたとえになりそうな感じがします。とりわけ土日は看護師もヘルパーも休みで、うまくゆかないものだったりするわけです。

 自分を自由にする制約とは言いますが、「自由」とは何なのか、ただ放任されて好き勝手なことをするだけなのか、このデモのように目的を持って強固な意志で行動することなのか。恐らく後者でしょうが、「制約」が自然のものではなく、命惜しさでただ恐怖しているだけならば、人間は社会的な動物ではなく、個々に引きこもって一人で「勝手に」生活すればいいのでは、と思います。
 繰り返しますが、このライジングの場も一つの「社会」であり、コメント欄を見ても、先にあげたQ&Aやしゃべクリからも、さまざまな視点が見えてきます。ただし、いちおうのルールはあるので、それを外れないようにしないといけない。よしりん先生やほかの師範のかたがたやみなぼんさん・トッキーさんなどや、コメント投稿者などに失礼のないようにしなければならない。だから、おのづから自己制約は生まれるわけで、それを消されてしまうから不公平だ、とか言っているであろう反駁者は、社会ルール自体が分かっていないと思います。
 ただし、今回みたいに、全体のルールが恐怖で暴走してしまうのならば、それを正す行為はしなければならない。たとえネオナチ、自分勝手と勘違いされたとしても。

ところで老婆心ながら
>>83
>>84
 多分号外が出るでしょう。恐らくしゃべクリの締め切りは今までの例から見て、4月18日(日)12:00になるのでは、と予想いたします。でも取りあえずは、なるべくはやめに投稿した方がいいのかな、と思います。備へあれば憂ひなし、というところで。ただ、ご指摘した下さり、有り難うございます。
 先生がたも忙しい中、大変だと思いますが、この異常な恐怖社会を正常なものにもどすべく、頑張って欲しいです。
No.88
36ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第393号 2021.3.23発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…東京五輪・パラリンピック開閉会式のクリエイティブディレクターだった演出家・佐々木宏が内部のグループLINEでのアイディア会議で、渡辺直美にブタの格好をさせて「オリンピッグ」という案を出していたことを週刊文春にすっぱ抜かれ、「女性蔑視」だと非難を浴びて辞任に追い込まれた。そもそもこの事件で奇妙なのは、肥満体の女性芸人を「ブタ」に例えたら「女性蔑視」になるのか?ということである。人の容姿を笑いのネタにするのはいけないことなのだろうか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…前回は「二重マスク」の義務化がはじまりつつあるアメリカで、マスクを燃やしてしまう楽しいお祭り「マスク火刑式」が行われたことを紹介したが、政府のコロナ政策に反対し、自由と基本的人権の回復を求める運動は、世界各地に広がっている。その様子をレポートしておこう。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!エヴァンゲリオンシリーズにどんな印象を持っている?大震災の後は1日も早く経済再開をとなったにも拘わらず、なぜコロナではそうならないの?将来、歴史からどう評価されたい?プロレスのヒールで一番怖いと感じたのは誰?ワクチンパスポートの導入をどう思う?少年Aの手記を非難していたけど、少年Aには表現の自由はないの?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第414回「太ってるから人気出た芸人はダメか?」 2. しゃべらせてクリ!・第350回「の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第208回「自由を求める各国市民の闘い」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第414回「太ってるから人気出た芸人はダメか?」  東京五輪・パラリンピック開閉会式のクリエイティブディレクターだった演出家・佐々木宏が内部のグループLINEでのアイディア会議で、渡辺直美にブタの格好をさせて「オリンピッグ」という案を出していたことを週刊文春にすっぱ抜かれ、「女性蔑視」だと非難を浴びて辞任に追い込まれた。  週刊文春は記事のタイトルを 『「渡辺直美をブタ=オリンピッグに」東京五輪開会式「責任者」が差別的演出プラン』 として、 「渡辺直美をブタに」 というアイディアこそが最大の問題であるかのようにポリコレ棒を振り回してスキャンダラスに煽り立てた。  どんな卑怯な手段を使っても 「女性蔑視発言」 を仕立て上げ、ポリコレの問題にして騒ぎ立てさえすれば、誰でも失脚させることができる時代になったのだ。  そもそもアイディア会議というものは、戯れにどんなものでも言ってみるのが基本であって、それを禁じられたらクリエイティブなことなんかできやしない。  しかし今やポリコレ優先、創作など二の次というのが世界的な潮流になってしまっていて、創作者であるわしにとってはそれが不愉快でならない。  週刊「SPA!」編集部も一度ヒステリック・フェミのポリコレ軍団に目をつけられて、あわや「新潮45」の二の舞かという思いをして以来、どうしようもないほど臆病になってしまった。 「よしりん少女像」の章はボツにされたし、他の雑誌に持ち込めば即掲載で、単行本にも収録した。「SPA!」だけが掲載できなかったのだ。 「ポリコレ修正」を要求されると、延々と時間をかけて説得しなければならないので、仕事が進まないし、ストレスが溜まる。 「ちょっと持ち帰って、もう一度考えてみます」なんて言われることがあり、そうなるとものすごい不愉快を溜め込んだまま寝なければならなくなって、その欲求不満が翌日にまで持ち越されてしまう。  アイディアというものは、脳の前頭葉にドーパミンという快感物質が噴出している状態でないと、面白いものが浮かばない。不愉快は創作活動にブレーキをかけることなのだが、それが創作者にとってどれだけ辛いことなのかが、誰にも分かってもらえない。   どうして誰も彼もそんなにポリコレに弱いのか? ポリコレ軍団の言ってることなんか、100万パーセント間違っているじゃないか。  ポリコレ軍団は自分が「リベラル」と思っているのだろうし、「平等主義者」なのは間違いない。特に 「男女平等主義者」 なのだろう。   差別に反対するのがリベラルで、差別に反対するリベラルは善人であり、差別に反対するためなら言葉狩りでも弾圧でも粛清でも何でも正義であるという思い込みが強いのだろうし、その思い込みにマスコミも、エセ知識人も逆らえない状態になっている。  実は「リベラル」なんて名称は定義が曖昧で、その正体は 「枯れ左翼」「うす甘いサヨク」 、自由より平等を重んじる 「極左」 と言った方が実態に近づける。しかもSNSという匿名の武器を使って、個人より集団で破壊衝動を満たす卑怯者なのだ。  極左ポリコレ軍団は、世の中に破壊しかもたらさない悪魔である。奴らが今回のようなことをやった時には、ネットを使える者は全員でこれに抗議し、叩き潰すようにしなければならない。そういう反動勢力を作らなければ、社会は破壊されるがままになってしまうだろう。  最近は極左ポリコレ軍団に怯えた企業や雑誌社が、CMを中止したり、作家に自主規制の圧力をかけてくるようになった。   先日は『ゴー宣』でわしが引用した女性読者の文章まで、修正してくれと言ってきた。他人の文章を勝手に改変させるなんて、あまりにも非常識で絶対にOKしなかったのだが。  果たして、その作品が発表されても、誰も抗議して来ない。   そもそも今回の「ブタ鼻」事件で奇妙なのは、肥満体の女性芸人を「ブタ」に例えたら「女性蔑視」になるのか?  マスコミ知識人は、「女性の容姿を笑いものにするのはいけない」とかきれいごとを言っているが、渡辺直美は、最初から自分の肥満体を利用して出てきたのだ。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!