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ただしさん のコメント

 今朝のモーニングショー、パネルコーナー終了まで見ました。
 玉川と浜田は、オリンピックを潰したくて潰したくて居ても立ってもいられない感がヒシヒシと伝わってきました。
 浜田、辛気臭い顔してますね。朝から見たい顔じゃない。

 そしてゲストは、前半がカエル、もとい松本哲哉 国際医療福祉大学主任教授。オリンピックの話題になった後半はスポーツライターの小林信人氏も加わりました。
 小林氏はスタジオ出演、カエルはリモート。臆病ガエル。
 失礼。
┏○ペコッ

 冒頭に見せるテッパンの「感染者数(本当はPCR検査陽性者数)の推移」という全国地図の、小見出しには、いつもセコい細工が施されていますね。
[昨日の感染者(ホントはPCR検査陽性者)5232人]、そのすぐ下に、[これまでの最多感染者7957人(1月8日)]なんてものがわざわざくっつけて書いて、いかにも昨日も“最多”だったんだよ~と視覚効果で印象付けようとしてきます。
[重症者1235人 過去最多][死者216人 過去最多]と有り、[感染者]も過去最多と書いてしまいたい、でもそうではない、なら過去最多記録をくっつけて書いちまえ、ってなもんで、しょっちゅう書いてありますね。

 羽鳥の読み上げ方が、またタチが悪いのなんの。
『では昨日の全国の感染状況です。新規感染者が5232人、重症者が1235人、亡くなった方が216人、これは、いずれも、過去最多と、なっています。』
 これでは、「新規感染者(ホントはPCR検査陽性者)」までもが過去最多と聞こえてしまいます。しかも、すぐ下に「これまでの最多感染者」なんて項目をくっつけてあるのだから、なおさら効果テキメンで、重症者と死者に加えて新規感染者(ホントはPCR検査陽性者)まで過去最多と錯覚してしまう、そんな仕組みになっています。

 そして4つの項目の右下に小っちゃく「空港検疫等 0人」と。インド株の頑張りを期待していた番組としては、残念で口惜してしょうがないでしょう。人数多ければもっとデカデカと書いているはずです。色も白と緑じゃなくド派手なものにしているはず。

 で4つの項目の左下には、全国版のテッパン地図に昨日、唯一貢献してくれた県・沖縄が。日本地図としても沖縄の位置が絶妙で、丁度4項目の下辺りに来るもんだから、番組としても嬉しかったでしょう。新規感染者(ホントはPCR検査陽性者)168人で過去最多だったようです。
 ここでも、羽鳥は読み上げマジックを地味に炸裂させていました。
 さきほどの続きから、羽鳥
『…え~また、沖縄ですが、過去最多の感染者となっています。』
 画面は[沖縄168人過去最多]をドアップにしますが、羽鳥は人数は読み上げません。
 そしてテレビ画面は、全国版の地図から、これまたテッパンの[感染者数の推移(去年7月から)]グラフの沖縄版へ。[重症者48人(国基準)][死者4人][陽性率(おととい)6.6%][きのう168人]とグラフの左上に書いてあります。[きのう]という項目は、昨日の新規感染者(ホントはPCR検査陽性者)を示しているらしいです。「きのう」って…。
 しかも「きのう」も「おととい」も平仮名表記です。視聴者の皆さま、バカにされていると気付きましょう。
 そして、この人数の少なさ…。
 これで緊急事態宣言を出せとか言ったみたいですね、沖縄。地元の経済界が反対していて、見送りになったみたいですが。

 で、ここでも羽鳥の読み上げマジックが。というか全部繋げて読み上げていたのですが、3つの特徴に気付きまして。さきほどの続きから…
『…その、お~沖縄ですけれども~168人、重症者が48人、亡くなった方が4人と、言うう~状況です。で、え~沖縄県。感染が、あ~ご覧のように急拡大をしていると、言うことでですね、』
 168人は何の人数なのか、「重症者」と「亡くなった方」は言えるのに168人は言えない、言わない。その後の「急拡大をしている」に繋がりませんもの、言えませんよね。羽鳥、こんな所にだけは物凄く気を回せる人なのでしょうね。小せえ小せえ。くせいくせい。羽鳥。

…つづく
No.315
36ヶ月前
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第397号 2021.5.11発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…日本国憲法では、国民の基本的人権は「公共の福祉に反しない限り」保障されると規定されている。人権は無制限に保障されるものではなく、「公共の福祉」に反する場合は制限してもいいことになっているのだ。この「公共の福祉」という言葉は、あまりにも当たり前のように条文に書いてあるので、これが憲法における人権の捉え方のスタンダードであるかのように思い込んでしまっていたのだが、それは全くの誤りだった。コロナ禍において、ありとあらゆる人権の制限が「公共の福祉」のためのひと言で正当化されてしまっているが、それは全く異常なことだったのだ! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…分科会の尾身茂会長の「魅力あるところを閉める」というトンデモ発言をさらっと受け入れ繰り返すテレビ報道。「魅力あるところ」っていったい何??そして一度は要請を跳ね返したものの、休業することになってしまった寄席。一転、休業を受け入れることになった背景には何があったのか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!ワクチンによる重度の副作用や死亡ケースについては「因果関係が証明されない」とされる現状をどう思う?コロナ渦を終わらせるためにできることって何があるの?この状況下で先生の一番のストレス発散法は何に?アメリカの大義無き戦争などへの反対は、当時の日本の状況を考えるとやはり無理だったのでは?ワクチンを否定する言論は、若者の未来をも否定するただのニヒリズムでは?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第418回「【公共の福祉】と【ワクチンパスポート】」 2. しゃべらせてクリ!・第353回「」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第212回「閉じられた“魅力的な場所”と寄席休業の裏話」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第418回「【公共の福祉】と【ワクチンパスポート】」  5月3日・憲法記念日に開催したゴー宣道場 「憲法は今、生きているか――コロナ禍、自衛権、天皇」 は緊急事態宣言の最中とは思えないような大盛況となり、議論自体も大成功だった。  中でも最大の収穫は、日本国憲法におけるキーワードのひとつといえる 「公共の福祉」 には、大変な問題があると知ったことだった。  日本国憲法では、 国民の基本的人権は 「公共の福祉に反しない限り」 保障される と規定されている。  人権は無制限に保障されるものではなく、「公共の福祉」に反する場合は制限してもいいことになっているのだ。  この「公共の福祉」という言葉は、あまりにも当たり前のように条文に書いてあるので、これが憲法における人権の捉え方のスタンダードであるかのように思い込んでしまっていたのだが、それは全くの誤りだった。  ゲストとして登壇した慶応義塾大学教授・ 横大道聡氏 は、この日最も重要な指摘をした。   国連の規約人権委員会は、日本国憲法が人権を制約する根拠を「公共の福祉」としかしていないことに対して、制約が拡大する危険があり、もっときちんと細かく書くべきだと、連続して指摘しているというのだ!  国際的な人権条約や、国連が「及第点」としている国の憲法では、表現の自由はこういう場合にしか制限できないというように、それぞれ条件を細かく書いており、 全ての人権を「公共の福祉」のひと言で規制している憲法というのは、実は極めて珍しい のだそうだ。  日本のマスコミは、国連から「日本の刑事制度は遅れている」というような指摘を受ければすぐニュースにするが、憲法の「公共の福祉」が問題だと指摘されても一切報道しない。憲法学者も、みんなこのことは知っているそうだが、誰も言わないという。デタラメな話だ!   コロナ禍においては、レストランで酒も飲めないわ、デパートも映画館も閉鎖されるわと、ありとあらゆる人権の制限が「公共の福祉」のためのひと言で正当化されてしまっているが、それは全く異常なことだったのだ。  横大道氏は、もしも自分がロースクールで教えている学生が答案に「人権は保障される、ただ『公共の福祉』による制約がある、今回はコロナだから『公共の福祉』で制約する、ハイ終わり」なんて書いてきたら、落とすはずだという。  ところが現実には、そんな状況がまかり通っているのだ!  では、こんな状態を国会議員はどう考えているのだろうか?  この日は、自由民主党衆院議員・稲田朋美氏と、国民民主党衆院議員・山尾志桜里氏の2名にリモート出演していただいた。  ここでは以前から「立憲的改憲」を主張し、これまで何度となくゴー宣道場にご登場いただいている山尾氏の発言を追ってみよう。  山尾氏は横大道氏の話を受け、 緊急事態宣言の発令に「国会の承認」を必要としないことを、多くの国会議員が問題視していない と言った。  そしてその理由は、国会の承認が不要であれば、宣言を出すか出さないかという難しい判断をしなくて済むからで、後で宣言を出してよかったという結果になれば「よかったね」と言えば済むし、宣言を出したのがやりすぎだったとか、足りなかったとかになれば、後から政府を批判すればいいと思っているからだという。  とんでもない無責任だが、それについて山尾氏は、説明責任を政府や分科会の尾身会長に押し付けるのではなく、国会議員の一人一人が厳しく責任を負うことが、緊急事態の中で自由を確保するために大事であり、「国会承認」に関する議論はもう一度しっかりやり直すことが不可欠だと主張した。  この山尾氏の発言を受けて 泉美木蘭 さんが、「やりすぎたら後で批判しておけばいいと思っている」というが、 実際には「やりすぎたら後で批判」するということすら行われていない と指摘した。  そして、あまりにも曖昧な「公共の福祉」の下で無茶な制約をやりすぎたために、学校に通えなくなった子供が精神的に追い詰められて自殺に追い込まれたり、女性が仕事を失って急にホームレスになってしまったり、あるいは演奏会など文化活動も出来なくなって、自分の生きがいを失ってしまった人がたくさんいて、既に甚大な被害が出ており、 働かなくても大丈夫な人や、家にいても給料がもらえる人の人権しか守られていない と批判した。  そしてさらに、 学校が閉鎖されるとどんなことが起きるか、派遣で働いている人たち、飲食店やサービス業で働いている人たちがどんな目に遭っているのか、精神的にどういう影響が起きるかということを事細かく挙げていくことが公共の福祉とは何かを考えることになるはずで、そういうことを国会議員の方には議論していただくよう切に望む と発言し、これには大きな拍手が沸いた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!