サトルさん のコメント
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第413号 2021.10.19発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…コロナは急激にピークアウトして話題がしぼんでいき、それと入れ替わるように小室圭氏の帰国、眞子さまの複雑性PTSD公表で、一気に皇室関連の話題で世の中は騒然となった。先日のゴー宣道場では、眞子さまと小室氏に対して「誹謗中傷した者一覧」をホワイトボードに書き出したが、それらはほんの「氷山の一角」であり、芸能人・著名人ではむしろ「擁護した人」を見つける方が難しい状況である。これらすべてのバッシングに共通する、根本的な問題の一つは、皇族に対するバッシングをやっている連中は、「天皇や皇族の方々には反論権がない」ということすら知らないバカどもだということだ!
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…10月15日(金曜)、厚労省のワクチン副反応検討部会が開催されたが、今回、「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例」の資料が公開されなかった。それ以前から、接種数に対して死亡例の報告が異様に減っているのだ。接種後の心筋炎・心膜炎については、一応気にはしているようで報告書が上がっていたが、ここにはとんでもないインチキが書かれていた!国の出すデータを一切信じてはいけない!!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!昔の反天皇と今の皇室バッシングとでは質が変わった?ワクチンの副反応は否定され真実は埋もれていくことになるのでは?グーグルがコロナの次は地球温暖化ポリコレに反するものも検索から排除する!?ザリガニは美味しいよ!ぜひ一度食べてみて!もし皇室がなくなったら日本はどう変貌する?なぜおおぜいのひとのまえでじょうずにしゃべれるようになったの?福岡の暴力団「工藤会」総裁に暴力団トップとしては初めて死刑判決が出た件をどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第439回「反論権のない皇族への壮絶な誹謗中傷」
2. しゃべらせてクリ!・第369回「へごわ~っ! 貧ぼっちゃまと貧民連合の猛抗議ぶぁい!の巻【前編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第233回「厚労省のワクチン心筋炎隠ぺいデタラメ報告」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第439回「反論権のない皇族への壮絶な誹謗中傷」 第101回「ゴー宣道場」は10月10日、岡山で「女性天皇・女性宮家は不可能なのか?」をテーマに開催された。
岡山での開催は昨年3月以来2回目で、今回の応募者数は前回の倍にも及び、新規の参加者は20%強、大盛況といえる結果となった。
参加者の応募受付期間は7月20日から8月17日までで、この間の社会はオリンピック・パラリンピックとコロナのデルタ株感染拡大の話題に染まり、皇室にはほとんど関心が向いていないような状態だったため、一時は会場が埋まるかどうか心配になった。
だが、さすがに「ゴー宣道場」に関心を持つ人たちはそこまで世間の空気には左右されないようで、締切が近づくにつれて急速に応募者が増えたのだった。
とはいえ、まだ世間の興味はコロナ禍にあり、そんな中で皇室をテーマにしても一般的には注目されないのではないかと思っていたのだが、開催間近となったところで、コロナは急激にピークアウトして話題がしぼんでいき、それと入れ替わるように小室圭氏の帰国、眞子さまの複雑性PTSD公表で、一気に皇室関連の話題で世の中は騒然となった。
結果的にはこれ以上ない、絶好のタイミングでの開催ということになったわけで、やっぱり「ゴー宣道場」、何か持ってる。
会場では、眞子さまと小室氏に対して「誹謗中傷した者一覧」をホワイトボードに書き出してもらった。記録として、その人名一覧を転載しておこう。
岩田太郎 高橋真麻 竹田恒泰 亀山早苗 小田部雄次 安積明子 辛酸なめ子 清原博 加藤綾子 デーブ・スペクター 河西秀哉 アンミカ 山下晋司 牧嶋博子 窪田順生 宇山卓栄 山口真由 神田修一 宮下純一 篠田博之 青沼陽一郎 木村盛世 北原みのり 宮西憲春 片岡珠美 竹内久美子 おぎやはぎ小木 高岡達之 橋本琴絵 吉川美代子 篠原常一郎
もちろんこれでもほんの「氷山の一角」であり、芸能人・著名人ではむしろ「擁護した人」を見つける方が難しいのではないかという気さえする。
また、この一覧の中には、自分が誹謗中傷していたことを「なかったこと」にして、今ではシレっと擁護に回っている者もいる。
岡山の公論サポーター有志諸君は、さらにそれぞれの誹謗中傷発言についての詳細な資料までまとめてくれたのだが、あまりにも膨大なので、これにひとつひとつ批判していったら、とてもじゃないがライジングに収まる分量では済まなくなる。
そこで今回はこれらすべてのバッシングに共通する、根本的な問題を指摘して批判を加えることにする。
第一に指摘すべきことは、眞子さまら皇族に対するバッシングをやっている連中は、 「天皇や皇族の方々には反論権がない」 ということすら知らないバカどもだということだ。
天皇・皇族は、名誉毀損や侮辱を受けても事実上、告訴はできない。刑法には一応 「天皇・皇后・皇嗣などの場合は、内閣総理大臣が代わって告訴する。その他の皇族は国民と同様に自ら告訴する」 とは書かれているが、この条文通りに告訴が行われたことはかつて一度もないのだ。
高森明勅氏が紹介していたが、政府の見解は、こういうものだそうだ。
「皇族という御身分の方が一般の国民を相手どって原告・被告で争われるというようなことは、これは事実問題としては考えさせられる点が非常に多いですから、まああまりないと思います」
(昭和38年3月29日、衆院内閣委員会での瓜生順良宮内庁次長の答弁)
これはつまり、皇族は事実上「告訴できない」と言っているに等しく、天皇・皇族を名誉毀損や侮辱から守る法的措置が、実際には何も存在していないということを意味している。
もちろん問題は法的措置に留まるものではない。それならば皇族が一般国民を相手取って、言論を用いて争うことだって「考えさせられる点が非常に多い」ことになるのは当然で、もし皇族が国民と泥仕合の論争をやろうものなら、皇族の品位が大きく汚されてしまいかねないということも、重く考えなければならなくなる。
つまりは、皇族は法的のみならず、言論においても一切の反論権はないのである。
皇室バッシングをやっている連中は、反論権のない人を誹謗中傷しておいて、さらに 「なぜ批判に対して、何も説明しないのか」 と責め立てる。
やろうとしたってできない反論を求めておいて、「なぜ反論しないのだ」と責めているわけで、まるでチンピラのイチャモンである。
しかも、そこまで皇室について無知蒙昧であるにもかかわらず、そいつらは決まって、 あたかも自分は皇室に関心を持ち、皇室のことを思っているからこそ言っているのだというポーズをとっている。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
続き。
番組は初めてのカメラ取材として、「PMDA(医薬品医療機器統合機構)」を訪れます。
そこでは、医師や製薬会社からのデータを全国から症例(死亡以外も含む)で収集している姿が。
女性職員
「ファイザーと武田(製薬)が1件ずつでーす。」
ナレーションと図で、データ収集の流れと、それに関わる会社、機関、職種を説明。
集められたデータを2人でダブルチェック、更に電話にて当該医療機関、医療者に問い合わせを電話にて行う現場を撮影。
PMDA理事 宇津 忍
「1つの症例も無駄にしないということ。それから迅速な対応が求められますので、24時間受付、土日休日も体制を組んで(報告が)おくれないようにしています。」
述べ4万件の報告を基に行うzoom会議の模様。
ナレーション
「いまのところ、接種と死亡の関連は見つかっていません……。」
「ただ、関連が無いとも断定出来ないため、死亡例の99%を、評価不能とせざるを得なかったのです」
厚生労働省 副反応検討部会
森尾 友宏部会長(東京医科歯科大教授)
「将来的に関連があると分かってくることも、可能性はあると思います。情報を集めながら知恵を集めながら進めていきたい」
画面は切り替わり、スタジオへ。
こびナビ事務局長
黒川 友哉
(ワクチンへの不安の声1000件以上に応える)……番組テロップ紹介。
「これだけ、因果関係不明っていう言葉が並んで、もう少し詳しく調べようとすると、大量のデータが出てくる。この状況をまぁ、私が、当事者だったとしとも、非常に説明が難しいなと思いますし、そもそも不安というものを皆さん感じるメカニズムは、あの、新しい……未知性の……未知なワクチンが出てくるだとか、あとはぁ……取り返しのつかない副反応があるんじゃないのか……といったキーワードがあるんですけど、これに加えて、身近な人に副反応が起こった、ワクチン接種した後に、亡くなられたという情報が出ると、なかなか心の中にできた不安を消すことは難しい状況かなと思います。」
森尾
「科学的に因果関係を証明するには、大量のデータが必要になってきます。特に予防接種受けた方での副反応、まぁ、正確な頻度での方式、そして接種してない方。それを正確に比較することにより、科学的に知ることが出来る」
番組はアメリカのデータ収集機関と方式を紹介。なぜ機関が設立されたかもワクチン訴訟も含め紹介。
また、膨大なデータにより「接種と死亡 現時点で関連認められない」とするアメリカCDCのコメント紹介。
ここで、アメリカのシステム構築メンバーの
エモリー大学アトランタ小児病院小児感染症科
紙谷 聡助教授を紹介。
彼が心筋炎を発見したと。
紙谷
「ワクチンを打って数日以内、1週間以内にどうやら起きていることが多い。ほかの病院でも同じような報告例があったことでワクチンとの関連性というところで、臨床医の間で、これはより懸念される状況ではないかと議論が高まっていた」
ナレーション
「ワクチン接種による『極、まれにある』心筋炎。ファイザーとモデルナを接種した若い世代に、非接種者と比較した場合、『軽度な心筋炎』の頻度に『差が』でていたのです」
「CDCは注意喚起。ただ、『症状は極めてまれで』ワクチンの恩恵はリスクを上回る」
またそのデータの共有により、ある若者(22歳男性)の「心筋炎」に対する素早い対応と治療が出来たと紹介。
ここで、日本でのシステム構築を進める若い医師を取り上げ、しかしまた、自治体の「厚い壁」が立ちはだかり、個人情報の取り扱いなど、各自治体への訪問、電話にてのお願いなど
「壁に立ち向かう若い医師」の奮闘ぶりを撮影。
ありがちな、歩きまわる、電話かけまくる、黙って聞く各部署の責任者……。
だんだん番組が「変わっていきます」。
またスタジオへ。
続く。
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