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希蝶さん のコメント

〇 ゴーマニズム宣言・第441回「SNSに【割れ窓理論】を」
 (こういうことを記すと個人情報とかにひっかかるのかな)私は仕事場で部屋清掃とかトイレ清掃などをしており、場所を綺麗にすることの重要性はよく感じているのですが(実際、ほこりもごみもそんなに出ません、時間のあいた時に普段やらないところをやらない限り)、駅のトイレとか公衆便所などではどうしようもなく汚れている場所もあったりして、そういう場所にはおのづと人は近寄らなくなるのかな、無法地帯同様になるのかな、と想像します。それでも、人間の生理や生活の便利のために、そういう場所でも利用せざるを得ない場合もあったりして、結果、それだけ穢いのなら、自分も穢くして良いのだろう、SNSの心ない書き込みも、そういう動機から生まれるのでしょう。

 上記のように述べた仕事場ですが、職場のルールには多少甘い部分があり、(これも情報漏洩になるのかな)元々、障害者向けのNPO法人でもあるので、遅刻とか休みには甘いところがあり、(恥を記しますが)先日も親から預かった財布をなくしたことがあってパニックし、(自宅前でタクシーの中で落とした筈なのですが)別の繁華街の交番に置いてあったらしく(ちなみにカードやレシートは無事でしたが、お札は抜かれていたようです。そして、警察署はそういうことについてはまるで無頓着で、財布だけを返せばいいと思っている。非常に不満でした。話が脱線しました)、それを取りに行こうとしたら、「そんなの、仕事のあとでもいいじゃない」と窘められました。結局、早退してゆくことになったのですが、「貴方は社会人経験があるのだから、そういう場合、会社を休んだり、遅刻をしてゆくのは問題があると知っているでしょう?」と上司から注意されました。ただ(自分の辯護になってしまいますが)障碍で休む人もいるわけで、だったら、一人位抜けたり、遅刻したりしてもいいのではないか、という気持ちにもなってしまうわけです。これも「環境」が「無法」を呼ぶという一例なのかな、と思います。

 長くなりましたが、世の中にはあるところでは通じるきまりでも、別のところでは不可というルールがあるということを繰り返してゆくと、本来あるべき姿の「常識」が見えなくなってしまう場合があるのでしょう。そして、SNSは「特別な世界」で、「世間体」を気にしなくても良いみたいに感じている人が多数いるのでしょうが、しかし、そういう場であっても、これだけ一般のものとして普及してしまうと、世に与える影響力は増大してしまうので、だからこそ、「常識」を導入しなければいけない、人の悪口や罵詈雑言は控えた方がよい、という世間だったら当たり前のことを見直さなければいけないのかな、と思いました。

 ただ、また話を脱線させますが、よく「お前のためを思って、厳しいことを言うんだ、常識とはこういうものだ」と言われることがあったりするのですが、そういうものをこそ、疑わなければいけないような気がします。
 現在のコロナ騒動においては、国や公的機関が一般的な偏見を押しつけているわけで、果たして、「集団」が本当のことだけを言うのだろうか、メンツとか立場などの問題で嘘や虚報を流す場合もあるのだ、そして、そういう情況の中で意見の真ん中だけとって、中立ということがあり得るのだろうか、とも思います。公平・公正であることはリトマス試験紙の中性と同じ意味ではなく、酸性側、アルカリ性側が一方にかたよっていると正しい位置での中性、「常識」が見えなくなってしまうことがあり、その意味で平面的に中間を見るだけではなく、歴史に学び、立体的に観察すること、現代の場合だったら、過去の天然痘の流行とかインフルエンザの動向などを見て、「前代未聞の事態」と思考することを抛棄してはならないのだ、と思いました。

 しかし、こう言っても人間は思考はしないで、ただ「みんながするから三回目」とか言ったりするのですよね。反抗する自分の方がひねくれ者みたいに言われたりする。だったら、「一般の会社で、通常の例で、特定の注射の接種やその後の影響のために早退や休暇を取る」のが常識なのか、考えて見て欲しい、と切に願います。妊婦とか出産後の女性などにすぐ働け、というのとは一線を画するような気がするのですが。
 とにかく、綺麗にすべきところは清潔にし、なおかつ他者への偏見を持ち込まず、どのような意見あっても大切に取り扱い、是か非か判断すること。難しいようですが、人間が思考をする動物ならばしなければいけない、と思います。

 以上です。今回もだらだらしてしまって、すみませんでした。
No.142
34ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
号外 2021.11.2発行 【目次】 1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第235回「厚労省が忘れた『薬害を学ぼう』」 2. ゴーマニズム宣言・第441回「SNSに【割れ窓理論】を」 第235回「厚労省が忘れた『薬害を学ぼう』」  厚生労働省のサイトには『 薬害を学ぼう どうすれば防げるのか? なぜ起こったのか? 』という薬害教育のサイトがある。  一般国民向けに制作された、日本の薬害の歴史や被害者の声などを掲載した教本が掲載されているほか、中学生向けの薬害教育教材や、指導の手引きまで配布されている。     薬害教育副教本「薬害を学ぼう」より  私の記憶にあった薬害事件は、「薬害エイズ」「薬害肝炎(C型肝炎)」「薬害イレッサ(抗がん剤)」「サリドマイド」ぐらいだった。だが、厚労省の教本を見ると、1950年頃からのたかだか50年間で、国が認めた薬害事件だけでもこんなにあったのかと驚く。  掲載されていたものから一部をさらに掘り下げて、当時の記録や論文などを調べてみた。その内容も盛り込みながら紹介したい。 ●1948年/ジフテリア予防接種による健康被害 被害者:924人(死亡83人) 製薬企業のミスが原因で、ジフテリアの毒素が残っていたために、乳児83人が死亡。  この薬害は、GHQが占領中の日本の衛生状態を嫌い、日本政府にジフテリアの予防接種対応を求めたことに始まる。  表向きは、日本国民の健康のための伝染病政策とされていたが、のちに発見されたGHQの文書では、 上陸米軍の中でのジフテリア発生率が予測を超えていることに驚愕し、米軍兵力維持のために、日本人に対して無差別予防接種を提起していた ことがわかっているという。  GHQは性急な実施を要求したが、日本では薬の製造が整わず、厚生省は夏のチフスの流行などを理由に、約2年間、何度も実施の延期を説明。1948年になってやっと接種する体制が整ったが、この時すでに日本では、終戦後の栄養状態の回復とともにジフテリアは急激に減少しており、流行は沈静化していた。  だが、厚生省は、GHQの指令に従ってジフテリアを含む12疾病の予防接種を義務化。接種を行わないと罰金3000円(現在の貨幣価値で30万円)を科すという強力な強制接種法を施行し、子どもたちに対して強制的に接種がすすめられることになった。  先駆けとなった京都府では、1948年10月21・22日に第1回、11月4・5日に第2回の接種が行われた。第2回の接種を受けた15,561人の中で、接種箇所が腫れあがり、発熱する子どもが出はじめ、その後、腕全体が腫れあがり、紫色になった注射局所を中心に、やけどのような水疱ができるという患者が600人以上にまで急増。乳幼児68人が死亡した。  11月5日からは、島根県で接種が開始されたが、京都からの「接種見合わせ」の電報を受けて中止。ところが、「死ぬ心配はない」という楽観コメントがあったことや、厚生省から、被害が起きたロットナンバー以外のものを使えという指示があったことから再開されてしまった。  実際には、厚生省が示した以外のロットにも毒性があり、島根県内で300人以上の被害者が出て、16人の乳幼児が死亡した。    製薬会社の製造過程や厚生省の検査がずさんであったこと、被害発生後の現状把握や指示があまりに雑であったこと、そこには、アメリカの要求に従って、子どもたちに強制接種していくと決めていた、つまり 「接種ありき」で推し進めていた という背景がある。  しかも、日本ではすでに下火になっていた感染症なのだから、健康であれば不要だった注射を、わざわざ乳幼児に打って殺したわけだ。  予防接種をめぐるアメリカとの力関係が、GHQの時代にスタートしていたことに、暗澹とした気持ちになる。 ※国が認めた被害者数は冒頭の通りだが、複数の記録を突き合わせると、死者84人、被害者1000人以上、後遺症など不明となる ●1953年~1970年/キノホルム製剤によるスモン薬害 被害者:1万人以上 整腸剤キノホルムを服用することで、スモンと呼ばれる神経障害を発症する人が多数。企業が製造を停止するまで大勢が被害に遭った。  1955年頃から、下痢などが続いたあと、足の感覚がなくなる、しびれる、重症の場合は麻痺して歩けなくなる、目が見えにくくなるなどの症状をきたすスモン患者の集団発生が見られるようになった。  なかでも埼玉県戸田での集団発生は、東京オリンピックのボート競技の予定地であったこともあり、「戸田の奇病」と報道され、世間の関心が高まった。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!