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希蝶さん のコメント

 感想の続きです。
〇 ゴーマニズム宣言・第442回「印象批評はバッシングじゃない」
 上記の話と重なりますが、「皇室を聖域扱いするのはやめた方が良い」、そして発言権も認めるべきでしょう、と私は思います。その意味で、一般国民の側からも「売れないミュージシャン」とか小室圭さんが人気者になってしまい、「ハッピーエンドまで続きが気になる!」という批評はありなのかな、とは思います。倉田真由美さんは眞子様まで誹謗しているわけではなく、「女性は百のマイナスがあっても三のプラスがあればいい」という意見は、一般的な男女間の人情の機微に触れているものであり、聖域意識を越えたものであり、よしりん先生のおっしゃられるように認めてもよいのかな、と思います(誕生日に貰ったものまで元彼に返却させられた、という話については、ひどい元彼もいたもんだ、と思いました。面倒ごとを回避したいという点で賢明な判断でしょう)。
 「王様の耳は驢馬の耳」という話もありますが、そういう噂はひそかに口にしても世間一般に広まるもの。その程度は容認してもいいのではないのでしょうか。ただし、あることないことを捏造するのはまた別問題です。

〇 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第236回「厚労省のウソと、45年前のアメリカが教えてくれるワクチン接種事業の結末」
 もくれんさんの提示された聖路加国際病院のグラフをみても、1回目接種よりも2回目接種の方が明らかに発熱の大きいし、厚生労働者の医療従事者のものよりもデータがしっかりしているように感じられました。そして、一見矛盾するようですが、「2%」という統計上の数字よりも、SNSでもあがっている個人個人の淋巴腺の腫れという現象の続出の方が実際に水面下で起こっている出来事を暗示しているようで、空恐ろしいと思いました。
 体の健康状態や症状は籤運のようなものではなく、調べれば根拠があるものであって、薬などを飲んだり、これを食したからこういう症状になる、という因果関係があるのでしょう。そういいつつ、私たちは「今日は気分が優れない」・「だるい、かったるい」といった言葉で自分のその日の体調を言い表すことが多く、案外、コロナウイルスのこともその程度のもので、わざわざPCR検査や抗原検査をするまでもなく、日ごろの健康管理に気をつければいいだけのことではないか、それこそ「運が悪けりゃ死ぬだけさ」でいいのではないか、という気がします。薬と称するものを打って、かえってその効力で体調不良になったら、しなくてもいいことをした、してはならないことをした、ということになるわけですから。本来恐るるべき疾病に対する用心(癌とか結核とか肺気腫とか膠原病とか血友病とか)の方がはるかにましなように感じます。

 そのような視点からも、アメリカ合衆国の豚インフルエンザワクチンのギラン・バレー症候群の話は「前者の轍」であるべきところなのに、現在のコロナワクチンの上記の症例という二の舞を演じているわけですから、人間は進歩しないな、と上から目線のことを記しておきます。健康はワクチンで維持されるものではなく、社会もワクチンによって安全になるものではなく、(先に記した話を蒸し返しますが)白石と黒石が同数で、それぞれを組み合わせてゆくことでしか保守できない。だから毒と思えるようなウイルスについても共存する手段を考え、毒を増やすようなワクチンを接種すべきではない、たとえていうなら、氾濫を防ぐためのダムをむやみやたらと作るような愚を犯すべきではない、そうすると、自然の川の流れが止まり、生態系を壊し、肥沃な土地を沙漠化するだけなのではないか、というようなことも思いました。

 以上です、いつものことながらくどい表現ですみませんでした。

 最後に、(お礼を言うのを忘れていましたが)今回のしゃべクリ、Q&A採用、有り難うございました。太陽電池か何かで充電する携帯電話やスマートフォンが発明されたら、本当に便利でしょうね。ファンタジーもので、異世界でスマートフォンを持って活躍する少年の話があるのですが、それは魔力で充電されるそうで、何だかそんな神秘な力で動けばいいのに、とか想像します。

 それでは、いつもの決まり文句ですが、次号を期待します(といいつつ、また何か記すかも知れませんが)。
No.126
37ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第415号 2021.11.9発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※特別寄稿・笹幸恵…小室眞子さん、圭さんが2021年10月26日に結婚された。圭さんの母親の金銭トラブルが報じられて以降、週刊誌は毎号のようにバッシング記事を掲載し、ネット配信記事のコメント欄には読むに堪えない罵詈雑言がこれでもかと書きこまれた。一方、尊皇心があると自認する自称保守派もまた、バッシングを繰り返している。ここ数ヵ月、彼らは何を言ってきたか?果たしてそれは本当に尊皇心の発露なのか? 自称保守派の人々の発言を徹底的に見ていきたい。 ※「ゴーマニズム宣言」…10月30日の「オドレら正気か?大阪LIVE」は大盛況だったが、その中でも漫画家くらたま・倉田真由美氏は実にいい役割を果たしてくれた。そのくらたまについて、「新型コロナについての発言はいいが、眞子さま・小室さんに対してはバッシングをしている」という指摘が来ているので、そのことについて書いておこう。「印象批評」もバッシングに繋がることなのだろうか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…聖路加国際病院の研究チームの調査によれば、コロナワクチンを接種した女性の半数に、脇の下のリンパ節が腫れる副反応があったことがわかったという。しかし、厚労省が実施したという健康状況調査においては、「ファイザー社のワクチン接種後に腋窩リンパ節腫大を含む反応性リンパ節腫脹が2%程度報告されています」と説明されている。こんな嘘に騙されるな!そして、11月に入ってから新たに日本で話題になりはじめた副反応「ギラン・バレー症候群」についても確認しておこう。 【今週の目次】 1. 特別寄稿・笹幸恵「自称保守派こそ、皇室を破壊する【勢力】である~小室眞子さん、圭さんの結婚で彼らは何を言っていたか~」 2. ゴーマニズム宣言・第442回「印象批評はバッシングじゃない」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第236回「厚労省のウソと、45年前のアメリカが教えてくれるワクチン接種事業の結末」 4. しゃべらせてクリ!・第371回「おじいちゃま・おばあちゃまと久々の対面ぶぁ~い!の巻【前編】」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 編集後記 笹幸恵「自称保守派こそ、皇室を破壊する【勢力】である~小室眞子さん、圭さんの結婚で彼らは何を言っていたか~」  小室眞子さん、圭さんが2021年10月26日に結婚された。  圭さんの母親の金銭トラブルが報じられて以降、週刊誌は毎号のようにバッシング記事を掲載し、ネット配信記事のコメント欄には読むに堪えない罵詈雑言がこれでもかと書きこまれた。一方、尊皇心があると自認する自称保守派もまた、バッシングを繰り返している。ここ数ヵ月、彼らは何を言ってきたか? 果たしてそれは本当に尊皇心の発露なのか? 自称保守派の人々の発言を徹底的に見ていきたい。 ■上から目線をやめられない男たち 「自称保守論壇ムラ」に生息する典型的なタイプが、「歴史」「伝統」を持ち出して皇室のことに口出しする人々だ。圧倒的に男性が多く、ほとんど例外なく「上から目線」である。何を根拠にそう思っているのかは不明だが、自分は皇族の誰よりも皇室のことがわかっていると信じて疑わない。  こういう根拠なき上から目線タイプは、「皇室を敬愛しているからこそ、あえて言うのだ」というスタンスを崩さない。  かつて評論家の加瀬英明は、「皇太子殿下に敢えて諫言申し上げます」と題して、皇太子殿下(当時)の「人格否定発言」を 、「御皇室を尊崇する一人として、殿下の御発言はその御位にふさわしいものではなかった、と思う」 と批判している(『WiLL』2005年2月号)。尊崇すると書いておきながら、 「御皇室のありかたは、御皇室の方々が考えられるべきものではない。(中略)国民が決めることである」「天皇、皇后両陛下は、なるべく静かになさっていらしていただきたい」 とのたまうのだから、開いた口が塞がらない。  このタイプで最近の典型例は、著作家の宇山卓栄だ。彼は次のように書いている。 (眞子さま、圭さんの)結婚に反対すると、皇族のなさることに口を出すとは、不敬ではないかと言う人がいます。このような人は 皇室の御意向に黙って従うのが忠義であると勘違いしている のです。 「ならぬものはならぬ」と諫言することが真の忠義 です。 (『WiLL』2021年11月号)  呆れてものも言えない。「ならぬものはならぬ」とは、会津藩の「什の掟」に使われていた言葉だ。「年長者を敬え」「嘘をつくな」「卑怯な振る舞いをするな」などと、年長者が藩士の子供たちにあるべき姿を説いて、最後に「ならぬものはならぬものです」と、言い訳やごまかしを許さない強い言葉で締めくくられる。  つまり宇山は、自分こそが敬われるべき年長者であり、道理のわからない子供(=皇族)に正しいことを教え諭すぞと言っているに等しい。何という思い上がりか。不敬以前に不遜である。  そのくせ、眞子さまの結婚に際して、天皇皇后両陛下にごあいさつをされる「朝見の儀」、一般の結納にあたる「納采の儀」が行われなかったことに対し、 「天皇陛下も秋篠宮殿下も、この結婚を認めていない。これこそが正式な皇室の御意」 だとして、結婚に祝意を述べる人々を 「皇室の意に逆らってもよいと考えているのか。それこそが不忠・不敬ではありませんか」 と述べている。  言っていることがムチャクチャだ。自分にとって都合のいいことは「御意」で、都合が悪いことに対しては諫言の士を気取るのだからタチが悪い。我こそが真の忠義、我こそが真の尊皇派。でもそれって突き詰めると、結局は自分勝手、自己満足でしかない。  もう一つ見逃せないのは、宇山は、 「こんな不当な結婚を認めないということを、 結婚後も言い続けなければなりません 」 と記していることだ。それが 「国民にできる、せめてもの良識の表明」 だと言い切っている。  本気か!!! 結婚して皇籍を離れた眞子さんは一般人だ。その人に向かって、生涯「結婚は認めない」と言い続けるのか? 良識なんてとんでもない、狂気の沙汰だ。「ストーカーは犯罪です!」とムラの仲間は必死で教えてやるべきだ。  この粘着気質は、「御忠言シリーズ」を書いた評論家の西尾幹二を彷彿とさせる。西尾は13年前、「これが最後」と言いながら、5回にわたって皇太子殿下(当時)の「人格否定発言」への批判と雅子さまの悪口を雑誌に書き続けた。タイトルだけ列記しておこう。 「皇太子さまに敢えて御忠言申し上げます」 (『WiLL』2008年5月号) 「皇太子さまへの御忠言 第2弾! 皇族としての御自覚を」 (同6月号) 「これが最後の皇太子さまへの御忠言」 (同8月号) 「もう一度だけ皇太子さまへの御忠言」 (同9月号) 「皇太子さまへの御忠言 言い残したこと」 (同10月号) ……しつこい!! ■勉強不足を思い込みでカバーする女たち  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!