希蝶さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
第417号 2021.11.16発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…この2年近く、新コロは「飛沫感染」とされてきたが、それは根本的な間違いで、糞便とともに排出されたウイルスが手に付着し、口に入って感染する「糞口感染」がメインルートだったのだ。ところが世の中の「専門家」とか「権威」とか言われる者たちは、どういうわけだか頑として「糞口感染説」を認めない。論理が通っていて、現実に起きている事象とも辻褄が合っている説を、なぜ「専門家」と呼ばれる者たちは揃いも揃って頑なに否定しているのか?そこで連想されるのは、「森鴎外の脚気論争」である。明治の文豪・森鴎外、本名・森林太郎の本職は陸軍軍医だった。医者としての彼の最大の過ちから見る、「権威」や「専門家」の問題とは何か?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…国立成育医療研究センターの調査によると、小学生の55%がコロナワクチンの接種を「すぐに受けたい」と考えていること、保護者も70%以上が子どもへの迅速な接種を希望していることがわかったという。しかしそんななか、米ワシントンタイムズ紙に、「子どもへの拙速なワクチン接種にブレーキをかけるべきだ」という3人の医学博士からの共同声明が掲載された。日本のマスコミが完全に無視している、その重要な内容とは?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!感覚的な直感と、データを意識した分析との折り合いをどこでつけている?「信用スコア」が採用されディストピアになる日は近い?出場者が発表された今年の紅白歌合戦、期待する歌手は?漫画家と画家の絵の上手さの違いは何?ロマンチックな雰囲気を作るには何を心がけるべき?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第444回「森鴎外と脚気」
2. しゃべらせてクリ!・第373回「の巻【前編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第238回「3人の米医師からの声明~mRNAワクチンから子どもたちの未来を守れ」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第444回「森鴎外と脚気」 『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論4 ワクチンの「嘘」とファシズム化する日本』がついに発売され、発売日に重版が決定した。
発売即重版はシリーズ4作連続で、第4作となっても勢いが衰えないどころか、シリーズ最高傑作との感想も来ている。
それは逆にコロナ騒動がまだまだ終わっていないことの証明でもあるので、喜んでいいのかどうかは微妙なのだが。
『コロナ論4』はワクチンの危険に警鐘を鳴らすことをメインとしつつ、コロナ禍において「公共の福祉」の一言で蹂躙される憲法の問題や、最も被害を受けながら声を挙げることのできない子供の問題など、多岐にわたる内容を描いている。
そしてもうひとつ重要なのが、新コロウイルスの感染経路について、大阪市立大学名誉教授・井上正康氏の研究を紹介した第11章『新コロは腸を目指す』である。
この2年近く、新コロは「飛沫感染」であり、呼吸器系(鼻・のど・肺)がメインターゲットとなる感染症であるということを大前提に、全ての感染対策が行われてきた。
ところがそれは根本的な間違いで、糞便とともに排出されたウイルスが手に付着し、口に入って感染する「糞口感染」がメインルートだったのだ!
既に読んだ人はわかると思うが、この説は実に論理が通っている。
そして実感としても、いくら「密」を避けてマスクをしても感染が増え続けていたし、しかも逆に、自粛に飽きた人々が街に繰り出すようになってから感染が減ったわけで、これはそもそも飛沫感染じゃなかったからなのかと考えれば、実に腑に落ちる。
また、病院を脱け出してスナックに行った患者が馴染みのホステスと隣に密になって座り、カラオケを歌いまくったのにそのホステスには感染せず、離れた場所で化粧をしていた別のホステスが感染したというケースが以前あったが、これも感染源が飛沫ではなくトイレだったのだとすれば、全く納得がいくわけである。
わし・小林よしのりの公論サポーターたちは、「ゴー宣道場」や「オドレら正気か?」のLIVEイベントのたびに、「場外乱闘」という酒を飲む宴会に30名から50名の設営隊が集まり、毎月のように騒いでいたが、感染者など一人も出ていない。
ところが世の中の「専門家」とか「権威」とか言われる者たちは、どういうわけだか頑として「糞口感染説」を認めない。
免疫学の権威ということになっている大阪大学の宮坂昌之教授は、「潮」12月号でこう書いた。
「新型コロナウイルスは、ノロウイルスと一緒で便から人にうつる。だからマスクは必要ない。手さえ洗えばよい」と主張する人がいますが、これは完全に誤りです。ウイルスは飛沫を通して感染するからです。
何の科学的根拠も示さず、ただ「完全に誤りです」「飛沫感染です」とだけ断言している。まるで「STAP細胞は、ありまぁす!」と言ってるようだ。「やだいやだい!糞口感染じゃないやい!飛沫感染なんだい!」と駄々をこねているようにも見える。
宮坂に限らず、「専門家」と呼ばれる者たちはなぜ揃いも揃って、ここまではっきり論理が通っていて、現実に起きている事象とも辻褄が合っている説を、こうも頑なに否定しているのか?
そこで連想されるのは、 「森鴎外の脚気論争」 だ。
明治の文豪・森鴎外、本名・森林太郎の本職は陸軍軍医だった。
13歳の時、年齢を2歳偽って東京医科大学予科に入学、16歳で医学部本科へ入学し、20歳で卒業すると軍医として陸軍省へ入省し、23歳のとき衛生学研究のためドイツへ留学。まさにエリート中のエリートである。
当時、日本軍最大の健康問題は脚気だった。
脚気は末梢神経の障害と心不全を起こす病気で、足のしびれやむくみの他に、動悸、息切れ、感覚麻痺などの症状があり、最悪の場合は心不全が悪化して死に至る。
そのころ脚気は日本人の「国民病」と呼ばれ、年間1万から3万人の死者が出ていた 。軍隊でも問題は深刻で、明治17年(1884)の全陸軍疾病統計調査では 兵員1000人に対して脚気新患者が263人で、なんと4人に1人以上がこの病気に罹り、致死率は2~6%だった。
そして当時はこの病気の原因は全く不明で、欧米には全く見られないことから アジアの「風土病」 とも見られていた。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
泉美木蘭のトンデモ見聞録・第238回「3人の米医師からの声明~mRNAワクチンから子どもたちの未来を守れ」
子供のアンケートを見ていて、子供は現金だ、とか、大人の顔色を見て態度を選んでいるといった感想を抱きました。そういうことを踏まえた上で、少し冒険します。
私も「コロナ騒動」が終わることを願って、加えて皇位継承がつつがなくすむこと、立憲的改憲が実現すること、男女同権などを望んでこのコメント欄に記しているわけですが、やはりどこかで師範のかたがたに気に入られたい、という思いもあります。半分は門下生になれて、よしりん先生のために貢献したいという思いもあります。そう考えると、自分はどこまで純粋に政治問題や社会問題に向き合っているのか、好きなことをしてぼーとしていたいのが本音ではないか、という気もするのです。
とはいえ、「純粋」という言葉も危ない言葉で、『脱正義論』では純粋に薬害エイズ訴訟から組織に取り込まれてしまった学生たちの悲劇が描かれていたわけですから、でたらめであってはいけないとも思うけれども、ある程度、客観的に見ることも必要なのかとも思う。それで、その人の主張にある程度同意できるのなら、それでいい、と思うべきだ、とも。何だか批判的なことを記してしまいましたが、やはりこの時勢が変で、「常識」とか「普通」とかを自分に押しつけようとしている世間が、「常識外」・「緊急」のことをしている現状に、何か怒りのようなものを覚えるのは事実です。
先にも記しましたが、恐らく、かなづかい・漢字問題とか、尺貫法とか暦とかの話では、先生と意見の合わないところが出てくるような気がするのです。それこそ、「現実」を見ていない話で、「理論」だけの話題になりそうだから(というところまでは理解しています)。しかし、歴史の縦軸を見て行くと、それも(男系派とは違いますが)日本の伝統で、せめて時処位の段階での「併用」までだったら、橫軸の問題もクリアできて、不可能ではないような気もするのです(といいつつ、自分の身長や体重が尺貫法でいくらになるのか、換算したことはないのですが)。
この問題はもう少し考えてみたいと思います。Q&Aにも記しません。
話をもどすと、子供の脳にまで血栓が達する、というくだりには、アメリカの医師の中にも、ただ生命の危機の恐怖に怯えているだけではなく、冷静な、客観的な視座を持ったかたがたもおられるのかな、と感心いたしました。やはりmRNAワクチンは、井上先生のおっしゃられているように「未知」なわけですね。何年もたってからの「副作用」ということを心配される医師の良心的な姿に感動しました。
前回のコメントで書き忘れていましたが、『ブラック・ジャック』に「獅子面病」という話があります。警視庁の刑事の息子がそういう病気にかかっていて、以前に藪医者にあたってかえって容態を悪化させられたので、ブラックジャックのようなモグリの医者が信用できないとその刑事は言い放つのだけれども、ブラックジャックは理由は分からないけれども、脳下垂体の部分切除によって、五分の三の確率でこの病気を治したことがあるといい、
「じゃあ、あなたがたはカケていないのかっ。あなたがたはいつも患者がなおると保障しているのですかっ。そんなの保障できるものは神しかいない。……われわれは神じゃない…人間なんだ!!…人間が人間のからだをなおすのは…カケるしかないでしょう………」
と語るのです。私は森鴎外に対して、高木兼寛が麦飯やパンを推奨した話に、このブラックジャックの姿を思い浮かべました。現実に、どうすれば患者を救う確率が高いか、医学は理論なのかも知れないけれども、実際にどうすれば手術を成功させ、病気を治癒することができるか、なのだという点で、このブラックジャックの言葉は的を射ているように感じられました。
ただ、これは「マスクをつけていればコロナは防げる」「コロナmRNAワクチンでコロナ感染を阻止できる」といった誤解にも繋がる考えかただとも思うのですが、それも「じゃあ、実際にそれをやってどうなった」という反論をすることは可能なので、「理論だけではなく現実を見る」ということは大切で、「事件は会議室ではなく現場で起こっている」「レインボーブリッジが封鎖されている」というような「事実」の方が優先されるべきなのだ、と思います。ブラックジャックが賭けているといった真意は、患者が全快した確率の高い「事実」の方が、副作用ばかりが高い、効いているのかも分からないワクチンで、病原体を治療するといった当てのない賭けよりも遥かに患者のことを考えているのだ、ということなのだ、という点で、その3人の医師が未知の長期の合併症を危懼する声明や、ヒポクラテスの誓いとの共通点があるように感じられました。
こんな感じです。医学のことはよく分からないのであまり突っ込んだことは言えませんが、アメリカにも良心的な医師がいるのだと感銘を受け、こうした意見がもっと広く世に取り入れられてゆかないと手遅れになるのでは、と思いました。
>>133
サトルさん
私からも、おかあさまのこと、お大事に、とつけ加えさせて下さい。やはりすべての元兇はコロナ騒動だ、と思いますが、運命を受け入れるのも大事なのかな。
先日、父のオンライン見舞いに行って来たのですが、顔だけアップに見えるだけでは見舞いとは言えないですね。それでも、もう90過ぎだけれども、この2ヶ月で老いた、と痛切に感じました。もうしゃべることはできず、うっすらと開けた目を閉じたり、顔を動かすだけしかできないのだけれども。
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