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ただしさん のコメント

 元旦の玉川徹とモーニングデマ。長かったです。6時〜11時44分まで。録画していた物を見ました。

 10時ちょっと前から始まるコロナ煽りコーナーの前までは、明治神宮前からの生中継や、大晦日の渋谷の様子をリポートした物などを流します。渋谷は、これだけ大勢が密になって乱痴気騒ぎをしていますというような監視報告、明治神宮も厳かな風を装いながらも、中身は監視です。羽鳥やゲスト達の質問の端々から、その匂いがプンプンします。
 コロナ煽りと、それによる感染対策の監視という、2つの重要任務を担う急先鋒としての自覚がビシビシと伝わってきます。まさにマッチポンプ。大迷惑です。鬼平か放火魔か、どちらかにして欲しい。
 
 そしてパネルコーナー。パネルは2面のショボい物でした。
 コーナー全体として、オミクロンを煽りたいんだけど、なかなか流行ってくれない、だから煽りに煽れない、ならデマでも何でもブッ込んどこうぜ、ちょいちょい真実も目眩ましの為に入れといて、グッチャグッチャに混ぜてごった煮にしちまえば分かんねえって、っていうような構成でした。

 長島一茂が、2類から5塁に下げろとか、オミクロンは重症化しないとか、ちょいちょい真実を言うのも、山口真由がちょいちょい常識的なことを言うのも、番組の構成なんじゃないのかなと思いました。シナリオ、台本みたいなのに書いてあるのでは。両論併記っぽく見せる為に。2人も確信犯なんじゃないかな…。

 元旦から北村義浩登場。蝶ネクタイなんかして出てきやがりました。初めてですよね、とのツッコミに、大学ではたまにするそうです。ウケを狙って。ニヤニヤしながら話しをする北村義浩。元旦からのテレビが嬉しそうです。

 番組も本人も、半分シャレでやっているって方向へ持っていきたいのかも知れません。罪を逃れる為。

そうはイカンぞ北村義浩!

 蝶ネクタイひっ掴んで体前後左右にグラングラン揺らしてやりたくなります。

 オミクロンは怖い、デルタとダブルで流行る可能性もあると、今日の番組は煽りたいようでした。
 以前は得意になって見せていた全国地図のパネルも、感染者(本当はPCR陽性者)数の少なさ、重症者と死者の少なさから、とても地味です。地味にしか作れません。

 あと、「市中感染」をキーワードに脅したがっていましたが、何処で感染したかなんて分からないと思います。以前から、ずっと家庭内感染が1位でした。家庭内に持ち込むのは市中で感染した家族だと言うのだとしたら、感染の全ては元々、市中感染のハズです。どこでクラスター、複数に増えるのかと言えば、同じトイレを共有している環境。家庭が一番になるハズです。

 やはり、本当に感染対策をしたいのなら、井上正康先生が仰る、トイレの後は清潔に、が一番効果がある。
 番組は、感染を減らしたいのではなく、ただ煽りたいだけ。目的が違うのですよね。

 羽鳥は何度も何度も、とにかく罹らないことですと言っていました。罹ることが悪、つまり感染者(PCR陽性者)数を見るべきだと言いたいのです。
 北村は、重症者数が少ないと言うけど、感染者(PCR陽性者)数が増えれば“当然”、重症者の割合も増えるのだと力説、他の出演者もウンウンと頷いていました。言いたい事は羽鳥と一緒、もう番組で決まっています。
 玉川も、しょっちゅう言いますね、この詭弁を。
 そもそも、重症化を全くしないウイルスだったとしたら、いくら罹る人が増えても重症者はゼロです。だから、この詭弁は成り立たないと思います。

 北村は、感染者(本当はPCR陽性者)数を増やしてはいけない理由は、3つあると、また勿体つけた感じで大仰に説明していました。1つは、上に書いた理屈で、2つ目は、コピーミスで起きるのが変異だからなるべく罹ってはいけないというもの。そんな理屈を言うのなら、全てのことが、数を増やしてはいけないということになるのではないでしょうか。
 テレビで煽りまくって甚大な被害をもたらす恐れがあるから、自称専門家を増やしてはいけない。
 甚大な被害を出す番組を作る恐れがあるから、テレ朝社員になってはいけない。

 元旦から、冴えていません…。

 コーナー後半では、アメリカが緩和政策へ進むこと、バイデンがオミクロンは驚異にならないと言っていることなどを紹介しました。

 菊間千乃は、アメリカは緩和政策だけど、それを日本人が受け入れるかはまた違う問題で、それをそのまま日本に当てはめてはいけない、などと。
 国民気質じゃなくて、科学的事実に基づいて決めなければいけません。情緒的に考え語る菊間は、和服でした。山口も和服でしたが。
 そして、科学的事実を知れば、多くの日本人も緩和政策に大賛成のハズです。菊間はワルです。

 北村は、ハッキリ言って馬鹿げていると。

馬鹿はテメーだよ。

 玉川は、もう平気で嘘を付きゃ〜がりますね。アメリカではオミクロンとデルタが同時流行している。そのグラフのパネルを指して、アメリカではオミクロンが増えてきてデルタは減っているように見えるが、それは違っていて、オミクロンも増えているなどと。デルタも十万人規模の感染者数はキープしているなどとも。
 データをまともに読まなずにデタラメ言っても許される、番組内の玉川徹。もう何でも有り状態です。

 福くんみたいな顔したとっつぁん坊やもTシャツ姿で出演し、分かったように分析したりしていました。若い女性を1人外して、ニセ福くんを入れたのですね。ホリエモンを最初に見た時のように鼻に付きます、ニセ福くん。玉川とは合うようです、ニセ福くん。

 アメリカで入院中の5歳〜11歳は全員ワクチン未接種、5歳〜11歳ワクチン接種は16・4%なんてパネルを、ズームで寄って映すテレビカメラ。連携プレーでワクチン接種推そうとする玉川とニセ福くん。
 悪質極まりない番組の意図は明白です。
 日本の5歳〜11歳児に、本気で、ワクチンを接種させたいのです! そして製薬会社から、また金をガッポリ貰いたいのです!
 この悪魔が!

 アメリカの次はフランスの状況を紹介。
 アメリカの時は、国の総人口には一切触れずに感染者(PCR陽性者)数が何十万人とばかり言っていたのに、フランスになった途端アンジュが、日本の半分の人口なのになんて平然と口走りやがります。絶妙な悪の連携。

 良純が深刻そうな顔を相変わらず作りながら、話します。勿論、色々な考え方の人が居るとは思うが、日本はやはり厳しい感染対策へ向かっていくのだと思います、なんてテメエの食い扶持しか考えない男の願望を恥ずかしげもなく公共の場で語る、眉毛。

 それを受けて北村も、厳しい対策をやるのか、そうでなければ3回目のワクチンを打つかなどと、やらなくていい方から数えてブッチギリの1位と2位を、これしかないように語ります。
 ここで何を思ったか菊間が、ワクチンを打っても罹る人が居るなんてことを口走ります。激しくどもりながらも、検査が増えてきているからだ、でも軽症・無症状が多いんだと北村。微妙な顔でうなずく菊間、神妙そうな顔を崩さない良純。
 閉めようと羽鳥、
『やはり感染者(PCR陽性者)数を増やさないことが日本では大事になってきます。ま、感染者(PCR検査陽性者)数ばかり追うというのも、ちょっと違うのかなと思いますが、皆さん、気を付けて行きましょう。』
 どうして日本ではそうなるの?
 感染者数を追うのが違うのなら、気を付けなくていいんじゃなくね?
 両論併記ではなく、どっちつかずな番組。答えを出す為の両論併記に対して、答えを出したくない為のどっちつかず。ずっと交わらないハズです。
 コロナコーナーは10時43分まででした。

 書き忘れていましたが、コーナーの最初、大谷クリニックの大晦日PCR検査の様子が流されました。久々に見たハゲ、もとい大谷。何となく痩せ細って貧相になってました。

 わざとらしい大谷のセリフの数々。
 大谷
『咳してると実家に帰り辛いですよね』

 女性
『今度、成人式なんです』

 ハゲ
『あああ、そりゃ重要だ!』

 検査を終えたハゲ、
『covid-19、マイナスです。』

 女性
『あ、大丈夫ですか?』

 スケベ
『ハイ。大丈夫です。じゃ。』

 この三文芝居は何だ。
『諸外国では増えているので、このあと急激に増えてくるんじゃないかと心配しています。』
と、ホントは増えてこないことが心配で堪らないハゲ。
『来年は大晦日とかやらないで済めば嬉しいですよね。』
と、ホントは一年中コレばっかやっていたいハゲ。
 新年そうそう見たくない顔でした。

 長々と、失礼いたしました。
Γ○ペコッ
No.100
36ヶ月前
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第421号 2021.12.28発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…前回、前々回と「森永ヒ素ミルク中毒事件」の歴史を見てきた。岡崎哲夫という、たった一人の人物が執念と理想と信念を捨てずに戦い抜いたことで、絶望的な状況を逆転し、世の中を変えることができたという実例は今後にも大きな希望となるし、ここで話を終えられれば本当に良かった。だが現実は、そうはいかないのである。「森永ヒ素ミルク中毒事件」の歴史から得られる恐ろしい教訓とは何か? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…『週刊エコノミスト Online』に掲載された「『ワクチン格差』がある限りコロナ禍は終わらない」(2021.12.26)という記事がひどい。オミクロンによる感染拡大の要因は「ワクチン接種から時間がたち、予防効果が薄れてきている」ことであるとし、各製薬会社の発表を鵜呑みにしたワクチンや治療薬の宣伝が続くのだ。そんな製薬会社PRマンが目を反らすオミクロン株の実態、そしてワクチンブースター接種後の癌患者を襲った懸念すべき症例報告とは? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!多くの人がマスクを外せないのはマスクを外すことが「不道徳」だと考えられているから?性別適合手術は逆に「男らしさ」「女らしさ」に拘りすぎなのでは?学校に会社と同じ様な生理休暇を採用する事についてどう思う?おみくじってどれくらい信じる?「悪いことの全てを他人や時代のせいにするな」という美徳は思考停止を生んでいる?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第448回「森永ヒ素ミルク事件 後編」 2. しゃべらせてクリ!・第377回「しゃべクリアワード2021」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第242回「お薬業界のPRマンとブースター接種後の実態」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第448回「森永ヒ素ミルク事件 後編」  前回、前々回と「森永ヒ素ミルク中毒事件」の歴史を見てきた。  岡崎哲夫という、たった一人の人物が執念と理想と信念を捨てずに戦い抜いたことで、絶望的な状況を逆転し、世の中を変えることができたという実例は今後にも大きな希望となるし、ここで話を終えられれば本当に良かった。  だが現実は、そうはいかないのである。  森永乳業は倒産の危機に瀕するほどの不買運動に遭い、刑事裁判で有罪判決が確定するに至ってようやく 企業責任を認め、被害者への恒久対策を行うことを約束した。 事件発生から実に19年もの歳月が経過していた。  娘がヒ素ミルクの被害を受け、「森永ミルク中毒のこどもを守る会」(被害者が全員成人したのに伴い 「森永ミルク中毒の被害者を守る会」 に改称、略称・守る会)を立ち上げて戦ってきた 岡崎哲夫氏 は、この機に長年勤めた社会福祉協議会(社協)を辞め、守る会の専従となった。  妻の幸子氏は社協の職に留まるべきだと意見したが、岡崎氏は社協の仕事には後任者がいるが、守る会の仕事は、立ち上げからずっと関わってきた自分にしかできないとして譲らなかった。  だが、ここは幸子氏の方が正しかったのかもしれない。  一生障害が残るヒ素ミルク被害者に対しては、一度限りの「損害賠償」ではなく、生涯の医療や生活を保障する「恒久対策」でなければならないというのは、岡崎氏ら被害者の親たちの一貫した主張だった。  これを長年の死闘によってようやく勝ち取り、 恒久対策を実施する「財団法人ひかり協会」 が設立されることは決まった。  しかし、実際に約束通りの恒久対策が行われるかどうかはこれからの問題だった。何しろ相手はこれまで19年間被害者を騙し、蔑ろにし続けてきた森永である。約束が反故にされ、対策が骨抜きにされるということは十分にありうる。  だからこそひかり協会を監視し、恒久対策を確実に実施させるために、被害者団体である守る会の存在が一層大事になるという岡崎氏の考えには、確かに一理あった。   だがその肝心の、自らが心血を注いだ守る会が変質してしまうとは、岡崎氏は夢にも思わなかったであろう。  森永ヒ素ミルク事件が社会的な関心事となって以降、守る会には支援と称して様々な人が入ってきた。そして その中にはイデオロギーに染まったプロ活動家がいた。   運動の一時的な勝利によって守る会には組織と金が生じており、プロ活動家はこれに「利権」として目をつけた。  岡崎氏は守る会において、特に重症者に対する手厚い救済事業の実施と、森永乳業に対する警戒心の保持を第一と考えていたが、このような方針はプロ活動家にとっては邪魔なものだった。 プロ活動家の目的はあくまでも運動の継続にあり、被害者の救済にはないからだ。   岡崎氏は変節を始めた組織を是正しようとするが、これに対してプロ活動家たちは岡崎氏や家族に対してまで、あらゆる誹謗中傷とプロパガンダを展開していったのだった。  これはもう、わしが薬害エイズ運動で目の当たりにした「HIV訴訟を支える会」とそっくりである。  薬害エイズが社会的関心事となり、運動が奇跡的勝利を達成したあたりから、それまでの苦しい闘いをしていた頃には見たことのなかったような人がどこからともなく現れるようになり、いつの間にか専従職員に収まったりしていた。そして、これからも運動の継続が必要だとか言って、運動に参加した学生たちを組織化しようとし始めた。  わしはそれに対して、あくまでも訴訟の支援運動なのだから、訴訟が終わった以上は解散しろ、学生は日常に帰れと訴えた。  そうしたら、わしに対してものすごい誹謗中傷が始まった。  わしは会を辞めたが、その後に会が作成した運動の歩みを紹介するVTRでは、薬害エイズ運動の中に「小林よしのり」という人物は一切存在しなかったかのように編集されていたそうだ。   守る会はプロ活動家に乗っ取られ、その機関紙には毎回岡崎氏に対する誹謗中傷が書き立てられ、それに対する反論は一切載せられなかった。  守る会はひかり協会に従属する存在となり、協会を監視して恒久対策の完全実施を要求していくという役割は失われた。  岡崎氏はこれを本来の形に戻そうとするが、古参の役員たちは次々排除され、 岡崎氏も昭和61年(1986)、守る会を除名されてしまった。   一方、被害者の親たちも決して一枚岩ではなく、守る会を乗っ取った活動家に洗脳される者や、森永におもねる者まで出てきて、個々に分断されて発言力はごく小さいものになってしまった。   こうなれば、もう圧倒的に森永に有利である。ひかり協会が実施する恒久対策には、森永の意向が強く反映されるようになっていった。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!