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gotorin(HaruP)さん のコメント

ゴーマニズム宣言30周年おめでとうございます!

「権威よ死ね」と、形骸化した権威にすがり自ら思考することをやめてしまった衆愚に「ゴーマンかましてよかですか?」と謙虚に活をいれ続けて30年という快挙。しかも、全てのテーマにおいて、よしりん先生の言説が正鵠を得ていたという実績に、あらためて凄いことであると実感します。

先日、よしのり先生がブログで、日本人のマスク姿は世間体で着けたふりでなく、本当に恐れているものが「9割」という内容に、最近の実感としては、やはりそうかなぁと思うようになってきました。

というのが、マスコミから「オミクロン株」は重症化率が低いことに触れた報道がされていても、無症状でもPCR検査を!毎日出勤前に抗原検査を!不要不急の外出は止めて!あっちでこっちでクラスターが!濃厚接触がぁ!というような話ばかり私の周りでは聞こえてくるからです。
また企業もBCPという観点でしょうが、社員を総動員して検査キットの買い占めに町中の薬局に向かわせている話も聞こえてきまして、どこまでも続く狂騒ぶりに、もううんざりとともに呆れ果てております。

井上先生が科学的かつ極めて分かりやすく解説されたオミクロン株の特性から、コロナに対して世間が少しは「正しく恐れる」ことの端緒となるかと期待しておりました。しかし、感染症法分類が高いままである問題点はスルーして医療ひっ迫とセットで感染者数が過去最高とマスコミからセンセーショナルに報じらるので、コロナ脳の恐怖心は解かれることがないのでしょう。(ワクチンに期待し接種後の酷い副反応に耐えようが、マスクを四六時中していていようが意味なかったことも背景にあるのかも)

そして政治家や知事はポピュリストだらけですから、当然政策も世間の臆病や不安に基づいたものだらけとなってしまうのです。

やはり、マスコミによるインフォデミックは、日本人の気質(災害が多い島国である風土から形成されてきた精神性も含め)と連動し、実に根深いところで「コロナ脳」化が進んでおり、故に洗脳を解くのも簡単ではないことが、この2年間でよく分かりました。

特に日本におけるマスコミへの信頼度は世界でも屈指の高さであり、玉川のような狂った戯言もテレビで流されると容易く洗脳されてしまうメディア論的な課題もあります。(そのマスコミへの信頼度の高さから、全国地方紙意見広告作戦、大手新聞へのカラー広告出稿で大きな影響力を行使できるわけですが)

そのまさにテレビによる1億総白痴化から引き起こされたコロナ脳化とワクチンが連動していることから、一人でも多くの賢明な方へ子供にとっては「インフルのほうが危ない+mRNAワクチンのリスク」の正しい知見を広めることが、現在の最優先事項と思います。

余談ですが、テレビによる1億総白痴化は評論家の大宅壮一が唱えた言説とのことで、当時(1957年頃)ですら「紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴番組が毎日ずらりと列んでいる」と評していたようです。

よしのり先生は、自らの作品を紙芝居で権力と戦っていると例えられていますが、迫力のある絵による視覚情報と共に文章が脳内の情報処理によって激しく化学反応を起こし深く「思考」するきっかけを与えられることから、多くの読者が自ら考える人となれているのだと思います。
No.81
35ヶ月前
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第424号 2022.1.25発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…1月23日、扶桑社が『コロナ論』シリーズの全面カラー広告を朝日新聞と読売新聞に出してくれた。新聞の全面広告で著書の宣伝をしてもらうなんて、ゴー宣を始めてからというより、漫画家になってから初めてだ。「祝・ゴーマニズム宣言30周年」というコピーも、大いに効果を発揮するだろう。30年も続いている言論・思想漫画が今なお戦いを続けていて、未だに「空気の支配」や「全体主義」に屈していないのだという事実を、全国の読者に知らせることができたからだ。さてそうなると、もともと「何周年」に興味のなかったわしでも「ゴー宣30周年」の重みを意識しないわけにはいかない。そこで、少し30年の歩みを振り返ってみようと思う。 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…最初にオミクロン株が発見された南アフリカは、世界中から渡航制限をかけられ「エンガチョ」されたが、結局、重症者は出なかった。WHOもコロナを理由にした渡航制限は効果的ではないとして、はっきりと制限の撤廃を勧告している。しかし日本人は、世界から見れば10分の1程度の流行レベルで、これから規制を強めていこうと切望しているのだ。同時に、ワクチン追加接種の圧力もじりじり高められている。「ワクチンの効果は有効性95%」「ワクチン4回接種者は感染予防効果が2倍、重症化予防効果が3倍になった」…果たしてこれらのワクチン宣伝文句は本当なのか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!大好きだった作家や芸能人がコロナ脳になってしまい残念、どう考えれば良い?既にワクチン接種した人は今後どうすべき?新型コロナは大したことないウイルスだと言う一方でワクチン接種は勧める医者の考えとは?新聞が復権するためには何が必要?コロナでピリピリしている職場の雰囲気を変える方法は何かない?“コロナの女王”岡田晴恵は『脱正義論』の読者だった!?テレビ各局のスタンスが少しずつ変更している状況をどう見てる?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第451回「30周年記念・Special本の始まり」 2. しゃべらせてクリ!・第380回ミクロのぽっくん、コロナ君と共演ぶぁ~い!「の巻【前編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第245回「嘘・大げさ・まぎらわしい! mRNAワクチンは誇大広告です」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第451回「30周年記念・Special本の始まり」  1月23日、扶桑社が『コロナ論』シリーズの全面カラー広告を朝日新聞と読売新聞に出してくれた。新聞の全面広告で著書の宣伝をしてもらうなんて、ゴー宣を始めてからというより、漫画家になってから初めてだ。  画像は先に見ていたが、新聞全面というサイズで見たインパクトはケタ違いだった。部数日本1位・2位の全国紙にこれが載ったことは、全体主義を突き崩すための大きな力となるに違いない。  扶桑社の英断に、深く感謝する。   「祝・ゴーマニズム宣言30周年」というコピーも、大いに効果を発揮するだろう。30年も続いている言論・思想漫画が今なお戦いを続けていて、未だに「空気の支配」や「全体主義」に屈していないのだという事実を、全国の読者に知らせることができたからだ。  さてそうなると、もともと「何周年」に興味のなかったわしでも「ゴー宣30周年」の重みを意識しないわけにはいかない。そこで、少し30年の歩みを振り返ってみようと思う。  最初は軽いエッセイ漫画くらいのつもりで始めた『ゴー宣』がここまで育ったのには、1冊1テーマの「スペシャル」を出してきたことが決定的に大きかったと言えよう。  それでゴー宣の「スペシャル」が何冊出ているかトッキーに確認してもらったら、文庫を除いて最新刊の『コロナ論4』までで32冊だという。  そんなに出していたかと自分で驚くが、いい機会だから32冊のスペシャル本を振り返ってみたい。最近は『コロナ論』シリーズから読み始めたという人も相当にいるらしいから、新規の読者のためのガイドにもなるだろうし、古参の読者にとっても、リアルタイムで見てきたものが一種の「歴史」のようになっていくところを目撃できて面白いのではないだろうか。 ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル(1995.10.25 解放出版社/文庫版・1998.8.25 幻冬舎)        ゴー宣初のスペシャルは「差別論」だった。  実を言うと、ゴー宣からひとつのテーマを抽出して1冊の「スペシャル」にするというアイディアは、わしの発案ではない。  先述したとおり、当初のゴー宣は軽いエッセイ漫画のつもりで、身の周りで起こったことや感じたこと、好きな芸能人とか、テレビ番組を見て思ったことなどを描いていた。  そしてその中の1本として『朝まで生テレビ!』を見て、堂々たる論陣を張っていた部落解放同盟書記長・衆議院議員(当時)の小森龍邦氏に触発されたことから、自分が幼少時に目撃した部落差別の記憶を描いた。  当時は、特にマスコミ内では部落差別問題は絶対のタブーで、「解同(解放同盟)怖い」という認識がすっかり定着していた。  田原総一朗氏は事あるごとに、そんな時代に部落問題を真正面から扱い、解同幹部を出演させたことがいかに画期的だったかと自慢しているが、確かにこの頃の朝ナマにはまだ意義があったとは言えるだろう。  ところがわしが部落差別の記憶を描いた原稿は、予定通りには掲載されなかった。 「絶対のタブー」だった部落差別問題を扱った漫画を載せることに対して、扶桑社の上層部がストップをかけたのだ。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!