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わさビーフンさん のコメント

投稿失礼します。ライジング感想です。
ラストのくだり「しかも、全ては無意識だ。無意識が言語化されたら男尊女卑になっている。~」を読んで、
「差別論」のある一説を連想しました。
(事実確認してないので間違ってたらすみません)
浅羽通明氏が語っていたと思いますが、「言葉狩りなどせず、差別者たちに語るに任せていたら良い。彼らが下劣な心性を露呈するような言葉を語ったら、その時に世間の良識において糾弾すれば良い」という意見を述べて、「凄いこと言うな」と、「言葉狩り」の是非では意見に相違あるものの、浅羽氏の考えに先生が感心していた箇所があったと思います。
それを考えれば伊東氏のこの発言というのは、やはり強烈な「男尊女卑」の心根から出たものであり、彼の本音であり、先生が仰るように女性も顧客も舐めている酷い発言で、糾弾されるべき出来事だと思います。
ただ伊東氏は、この失言で今後の人生に重く暗い影を落とすと思うので、相応の苦しみを受けることで心の歪みを質し、社会にも男尊女卑を改める気風を生むという方向に行けば(本当にそうなればですが)社会にとっても彼にとっても良いことだと考えます。
逆に、男系派は先生が指摘されています通り、心の核に伊東氏と同じく「男尊女卑」の差別心がべっとりと根を張っていて「DNAが~」「旧宮家の養子候補が~」「悪い虫が付いたら~」「道鏡みたいになったら~」とムリクリな酷い理屈を騙っています。伊東氏ほど露骨ではないですが、それでもこんな女性蔑視的な発言を糾弾する動きにならないのはなぜなのか。
それは先生が仰っていますように「世間の無関心」であり、その無関心さを引き起こしたのは、笹先生が憤っている週刊新潮はじめ、長年にわたってメディアが皇室を嬲り者にし、世間にネガティブなイメージを捏造し続けた故だと思います。ウォーギルトインフォメーションプログラムと同じように。
慧眼の先生が「皇室は消える」と強烈な危機感を示していました通り、状況が変わらないなら、もう間もなく日本人は自ら歴史の叡智の結晶であり、国民全てを愛してくれる最大の良心を、自らの冷酷さ愚劣さのために摘み取ってしまうでしょう。
2011年に出版されていました国防論を最近読みましたが、眞子様、佳子様、そして愛子様など皇統断絶の危機の言及を既にされていて先生の先見力に改めて敬服したのですが(・・・2011年どころじゃなく、もっと早くからということなので本当に先生の先見力は凄い)、さらに驚いたのがそれから10年以上経った今も、事態は男系派の妄執のせいで動かず、眞子様の皇籍離脱で状況は悪化するばかりだという事実です。
理屈が通らない異常な考えに固執し、十何年も足を引っ張り続ける男系派はやはり異常です。そして、それを非難せず放置する国民の無関心さも異常。だからこそコロナ禍・ワクチン禍の異常な現在があるのでしょうが。
コロ禍ワク禍で詐欺同然の理屈が市民権を得て大手を振るっているように、皇室問題も詭弁が我が物顔でのさばっている。
自分も国民の一人なのでおこがましいかも知れませんが・・・結局は、国民が無関心だったり愚かだから、糾弾されるべき人たちが発言権を保ててしまう。
その結果が女性と子供の自殺過去最多であり、事実上の同胞大虐殺であり、皇室を長年リンチしたあげくでの国体の完全消滅。
どこまでいけば、日本人は目覚めるのでしょう?もう時間も機会もそうないでしょう。先生が強く訴えていますように、何らかの破局は間近に迫っているでしょうから。

今回は人の無意識に巣くう醜悪さについて強く考えさせられました。
先生のメッセージは、読み手を絶対に傍観者にさせない、
当事者意識を持たせる強い言葉なので、ある意味毎回が試練です(笑)
長くなってしまいすみません。失礼しました。

※訂正したい箇所があったので再投稿しました。すみません。
No.310
23ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第434号 2022.4.26発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…吉野家常務取締役が自社の若年女性向けマーケティングを「生娘をシャブ漬け戦略」と発言し炎上、後に解任された騒動。「生娘をシャブ漬け戦略」「田舎から出てきた右も左もわからない若い女性を無垢・生娘のうちに牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」…よくまあこんなに、いろんな差別意識がゴチャマゼに入り込んで、どこから手をつけたらいいのかわからない発言が出てきたものだ。しかもこの発言をした吉野家常務(当時)・伊東正明が49歳で、わしよりも20歳近くも若いというから驚きである。なぜこうした無意識の男尊女卑感覚が、若い世代にも受け継がれているのだろうか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…コロナ騒ぎがはじまって以降、SNS上にいる一部の有志の人たちが、政府分科会のデタラメや、マスコミのデマ、ワクチン、マスクの強要に対して猛烈に反対してデータなどを拡散しつづけてきた。ところが、その同じ人たちが、いま、「ロシアは、ウクライナのネオナチを討伐している」等々、ロシアが発信するデタラメの言い分を信じて、ネット上で拡散する活動をしているのだ。なぜ彼らはロシアの手先のような活動にはまってしまったのか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!旅行は楽しいのに、自宅に帰って来ると疲れがドッと出るのは何故?レジ袋有料化は義務ではなく「強い推奨」に過ぎなかった?先生が今一番気に入っているギャグは何?皇統も消滅し戦争も始まった場合、日本から離れる選択肢はある?有事の際に天皇制という制度が国防の急所になってしまう場合もあるのでは?これまでに西側がロシアを止める機会はなかったの?虐められる側の責任と虐めをする側の責任について、どう考える?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第461回「生娘シャブ漬けと道鏡コンプレックス」 2. しゃべらせてクリ!・第390回「沙麻代ちゃ~ん!その深い愛でぽっくんを受け止めてクリ!の巻【前編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第255回「ロシアメディアと陰謀論~コロナ&ウクライナ」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第461回「生娘シャブ漬けと道鏡コンプレックス」 「生娘をシャブ漬け戦略」 「田舎から出てきた右も左もわからない若い女性を無垢・生娘のうちに牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」  …よくまあこんなに、いろんな差別意識がゴチャマゼに入り込んで、どこから手をつけたらいいのかわからない発言が出てきたものだ。  驚くのは、この発言をした吉野家常務(当時)・伊東正明が49歳で、わしよりも20歳近くも若いということだ。  しかも伊東は、マーケティング戦略のプロとしてヘッドハンティングされた「敏腕マーケター」だったというのだ。  それなのに、言っていることはものすごく古い昭和の感覚だ。田舎から出てきた女は世間ずれしていない処女だなんて、まるで昭和30年代の「集団就職」で上京してきた、赤いほっぺの少女みたいなイメージである。  その時代を知っているジジイが言うのならまだわかるが、49歳でそんなことを言っているのが不思議でならない。どういうわけだか、そんな偏見が世代を越えて引き継がれてしまっているのだ。  そもそも、田舎娘は無垢・生娘という認識がナンセンスすぎて笑うしかない。 「生娘」という言葉に至っては、江戸時代のスケベ代官がタイムスリップしてきたのかと疑いたくなる。  本当はヤンキー文化が残っている田舎の方が、若い娘がすぐ男とくっついたりするものだ。沖縄だって、若いうちにさっさと男と付き合って結婚して子供つくって離婚している女性が多い。むしろ今はそっちの方が「田舎娘」のイメージだとわしは思っていたのだが。  普通は時代がどんどん変わっていけば、感覚もいつの間にか変わるものだ。今じゃチョンマゲ姿には絶対なれない。わしの感覚だって、時代と共に自然に変化している。  ところがどんなに時代が変わっても、古い感覚のまま変わらない人間がいる。それどころか、新しい時代の人間のはずなのに、古い感覚をそっくり引き継いで「田舎から出てきた女は無垢な生娘」だなんて、本気で思っている者がいるのだ。   その感覚は、皇統の男系固執保守たちとそっくりである。これだけ男女差別は野蛮だという意識が浸透してきた時代にありながら、今なお女の血など認めない、男の血統しか許されない、男系男子しか国民の象徴にはなれないなどと、まだ言っている者がいるのだ。 この意識の古さ、意固地さにわしは愕然とするしかない。  たとえ「女性天皇はいいけど、女系天皇はダメ」と言っても、実質「女性天皇から生まれる子供は女系」として、女性天皇も拒否しているわけだから、奈良時代より感覚が古くなっている。肝心なのは「男の血」であって、「女の血」を否定しているのである。   天皇陛下の実の娘がいらっしゃるというのにそれではダメで、それよりも600年以上さかのぼらないと天皇陛下とはつながらない「男の血」の方が重要だなんて、到底理解のできない感覚だ。  600年も離れたら血が薄まり過ぎているはずだが、そんな感覚すら一切ない。結局は「神武天皇のY染色体」とかいうものを信じて、純粋なる「男系血統」なるものがあると信じ込んでいるのだ。  本当に医学的に考察すれば、「神武天皇のY染色体」を持っている人など日本中にいくらでもいて、誰でも天皇になれてしまうという結論になってしまう。  しかももっと本来的なことをいえば、「純粋血統」を追求しようという発想自体に、全く意味なんかないのである。  そもそも「純粋日本人血統」なんてものはあるだろうか?  今どきそんな感覚なんか通用するはずもない。もう今の日本人にはいろんな人々との混血が進んで、誰になに人の血が入っているのかわかったものではなくなっている。  試しに「外国人の血が流れていて驚く有名人」というサイトを見たら、ブラックマヨネーズ・小杉竜一(曽祖父がアメリカ人)、平野レミ(祖父がフランス系アメリカ人)、安室奈美恵(祖父がイタリア系アメリカ人)、布袋寅泰(父親が韓国人、母親が日本人とロシア人のハーフ)、宮沢りえ(父親がオランダ人)といった名前がズラッと並んでいる。この先、出会って好きになった相手に、実はロシアの血が入っていたとかいうことだって、いくらでも起こりうるのだ。  仮に外国人の血が入っていなければいいとしたところで、それなら琉球の血はいいのかとか、アイヌの血はいいのかとかいう話になっていくだろう。純粋血統種という発想自体がもう、ナンセンスとしか言いようのないものなのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!