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ゲストさん のコメント

私はまだハンドルネームも作っていない新参者なので、普段ゴー宣道場でどのような話をしているのかも知りません。

k氏の件はよく知らない人がなんか知らないけど「フルボッコ」にされている、という印象でした。なんか密教のイベントにいた人らしい、と私が気付いたのは批判がもう終わる頃合いでした。
正直、今の私は仕事でも毎日追い詰められているし、昔のように言論を常にチェックする生活はしていないのです。土日祝も仕事関連の「実学」の勉強を図書館でしていますし。
橋下徹氏や三浦瑠麗氏、ひろゆき氏のようにテレビやネットで影響力がある人が間違いを言い続けるなら叩く必要はありますが、木蘭さんのブログを通さなければ何を主張しているのかも、そもそも誰なのかも分からない人をみんなで「フルボッコ」にする意味があるのか、という気持ちで眺めていました。
小林先生と木蘭さんが結論を出して終わりでいいんじゃないですか。この件は。

そんなことよりも、私はゴー宣道場が考えている「女性の地位向上」の中味のほうが気になります。
「女性の地位向上」を目指すのは素晴らしいことだと思いますが、ヒステリックフェミとは違い、真正保守の立場からとのこと。

完全なる男女平等ではなく、男女の差異を認めた男女の平等ということなのでしょうか。
憲法学で言うところの形式的な平等ではなくて、機会均等の平等のイメージでしょうか。

現実的に、現在の日本社会の方向性は男女平等を目指しているのだと思いますが、私はテレビなどを観るとむしろ退化している、と感じることが最近は増えました。
お笑い芸人と女芸人の区分けがむしろ最近になってからのほうが感じるのです。
些細なことかもしれませんが、以前はそこまで「女芸人」を一つのカテゴリーには組み込もうとはしていなかったように感じます。

ゴー宣道場のゴールはどの辺りなんでしょうか。
1.愛子天皇が誕生する
2.女性の総理大臣が誕生する
3.国会議員の男女比率が同数になる
4.会社社長の男女比率が同数になる
5.管理職の比率が男女同数になる
6.正社員の比率が男女同数になる
7.平均年収の比率が男女の差がなくなる
8.家事・育児の時間が男女同じになる
9.その他

あまり形式的ばって考えてもしょうがないんでしょうけど、愛子天皇が一番の近道であり、最終目標ということなんでしょうね。
本当に男女平等を目指すなら、北欧諸国を参考にしたほうが早い気もしますけど、ゴー宣道場の皆さんが考えていることとは何かが違うんでしょうね。

ただ「男女の性差」は脳科学においては認めないというちぇぶさん紹介のブログを見て、ゴー宣道場とヒステリックフェミの違いはどこなんだろうな、と考えたのも事実です。
おそらく、小林先生は「男女の性差」を認める考えなんでしょうが、ちぇぶさんは「男女の性差」を認めない考えなのかな、と考えました。それともあくまで「脳科学上は」の問題であって、体格や体力は異なるという考え方なのか、私の興味はむしろそこですね。

私自身もそうですが、男女を問わずに大抵の人にとっては「男女の性差により自らを誇りに思うこともある」し、「男女の性差によって自らが苦しむことがある」経験をしたことがあるはずだからです。
その「男女の性差」を残すべきなのか、なくすべきなのかは大抵の人にとっては興味深い話題です。だから盛り上がるのだと思います。

また、私が以前のコメントで「女性医師が増えると、皮膚科や眼科が増えて外科医が減る」について言及したのは正直、マンガを読んだ第一印象として「差別的だな」と少し感じたのが本音だからです。実際に差別かどうかは別にしてサラリーマンとしての私なら絶対に人前では口にしないです。匿名のネットじゃなければ話題にすらしないです。

小林先生は常に変化する方ですし、現在の先生が男女の性差をどのように考えているのかは気になります。なぜ「男女の性差」に拘るかといえば答えは簡単で、その向き不向きのイメージが実際の仕事に直結しているからです。

男女差別と言えば、女性が差別されているのが通常で大半でしょうけど、私が以前生命保険の営業の仕事に応募しようとした時には「私が男である」という理由だけで2社に断られましたよ。「女性しか募集してない」ということでした。
昔、20代で無職の頃にハローワークのおじさんに「未経験から経理の仕事が出来ないか
」と相談したら、「若い女の子になら手取り足取り教えるだろうけど、あなたみたいな未経験の男を経理で雇う会社の需要はないよ」と言われました。20年くらい前の話ですからハローワークの対応も今とは違うでしょうけど。
あと、保育士さんも「親が心配する」と男性は敬遠されると言いますしね。

どこの区役所とかにも大抵、男女平等参画係みたいなところがあり、そこにある子供向けのパンフには「男性が看護師さん、女性が大工さん」とイメージアップ戦略を狙う印刷物をよく作っています。
私が感じている理解でしかないのですが、男女の機会均等を目指すのが真正保守で、男女の性差を否定して全ての男女差を消滅させようと考えているのがヒステリックフェミなのかな、と漠然と考えています。
ちぇぶさんのコメント紹介ブログを読んで感じたのは、「男女の性差」と「個人の個性」、どちらがよりその人の人生に強く影響しているのか。また影響すべきなのか。
「真正保守」と「ヒステリックフェミ」の別れ目であり、私がどこまで共感すべきなのかどうかの別れ目でもあると考えています。

私は昔からゴー宣を読んでますが、最近になり小林先生を応援しなければ、と強く感じたのはあまりにもコロナ禍が酷かったからです。
このコロナ禍の異常を正々堂々と批判している言論人は小林先生以外いませんでした。
小林先生が負けたらこの国は終わる、という強い危機感を感じたのは正直初めてでした。
良いことかどうか分かりませんが、「コロナ論」シリーズを2冊買って1冊を図書館に寄付したりもしました。そんなことをしたのは今回が初めてです。

ただ私は脱正義論より前、オウム事件より前からゴー宣を読んでいますが、小林先生はイチ読者にも情け容赦はしない怖い人、というイメージを持って昔から観ています。
だから、小林先生のマンガは遠いところから読んでいれば良い、とずっと思っていました。

今回、千葉のイベントに当選させて頂きました。私よりも熱狂的なファンの人たちには申し訳ありませんが、せっかく当選させて頂いたのですから、私は現在の小林先生が何を語るのか、しっかりじっくり聞かせて頂ければと考えています。
今回は「馬鹿」がテーマだということなので、「女性の地位向上」にどれだけ時間を割くか分かりませんが、「馬鹿」も私が最近興味のある議題なので楽しみにしています。
長くなりましたが、千葉のイベントを楽しみにしております。
長文駄文失礼致しました。
No.323
25ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第449号 2022.10.4発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…安倍晋三元首相の「国葬」が終わった。わしは最初から賛成も反対もしない、無関心という姿勢でいた。政府がやると決めてしまった以上、中止などできるわけもなく、反対を唱えたって意味がないからだ。しかしやったことの総括は必要であるし、それにもかかわらず誰も正確な総括をしていないのだから、ここでわしがやっておくしかないだろう。自称保守言論界やネトウヨの間では「国葬」によって、安倍に対する個人崇拝が凄まじいまでに強化されるという現象が起きている。果たして今回の「国葬」の実態はどんなものだったのか見て行こう。 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…故・安倍晋三への愛が止まらない「Hanada」。11月特大号の追悼大特集のタイトルはなんと【溢れる「安倍愛」!】である!世界日報取材班に枠を提供した「魔女狩りだ!」の前号とほぼ同じだが、藤原かずえというブロガーによる「日本を蝕む『アベガー』というカルト」なる論考が、びっくりするような“チン論”だったので、今回はそれを紹介しておこう。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…ロシア&プーチンはどうなるの?『こち亀』に登場する“チャーリー小林”は先生がモデル?「繊細ヤクザ」をどう思う?三浦瑠麗に“思想”はある?ヤケクソになったプーチンが核を使う可能性はある?統一協会信者はあれほど巧妙に政権の内部に浸食していたにも拘らず、勅使河原氏が出席した記者会見はなぜあれほど杜撰でツッコミどころ満載だったの?アントニオ猪木さんが政界に進出したことについて、どう評価している?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第478回「権力者を“権威”にする国葬は必要ない!」 2. しゃべらせてクリ!・第405回「クリ・カキ・イモ!秋の味覚トリオ結成ぶぁ~い!の巻【後編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第272回「安倍愛あふれる『Hanada』の統一協会擁護チン論」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第478回「権力者を“権威”にする国葬は必要ない!」  安倍晋三元首相の「国葬」が終わった。  わしは最初から賛成も反対もしない、無関心という姿勢でいた。政府がやると決めてしまった以上、中止などできるわけもなく、反対を唱えたって意味がないからだ。  しかしやったことの総括は必要であるし、それにもかかわらず誰も正確な総括をしていないのだから、ここでわしがやっておくしかないだろう。  そもそも今回の葬儀、一般には「国葬」という表記が多かったが、政府はずっと 「国葬儀」 と言っていた。  日本では明治以降、国葬は「国葬令」という法律に基づいて行われていたが、 国葬令は戦後失効・廃止され、現在は国葬の基準を定めた法律はない。  それを全額国費で行うのなら、少なくとも国民の代表である議会に問うべきじゃないかと思うのだが、岸田内閣は閣議決定だけで実行した。  実際には、現状の制度では国会の関与等の担保が存在しないので、 閣議決定だけでやっても法的に問題はないらしい。  しかし政府もそれをよく理解していなかったのか、十分な説明もせずに強行した形になってしまった。それで、これではとても「国葬」とは呼べないということで、「国葬儀」という、国葬であるような、ないような、ヌエのような言葉を使ったようにも思える。   実は、戦後唯一の「国葬」の前例とされていた吉田茂元首相の場合も「法的根拠の不在」を野党に追及され、政府は国会答弁で 「国葬儀」 という言葉を使っており、岸田内閣はそれを踏襲したのだ。  そういう、国葬なのかそうでないのかよくわからない「国葬儀」を、マスコミも大衆もなんとなく「国葬」と呼んでいたわけで、これはあまりにもいかがわしすぎる葬儀だった。  それならいっそ、「国葬儀」ではなく「国葬 偽 」という名称にすれば、ことの本質を表現できてよかったんじゃないか? 「偽国葬」なら、もっとはっきりわかったと思うが。  そんな調子で、最初っからいかがわしさに満ちた「国葬」だったが、そのいかがわしさの中でも最たるものが、一般献花に並んだ人の列の映像だった。  ネトウヨはこの映像に大興奮、ツイッターでは 「とんでもない長蛇の列、いや、これは大蛇の列です」「サイレントマジョリティの静かな抵抗に涙。日本はまだ大丈夫」 などと、感涙にむせぶ者までいた。  だが、その参列者の人数は「2万人」だったという。  わしはそれを聞いて、「なーんだ」と思ってしまった。  わしがAKBのコンサートを見に行っていた頃は、国立競技場で7万人を動員したりもしていたし、新日本プロレスの東京ドーム大会では6万人入っていたし、その他にもわしはいろんなミュージシャンのスタジアムコンサートなどに行っているから、直観的に「2万人しかいなかったの?全然少ないな」と思ったのだ。  献花の列が長かったのは、単に行列の管理の仕方がヘタで、一列に並ばせていたからにすぎない。  2万人を一列で並ばせたら、だらだらとものすごく長くなってしまうのは当然で、普通のコンサート会場ならそんな並ばせ方はしない。何列にも分けて並ばせて、スムーズにさばいてしまう。 「献花会場まで5時間かかった」なんて報道もあったが、コンサート会場でそんなことをやったら、入場できた時にはコンサートが終わってしまうじゃないか。   しかも、そこに統一協会の動員がかかっていないわけがない。  安倍晋三は統一協会とズブズブの関係で、それゆえに統一協会を憎む若者に殺されたのだから、統一協会が献花に動員をかけないはずがないということくらい、誰だって考えるだろう。  だから、本心から国葬に行きたいと思っていた人は、実際にはものすごく少なかったということになる。  ところが「羽鳥慎一モーニングショー」までが、その映像を流して「すごい行列です!」などと興奮気味にミスリードしていたものだから、馬鹿じみていると思った。そんなに安倍が好きだったのだろうか?   そこでわしはブログにこう書いて、ネトウヨを挑発してやった。 「コミケなら1日10万人が集まるのに、国民の巨額の税金を使ってやった国葬が、たったの2万人か!」 「巨人戦なら東京ドームに4万人、集まるらしい。  なのに国を挙げて交通規制して、大騒ぎでやった国葬がたったの2万人とはこれいかに?  少ないな~~~~~~~~~。」  するとこれがネットニュースで断片的に紹介され、それがSNSで拡散されて炎上した。反響は賛否が半々というところだったが、激昂して罵詈雑言をわめき散らすネトウヨの反応は、実に面白かった。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!