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競(キソイ)さん のコメント

世間!世間!世間!クソゥ!畜生!がしんたれがっ!!!“ガシンタレ”ナンテ…σ(´oั ₃oั๑)イマモツカワレテルノ???

同じところをグルグルと飛んでいる鳥の群れというのは、あの中にリーダーがいるとかではなく、互いにぶつからないように牽制し合いながら飛んでいるとか。
「フレンチ・カンカン」で知られる「地獄のギャロップ」がとにかく有名な、ジャック・オッフェンバック作曲のオペレッタ『天国と地獄(地獄のオルフェ)』には、
擬人化された「世間」というキャラクターが、冥界へ行って死んだ妻を連れ戻してこいと、オルフェウスに付きまとって脅してけしかけました。


先日の「12月ゴー宣道場」、最後の質問で「政府はもう屋外でのマスク着用は不要と言っているのに、現場が言うことを聞かない」と仰ってましたが、
まさにまさに道場前日、そんなマスク警察と出くわして一悶着ありました!スペインニカッタアサダッタ…ヾ(≧皿≦メ)ノ…モウ ダイナシヨ!

今年の夏に、よく行くスーパーにて、マスク警察となった店員と4回ほど遭って以降、暫くはご無沙汰だったので、
まさかま~だこんな馬鹿たれがいやがるとは思わなかったので、
それに、ちょうど前回ライジングの「財務省の厚労省批判」もあったし、あの「厚労省VSワクチン被害者」の動画を視聴したばかりでしたので、
私もその時はメラメラとファイトが沸いてしまっていまして。ワタシワリト…ε_(ဗ″皿ဗ)カンジョウテキニナリヤスイタイプ…


統一協会の信者について、「だまされていただけ」と言って自分の責任を棚上げにするやつが大嫌いになってしまったと、当時『戦争論』でそう書いたのは認識不足だったということですが、
それと同じような話で、「“治験中”のコロナワクチンを打つことがどれだけリスキーなことか分からなかったのか?
いつまでたってもマスコミのでっち上げた新コロの虚構の脅威に震え上がっているから悪いんだ!」なんて、
そんなこともはや言えなくなったなと。モウウッチャッタヒトニハイイヅライトカ…⧛(ง `皿´)ง⧚ソンナコトモウイッテランネエナ!

いくらコロナ脳でも、いくら純粋まっすぐ君でも、いくら頭カラッポでも、
このコロナワクチンを信じて、それで死んだとなれば、それはもうれっきとした「誤った感染症対策」の被害者であり、
厚労省、政府、マスコミ、製薬会社、曲学阿世の徒たち、
そして「世間」による殺人事件だ!ブクブクヤケブトリシヤガッテ!ゞ(`″´)テメエラ アイ“ヒマン”ドモガ!

あのワクチン被害者たちの怒りと、それに対する厚労省のお役所対応、それでも未だにワクチン接種中止しないで、ヌケヌケと「早めの接種を」とかCMでやっているこの現状、
欧米ではとっくに過去の話になっているコロナ禍が、馬鹿みたいにこの日本でまだまだ続くなら、コロナワクチンの被害もまだまだ続くことになる。

それで!もしそれで!皇族の方々がワクチンの被害に遭われたら、
「男系男子の縛り」よりも先に「mRNAコロナワクチン」のために皇室が崩壊することとなったら、
一体誰がどうやって責任をとるというのか!いい加減にしろ!ふざけんじゃねえ!!と。プーチンダッテ…\\\\(σ°皿°)σ////ワクチンウッテネエッテヨ!


ただ、今回のマスク警察は、私が職人として新規入場したところの現場監督。
一応あっちの方が立場は上なので、流石に「本の力」をもってしても、スーパーや飲食店とかの店員とか、前からの知り合いとかのように、手応えばっちりとはいかなかった。。。
もっとも、初対面の、それも立場的に上の人間相手に対していきなりやるのは、確かにいくらなんでも無茶だったと、流石に反省。。。ソリャアギャクノタチバダッタラ…σ(ФωФ;)ナンダコノボケハ!?トハナルワニャンニャン……

それで、揉めて揉めて、揉めて揉めて揉めて揉めて・・・・
私にとっては異例の「12月ゴー宣道場」ナマ視聴で参加させて頂きました。

というわけで、私にはまったくもってタイムリーでした「12月ゴー宣道場」、及び今回のライジング配信お疲れさまでした。


๛(˘・з・˘)๛(˘・з・˘)

「今年はドツボだった」ということですが、果たして宇野氏の仰るように「今年はまだドツボの始まりに過ぎない」のかどうかですが、
実は、私は今年一年の「公論の戦い」を振り替えって、大きな希望を抱いておりまして、
それで、そのマスク警察のために五日分の仕事を失いはしたものの、「転んでもただでは起きぬ!」と、マスク警察、というかマスク世間に対し、挫けず闘いを挑んでみました。

その戦いの顛末について、今回の感想を交えつつ、報告・・・♪ア ザ ペコ…ཀᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ペコカバーナ♪


公論戦士たちが「論破祭り」によって、男系固執派の論理破綻を、その非常識極まる男尊女卑の感覚を、皇統や憲法についての無知蒙昧ぶりをボロボロさらけ出してみせたように、
私もそのマスク警察と揉めたことによって、彼の落ち度や失言を色々引き出してやりました。ケッケッケΨ((`▼´))Ψケケッケッケ

即ち、
①「屋外ではマスク不要」という厚労省の方に従ったら、仕事を取り上げられた。
②そもそもそこの現場では、「マスク着用しなければ入場不可」とでかでかと表示されているわけでもなく、
受付のところの消毒液の瓶の陰に、こっそりと「マスク着用お願いします」とあっただけ。
こんなもので「ルール」というのはおかしいだろと。
③彼自身が常にマスク着用しているわけでもなく、最初に「マスク無しでは仕事不可」とちゃんと説明したわけでもない。
彼の怠慢ではないか?言動に一貫性がなく説得力がないぞと。
④彼の言うマスク着用の理由は、「現場のルール」とか「感染症対策」とかではなく、「人を不快にさせないため」と。
そんなの完全なる「主観」であり、完全なる「俺ルール」の押し付けであり、
それに「仕事させないぞ」と脅して横暴に従わせようとするなら、それは「パワハラ」じゃないかと。


けれど、あの場で彼を説き伏せるのは無理と悟った私は、以上の彼の落ち度から、逆転の発想で、
この男を“生け贄”にして、この男の会社、その親会社、それとその現場の会社、そしてこの地区の労働局に、『コロナ論』をプレゼンするチャンスにしてやろうと思い、実行しました。

伊豆箱根バスの運転手が、バス停でないところでノーマスク乗客を降車させて行政処分された話をネタにした軽い脅しと、
そして宇野常寛氏の仰ったように、「人は変われる」という期待を込めて。

プレゼンといっても、いくらなんでも直接は無理なので、「偉大な指揮官の意味不明の軍事作戦」についてロシアの動員兵がやったように、「書簡」でですが。
そう、この夏の「愛子天皇への道サイト」の「愛子さま絵はがき」作戦の応用です。マダ…( ॢꈍ◡ꈍ ॢ)エハガキノコッテマシタワ…❁
自分的には、直接プレゼンテーションするより文章にした方が、冷静に論理を組み立てられますし。

確かにマスク警察ってホントに頭にくる!暴力振るったり、SNSに晒し者にしたくなる気持ちもよくわかる!ヤツラノマスクヲヒッペガシテ…(σ≧″皿≦)੭ꠥ⁾⁾テンプラニシテヤリテエゼ!
けれど、それでは結局何の解決にもならないし、
というか、そんな事件を起こしてくれたお陰で、私は冷静に次の作戦を考えられたわけで、彼らのためにも頑張ってやろうじゃん!と。


で、『コロナ論』シリーズ初め、私の所有する「コロナ本」15冊の集合写真を同封し、
「私が単なるワガママでマスクを拒否したのではないことが分かって頂けるかと。どうぞ勉強し、広め、声をあげて頂けるなら心強い!」と。
でっかくA3用紙三枚分に拡大カラーコピーして。

これはあの「たけし社長の意見広告」や「『ゴーマニズム宣言』30周年の広告」から、
「でかければインパクト絶大ぞ!」という教訓の活用です。スピリチュアルニモヒビクヨウニ…(੭•͈ω•͈)੭コノ サイババーントヤリマシュタ♪

それで気づきましたのは、「コロナ本」を何冊も持ち歩くよりも、この集合写真の拡大コピーを巻物にして持ち歩いた方が、全然楽だし、インパクトも十分だと。


ここまでの話で申し上げたいのは、
「たけし社長の意見広告」「参院選立候補者への愛子天皇アプローチ」そして「論破祭り」と、
今年は「ボーカル・マジョリティー」が素晴らしく前進した年だったではないか!と。

お陰様で、私もマスク警察・マスク世間に対し、それを応用した戦い方を繰り広げることができるようになったと。
「ボーカル・マジョリティー」、来年はドツボから抜け出せるよう、ますますの発展を期待する所存でございます。サア ライネンハ…°⌖꙳✧˖٩(ˊᗜˋ*)وイッタイドコマデイクノダロウカ?

私としては正直謝罪とか賠償なんかもはやどうでもよく、
それよりも、これら名にし負う企業たちが『コロナ論』を紹介されて、それで読んだり広めたり、或いは声を上げてくれるかどうか?
それとも、無視して不誠実な会社という評判が立つことになるのか?或いは、本の内容が全然理解できなかった馬鹿の集まりと嘲られることになるのか?

あのマスク警察のお陰で、何とも面白いことになったなと。フ フ o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o フ フ


ੴੴੴ

それにしても、今回の戦いで思い知ったのは、
「世間」に対し「個」を貫くということが、「個人」で「世間」に挑むことがいかに大変なことかということ。
それこそ腹括って仕事を失う覚悟で戦わなければ、「世間」をひっくり返すことなんてできないんだなと。

コロナ禍、そしてワクチン禍を続けさせる最大の敵は、今や「世間」なのだと。
相手は巨大!それをひっくり返そうとするなら、こっちもボロボロになる覚悟がいると。


そりゃあ、その場しのぎ的な戦い方はできないこともなかったです。
例えば、マスクに「偽善」「パワハラ」と書いたB5用紙を張り付けて、
「何それ?どういう意味?」と寄ってきたところで、『コロナ論』プレゼンでパクリとやる「チョウチンアンコウ作戦」とか。モウチョットコッチオイデ…ヾ(ဗᜋဗ*)モウチョウチン アン♡ コウッチキナシャイヨ…ミタイナ
……なんか気取ってて、私好みのやり方ではないけれど。

しかし所詮マスク警察みたいな小物相手では、どうやら「本の力」は高尚すぎたようだと。デンシャデヨンデテモ…(⌯¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́;)ミ~ンナ メヲソムケルモノナァ……
ならば、「本の力」戦術は、大物相手に使えばいいと。
大物を相手にする戦いでいかなければ、ちまちまと小物を相手にしてても全然何も変わらないだろと。

ブリを釣る仕掛け・タックルでハゼを狙おうとしても効率が悪すぎるわけで、ブリを釣る仕掛け・タックルならブリを狙ったらいいじゃん!と。
『スーパーマリオ』だって、ザコのクリボーでも正面からぶつかればやられるけど、上から踏みつければ倒せるのだ!と。
というか、あのゲームの目的はクリボーをいちいち倒していくのではなく、コースをクリアし、クッパを倒してピーチ姫を救い出すことだと。


けれど、結局私に同調する者は誰もいなかった……。
うちの親方なんて、「お前のせいで俺まで信用を失って仕事を失う!」とヒステリックに騒いじゃって、ちょっとノイローゼ気味。。。ウチノオヤカタ…๛(´・・`;)ワリトキガチイサイ……
他にも色々巻き込んで、色々気まずくなってしまって。。。。

私だって世間を全然気にしないわけでもなく、当然外ではちゃんと服を着て歩きます。ナツニ ハダカデサギョウシテ…((ಥᜋಥ))ゲンバデキンニナッタアホガイマシテ……
けれど、私だって世間を敵に回す戦いなんて正直しんどくてしたくはないけれど、
誰も立ち上がらず誤魔化し誤魔化しやり過ごそうとしているなら、
コロナ禍がいつまでたっても終わらないのは、結局マスクを初め対策すべてが間違っているからだということに、3年経ってもまだそれに誰も気づかないというなら、
コロナ禍をこのまま続けること、さらにはワクチンもこのまま続けること、それを放っておくことが如何に罪深いことかということが分からないというなら、
『コロナ論』シリーズ等を読んで勉強した者として、立ち上がらないわけにはいかないじゃないか!腹を括るしかないじゃないか!と。


(; १д१ ;)(;☠Д☠;)(;✪Д✺;)(;ཀДཀ;)

後日、そのマスク警察の会社及びその親会社からの、謝罪の申し出がありました。
「今後は社員全員に再教育し、感染症対策を周知徹底させ、現場ではマスク着用お願いする」とのことでした。

なんか逆効果だった?
けれど、まだ本は読んでないだろうし、そりゃあいくらなんでも一朝一夕で考えが変わるとも思わないので、
私自身もあの時は時処位をわきまえない振る舞いだったと反省しているし、
謝罪自体は丁寧で誠実でしたから、これでこの件は終わりということで手を打ちました。

そりゃ釈然とはしないけれど、またあのピーチ航空ノーマスク男の報道があった時でしたから、
ちょっと逆風が吹き出した時にこれ以上深追いしない方がいいと思いまして。

こうなると、このコロナ禍が終わらないうちにまたあの会社の現場で仕事することがあるかどうか分かりませんが、ソンナコトニナッタラ…(∵;)メッチャバツガワルイケド…
その場合はさすがにマスク着用お願いされたらしないわけにもいかなくなってしまったな…と……。


私としては「『コロナ論』のプレゼン」という目的は果たしたし、
これからその「本物のワクチン」がじわりじわり効いてくるであろう、ということで、
ここは痛み分けということにしておこうと。

それなりに大きな会社ですから、その分世間の風当たりは強いということは理解できますから、
その世間の風向きが変われば、或いは・・・???
と期待しておきましょうと。

「ネットに晒すとかしないでくれ」と約束しましたので、私はSNSやらないし、そういうセコくてつまらん真似をするつもりもさらさらないので、
ここでその会社の名は出しませんが、ワタシワリトオシャベリダケレド…(・щ・;)カゲグチハキライダケドネ…
未だ何の反応もないその現場の方の会社「田中貴金属」と、「神奈川労働局 平塚労働基準監督署」はさあどうするつもりでしょうか?


それよりも、今回思い知らされたのは、
確かに、もう大概の人は、新コロはもう風邪と同じだと体感的に分かってきているようです。マダビビリマクッテイルヒトモ…σ(=″=;)イルニハイルケレド……
けれど、自分が罹るのはそれほど怖くないけれど、自分が誰かに移して、それがめぐりめぐってどこかの誰かを死なせてしまうのが怖いと。

その罪悪感というより、世間の目が、世間に指さされてネットで血祭りに上げられたりするのが怖いと。
クラスターでも発生しようものなら、大衆から自分の会社が攻撃され、そして自分が職場を追放されることにもなりかねないと。

マスクしてないのは誰だ?ワクチン打たないのは誰だ?PCR検査しに行くなんてアホだぜと言っていたのはどこのどいつだ?……m(。。;m)ミナボンヘンシュウチョウノコトデハゴザイマセンカラ…!
世間のルールを守らないルーズな馬鹿たれがいるから、いつまで経ってもコロナが終わらないんだ!という世間の目が怖い。
マスクしてなきゃ真っ先に容疑者にされてしまう!と…。ラクテンイチバウリアゲトップ10…(Ꙩꙻ艸Ꙩꙻ*)ハンスウハマスク…


これが「人様に迷惑かけないよう、世間に波風立てないように生きよう」という事なかれ主義、「世間のしがらみ」というものでしょうが、
私に言わせれば、そんなのは偽善だし、なんか自意識過剰にも思えるけれど。。。

これまでもインフルエンザや肺炎球菌、ノロウイルスなどでもあった話だと言っても、
「いや、これからはそういう病気に対してもこういう風に対応していくようになっていくんだ」と。

中国・習近平のゼロコロナ同様、目に見えないウイルスのためにどんどん社会がデオドラントになってしまって、
どんどんドツボに嵌まって抜け出せなくなっていってると。。。
実際には、日本ではこの3年の間、最初から何にも起きてなかった、ただマスコミの虚構の恐怖煽り情報に皆踊らされて狂わされていただけだったというのに。。。。


日本人の価値観がインフォデミックにマインドコントられて、ドツボに嵌まって抜け出せなくなってしまったのだと。
もうこの3年で完全に日本人の病気・ウイルスや衛生に対する感覚がすっかり変わってしまった。ワタシハモウギャクニ…p=(Ŏ皿Ŏ#)マスクガダイッキライニナッタケド…
昔は水道水をガブガブ飲んでいたけれど、今じゃペットボトルのミネラルウォーターじゃないとあり得ないみたいな。

ですから、もうノーマスクなんて、世間からしたら「思慮分別の足らないクソッタレの馬鹿」と思われている。
その一方で、我ら『コロナ論』読者からしたら、コロナ脳なんて「社会を狂わせ破壊する深謀遠慮の足らない偽善者」と思っている。

「世間」に重きをおくか、「社会」に重きをおくか、同じ日本人でも価値観が違いすぎて、
そりゃあ誰もが自分を愚かな偽善者で、だから日本をコロナのドツボに陥れて入るだなんて認めたくはなかろうから、
これはもう全然相容れられない!決して分かり合えない!ッタク タブラカサレヤガッテ…(´゜щ°`;)モハヤ センソウシカナイ……?


実は、今度はもっと大きな現場で仕事することがあれば、そこでマスク着用をまた強要するなら、
啖呵きってボイコットして、「お前らの中に俺に続く奴はいないのか!?お前らみんな腰抜けだ!」と大見得を切ってやろう、
そして『コロナ論』のプレゼンでしっかりアフターケアだ!
そこまでしなければ何も変わらんだろ!と、腹を決めていたのですが。。。

あの人権のない中国ですら、庶民は自由を求めて声をあげたというのに……
なんかもう、さすがにいよいよ「トカトントン」が。。。。。モウ ゼツボウダアアア|||щ;٥;Д;٥;щ|||アアアアアア…。。。。





No.128
24ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第454号 2022.12.13発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…わしは「ミスをする天才」であると、だいぶ昔描いたことがある。『ゴーマニズム宣言』も膨大な話題について触れてきたが、時代の変化につれ、ミスが見つかったり、アップデートしたかったりする箇所はある。言いっぱなしで転向するのは卑怯だし、思想の成長にならないから、「謝ったら死ぬ病」にだけは罹らないようにしたい。『新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論』(幻冬舎)は平成10年(1998)に出版し、来年には刊行25周年となるわしの代表作のひとつで、これまで60刷以上を重ねている。戦後に「自虐史観」が席巻してしまった日本の歴史観に、大転換を巻き起こした世紀の書であるとの自負もある。だがその中に、最近になってミスが見つかった。第18章『軍部にだまされていたのか?』の冒頭で、統一協会の元信者が起こした「青春を返せ訴訟」について描いているが、この部分に現在の認識からすると大きな誤りがあり、このままでは統一協会を利してしまう恐れすらあることがわかったのだ。まだ誰にも指摘されてはいないのだが、見つけてしまった以上、隠すわけにはいかない。そこで今回は、このことについて説明しておきたい。 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…鎌倉時代、事件の容疑者は、裁判で無実を証明するために「起請文(きしょうもん)」を書いて、許しがでるまでの一定期間、神社に籠った。現代から見れば「なんて非科学的で合理性を欠いているのだ!」と思える内容だが、実はこの「起請文」的な感覚は現代にもしっかり通底しており、効力を発揮し続けているのだ!現代日本人が日々、無自覚にどっぷりと浸っている「世間」の正体とは一体なんなのだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…W杯での日本人観客のゴミ拾いは誇れること?日本の子供の視力がドンドン低下してることをどう思う?「withコロナ」が世界的な潮流の中、動画を削除してきたYouTubeの方針はどうなる?安倍銃撃事件と、宮台氏が襲われた事件はどう違う?長野市が「子供がうるさい」という老人の苦情により、一つの公園を廃止閉園にすることになった件をどう見る?裾野市の保育士3人による児童虐待事件と、保育士の劣悪な労働環境についてどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第483回「『戦争論』でわしが間違っていた記述」 2. しゃべらせてクリ!・第410回「ハッピークリスマス!茶ンタクロースのプレゼントぶぁい!の巻【前編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第277回「日本は“世間”に支配されている」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第483回「『戦争論』でわしが間違っていた記述」  わしは「ミスをする天才」であると、だいぶ昔描いたことがある。 『ゴーマニズム宣言』も膨大な話題について触れ、『戦争論』や『天皇論』シリーズも描いてきたが、時代の変化につれ、ミスが見つかったり、アップデートしたかったりする箇所はある。  増刷される機会があれば、修正した方がいいのかもしれないし、いちいち少部数の増刷で修正していたら、編集者や印刷会社には手間がかかるから、申し訳ない気もする。  それにその時代の表現だったり、そのときまでのわしの思想だったりするので、間違いは間違いとして残しておいたほうが誠実なんじゃないのかという考えもある。  だが、どうしても訂正しなきゃならない箇所があれば、修正し、謝罪することだってある。  言いっぱなしで転向するのは卑怯だし、思想の成長にならないから、「謝ったら死ぬ病」にだけは罹らないようにしたい。 『新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論』(幻冬舎)は平成10年(1998)に出版し、来年には刊行25周年となるわしの代表作のひとつで、これまで60刷以上を重ねている。  戦後に「自虐史観」が席巻してしまった日本の歴史観に、大転換を巻き起こした世紀の書であるとの自負もある。  だがその中に、最近になってミスが見つかった。  第18章『軍部にだまされていたのか?』の冒頭で、統一協会の元信者が起こした 「青春を返せ訴訟」 について描いているが、この部分に現在の認識からすると大きな誤りがあり、このままでは統一協会を利してしまう恐れすらあることがわかったのだ。  まだ誰にも指摘されてはいないのだが、見つけてしまった以上、隠すわけにはいかない。  そこで今回は、このことについて説明しておきたい。  統一協会の元信者が、教団の勧誘や教化の方法は違法なものであるとして、教団などに損害賠償を求める裁判が昭和57年(1987)の札幌地裁を皮切りに、全国で起こされた。   原告は青春のすべてを捧げて活動して、裏切られたとして「青春を返せ」と訴えたことから、これらは「青春を返せ訴訟」と呼ばれた。  平成10年3月、名古屋地裁で初めての判決があり、裁判所は教団の行為は元信者に対する不法行為とは言えないとして、原告の請求を棄却した。  わしは『戦争論』の中で、この名古屋地裁判決について 「信仰を捨てたとたん『青春を返せ』と言ったって棄却されて当たり前じゃないか」 と賛同してしまった。  そしてその上で、こう描いている。 元信者たちは結局 「信じたんじゃない だまされたんだ」 と言ってるわけだ 悪かったのは文鮮明教祖であり 統一教会という組織であり その幹部たちだと オウム真理教を脱会した元信者にも 似た言い方に転じた者がいた 「麻原が悪い」 「麻原は俗悪なおっさんだ」 「麻原はサギ師だ」 「マインドコントロールのせい」 「信者はだまされていただけ」 かくして元信者たちは 自分たちが愚かであったことは認めても 悪かったこと 自分たちにも 責任があることは認めず 教祖や幹部だけを悪者にして 自分だけどこまでも純粋で 善良な人間であろうとする 「私たちは教団にだまされていただけ!」 だまされることを決断した自分はいないのか? 信じることを決断した自分はいないのか? 「だまされる」ことと「信じる」ことは 両面張り合わせのひとつの心理だ! この元信者たちは実は相当恥ずかしいことを主張している つまりこう言ってるのだ 「『自分』はなかったのです」 「カラッポだったのです」 「決定する主体たる自分はなかった」 「だまされただけ!」 わしは統一教会とオウム真理教に深く関わってしまったために 「だまされていただけ」と言って 自分の責任を棚上げにするやつが大嫌いになってしまった      ボロッカスである。  いま見ると、残念ながらこれは認識不足と言わざるを得ない。  確かに執筆当時、「青春を返せ訴訟」では元信者側の敗訴が続いていた。   だが『戦争論』発行以後、平成12年(2000)には広島高裁岡山支部で教団の違法性を認める全国初の判決が出て、その判決が翌年、最高裁で確定した。   これにより、統一協会の勧誘・教化の方法は違法であるという判例が確立し、以降の裁判では元信者側の勝訴が相次ぎ、今日に至っている。  確定した判決では、 統一協会が正体を隠した勧誘を行い 、 計画的に自由意思を制約し、自律的な判断能力を奪った上で入信させる手口 が、 憲法に保障された宗教選択の自由を侵害している ことや、 不当に高額の献金をさせる ことによって元信者の生活を侵し、 自由に生きるべき時間を奪った ことなどが、不法行為に当たると認定している。  現在、統一協会が違法な活動をしているとして、教団の解散や被害者救済へ向けた動きが加速しているが、その「違法活動」が行われたとする根拠こそが、これら「青春を返せ訴訟」の判例なのだ。  わしも現在、統一協会の行為は違法であると非難しており、また、統一協会は創価学会などの宗教とは違うという主張もしている。  そしてその根拠は、 第一に統一協会は正体を隠して接近 してくること、 第二に自律的な判断能力を奪った状態で入信させ、献金させている ことであり、つまり「青春を返せ訴訟」の判決で確定したことと同じ理由なのである。  たとえ元信者たちが「カラッポだった」「決定する主体たる自分はなかった」と主張したとしても、それは「相当恥ずかしいことを主張している」とまで言うわけにはいかない。   実際にマインドコントロールによって「カラッポ」にされ、「決定する主体たる自分」を喪失させられていたと認定し、これは「だまされただけ」だったと言っても仕方がない。  そういうわけで、元信者側が敗訴した「青春を返せ訴訟」の一審判決を『戦争論』の中でわしが支持し、元信者側を批判したのは間違いだったと言うしかない。 「オレオレ詐欺」に騙される老人も結局、人がいいから騙されるのだろう。わしは「個」の確立を啓蒙してきた。だからサタンを飼いならす「個」が必要だというのは真理だ。  だが、ようするに「善良で純粋で、騙されやすい人だって、この世にはいる」と認識しておかなければ、弱者を救えない。  三浦瑠麗や太田光が統一協会に関心を持たないのは、個の弱い弱者を馬鹿にしているからだろう。自己責任が身についているから、信仰は個人の自由でいい、騙される奴が悪いということになる。  以上の認識を再確認したうえで、ではなぜ当時わしが『戦争論』であのようなことを描いたのかを検証しておこう。  この章はまず、統一協会に洗脳されて家族が崩壊してしまった、わしの叔母の話から始まっている。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!