希蝶さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
第457号 2023.1.17発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…世界中で唯一、日本でだけコロナが終わらない。ちょっと前までは、極端なゼロコロナ政策で大混乱を起こしている中国を見て、あれよりはまだマシだと思うこともできたのだが、ついにそれもできなくなってしまった。日本だけがひとり負けで、自ら破滅への道をひた走っている。諸外国では全数把握もワクチン接種も止めているにも拘わらず、日本だけが相も変わらず【新たな「ステルス感染爆発」で「死亡者急増」】【ついにコロナとインフルエンザの同時感染が始まった】だのと恐怖心を駆り立て、ワクチン接種を推奨しているのだ。世界の名だたる科学誌に掲載され始めたワクチン懐疑論、これは決して陰謀論ではない!日本人だけが自ら民族浄化を始めている事実を直視せよ!!
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…武漢で新型コロナが発生した当初は、世界は、被害の広がらない日本に対して、「ジャパニーズ・ミラクル」と賞賛していたものだが、いよいよ「超マスク・超ワクチン漬けなのに被害記録更新しちゃってるアホの例」として、晒されるまでになってしまった。ここに来て世界の著名な科学誌にはワクチンの効果を疑問視する論文が続々と掲載されている。ワクチン懐疑派の反論に対して「それ、エビデンスはありますか?」「一流の科学誌に取り上げられた論文ですかね?」などと居丈高な態度をとってきたワクチン推進派の専門家たちは、いま何を思う?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…老いにより失われる一時の美しさについてどう感じる?先生の学生時代で不登校になる人っていた?「コロナ死」と判定された死因を、国家が介入して他の死因に変更させるという中国をどう思う?今年の大河ドラマ「どうする家康」は観る?先生にも「笑いのツボ」ってある?エリザベス女王にどのような印象を持っている?「感性」とは言葉で説明できたり理解を得たりできるもの?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第486回「日本人だけ民族浄化一直線」
2. しゃべらせてクリ!・第413回「ぽっくんとよしりん! カラーで邂逅ぶぁい!の巻【後編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第280回「超マスク・超ワクチン漬けの日本、晒されてます」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第486回「日本人だけ民族浄化一直線」
世界中で唯一、日本でだけコロナが終わらない。
ちょっと前までは、極端なゼロコロナ政策で大混乱を起こしている中国を見て、あれよりはまだマシだと思うこともできたのだが、ついにそれもできなくなってしまった。
日本だけがひとり負けで、自ら破滅への道をひた走っている。
1月13日の東京新聞は1面トップ記事で、「新型コロナウイルスに感染して亡くなる人が急増し、一日あたりの全国の死者数は昨年末から過去最多の更新を繰り返している」と報じた。
細かい表現の違いのようだが、 「新型コロナウイルス感染症で亡くなる人」 とは書かず、 「新型コロナウイルスに感染して亡くなる人」 と書いているところは注目すべきだ。こう書くということは東京新聞の記者も、 亡くなった人の死因は新型コロナウイルスとは限らず、単に死亡時の検査で新型コロナ陽性だったという意味でしかない ということを理解しているのかもしれない。
しかし、もしわかっていて書いているのなら、極めて悪質である。この記事を読んだ人のほとんどは、新型コロナウイルスによる死者が急増しているとしか思わないはずなのだから。
しかも記事では、 死亡者の多くが高齢者で、東京都では60代以上の死者の割合が「97.0%」 だと書いている。これを読めばますます、 「寿命」による何らかの原因で死んだ高齢者を、片っ端から検査して「コロナ死」にしているんじゃないか としか思えなくなる。
さらに言えば、「60代以上の死者が97%」と書かれると、今どきは60代でも早死にじゃないかと思ってしまうが、 実は60代の死者もそんなに多くはなく、「70代以上」で91.1%、「80代以上」だと71.3%なのである。
高齢者の死亡率が冬期に増加するのは毎年のことだ。今冬の寒さは特に厳しいし、 コロナ禍の行動自粛などで高齢者の寿命を無理やり伸ばしてきた「キャリーオーバー」分の死亡者が出て来た ということも考えられる。
ところが記事では、死者がこれだけ急増しているのに、感染者数が昨夏の「第7波」のピークよりも少ないわけはなく、感染していても検査しなかったり、陽性でも報告されなかったりする 「未把握の感染者」 がいるはずで、実際には「第7波」以上の感染者数になっているのは間違いないと述べる「専門家」の見解を紹介し、あたかも見えない「感染爆発」が起きているかのように恐怖を煽り立てているのだ。
そして記事の最後は、国立国際医療センター医師・大曲貴夫の 「まわりにいる人がワクチン接種を受けるなどし、高齢者にうつさないように注意をすることが必要」 というコメントと、国際医療福祉大主任教授・松本哲哉の 「ワクチンは重症化予防効果があり、まだ打っていない高齢者は積極的に接種を検討してほしい」 というコメントで締めくくっており、これが結論のようになっている。
新たな「ステルス感染爆発」で「死亡者急増」だと恐怖心を駆り立てた上で、高齢者も、高齢者以外も、 とにかくワクチンを打て!打て!打て!と言っているのがこの記事なのだ。
実際にはワクチンを4回打とうが5回打とうが、感染抑止効果も重症化予防効果もない ということはとっくにデータに出ているのに、東京新聞は平気でこんな記事を1面トップで出すのである。
記事の最後を、記者自身の文ではなく「専門家」のコメントで締めているのも、いざとなったら「東京新聞の見解ではなく、専門家の意見を紹介しただけ」として責任逃れするつもりではないかと思えてくる。
わしはコロナのmRNAワクチンについて、自然免疫をスルーして筋肉注射で直接体内に入れて免疫を発動させるものだから、「免疫の軍事訓練」ができなくなって、かえって感染しやすくなると指摘してきた。
そしてこのことは、現実に実証されつつある。
科学誌「サイエンス」昨年7月15日号には、コロナワクチンが自然免疫を抑制する可能性を指摘する論文が掲載された。
その論文によると、 コロナワクチンを打ち続けるとコロナに対応した抗体ばかりが作られるようになり、他の様々な病気に対応するための免疫力が落ちてしまう「抗原原罪」と呼ばれる現象が起こりうるという。
しかも、そうして作られるコロナ対応に特化した抗体も、ウイルスが変異してしまえば効果がなくなるため、結局は ワクチンを打った人の方がコロナにも感染しやすくなり、 その他のありとあらゆる病気にも罹りやすくなってしまうのである。
先週・13日の金曜日は東京新聞のみならず、各テレビ局のワイドショーもこぞって「ステルス感染爆発による死亡者急増」の恐怖を煽り、ワクチン接種を推奨していた。
そして翌14日の産経新聞もぶち抜きの社説で、 「死者数が最多にもかかわらず、1日当たりの新規感染者数は、第7波のピークを越えていない」 として、本当の感染者数はもっと多いはずだと恐怖を煽り、「ワクチン接種の促進」を求めている。
コロナに関する主張は、東京新聞も産経新聞もコピペしたように全く同じである。 左も右も関係なく、とにかく恐怖心をかきたてまくって、ワクチン接種へ誘導しようとするのである。
それで責任とれるのか!?
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
〇 ゴーマニズム宣言・第486回「日本人だけ民族浄化一直線」
今回、先に、精神安定剤服用時の輸血の問題とかをコメント欄に記しましたが、別の視点からのアプローチをします。
東京新聞の記事についてですが、イソップ寓話の羊番の話と似ています。狼が来る、と嘘をつきまくっていた羊番の言うことを、実際の狼襲来の際には信じなかったがために、村の人たちも、預けていた羊を狼に食われたしまい、損をしたわけですよね。
「いのち」があれば、また狼は飼える、資産は失うけれども。経済の場合も同じとか、多くの日本人は考えているのではありますまいか。実際に、(違うかもしれないけれども)芦名星さんとか、三浦春馬さんとかのケースや、あるいは(これも違うかな)ベルセルクの作者、、三浦建太郎さんとか、「くちびるヌード」の高見千佳さんとか…もっといるかな?
イソップのこの話のパロディで思い出すのは、「ワンピース」のウソップのことがあります。あれも実際の海賊襲来の予行練習ともとれるわけですが、だったら、そのことを明記、公表して、一般に分からせないといけないのではないか、と思います。こんな感じです。これは、「逆張り」でしょうか?
これも先に記したように思いますが、私の場合も「陰謀論」の人が知り合いにおり、その人には、ほかの面での「実績」や「人徳」があるので、それと混同されたりもして、信用されないというのもあります。交際環境の問題はかなり大きいのかな、と感じます。
あともう少し。かつて物の燃焼に関する「フロギストン説」があり、つまり、物体の内部には「フロギストン」なるものがあり、燃えるたびにフロギストンがなくなっているから、形状が維持できず、体積がなくなり、ものが軽くなる、という有力な考えがありました。これが嘘なのは、「質量保存の法則」や「酸化」で証明されていますが、案外、そういう考えの人はまだいるのではないのでしょうか?
それと、手術の際に、血液をわざと抜く、というのがあって、シーボルトとかがこれをやったらしいですが、これだって、人間の血液の3分の1が失われたら死亡フラグが立つわけですよね、「銀英伝」のヤンが死を覚悟したのは、これだったのでしょうか?
何だか、魔法のバトンがあれば、奇蹟が起こせると、昔見た魔法アニメを信じ込んでいる人がいるような、そんな気分です。魔女っ子アニメだって、魔法で解決できないことをやっていたように思えるのですが。「八犬伝」だって、伏姫から生じた玉と、八房から飛び出た印を持った。選ばれた八剣士しか、守護されていないのだけれども(ついでながら、デジモンアドヴェンチャーって、八犬伝がモチーフらしいですね。選ばれし子供たち、ですから)。
こんなところです。あまり話を発展させてもいけないので、この位に。
〇 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第280回「超マスク・超ワクチン漬けの日本、晒されてます」
これも映画で見た覚えがあるのですが…かつて、細菌やウイルスへの耐性がなく、チューブの中で育った子供の話があったような気がするのですが…つまり、ゼロコロナ政策とは、これを国家レベルで拡大しているわけですね。
さすが、万里の長城で、北方の国境をかこった中華文明、支那人の思想だと思います。西洋の都市国家も同じですね。それを日本人が真似することはないのでは。日本の場合、平城京も平安京も都市国家のように城壁で囲まれてはおらず、戦国時代の砦や城がそういう構造になったのは、治安が乱れた、下剋上の社会だからであり、現在の国家防衛ではそういう警戒も必要な場合もあるわけですが、刀狩りや一国一城令を発した日本人にはもっと別の智慧もあったろうに、と思います。何でも西洋や、支那文明の物真似をしなくてもいいのでは、ですね。それよりも、日本の場合、天然痘(疱瘡)がどういう扱いをされてきたのか、そちらから学ぶべきことの方が大きかったのではないのでしょうか?
こんなところです。あともう少し雑談をするつもりですが…また後で、まとめてから、気がかわらなければ、です。ここで区切ります。
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