• このエントリーをはてなブックマークに追加

.      る       .さん のコメント

3月の時点では、まだおばちゃんかツンとお高くとまった感じの女が、「何見てんのよ」って感じで無愛想にぶすったれた感じでマスク外して歩いてるだけで、「何だかな~…」でしたが、
ようやくこの猛暑で、普通に愛らしい感じの女性たちもノーマスクでいるようになって、
ああ~、この三年、何度も夢にまで見た光景がようやっとだ!猛暑万歳!という感じ。オンナガセクシーニナル…✾❁❀❃Ψ(( ▽ ))Ψ✲✿✼✻✽ホンライノナツガツイニモドッタゼ♪

ぶっちゃけ、その猛暑の中くそ暑い東京都心まで行くのがネックだよ…と思ってましたが、そんな猛暑にも感謝の気持ちを持って「愛子さま祭り」に向かわなければいかんか!と。
イメチェンしてワオ!な泉美木蘭師範と、不気味だけど漫画ではなんか憎めない男野系子氏との、因縁渦巻く道場破り対決!こりゃ面白くなるぞぞぞぞぞん♪♪♪と。
……勿論、あくまで「論戦」を、楽しみにしておりますぞ♡タノシミデ ブルッチマウゼェ~!❦o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o尸"…サアテ…オフタリソレゾレ ドウオウエンスベキカ…?

男?
男のツラなんか興味ナッシング!
どうせ、過去3度の真夏でも、東京都の検査陽性者数7人になってもマスクしていたような、
ただただ普通の風邪や世間にひれ伏す、鼻紙のようによれよれでダサイ連中だと、とことん思い知ったし!セイジュンハアイドルノ…๛ሣ(˘・з・˘)ሥハラグロイウラノスガオヲ シッテシマッタヨウナ。。。?


…というわけで、私は完全に女尊男卑なノンケの男。
平野紫耀とかがいくら美少年だといっても、私には何も感じるものナッシング。オオタニショウヘイハ カッチョイイトハオモッテモ…(ヾノ・∀・`)タベチャイタイトハ オモイマセンヨ…
レズビアンのエロビデオ見てもなんかあんまり興奮できないし、顔は美女でも股間にアレがあったなんて、ゲェ!だし、酒飲めないのでゲイバーにもとんと縁がないし……。

果たしてそんな私でも、LGBTについてまともに思想できるものなのでしょうか?
今週の「SPA!」『愛子天皇論』ともども、LGBTと差別について、改めて考えてみようや!な今週のライジング配信お疲れさまでした。

ちなみに、「男のツラなんぞどうでもいい」とは言えども、
コロナ・インフォデミックの強風に吹かれつつも転落することなく、常識の綱を渡り通ってきた同志たちは別ですとも!
ずっと色々都合がつかなかったので、公論イベントナマ参加は5年以上ぶりになりますが、同志たちの麗しきツラをとくと拝ませて頂こうじゃないですか!'`,、(´∀`) '`,、


さて、本題のLGBT、
女風呂、「ワシャ女じゃ」と汚いオッサンが入ってくる→逮捕できない???
・・・「チンコ禁止」にすればいいじゃんと。
……私でもそのくらいは分かるぞと。

けれど、たったこれだけのことも分からないほど、竹田恒泰ら男系原理主義者どもは頭が化石になっていると。サテハテ ノウミソハアルンデシュカ?σ(°″゜)ウン…ナ アンモナイト……
スポーツとかでも、心が女でも体が男なら、そりゃ男のチームでプレーするしかない。
問題は、そういったことを、周囲が自然なことと理解して受け入れるかどうか、そういうバランス感覚をいかにすれば養えられるかということだと。


そこで、私自身のLGBT観を語らさせて頂けますなら、♪ペ~コリ~⌖ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ペ~コリ~ララ~♪
自分のLGBTの原初体験って何だろう?ということで思い浮かびますのは、やっぱりアレかなと。
幼少期によくアニメでも視たし、漫画の単行本でも読んだ、『三年奇面組』『ハイスクール奇面組』の「大くん」だなと。タシカ ゲストシュツエンシテマシタナ…( ॢꈍ∀ꈍ ॢ)トウダイトオルガ…

……まあ、漫画なんですけれど、
あの漫画って確か、個性が強すぎるからと、周りからバカにされたりしていじけていないで、もっと自信をもって堂々と生きろ!という感じなのが、そもそものテーマだったかと。
つまり、大くんのような男なのに女っぽくって男が好きというのも、一つの「個性」なのだと。『セイントセイヤ』トカ…σ(´oั ₃oั๑)オカマッポイノガイロイロイタヨウナ…

けれど果たして、大くんみたいなのがクラスメイトにいたとしたら、友だちになっただろうか?
それとも、やっぱりちょっと近寄りがたい異端者と思っただろうか?
「個性の尊重」とか、まだ幼かった当時の私にはよく分かってなかったかも。


個性が強かったり、独特だったりすれば、そりゃあいじめの対象にされるのも無理はないのが、哀しき人間の世界。
群れの中で変な挙動をとる個体から捕食者に狙われるというのは、自然界の摂理だから。

けれど、黒人差別やユダヤ人差別などによって、どれだけの災厄・惨劇が起きたか、人類は既に経験している。
かの『差別論』に、「差別も人の心の一部だから、差別を無くすということは人間を無くすということ」みたいなことを確か……。スミマセン…๛(´・・`;)チョットキオクガアヤフヤデ…
けれど、人から差別心は無くせなくとも、差別というのは危険思想に繋がりかねないものだから、それを公然と剥き出しにしてはならないもののはず。


それはそれとして、その後の自分のLGBT観に、さらなる決定的な影響を与えてくれたのは、
もう20年も前に深夜に放映されていた海外ドラマ『ウィル&グレイス』と『スピン・シティ』かなと。
……まあ、シットコムなんですけれど。

『ウィル&グレイス』は、主役の一人ウィルがゲイなのですが、
彼は大くんのようないかにも女っぽい男ではなく、普通のストレートの男と変わらない、どこにでもいるようなエリート弁護士の男。
けれど、男が好きで、わりと乙女チックで、友人でルームメイトの女性グレイスとキスしても、「ごめん、やっぱり何にも感じない…」と。

一方、ウィルのゲイの友人ジャックは、彼も一見普通の男と変わらない風貌なのだけれど、
まるでクリス松村のような超ハイテンションな強烈オネエキャラで、
このドラマの狂言回し的な存在で面白かったです。カミガタガレズノオトコヤクッポイト…(∵;)イマノワタシモ オナジクライナンダナ…

つまり、一口に「ゲイ」「オカマ」「ホモ」などと言っても、皆が皆大くんのようないかにもステレオタイプなものというわけではなく、
十人十色、色んなタイプ、色んな個性、色んな度合いのゲイがいるということを、
私はそのドラマから教えられたわけです。


『スピン・シティ』は、天然ボケのニューヨーク市長の下で働くスタッフたちのドラマですが、
その中の一人、マイノリティ問題を担当しているカーターは、
黒人でゲイと、まさに被差別の象徴のようなキャラ。

けれど、その男色をいじったりからかったりはしても、他のスタッフはカーターを差別したり特別扱いしたり気持ち悪がったりはしない。
友人として対等に、何だったら一目置くぐらいだったりと、変に意識したりせず同じ人間として、それこそ「個性」の一つとして自然な感じに普通に接しています。
それでも本人は苦悩したりするシーンもあったりするけれど、周囲の理解もあって、「はいはい、ゲイですよ」と、ゲイとして前向きに堂々と生きています。カタブツノヨウデ…( ॣ•͈∀•͈ ॣ)ワリトオチャメナキャラクター♪


そう、私自身は実際にはLGBTと出会ったことはないのです。カミングアウトシテナイダケカモ?σ(゜°;)アヤシイシセンヲオクッテクルヤツハ イタカモ??
けれど、かつてそういった海外ドラマをたっぷり楽しんでいましたので、
LGBTだからって、そりゃ性の対象としては無理ですが、ただの「個性」と思うだけで、あの男系固執派どもや隙田水脈のような偏見・無理解・差別心・拒絶反応は覚えることはないです。

というわけで、そんな私から見た、LGBT法に反対した自称保守というのは、
まったくもって視野が狭く、LGBTについての考え方がとにかく幼い、まだまだ全然遅れているというより他ないと。
LGBT理解増進法に、当のLGBTが反発しているというのも、結局政治家たちもそういうことなのだろうと。
りゅうちぇるの死に関しても・・・。


で、上述のドラマ、特に『ウィル&グレイス』は、LGBTに対する視野を格段に広げてくれること間違いなしかと。
「オカマのドラマなんか興味ねえ!」で切り捨てるには惜しいほど、コメディとしてもけっこう面白いドラマでしたから。

日本では、やっぱり遅れているということなのか、第2シーズンまでしか放映されませんでしたが、
今回確認してみましたら、アメリカでは最近まで11シーズンまでやっていたらしく、日本語字幕付きDVDも出ているとのことです。
けれど、どうせならやっぱり日本語吹き替えで楽しみたいなぁ…と思ってしまいますが……。ジマク…オペラトコメディジャア…( १д१)メノフタンガチガウデスヨ。。。

『愛子天皇論』では、「エンタメによる啓蒙」という手法が展開されていますが、
私にとってはその『ウィル&グレイス』や『スピン・シティ』によって、もう20年も前にそれを体験していたということかと。
さすがエンターテインメントの本場であり、しかもZ世代の5人に1人がLGBTというアメリカならではということか?ムコウハ LGBTノコミュニティモ…ੴヒョウデントシテ ムシデキナイト…

そして、『よしりん辻説法⑥ 恋愛論・完』によって、
日本でもLGBTというのは昔から普通にあって、特別でもなんでもなく、社会や文化に溶け込んでいたんだということを知るがいいと。


ところで、先週の「オドレら正気か?」、よしりん先生のさらなる挑戦、『おぼっちゃまくん』ビッグバンの話、
いまや、よしりん先生のパワーは多次元にわたると。キノコノヨウニゾウショクシテイル…✰⋆。////(๑° ꒳ °๑)\\\\:゚・*☽ヨシリンセンセイノ オボシメジト……

『ドラえもん』や『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』や『クレヨンしんちゃん』、
作者亡きあとも、その魂・世界観は受け継がれ、いまなお国民的アニメとして生命を保っているようですが、
いよいよ『おぼっちゃまくん』もそうなると!イマ キヅキマシタガ…a(ಠ∀ಠ)ドレモ “ン” デオワッテルンデスナ…

私も『ジョジョの奇妙な冒険』第五部の後日話『恥知らずのパープルヘイズ』とか、最近では『キン肉マン』のスピンオフ作品『四次元殺法殺人事件』とか、
他の作家の手によって、元の作品の世界観を見事に継承した作品に唸らされることはあります。カナディアンマンノ ヘタレップリハ…(; ꒪˘꒪)ダイブアザトカッタカナ…
『おぼっちゃまくん』も、いよいよ生みの親のよしりん先生から、さらなる次元へと拡張していくと!

そういえば、『おぼっちゃまくん』にも、茶魔が女になったり、袋小路くんが女茶魔に惚れたり…みたいな話が・・って、あれはLGBTとは違うか。
とにかく、インドのちびっこたちにとって、さらには世界のちびっこたちにとって、或いは逆輸入された時の日本のちびっこたちにとって、
果たして、かつての私にとっての『ウィル&グレイス』などのように、
視野をクリアにし、世界を広げて人生をより豊かにしてくれるものになったりするのでしょうか?コナイダタベタ インドカレーガメチャウマ!°⌖꙳✧˖(*´༥`*)…デモアレッテ ネパールジンナンダッケ…?


No.84
14ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第474号 2023.7.11発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…『恋愛論・完』ではLGBTも射程に入れて「恋愛とは何か?」を論じたが、そのような視点で書かれた本は、これが初めてだろう。八木秀次をはじめとする自称保守派・男系派は、「Y染色体を受け継いだら男!体が男なら男!体と脳の性別が違うということはありえない!それは治療すれば治る!」という非科学的でカルトな考えに支配されている。「性の多様性」を認めたところで、「保守」の思想とは全く矛盾しない。本物の保守は、「バランス感覚」であり、時代に伴う変化をどこまで認めるかを見極めていくものである。変化を絶対に認めないというのは「保守」ではない。それは「原理主義」というものだ! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…「女風呂に、女と偽った男が入ってくる」「女性皇族が“わざと”「内面は男だ」と宣言し性を偽って宮家を創設する!皇統断絶だ!」等々、竹田恒泰をはじめとする自称保守派の強硬な反対により、与野党で協議が行われ、条文に「全ての国民が安心して生活することができることとなるよう留意するものとする」という文言が加えられることになったLGBT法。しかし、この文言にはLGBT当事者団体や法律家たちが猛反発している。竹田恒泰や自称保守派があれほどまでにLGBTに反対する心理の裏には何があるのか?そしてLGBT法の真の問題点とは何か? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…今、曲を聴いていて素直に「ああ、いい歌だな」と思うような邦楽アーティストはいる?参政党のような泡沫は相手にしなくても良いのでは?安倍(敬称略)の一周忌で信者アピールしているあっち側の人たちに何を言ってあげるべき?今考える「理想の人類滅亡」とは?もし、目の前で女性がオナラをしたら、どう対処する?ガリガリ君、ズバリ今年のイチオシの味は?霊魂は実在すると思う?期待をかけた人に失望させられた時、どのように折り合いをつけると良いの?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第503回「『よしりん辻説法⑥ 恋愛論・完』とLGBT法」 2. しゃべらせてクリ!・第430回「スーパー絶交仮面は今日も飛ぶのでしゅ!の巻【前編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第297回「LGBT法と竹田恒泰の問題点」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第503回「『よしりん辻説法⑥ 恋愛論・完』とLGBT法」 『よしりん辻説法⑥ 恋愛論・完』(光文社)が発売中だ。  6年間続いた『よしりん辻説法』の完結編であるとともに、一昨年からのシリーズ『恋愛論』の締めくくりであり、さらに「よしりん最後のギャグ漫画」と銘打っている。今後、わしのギャグの才能はインド版アニメ『おぼっちゃまくん』に注力することになる。 『恋愛論・完』ではLGBTも射程に入れて「恋愛とは何か?」を論じたが、そのような視点で書かれた本は、これが初めてだろう。  この本には、29年前に美輪明宏と行った対談を描いた幻の作品『聖人列伝』を単行本初収録した。  読んでもらえばわかるとおり、わしはこの当時から美輪の性別を超えた魅力を認めている。それならば、現在論じられているLGBTについても認めなければ整合性が取れないわけだが、今回はその点でも論理が通ったものになっていると思う。  それにしても、今どきの知識人は「美輪明宏」という存在をどう捉えているのだろうか? 単にキワモノのタレントのように扱って無視しているんじゃないか?  若き日の美輪明宏の魅力は、三島由紀夫、江戸川乱歩、寺山修司、澁澤龍彦など多くの作家・知識人を虜にした。当時の知識人の知的レベルは非常に高く、美輪の持つ、性が明確ではない妖しさや美しさといったものを十分理解できたのである。  今どきの自称保守知識人のような、「男は男らしく、女は女らしく」だの、「世の中には男と女しかいない」だのという単細胞な意見を平気で言えるバカに、美輪明宏が理解できるわけがない。そもそも、昔だったらそんなバカは「知識人」など名乗れなかったはずで、「知識人」の劣化はあまりにも深刻である。   体の性別と心(脳)の性別は必ずしも一致するわけではなく、それは先天的なものであって、本人の意思で自己決定できるものではない。このことくらいは、もう一般常識にしなければいけない。  遺伝子による体の性別は、卵子と精子が受精した瞬間に決定する。  男女の性別は、母親の持つXX染色体と、父親の持つXY染色体の組み合わせによって決まる。XとXを受け継げば女児、XとYならば男児となる。Y染色体には「SRY」という性を決定する遺伝子があり、これを受け継ぐと精巣が形成されて男性になるのである。  ここまでは、あくまでも「体」の性別が決まるまでの仕組みで、既に広く知られた「理科」の領域である。  しかし、人の性別はこれだけで確定するほど単純なものではない。 実際には、SRY遺伝子が働かず、 染色体が「XY」なのに身体的特徴が女性 という人もいれば、 染色体が「XX」なのに身体は男性 という人もいるのだ。  そして、 心の性別は母親のお腹の中で、胎生12~22週の頃に決められる。  この時期の胎児の脳は性的に未分化な状態で、 男性ホルモンの「アンドロゲン」の作用を受けて初めて男性化する。 アンドロゲンは胎児自身の精巣から分泌され、女児の場合は精巣がないので脳も女性化する。   しかし男児でも、アンドロゲンが十分に働かない場合などは脳が女性化する わけで、このようなことが起こる原因までは十分解明されていないという。  また、さらに最近の研究では、脳の性別は母親のお腹の中にいる間に完成するわけではないということもわかってきたそうだ。   第二次性徴期と呼ばれる思春期は、性ホルモンの分泌が盛んになり 、この時期に分泌される男性ホルモンや女性ホルモンの働きによって、心身ともに大人の男性・女性へと変わっていく。  詳しいメカニズムはまだ解明されていないが、 この時期に脳も男性の脳、女性の脳へと発達していき、いわば、心の性別の仕上げが行われるという。  ここで「先天的」「後天的」という言葉を使うと、誤解を生じかねない。  生まれた後、思春期になってから決まるのなら「後天的」ではないのかと思われそうだが、「後天的」とは、生後の周囲の環境や本人の意思による行動・学習によって身に付くものをいう。   思春期にどのような性ホルモンの分泌が行われるかということが、生後の環境や、ましてや本人の行動・学習で左右されるわけがなく、この場合も「先天的」な変化と見なければいけない。  体と心の性別は思った以上に複雑に決められているもので、そのメカニズムは未だにわからない部分が多い。  異性に恋をするか、同性に恋をするかということも本人の意思でどうにかなるものではなく、いくつもの条件が重なった結果の「偶然」で決まっていると思うしかないものなのだ。  わしは普段「LGBT」と書いているが、それがいつの間にか「LGBTQ」になり、「LGBTQ+」になり、次々増えていっている。  しかし、本来はそうして細かく分類していくのもおかしいというべきで、それらの境界も、ものすごく曖昧なのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!