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.      る       .さん のコメント

井上正康氏・・・ついに発狂!???


CBCの大石アナの出した著者以来久しぶりに、今コロナの本ってどんなのが出ているのかなと、ちょっと検索してみましたら、
如何にも陰謀論が絡んでいそうな怪しげな本がどわどわどわ-っ!と出てきましたな……。ウゲッ!ᝰ(。Д°;;)キモチワルゥッ!

しっかし……、Mr.アタオカこと立花孝志に、ごぼうの党!?ジョージア・ガイドストーン!??
変人図鑑の挙句の果てには、男系固執派並みのアクロバティックな論理展開で、
なんとプーチンがディープステートの野望を阻止する救世主とな!?!?!?

……コロナ・インフォデミックは、彼ら陰謀論者どもがダメ押しして完成させたようなものだなと。


今だからもう白状してしまいますが、
私は最後の最後の悪あがきとして、あの「コロナ君」の画像を使った、折り畳んで6cm四方くらいの「新型コロナ 日本変異株」を研究開発し、
「コロナ騒ぎが3年も続いたのは、自粛もマスクもワクチンも、PCRすらしなかったこの俺の仕業だ。申し訳ない。
実は今、どうやら最新の変異株に感染してるみたいでさ、ほれ」とか言ったりして、
あちこちにばらま…もとい、接触感染させてきてやりました。モシカシタラ…σ(ಥဗಥ;)ミナサマノナカニモ モクゲキシャガ???

可愛らしいコロナ君!開けてみたら・・・!!!
けれど、井上正康氏のために、もはやそっち系の人に思われるだけだなと。
しかもあんなプッツンした陰謀論のお陰で、常識という免疫が暴走、サイトカインストームで『コロナ論』まで排除して、みんなより深くコロナ脳に。。。

まあそれでなくとも、どのみちこのみち無駄なあがきでしたが……。ワレナガラ…(१д१)シャレガキイテルゥ♪ト オモッタンダケドナァ。。。。


ところで、今週の「SPA!」『愛子天皇論』、あの楽しい一日を思い出させ、そしてどんな議論が展開されていたかを今一度振り返らせて頂きました。

それで、当日のあの男野系子の印象からちょっと思いましたのは、
皇統問題について人に話す時に、敢えてあんな感じにダーティな男系固執派を演じて、荒唐無稽な男系派のバカ意見をあれくらい大胆不敵にダーッとぶちまけてみせたら、
大人しい畜群から、庶民の尊皇心・愛国心を煽ってやることができるかも??ショウシカタイサクノタメニモ…щ((`▼´))9ソクシツフッカツジャ~!ノヘヘ~ッ!ミタイナ

正に、バカちん陰謀論者どもが逆に大衆のコロナワクチンへの警戒の説得力を失わせてしまったかのごとく、
「こんなイカれた考えの奴のために愛子さまは天皇になれない???天皇制が終わる???シャレにならねえぞ!てめえこのやろう!ふざけんじゃねえぞ!」という感じに。ウン♪((ဗᜋဗ))アンガイタノシイカモ?

言ってみれば、男系固執派の意見に対する「免疫の軍事訓練」みたいな。
…嗚呼、この言葉で輝いていた、あの頃の井上氏はもう……。


まあ、氏が信奉して止まなかった「論理」と「科学」が、敢えなく「エセ権威」と「世間」に再起不能なほど撃沈されてしまったのだから、
宮沢孝幸氏ともども、気が触れておかしな妄言を撒き散らすようになってしまっても、もう仕方ないのかもなと。アタマガショートシテ…ሣ( ᢲ )ሥヤ ブレーカー ブレニナリマシュタカト……

論破祭りでコテンパンにされた男系固執派が、「きっと神風が吹く!」と、現実から目を背けているように、
井上正康氏も「ビル・ゲイツの人工削減計画を阻止せよ!」と、自身の敗北から目を背けようとしているのでしょう。
どっちも所詮、自己防衛で自身の堕落に目を背けて、「お花畑」で戯れているだけだと。キョウランノバ…(;´٥;Д;٥`;)『ランメルモールノルチア』トカ…?


いいよな~と。そのおめでたさ、羨ましいよと。
そんな幸せな考え方で、人に迷惑かけてもお構い無しでやっていけるのであれば。

私なんか、陰謀論にもカルトにも馬鹿馬鹿し過ぎると思っちゃってど~しても嵌まれやしないものでして、
この日本には、一体何に怯えているのやらいまだにマスクを外せない腰抜けか、
別に全然ルールでも何でもなかった、ただ勝手にルールだと思い込んでいただけなのに、政府が「マスクは個人の判断」とお墨付きを与えてくれたおかげで漸くマスクを外せた間抜けか、
その二種類の抜け作しかいないんだ!日本死ね!と、もうずっとず~っと鬱なんですけど……。コッチハ…|||(*̩̩̥″*̩̩̥ ‧̣̥̇)|||『ナクソストウノアリアドネ』ダッテノ。。。


( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` ) ´•̥̥̥ω•̥̥̥` |||


誰も何にも責任取ってない、何も検証・総括されていない、反省も後始末も何もないというのに、全然平気で日常を過ごしていられるというこの気持ち悪過ぎる光景!
お祭りとか、人の多いところなんか行ったら、気がおかしくなりそうに。。。
凄惨な戦場から帰還して、クラブで遊んでいる能天気なモスクワ市民を見てブチキレて、爆発事件を起こしたあのロシア兵みたいな気分……。

幸い、電車・バスで通勤することが最近全然ないからいいけれど……。
たまにいるノーマスクの店員を見ると、「堕落しやがって偽善者が!客商売なら、まだマスク外せない哀れな客に配慮して、店に『コロナ論』陳列しとけや!」と。パーティナンカイコウモノナラ…๛щ(;°∀。;)༘アタマドウ カナッペシマイマシュヨ。。。

……よしりん先生・もくれん先生の身代わりに、コロナ脳世間から受けた名誉の負傷と思っておりますので、
どうぞますますのご活躍を!ヒュ~♪(*’▽’ノノ゙☆°⌖꙳✧˖
私めの方は、いずれ時間が解決してくれるものと……だといいけど。ライハルノサクラハ…❀( ੭•͈ω•͈;)੭ウツクシイトイイケドナ…✿


本来なら、夢にまで見たこのコロナ後の到来を喜ぶべきはずなのに、
結局誰もが『コロナ論』を読まないまま中途半端に終わってしまったからということでしょう、全然喜ばしさが沸き上がってこない……。
ただ、うちの親方が「もうこれで、お前のマスクするしないの揉め事に巻き込まれなくてよくなった、よかった」と言っていただけ……。アッシハココロノナカデ…(。ᵒ̴̶̷᷄ᴥᵒ̴̶̷᷅。)ズットナイテルンダケドナァ。。。

……今はとにかく、仕事や自分の研究事に没頭している時だけが、
そんな爆発そうな気分を紛らわせてくれるのさという感じで、どうにかこうにか。アト…コノライジングノコメントトカ…(∵;)カワイイオイッコトアソブトキトカネ…


私が子どもの頃、母は鬱病でして、よく私に「鬱がどんだけしんどいか、鬱になってみないと分からないわよ!」と散々言われたものでしたが、
その母も、今の私に「そんな陽気な鬱なんかいるか!」とか言い放つ始末。。。ジブンハウツダッテイッテタコトスラ…๛σ(Ŏ″Ŏ)スッカリワスレテヤガッタシ……

とにかく、今の私は、無駄に3年も浪費して、誤解も解けぬまま女も去っていき、とにかく世の中すべてに対して怒りと憎しみでいっぱい!
なので、あの「日本死ね!」とか、日本に絶望して首を吊った西部邁氏や割腹した三島由紀夫や、
それに、皇族の方々の苦しいお気持ちが、1/1000くらいは分かるような……?クルシミヲセオッテ…=͟͟͞͞m=͟͟͞͞(✪″皿″❂=͟͟͞͞m=͟͟͞͞)ヒトハツヨクナル……ホントカネ?


(๑•̀ •́)و(ง `ω´)ง(ง `ω´)ง


「日本死ね」ということで、菅野志桜里氏の「ぼんやり保守・ぼんやりリベラル」、
要は結局国会議員とて、どいつもこいつも「個」が弱い、国民の代表のくせに自分自身の武士道・天皇を編み出していない、
いわばみ~んなあの「暗玉葱美」みたいなものなんだなと。

みんなと仲良くしたい、嫌われたくない、けれど「保守とはこういうものよ、えっへん!」とマウントはとりたい、
国会議員も大衆も、何も考えずにただ世間と同化するのみ、そんなのばっかりだと。

そんなぼんやりぼやぼやした優柔不断な腑抜けおっとぼけばっかりなために、
眞子さまや佳子さまや愛子さま、そして悠仁さまも将来がはっきりしない、宙ぶらりんのままにして苦しめて、
調子のいい時だけ何も考えずに「万歳!」と言うだけで、皇族の方々の鬱屈さをないがしろにして、
それに誰も後ろめたさすら覚えない冷酷な偽善者と!

そう考えますと、歪んでいるとは言え、まだ強固な信念を持っている隙田水脈や漢乃益荒子の方がマシなのかも???とすら思えてしまいます。マジカヨ……(; ꒪˘꒪)……ヨモスエダ。。。


先日『新・堕落論』をちょっと読み返して気づきました。
戦中の日本人は、国民が一体となって何も考えずに戦争に立ち向かっていっていたと。
コロナ禍でも、ほとんどの日本人は「公共の福祉」と言って何も考えずに、クソ真面目に自粛やマスクやワクチンをやっていた。

日本は戦争に敗けて、武士道が亡び、堕落する本来の人間の姿に戻ったと。
一方、日本のコロナ騒ぎ終了は、誰もコロナ禍の真実を理解しないまま、何ら進歩することなく、
ただ日本人の堕落によってみっともなく終わってしまっただけ…。
非日常から日常に本当に戻ったのかどうかさえ、ぼんやりとしたままに……。


処理水のことで民度の低さを世界にさらけ出しまくっているあの中国人ですら、権威主義国でありながらも民衆は立ち上がった。
いや、あれは結局政府のゼロコロナ政策があまりにも理不尽に厳しすぎたからこそ、ああも反発が生まれたのでしょう。エキセイカクメイ…ブンカダイカクメイ…(´oั ₃oั๑)キャンセルカルチャーノチャンピョンジャン…

しかし、日本の場合は、政府はグダグダのぼんやり政策に対し、それをアシストするかのように日本人自らが世間の目を厳しくしていた。
ほとんどの日本人は、あの破壊的でありながらも秩序立って整然としたあの光景を自ら望み、積極的に守ろうとしていた。
最初からそうだったのだから、「本の力」だろうと「コロナ君日本変異株」だろうと、陰謀論を唱えようとも、もうとうにどうにもならなくなっていたのだと。

今にして思えば、そこには浅慮・偽善ではあっても美徳・美学のようなものが確かに漲っていて、
戦中坂口安吾が惚れ惚れしていたという「理想郷のようなただ虚しい美しさ」が確かにあったかと。
私みたいにマスクしないのは、彼らからしたら、その美しさを乱すならず者に見えたことでしょう。(ΘдΘ)ノ ゴメンネゴメンネ~


けれど、それもとうとうあれよあれよと崩れていき、纏っていた「公共の福祉」という想念も消え去り、堕落した人間の本来の姿のみが残った……。
結局、畜群に始まり、畜群であり続け、そして人間として何も進歩できぬまま、かのソ連のように行き詰まって、
無様に堕落してぼんやりとしたまま終わっていったのが日本人のコロナ禍だったと。ワタシニ『ダラクロン』ヲ ヨリフカクリカイセシメタノモ…(´ʘщʘ`;)ニホンノコロナカダッタト…

私が今鬱になっているのは、一歩外に出れば、TVをつけてみれば、どこもかしこもコロナ後の日本人のその気持ち悪い堕落の様ばかりが目についてしまうからだと。
人間の堕落とは、こうも不様で、不快で、不細工で、醜く、見苦しく、不愉快で、不気味で、嘘臭い、下らない、ダサい、気色悪い、胸糞悪い、けったくそ悪い、おぞましい、グロテスクな、反吐の出る、腐れ果てた、正視に堪えないものだと見せつけられ、
もう何も見たくないとたまらなくなってしまうからだと。

今や、すべてが憎々しくて胡散臭く思えて、何も信じられない……
マスク外しても美人が美人に思えない。。。日本死ね!アイコサママツリデミタヒトタチ…σ(ಠㅿಠ;)ダンノケイコスラ ウツクシクオモエマシタヨ……マジカヨ!?(((˘°艸°˘)


一方のジャニーズ問題、
こっちは最初から最後まで堕落した人間の情けない気持ち悪い醜態をただただ見せつけられるばかりでしかなかったです……。

かつての前髪のように、ジャニーズもそこに非日常的・異世界的な「美」の想念を纏っていたからこそ、「憧れ」であり、「文化」として成り立っていたと。
そこに陰間にとってのヒゲやムダ毛などのような、気持ち悪い「人間の堕落」の様は無い、あってはならない。

けれど、ひとたびそんな堕落した人間の醜さがまろび出てしまったら、それがマスコミ、そして大衆にまで伝染してしまって、
ジャニーズが守るべきだった「美」「非日常」「異世界」の想念が崩壊してしまい、
今や栄光のジャニーズが堕落し果てた、ただの脱け殻になってしまった。

…勿論、ジャニー喜多川氏の男色が醜いというのではなく、ソレハ“ダラク”トイウヨリ…(;ơ ₃ơ)“タイハイ”……?
日本の歴史も文化も解さない下らぬガラクタ価値観でそれを醜いと思って、自らの堕落は棚に上げて集団リンチするという欺瞞、
非日常・異世界を現出し大衆を魅了するプロの芸に目を向けるより、その舞台裏の闇を曝して貶め、幻滅させる覗き趣味、悪趣味。ヒガシ……a(゚Д゚l||l)ガーシーニデモマインドコントラレテンノカ??

救いようの無い、醜く愚かな騒動。。。日本死ね!


☠Ψ(( ∀ ))Ψ ш(( ∀ ))ш ш(( ∀ ))ш Ψ(( ∀ ))Ψ☠


コロナ禍であれば、皆が『コロナ論』を読むなりして、お上に言われずとも自分たちの判断でマスクを外し、ワクチンにNO!と言い、
インチキ報道・おマヌケ感染対策の責任をしっかり取らせられれば、それが理想的なコロナ禍の終わらせ方でしたかと。

そうすれば、井上正康氏だってあんな陰謀論という荒唐無稽な非日常・異世界・お花畑に逃避して、
築き上げてきたその「科学者」想念を踏みにじって妄言を撒き散らすこともなかったかも?

けれど、畜群根性とそして堕落の前には、そんなの所詮儚い夢でしかなかった。。。日本死ね!


ならば、今回のジャニーズの件、日本に偉大なる文化を築き上げたジャニー喜多川氏の功績を粉々にしたぼんやり人権派どもを、どう始末つければ良かったか?
はたまた、皇族の方々をないがしろにし、皇室の存続をも危うくしているぼんやり愛国者どもを、どう制裁を食らわせてやるべき?

プーチン・ロシアはどう裁かれるべき?
統一協会にどう鉄鎚を下すべき?
統一協会にステルス侵略の手引きをした売国奴はどう吊し上げるべき?
コロナ・インフォデミックで日本をメチャメチャに破壊した厚顔無恥な政府・厚労省・マスコミ・煽り医者・エセ専門家どもに、どう責任を取らせるのが最も効果的かな?コウイウガクモンガデキレバ…((`Ψ´))σギゼンシャハヨロコビソシテフルエアガル…?

「インボーデミック」を防ぐためにも、この世の中の不条理を、我々はどうすれば克服できる?


かつて上皇陛下の生前退位に反対した逆賊たちは、いざ退位が実現したら、あっさり手のひらを返して御代替わりを祝った。
今、愛子天皇に反対しているど阿呆どもも、あの呆れた厚顔無恥?
させるか!と。

皇室を滅ぼそうとした報いを受けよ!二度と立ち上がれなくなるほどの最高の屈辱を味わうがいい!と、
本日間もなくの、奴らの罪を数える「オドレら正気か?IN名古屋」!ダンケイハノツマランプライドヲ\\\(σ`””°)9////ヤキホロボシテクレヨウゾ!タマシイマデモエチマエ!

いや実際、「愛子さまは女性だから天皇になれない。女性だから日本国民の誉れとして相応しくない。なら、日本死ね!」と、
「ジャニーズはついに美学も何もない腰砕け団体に成り下がった。もう、日本死ね!」と、
このくらい過激且つ切迫感をもってしなければ、ぼんやり政治家も大衆も動かないものなのかも?オハナバタケノジュウミンヨ…ゞ(`″´)キサマラノクッサイションベンデハナヲカラスガイイ!

「エンタメ」ということで、今げっそり鬱な私めにはいい憂さ晴らしになるかな?と、
恐縮ながら、当初そんなくらいにしか思っていませんでしたが、ダカラウツナモンデ…(ヾノ・ω・`)トテモナゴヤマデイッテラレマセンヨ。。。スミマセンエン
果たして、単なる憂さ晴らしを超えた、不条理を突破し得る建設的な意義を見出だせますかどうか?コレデオモウサマカクコトカイタカラ…|||Ψ(。。;)Ψ|||トウブンハ ドップリオチコンデヤルンダァ!。。。。





No.100
14ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第479号 2023.9.5発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…ジャニーズ問題は案の定、慰安婦問題と同じ道を辿る一途だ。右も左も、日本が「文明開化」で西欧の価値観を無批判に受け入れていった明治以降の歴史しか知らないから、こうなるのだ。今回も前回に引き続き、本来の日本を取り戻すため、日本人が忘却した江戸時代以前の歴史について語っていこう。 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…8月30日、厚労省がワクチン被害の認定審査会を開き、一気に54人の死亡被害を認定した。部会を4つに増やして処理をスピードアップさせたというが、どんどん申請数が増えて、いまだに4000件以上の審査が終わっていないらしい。久しぶりにワクチンを話題にしたのは、今週、メールボックスに、こんな件名のメールが届いたからである。〈コロナは終わりの始まりに過ぎず、本格的な修羅場が始まる〉……メールにはさらに、「NHKから国民を守る党」の立花孝志と、「ごぼうの党」の奥野卓志党首による『日本人削減計画・日本が終わる』という対談の切り抜き動画が添付されていた…。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…ウクライナの失地奪還は達成できずに終わってしまう?ハリウッド映画などで無理矢理、LGBTQや黒人を出したりすることも受け入れるべき?大きな悲しみや苦しみをどのように乗り越えられてきた?共同親権推進派は、「子の利益」のためと言いながら子を守る気なんて無いのでは?「クリーンな業界」へと変わろうとしている芸能界、もう蜷川幸雄やつかこうへいのような演出家は出てこないのかと思うと残念では?処理水を海に流したことをどう思う?クリストファー・ノーラン監督の新作映画『オッペンハイマー』が日本で公開されたら観る?混浴は恥ずべき因習?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第508回「芸能とは何なのか?(後編)」 2. しゃべらせてクリ!・第435回「猛暑でも酷暑でも夏はスイカ割りぶぁ~い!の巻【後編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第302回「インボーデミック ~それロシアのプロパガンダです」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第508回「芸能とは何なのか?(後編)」  ジャニーズ問題は案の定、慰安婦問題と同じ道を辿る一途だ。  右も左も、日本が「文明開化」で西欧の価値観を無批判に受け入れていった明治以降の歴史しか知らないから、こうなるのだ。  今回も前回に引き続き、本来の日本を取り戻すため、日本人が忘却した江戸時代以前の歴史について語っていこう。  歌舞伎の元祖とされる 「阿国歌舞伎」 と、その人気を奪った 「遊女歌舞伎」 は売春と一体だったため、風紀を乱すとして 幕府に禁止され、女性は舞台に立てなくなった。  そして少年だけで構成された 「若衆歌舞伎」 も、男娼が問題となって禁止され、 前髪を剃った男だけが出演できる 「野郎歌舞伎」 に代わった。  当時は元服した男性は額から後頭部にかけて髪を剃っていた。剃る部分を 月代(さかやき) といい、成人しても月代を伸ばしているのは病人か浪人くらい。 少年の前髪は若さと美のシンボルであった。  しかし前髪を剃ったくらいで男娼文化は全く揺らぎもしなかったことは、前回書いたとおりである。  とはいえ、役者当人は前髪がないことを気にしていたようで、 頭に綿をつけたり、頭巾を被ったり、色染めの手ぬぐいを置いたりして月代を隠した。  さらには「前髪髷(まえたば)」と呼ばれる付け髪をつけて舞台に上がることが流行ったが、それでは前髪を禁止した意味がないと、幕府は前髪髷も禁止。そこで役者は 方形の絹布の四隅に重りをつけて前髪に載せる 「野郎帽子」 というものを開発して舞台に上がるようになった。   こうして役者は、無理やりにでも前髪がないことを隠して少年の若さを保っているということにした。 また、野郎帽子が紫縮緬で作られるようになると、これがさらに優美であると人気を呼ぶようになったという。  その頃の舞台は後世の歌舞伎とは比較にならないほど単純で、 「華やかな服装の伊達者(かぶき者)が茶屋の遊女に通ってくるところ」 とか 「殿様が一人の小姓を特に寵愛していることに他の小姓たちが嫉妬して怒るところ」 といった風景を寸劇にした内容で、演目の数も少なく、同じようなものを繰り返し上演していた。  それがなぜ飽きられもせず続けられたかというと、 舞台はいわば遊女屋の「張見世」みたいなものであり、客が役者を買うための装置 として存在していたからだった。  これがその後、舞台そのものの魅力で客を呼ぶエンターテインメントとして洗練され進化していって、現在の歌舞伎にまでつながっていくのである。  歌舞伎の劇場の傍には上演前後に客が楽しむ茶屋があり、 役者が客をもてなしていた。そのもてなしのひとつに男色があり、これが後の 「陰間茶屋」 の発祥 といわれる。  初期の時代の役者は不特定多数を相手にしていたわけではなく、パトロンとなる金持ちに身を任せる男娼だった。  その後長らく男娼のことを 「野郎」 と呼んでいたが、18世紀初めの享保の改革でいったん下火になった男娼が復活した頃から 「陰間」 という言葉が使われるようになる。この言葉自体は以前からあり、まだ舞台に立てない未熟な者のことを指していたが、やがて舞台に関係しない者も含めて 男娼全てを「陰間」と呼ぶようになった。  当初は裕福な武士や僧侶くらいしか陰間茶屋の客にはなれなかったが、経済が発展すると町人の客が増え、それと共に女性の客も増えていった。そして、歌舞伎とは関係ない個人営業の陰間も出てくるようになったという。  天保年間の『三葉雑記』という書には、役者を養成するには 「男子を遊女屋の女を抱える如くに抱え置きて、芸をしいれるなり」 とある。   役者修業の間に、12歳になると肛門を少しずつ広げる訓練がされて肛門性交の技法が施され、舞台の芸と共に寝屋の芸までが仕込まれる。  歌舞伎役者になるための教程には男色の技法も入っており、舞台に上り始めたもののまだ一人前ではない 「舞台子」 は、舞台で役者としての芸を磨くと同時に、 客からの要請によって座敷も勤め、体を売っていた。  また、本舞台に上がる前に田舎廻りで芸の修業に行くものは 「飛子(とびこ)」 と呼ばれたが、 飛子は巡業に行って芝居の興行主から夜の伽を請われれば、自分の利益のため断ることはできなかった。  男娼として売れるにも修練が必要で、容貌をよくするため、 10歳から12歳くらいの時に毎晩、鼻を板で挟み、紐で結び付けて面をかぶったような状態にして寝させていた という。当時は目を整形することはできなかったが、これを続けることで、鼻筋はある程度高くできたらしい。  肌をきれいに保つためにザクロの皮の粉末で体を磨き、歯を磨くにはハチクの笹の葉を炭にしたものを用いた。   陰間は女性的な容貌と若さが勝負で、無毛や薄毛の者が人気だったため、ムダ毛の処理は入念に行われた。特にヒゲは陰間の大敵で、毛抜きを使って処理していたという。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!