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さらうどんさん のコメント

1ばん
No.1
13ヶ月前
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第486号 2023.11.22発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…草津温泉で有名な群馬県草津町、この人口7000の穏やかな町に令和元年(2019)11月以降、大騒動が巻き起こった。草津町議会議員の新井祥子という女性が、町役場の町長室で町長の黒岩信忠氏から性交渉を迫られ、肉体関係を持ったという「証言」を突如として始めたのだ。この一連の騒ぎは国内外に一方的に報じられ、地元の実情を全く知らないフェミの議員や「識者」、活動家らが、次々と草津町を非難する声を挙げた。ところが今月1日、前橋地裁で行われた民事訴訟の口頭弁論の本人尋問で、新井本人自ら、嘘をついていたことを認めたのだ!しかし、この重大ニュースをマスコミはほとんど報じなかった!町長や草津町を批判したフェミや政治家、知識人も、誰一人謝罪していない!ジャニーズ問題とも通じる、このとてつもない悪を許してはならない!! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…ネット型ミニ政党よ、どこへゆく――。この数日、SNSでは参政党をめぐっての罵詈雑言合戦が活発に行われている。なんと参政党の内部分裂が起き、離党者が相次いでいるらしいのだ。参政党の内部分裂を追っていくと、党代表・神谷宗幣は、ニコニコと笑顔でふるまいながら、非常に独善的な人間で、自分をチヤホヤするイエスマンだけを周囲に置いているということがよくわかった。ネット型小政党の行方はどうなる?? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…「今はそういう時代じゃない」と言って欧米発祥の「キャンセルカルチャー」や「コンプラ」を唯々諾々と受け入れていることをどう考える?「人権」を主張する一方で「アニマルライツ」等も主張する欧米人の思考はどうなっている?映画『ゴジラ-1.0』は観た?ワクチンによって死者は9割減少した!?羽生結弦選手がスピード離婚に追い込まれた件をどう思う?創価学会名誉会長・池田大作氏の死は今後の日本に影響ある?ハライチの岩井勇気(37)が19歳のタレントと結婚したことをどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第515回「〈証言〉を鵜呑みにして冤罪を作る奴ら」 2. しゃべらせてクリ!・第442回「おちぶれてすまん!弟連れ狼が行くぶぁい!の巻【前編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第309回「参政党、大分裂。純粋まっすぐ君の行く末やいかに」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第515回「〈証言〉を鵜呑みにして冤罪を作る奴ら」 「証言」というものは、本当に扱いが難しい。  扱いを誤ればとんでもない事態を招く、非常に恐ろしいものだ。  だが、その自覚を一切持っていない者が多すぎる。  それが最も恐ろしいことである。  草津温泉で有名な群馬県草津町、この人口7000の穏やかな町に令和元年(2019)11月以降、大騒動が巻き起こった。   草津町議会議員の新井祥子という女性が、町役場の町長室で町長の黒岩信忠氏から性交渉を迫られ、肉体関係を持ったという「証言」を突如として始めたのだ。  その証言はまず、飯塚玲児というライターが自費出版した電子書籍『草津温泉 漆黒の闇5』で公表された。  これに続いて新井は記者会見を開き、 町長にいきなりキスされ、床に押し倒された などとして、 「町に住む弱い女性の立場をもっと尊いものにするため、町長を告発することにした。最終的には町長の辞任を目指す」 と主張。   黒岩町長は事実無根だと反論し、新井と飯塚を名誉毀損で刑事告訴、総額4400万円の慰謝料や謝罪広告の掲載などを求める民事訴訟を起こした。  性加害が行われたとする日時は 「2015年1月8日の午前中」 と明記されていたが、その時間に、町長室で黒岩町長が新井町議と会う旨の アポイントの記録はなかった。  しかも1月8日の午前中は、年始の客がアポなしで来るため対応に追われるし、 仕事始めで職員との打ち合わせも次々入ってくるし、とても男女が二人きりで時間を過ごせるような状態ではない という。  そして何よりも、 町長室の扉は常に開けっ放しだった。 草津町付近には二つの活火山があり、いつ緊急事態が起きても町長室を対策拠点にできるようにするためで、打ち合わせ中でも職員が入って来れるようになっていたという。  さらに町長室の隣には応接室、副町長室、総務課があり、何かあったら誰でも気づくし、 しかも部屋はガラス張りで、草津町交番や商工会館から中の様子が丸見えで、性交渉などできるわけがなかったのだ。  明らかに荒唐無稽な証言で、しかもその内容はコロコロと変遷した。  実は、最初の告発をした電子書籍で新井は 「黒岩町長を本当に好きになってしまった。町長室で二人きりになった時、私の気持ちが通じた時には本当に嬉しかった」 と書いており、身体を求められて嬉しい反面、不安や複雑な気持ちを感じ、拒んだら町長の気持ちが離れてしまうので受け止めるしかなかったとしていたのだ。  ところが、出版後まもなく行われた記者会見やメディアの取材では、証言が 「強制的な性被害を受けた」 に変わった。  さらに新井は、町議会の本会議場で突然 「私以外にも数名の性的被害を受けた女性がいる」 と発言。だが町長が「どこの誰か? いつのことか?」と質しても、 「プライバシーの侵害になるので言えない」 と何ひとつ明らかにしなかった。  また、町長室で関係を持つのは物理的に不可能であることを追求されると、 「町長が部屋の模様替えをして証拠隠滅した」 と発言。だが模様替えが行われていないことは、過去の写真を見れば明らかだった。  さらに、新井のこの主張は特に問題となった。 「このまちでは女性はまるで"モノ扱い"です。有力者や宿の主人の愛人になるというのも昔からよくあることですし、愛人になれば、湯畑周りのいい場所にお店を持たせてもらえるとか……。女性の方にも問題はあるのかもしれませんが、そうせざるを得ない雰囲気がこの町にはあります」  おそらく、こんなに女性の地位が弱いから町長の求めを拒めなかったと言おうとしたのだろう。  だがこれは黒岩町長のみならず、 草津町で働く女性に対する大変な侮辱だった。 草津でいい場所に店を出している女性は「有力者の愛人」だと言っているのも同然なのだから。  これで草津町民は、新井に対して圧倒的な不信感を抱いたようだ。   新井は町議会に黒岩町長の不信任決議案を提出したが、賛成したのは中澤康治という町議ひとりだけで、反対多数で否決。 逆にその際の発言が「議会の品位を傷つけた」として懲罰動議が発議され、新井は失職した。  しかし新井は群馬県に異議申し立てを行い、県がこれを認めて復職させたため、改めて新井に対する解職請求(リコール)運動が開始された。  すると署名収集期限を半月以上残して、リコール発議の必要数を1500人近くも上回る3292人分の署名が集まり、これを受けて令和2年(2020)12月、リコールの是非を問う住民投票が行われた。  その過程では、 新井が住所を偽っており、草津町に居住実態がないという事実も明らかにされた。  そして投票の結果はリコール賛成が有効投票の9割以上を占める2542票。反対は208票で、新井は即日失職した。  かくして、地元においてはこの問題は終息したはずだった。  ところが、本当の騒動はここから始まったのである。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!