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.      る       .さん のコメント

実は、怒玉勝悪先生は、『おぼっちゃまくん』
の中でも指折りの好きなキャラクターでして、ツヤコセンセイトモドモ…٩(ᐛ٥ )ﻭガイデンガマタレル??
よっしゃ!人権真理教の左翼・リベラル、安倍真理教の「Hanada」・日本保守党、その他日本の大衆ども、
頭かち割って惨憺!苦労するがいい!という今週のライジング配信お疲れさまでした♪ドウセ ライシュウハヒエコムソウナンダカラ…ᝰ(‘ε ’;)イマサムクナッテモ イイジャネエカ。。。。


「らしさ」という観念・価値観があるから、人は生きづらさを感じることになる、
なら、人を不自由にするそんな束縛を破壊し、自分を解放して幸せになろうではないか!という、
幼稚な左翼・リベラルの腐れ思想・・・

なら、「愛子さまが何故天皇になってはいけないのか、何故女性天皇・女系天皇が日本を終了させるのか、
ほとんどの日本人からまるで理解されなくて、つらいんでしょう?
それはね、保守らしさとか安倍らしさとか、それがあなた方を生きづらくしているのです。

もう、そういう“らしさ”から解放されて、楽になりませんか?
奇跡の安倍の精神を真に継承しているはずなのに、一般庶民から全然相手にされなくなってしまって、
あなた方自身だけでいくら「我々こそが真の保守だ!」と盛り上がっても、虚しくなるだけで、もうとってもとってもつらいんでしょうに。」とか、
「Hanada」や日本保守党、ネトウヨ、男系固執派らに、トチ狂った左翼・リベラルがそんな気持ち悪い偽善の手をさしのべたら、どんなことになる???レイワニボッパツシタ…щ((ဗᜋဗ))シジョウサイテイノドロジアイ……?


「自分を最も自由にしてくれる束縛は何か?それを大事にする心を育てよう」・・・

要は、「尊厳」があるかどうかだと思います。
男の尊厳、女の尊厳、LGBTの尊厳。
自分の愛する文化に対する尊厳、文化の担い手であるという尊厳。
仕事の尊厳、共同体の尊厳、国の尊厳、国家の尊厳、そして人間の尊厳。

自分自身に尊厳を持っているか?尊厳を持って自分の仕事をしているか?
他者の尊厳を尊重しているか?他者が尊厳を感じられるか?
人に尊厳を持たせられるか?人に他者の尊厳を尊重させられるか?


「つまらない仕事などない。つまらない考え方があるだけだ」
「小さい役などない。役者の器が小さいんだ。(確か昔視た海外ドラマだったと思うのですが…)」

どんな仕事でも、世のため人のためにやっているという尊厳があればこそ、実存が得られ、活力をもたらしてくれると。
尊厳があるからこそ、自分自身に対しても誠実となり、プロフェッショナルな仕事・責任を果たせると。ゲームカンカクデシゴトヲタノシク…?(´oั ₃oั๑)ソンゲンガナイカラダヨ…

天皇陛下や皇后陛下、愛子さまのあのオーラは、
まさに象徴天皇としての尊厳の表れなのではないかと。


故・ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと言っている自称被害者たちに、
多くの人に夢を見せてくれた巨大エンターテインメント・ジャニーズの一員だったという尊厳は、果たしてあったのか?と。

その「自分たちの人間の尊厳をジャニー氏に汚された!粉々にされた!」と言う被害者たちの証言を、ウラもろくにとらず、検証もせず、ただ垂れ流して、
「ジャニーズ!なんてことしてくれたんだ!この~!もうキャンセルだ!キャンセル~っ!」と、ヒステリックになっているマスコミや左翼・リベラル、グローバル企業、
連中は自分たちの仕事に、ただ単に大衆ウケ、世間ウケ、金稼ぎ以上の尊厳を持っていないのではないか?と。

「法を超えて補償する」と言わせている弁護士たち、
彼らに、法治国家の尊厳を守るという矜持はないのではないか?と。

そんな連中に、「日本の文化を大切にしよう、大事に守っていこう」という資格は、
というか「文化」という言葉すら使う資格なんかないのではないか?と。


ところで、平等イデオロギーにこじつけて「らしさ」という観念を否定し、ルサンチマン敗者・ダメ人間を肯定・正当化するリベラル左翼、
子供の「人権」を正義の御旗にして、「自称被害者」を英雄に祭り上げ、その欺瞞・ペテン・卑怯さを正当化しするマスコミ、
ふと思い出しましたのは、『ルパン三世』に出てきた「ヤング・愚造」というキャラクター。

「いったん自分が正しいと思ったら……世間など気にするな!!
世間は……批判はするが、悪と戦う気力などもっちゃいないのさ……!!
ビジョンをもつな、いまあるものをテッテイ的に破壊しろ
この国が……荒野になるほど……に!!
新しい日本をつくるのは、キミたちしかいない!!」

そう言って、とてつもなくエネルギーを使うプレイを絶えず求める若者に、そのプレイを考えて行動させようとするという男。
その行動を正当化するべく、どんなハレンチな行動にも通ずることばを考えたと。
「それはたったひとこと、『世の中が悪いんだ!!』どうだ、いいことばだろう!!」と。


ヤング・愚造は、刀で切られても拳銃で撃たれても、爆殺されても死なない不死身の男。
モンキー・パンチ先生がどのような思惑でこのキャラを出したか、知るよしもないですが、
高貴な強者を駆逐するための「平等」という弱者の奴隷道徳で、
「あんたは悪くない、世の中の方が悪いんだ!」と、自堕落や粗暴さや狭量さまで正当化し、破壊・革命を起こさせようとする人権狂信者は、
いつの時代もくたばらないものなのかも?

ただ、ナチスによるユダヤ排斥、ソ連の大粛清、中国の文化大革命、プーチン・ロシアによるウクライナ侵略、等々、
これらは独裁者が自分の権力を誇示するために、破壊・虐殺を正当化して起こした悲劇。
今日ではキャンセル・カルチャーによって、とうとう「人権」という観念が、人類を牛耳る独裁者になってしまったと!

「人権」は死なない!病気も何にもない!ゲゲゲ!ᝰ(。Д°;)ガッコウモ シケンモナイ!ミタイナ?
人権の前に愚民ども、永久にひれ伏せ!跪け!
誰も不死身の「人権」は倒せない!覆せない!革命もテロも無駄だ!と。
「人権」はヒトラーやスターリンや毛沢東やポル・ポトのような凶暴な独裁者として、「文化」のごときテッテイ的に殺し得るパワーがあるのだ!!と。


「人権VS文化」・・・

人権とは?と調べると、「人間が人間らしく自由に幸福に生きる権利」というのが大体のところ。
なら、その「人間らしさ」って何?となったら、
そりゃ当然「文化性」「文化的」「文化人らしさ」ということになってくるかと。♪ニンゲン~ナンテ( ॢꈍ∀ꈍ ॢ)ララ~ラ~ラララ ラ~ラ~♪

文化は人間の証明!
文化を解せぬ者は人間にあらず!ケダモノだ!と。

男らしさ女らしさにせよ、善悪や優劣などの価値観にせよ、
それらはそもそも各国の人間の営みの歴史の中で醸成されてきた価値基準のはず。
青いシオカラトンボはオス、黄色いムギワラトンボはメスというようなものでは全然ないと。タイトカマゴチハ…(⌯¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́)セイチョウスルト セイテンカンスルヨ…

その価値観のために、また文化の違いのために、人間は血生臭い戦争や虐殺を繰り返すのだということで、
ならば、人間の不幸な争いを無くすためにと、あらゆる価値基準、その背景にある文化まで消し去ってしまったら、
それこそ無秩序な世界になり、人の獣性が解放されるだけで、弱肉強食のケダモノの世界に退行するだけのこと。


文化の破壊、文化に裏打ちされた価値観の否定は、社会の秩序の破壊に他ならないと。
まさに野蛮なプーチン・ロシアが暴力・核の恫喝でやろうとしている国際法秩序の崩壊戦争を、
左翼・リベラルはキャンセル・カルチャーでやっているのだと。メザストコロハ…(ಠДಠ;)コビヌ!ヒカヌ!カエリミヌ!ミタイナ……?

ハマスからテロを受けた被害者という錦の御旗で、パレスチナを根絶やしにしようとしているイスラエル、それを支援するアメリカのごとく、
ジャニー喜多川氏からの性被害者という御旗で、マスコミ、そしてグローバル企業の支援を得て、ジャニーズを根絶やしにしようとするおぞましき蛮行!


人は文化という束縛によって律されることで人間となると。
文化こそが人を人間たらしめ、実存を与えてくれるものなのに、
その文化を否定することで人間は自由で幸福になることを認める権利って、何?
そんなのは「人権」ならぬ「ヒト権」に過ぎないかと。イヌケン…クマケン…σ(°″゜)ショウルイアワレミノレイ…?

自由・平等・人権イデオロギーで文化を否定するなら、左翼・リベラルは決して進歩的なんかではない!と。
そもそも彼らが掲げる「人権」それ自体が恣意的でご都合主義的で、不平等・不公平・矛盾・欺瞞だらけの、まさに独裁者のようなものなのだからと。
かつてのキリスト教、共産主義や中華思想、グローバリズムが、いかに独善的で他国の文化の尊厳を認めずに悲劇を巻き起こしてきたという歴史を、まるで学んでいない愚者ども!タシカニ…ガッコウデナラッタオボエハナイカ…((*`Ψ´))σガクレキシュウサイメ…

「横暴な権力を縛るための理屈・方便として、憲法の中で飼い慣らし、立憲主義で活用するものであれば、
「人権」は弱者に救いの手を差しのべる健全なものとなり得るのだろうけれど、
法治国家としては後進国であると認めざるを得ない今の日本にあっては、人権を飼い慣らし得ず、
法を超越した独裁者として、「人権様」があれよあれよと人の上に君臨してしまったと!ジンケンサマガジンルイヲ“スベル”ッシュ…(( १д१))モウ ニ ゲレンデ…


しかし、古今東西これほどまでに人心を掌握せしめたカリスマがいたであろうか?
何故人はここまで「人権」を崇めるのか?
何故ああもヒステリックに「人権」の名を声高に唱えるのか?

おそらく、人権には生身の肉体がない。
だから、誰も体感を得られない。
だからああも必死にならないとフィニッシュできない!ということ??


「Hanada」や日本保守党、男系固執派やネトウヨが、
「安倍ちゃんは奇跡!消費増税も入管法改正も世襲議員の無税の遺産相続もけしからんけど、安倍ちゃんがやるなら例外ってことでいいんじゃね?」と、歪みに歪んだな安倍マンセーなのも、
本人もう生身の人間でなくなったから、どんどん尖鋭化、異常化、ヘンタイ化しないと、勃ちすらしない・・・ということだったり?ウゲェ!!⁽⁽⁽⁽Σ\(\≧Д≦;)°。キッモチワリイイッッ!!

で、「名古屋城天守閣の木造復元」を目論む河村たかしを強引になし崩し的に引き込もうとして、
どこかに「安倍神社」を建立しようとしているって!?!?ミウラルリヲ ミコサンニスルッシュカ…?ሣ( ᢲ )ሥアタシヲ ム シースルー ナッテ??
……けれど、ただ破壊するだけの人権派のケダモノどもに比べたら、まだ人間味はあるのかもと思ったり……?


というわけで、先日の「ゴー宣道場」『愛子さまと悠仁さま』お疲れさまでした♪

倉持師範には是非とも、その達者な口八丁でもって、政界に殴り込みをかけてもらいたく存じ上げます☆オウエンシマスゾ…♪ꉂꉂ(ᵔ▿ᵔ*)9…ギブアップサレタ カンノシオリシノブンモ…

そして、「立憲的改憲」の暁には、「象徴天皇としての務めが常に途切れるこなく、安定的に続いていくようにすることを最優先させるべし」と。
そうすれば、心ない皇室バッシングも幾らか制限できるようになるかも?
天皇がいなければ国会も開けないというのなら、なおのこと必要な改憲案かと。


さて、今回の「ゴー宣道場」、その倉持師範はしてやったり?
笹師範は、相変わらずの「まんぷく道場」と♪

けれど、よしりん師範、ちぇぶ総合Pは微妙……。
木蘭師範、ゴー宣ジャーナリストの皆様は目下無反応……。
何よりも高森師範がノーコメント……。コンナコトガ…=͟͟͞͞(°″щ°;;=͟͟͞͞)カツテアッタカシラ?

確かに、皇統問題の議論、結論はもうとうに出ているようなものですし、
愛子さまや悠仁さまの心情を拝察しようにも、特に悠仁さまに関しては判断材料が乏しく、難しい?


で、この私めの感想は?と僭越ながら申し上げますと、
議論を聞いていて、よくよく考えましたら、めちゃくちゃ怒りがこみ上げてきてしまいましたものでして!

それは勿論、あのクッソふざけたど腐れどもに対して・・・・!!!クソガアア…⧛(ง `″ω´)ง⧚アアアアア……!!!






No.85
12ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第488号 2023.12.12発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…人間、なろうと思えば、必ず何かの「被害者」になることができる。現在の自分が不遇なのは自分のせいだと認めることができず、どこかに自分をこんなことにした「加害者」がいると思いたがる、不幸な人は必ずいる。そして、そんな人を自分のイデオロギーのために利用しようという人も、必ずいるものだ。11月19日に「国際男性デー」なるものがあったらしい。「『男らしさ』という固定観念や、男性や男の子の健康に目を向け、ジェンダー平等を促す日」なんだそうだ。朝日新聞は今年初めて「国際男性デー」のイベントを開催、8回にわたって「らしさって 国際男性デー」と題する連載特集を組んだ。朝日新聞がこの特集で「国際男性デー」の普及のためにどんな主張をしたのか、見てみよう。 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…月刊『Hanada』は12月も元気だ。編集部のX公式アカウントが、河野太郎からブロックされたらしい。SNSによって神経質な独裁者気質の顔が如実になった河野太郎も気になるところだが……今号の目玉記事は、百田尚樹、有本香、櫻井よしこの「日本保守党は王道を歩む」という鼎談だ。「安倍晋三を尊敬する」「安倍なき自民党は最悪だ」と言いながら、日本保守党が批判している政策は、消費増税しかり、外国人労働者受け入れ拡大のための入管法改正しかり、ほとんど安倍晋三がやったことである。彼らはどのように自分を納得させているのだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」… 国会で議員が答弁中にスマホを使うのはマナー違反?生命至上主義が蔓延る現代日本で『ゴジラ-1.0』があのように描かれた意味とは?BRICSの拡大などロシアは持ち直した一方で、ウクライナでは厭戦気分が高まっているのでは?外国人観光客が戻ってきていることをどう思う?今まで聞いて来た中で違和感を持った曲は?「日清どん兵衛」のCM出演者が吉岡里帆さんからアンミカさんに交代した事で、賛否両論が巻き起こっている件をどう思う?「おぼっちゃまくん」がグローバルなポリコレの波に覆われる可能性はない?高等学校無償化に賛成?反対? …等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第517回「男らしさ、女らしさをなくすべきか?」 2. しゃべらせてクリ!・第444回「メリー苦シミマス! 地獄のサンタがやって来た~っしゅ!の巻【前編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第311回「河野太郎にブロックされているHanadaウォッチ…“安倍さんは奇跡”だって。」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第517回「男らしさ、女らしさをなくすべきか?」  人間、なろうと思えば、必ず何かの「被害者」になることができる。   現在の自分が不遇なのは自分のせいだと認めることができず、どこかに自分をこんなことにした「加害者」がいると思いたがる、不幸な人は必ずいる。  そして、そんな人を自分のイデオロギーのために利用しようという人も、必ずいるものだ。  先月「ゴー宣道場」ホームページで始めた「ゴー宣ジャーナリスト」ブログで知ったのだが、11月19日に「国際男性デー」なんてものがあったらしい。 「『男らしさ』という固定観念や、男性や男の子の健康に目を向け、ジェンダー平等を促す日」 なんだそうだ。 「国際女性デー」というのがあって「女らしさ」という観念をなくそうとしているというのは聞いていたが、なんとその男性版が出てきたらしい。  男らしさ・女らしさをなくそうなんて、それでどうしようというのか? わしには、無茶苦茶としか思えない。男がスカートを履いて、両脚を斜めにくっつけて座り、女がズボンを履いて、股開いて座れとでも主張する日なのだろうか?  少し調べてみたが、「国際女性デー」の源流は20世紀初頭まで遡り、オーストリア、デンマーク、ドイツ、スイスで初の「国際女性デー」の記念行事が行われたのが1911年。現在、3月8日とされている「国際女性デー」は1975年に国連が定め、1977年に国連総会で決議されている。   もともと「フランス人権宣言」が女性の人権を認めていなかったことに顕著なとおり、世界中で女性の権利は著しく低く抑えられていた。  そのため歴史の必然として女性の権利・地位向上運動が起こり、その一環として「国際女性デー」の発想が生まれたわけで、「女らしさ」の否定にまで暴走してしまった現在のありようは論外としても、その着想の時点においては十分な必要性があったとはいえるだろう。   それに対して「国際男性デー」には、何ら歴史的な必然を感じない。単に「『国際女性デー』があるんなら、『国際男性デー』も作らなきゃ、男女平等じゃないやい!」というような、駄々っ子の発想としか思えない。  実際、「国際男性デー」はカリブ海の小国トリニダード・トバゴで1999年に始まったもので、まだ歴史も浅く、国連も正式に認定していない。  なんでトリニダード・トバコかというと、たまたまこれを提唱した学者がトリニダード・トバコ人だったからで、「人権真理教」の本場・アメリカの発祥ですらないのだ。今まで知らなかったのも当然としか言いようがない。  そしてなぜか今年になって、その話題をわずかながら聞くようになったわけだが、 それは、例によって左翼マスコミが煽り立てたからだ。   朝日新聞は今年初めて「国際男性デー」のイベントを開催、これに併せて11月18日から25日まで(web版)、8回にわたって「らしさって 国際男性デー」と題する連載特集を組んだ。  では、朝日新聞がこの特集で「国際男性デー」の普及のためにどんな主張をしたのか、見てみよう。  連載の第1回では64歳の元消防士を取りあげ、次のような身の上話を紹介する。  何不自由ない家庭に育ち、23歳で子供の時に憧れた消防士になる。   消防は軍隊を思わせる、厳しい上下関係の男の世界。勤務は苛酷で、同僚は過労で倒れるが、「頑張るのが当然と思っていた」。  40歳の頃、8歳下の女性と見合いし、結婚を前提に付き合ったが、女性の母親から「顔も見たくない」と言われるほど嫌われ、頭に来て「親を捨てろ」と言い放って別れを切り出され、やり直そうとしたが破局、今も独身。  55歳の時、部下に声を荒らげて「パワハラ」と訴えられ、処分には至らなかったが、職場では孤立。家でも一人きりで孤独。  5年前、定年退職して駅ビルの管理会社に再就職するが、周りはほとんど女性で、何を話していいかわからない。上司から「お客様」を迎えるお辞儀の角度を細かく指導されていらつく。「言い方がすごいきつい」などと苦情を言われたこともある。  初日から辞めたくなった。お金にも困っていない。でも辞めない。 その理由は「男のプライドがあるから」と、記者の目を見つめて真剣な表情で言った。  こんな男の身の上を延々と読ませて、いったい何が言いたいのかというと、要するに 「この人がこんなにつらい人生になってしまったのは、世の中に『男はこうでなければならない』という、『男らしさ』の観念があるせいだ」 と主張しているのだ!  男性は認定心理士のセミナーで 「『男はこうあるべきだ』にがんじがらめになっていますね。つらくないですか?」 と言われ、はっとしたという。そして、女性と別れた時や職場で孤立していった時、いつも 「男たるもの強くなければ」と言い聞かせてこなかったかと自問したそうだ。 それで、「あのときこうしていればという後悔ばかり。自分で選んだ人生だけど、孤独ってしんどいな」と言ったそうだ。  続いて記事には大妻女子大学准教授の田中俊之という「社会学者」が登場。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!