• このエントリーをはてなブックマークに追加

JACKERさん のコメント

やはり、国家の公や秩序が安定している、安寧が保たれている国はスポーツもやはり強いのでしょう。中国・北朝鮮はいわずもがなですが韓国に関しても先の東京五輪では、「日本のユニフォームや競技場に旭日旗やそれに似たようなデザインがぁ!!」などと競技そっちのけで幼稚な反日ナショナリズムに染まってしまっていました。(野球だけに限れば、中朝はいわずもがなですが韓国はその東京五輪ではメダルなしに終わり、WBCに至っては3年連続初戦敗退や国内リーグでの八百長の多発や選手の不祥事、チーム内の風紀の乱れが深刻化しています。)
 対照的に、日本は五輪やWBCでもベスト4から落ちたことはなくメジャーリーガーも多数輩出しています。生前の野村克也監督は、チームに尽くす精神は国を愛する心とつながっていると著書に書いておられましたが、国家の公やナショナリズムが不健全で歪な国はそれがスポーツにも現れてしまうのでしょう。
No.29
11ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第489号 2023.12.19発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…大谷翔平選手のドジャース移籍記者会見を見た。野球解説者やスポーツライターにはそれぞれに言いたいことがあるだろうが、わしはそれらとは全く違う視点で、ナショナリストとしての感想を記しておきたい。野球発祥の地であるアメリカに日本人が行って、歴史に残る快挙をやり遂げた。そうなるとどうしたって、かつては戦争をした敵国同士だったのにということも意識しなければいけないはずなのだが、誰もそれは言わないのだ。日本はアメリカと戦争をして、ものすごく無惨に負けた。その戦争で死んだ日本兵たちは、どのように大谷を眺めるだろうということまで、思いを馳せてみなければいけないのではないか? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…「安倍晋三が好きだよね♡」という絆でつながっていたネトウヨたちの大同団結が、いまそこかしこで崩壊を迎えている。ネトウヨ作家がネトウヨ議員をいかにもネトウヨらしく「クズ」呼ばわりし、「クズ」呼ばわりされたネトウヨ議員の可愛がっているネトウヨが、ネトウヨ作家にすり寄ったので、ネトウヨたちが「このクズめー!」と憎悪しているという構図だが、私から見ると、百田も青山も同じようなものにしか見えない…。ネトウヨ“冬の陣”勃発か!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」戦後日本の食料自給率が下がった理由は?今年の紅白で注目しているのは、新しい学校のリーダーズ?Ado?今後、ジャニーズ問題は人々から忘れ去られるの?喘息の持病持ちで色白で華奢…いわゆる「男らしさ」からはかけ離れた子供時代だったのに、なぜ今のような「覚悟」を持てたの?若い人たちの間で昭和のヒット曲やドラマが流行っている「昭和回帰」の理由とは?「妊娠は病気じゃない」なら「老化だって病気じゃない」のでは?アイヌ問題が綺麗に解決する方法はないの?創作環境が近代化されることに対する危機感を感じたりする?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第518回「大谷翔平の記者会見を見て」 2. しゃべらせてクリ!・第445回「メリー苦シミマス! 地獄のサンタがやって来た~っしゅ!の巻【後編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第312回「ネトウヨ“冬の陣”か? 分断はじまる」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第518回「大谷翔平の記者会見を見て」  大谷翔平選手のドジャース移籍記者会見を見た。  野球解説者やスポーツライターにはそれぞれに言いたいことがあるだろうが、わしはそれらとは全く違う視点で、ナショナリストとしての感想を記しておきたい。  わしが見てまず驚いたのは、大谷ってデカいんだということだった。  普段の野球中継だと、他の選手に交じった姿しか映らないので気づかなかったが、記者会見やニュース映像でマスコミや球団関係者と並んでいるのを見て、並みのアメリカ人よりもずっと大きいのがわかった。  あの大谷の体格を、日米で戦争して負けた時の日本の兵隊たちが見たらどう思うんだろうと、まずわしは思ってしまったのである。  アメリカとの戦争に敗れた時の日本人は、小っちゃかった。  歩兵はほとんどが百姓で、田畑を耕しているから、背は低いが足腰だけは強くて、重装備を背負ってものすごい距離を徒歩で行軍することができた。  日本兵にとっては普通の行軍を、米兵の捕虜を護送する際にやらせたらバタバタ倒れて死んでしまって、それが後に「バターン死の行進」と言われたりしたのである。  日本人が小さいのは人種的な特徴で、そのハンディを克服するような体格の日本人が登場することはないと思っていたのに、それが現れたのだ。これは戦後の経済発展と、それに伴う栄養状況の改善などによることは間違いない。  ただ、だからといって、敗戦したおかげで戦後こんないい世の中になれたとか、負けてよかったとかいう話ではない。  戦争はもう否応もないことで、いいとか悪いとかいう判断でやったり、やめたりできるものではない。負けると分かっていても戦わなければならない時だってあるのだ。  大東亜戦争では、インテリの学生も特攻隊に志願し、死んでいった。『戦争論』で描いたが、彼らは自分が特攻したからといって、それで戦争に勝てるとは思っていなかった。しかし、負けた後に子孫へ残すもののために、自らの若い命を賭けたのである。  戦艦大和で出撃した秀才たちも、理知的に考えた結果として、未来の日本の礎になるためと思って散っていったのだった。  そうして彼らが期待をかけた「未来の日本人」が大谷翔平であれば、英霊たちも皆、その雄姿を見て喜ぶだろうなあと思うのである。  昭和9年(1934)11月、読売新聞の社長・正力松太郎がベーブ・ルースらメジャーリーグ(当時は「大リーグ」といった)のオールスターチームを日本に招請し、「日米野球」を開催した。  まだ日本にプロ野球チームはなく、読売新聞が「全日本軍」を編成して対戦したが、結果は16戦全敗と散々。伝説の投手・沢村栄治がベーブ・ルースを三振に打ち取るなど、1失点の好投を見せたのが唯一の快挙だった。  日米野球終了後の12月、読売新聞は「全日本軍」を中心に「大日本東京野球倶楽部」を設立。後に「東京巨人」と改称、これが現在の読売ジャイアンツのルーツである。  昭和11年(1936)には大阪タイガース(現・阪神タイガース)や名古屋軍(現・中日ドラゴンズ)などが設立され、プロ野球リーグがスタートする。しかし、戦前は「早慶戦」に代表される学生野球の方が人気だったらしい。  その後、大東亜戦争が勃発。戦況の悪化に伴い、昭和19年(1944)にプロ野球は休止となり、そして敗戦。  野球では全くアメリカに歯が立たず、さらに戦争でも圧倒的な国力の差の前に惨憺たる敗北となってしまった。  まさかその78年後、日本人がアメリカ・メジャーリーグのナンバーワン選手になるなんて、誰も思いもしなかっただろう。しかも、あのベーブ・ルース以来の二刀流で、ルースを上回る記録を残すなんて、ありえないとしか思わないはずだ。  戦後だってほんの少し前まで、日本のプロ野球はアメリカ・メジャーリーグとは比べ物にならないほどの、レベルの差があると誰もが思っていた。  一世を風靡した漫画『巨人の星』では、主人公・星飛雄馬は子供時代から元プロ野球選手の父に、「大リーグボール養成ギプス」という児童虐待としか言いようのない装具を付けられ、野球の英才教育を受ける。  しかし「大リーグボール養成ギプス」と言いながら、親子の目標は大リーグではなく「巨人の星」をつかむこと、つまり日本のプロ野球のジャイアンツのスター選手になることだった。  飛雄馬は巨人の投手になり、「大リーグボール」という魔球を投げるが、最後まで大リーグに入るという話にはならなかった。  漫画でしかありえない物理的に不可能な魔球や、漫画でしかありえない不自然な描写が続出して「荒唐無稽」とも思えた『巨人の星』だが、その作品においてさえ日本人がメジャーリーグに入団するという展開は「ありえない」こととされ、描かれなかったのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!