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.      る       .さん のコメント

「サブカルしか勝たん!」・・・


この前、大須賀様がブログで言及なさっていたように、
なるほど、「エンタメで世の中を明るくする」というのは、
アメノウズメノミコトから、旅女郎、田楽、念仏踊り、出雲阿国、そしてジャニーズと、
この日本では、神話の時代から現代まで連綿と続いてきた伝統的手法であったんだなと
!ヨッシャ!ジョセイジン…୧(〃∀〃щ)マイヲササゲルノジャ♡♡♡……ヾ(〃щ〃)ヨシナッテ……

それどころか、「1万3000年ほども続いたといわれている」縄文時代でも・・・!
縄文時代には当然アニメも映画も、紙すらも発明されてなかったろうから、
土器・土偶こそが縄文時代のエンタメだったんだなと!
うーん!これは確かにロマンですな!ソソリタツ セキボウナデナデ…( ॢꈍ∀ꈍ ॢ)ソンナ ササセンセイニ カンパイ🥂

それにしても、神話の時代にせよ縄文時代にせよ、
「エロ」こそが日本のエンタメの王道だったようで、
あら、あら、あ~ら♡あんたも好きねえ~♡みたいな。ジョウモンジダイデモ ヤッパ…ሣ( ᢲ )ሥコドモハカズノコ オトナハキノコ?

まあ、子孫繁栄を願ってということなのでしょうけれど、
となると、現代の少子化、はたまた皇室の先細りは、
エロ表現に対して厳しくしてしまった結果ということだったり・・・?コドモノコロミタ バカトノサマ…σ(๑° ꒳ °๑)イキナリ オッパイポロリンシーンダッタナア…


それで、昨年の「公論イベント」を振り返って思いましたのは、
真面目な問題だからといって、深刻な状況だからといって、深刻に考えたり真面目一辺倒な議論をしたりしたところで、
果たしてそれで解決に近づけるかといえば、案外そうでもないのかも?と。

実際、真剣に考えれば考えるほど、怒りや苛立ちばかりが沸いて湧いて、
そしてしまいにはもうどうにもならないと、閉塞感や悲愴感、不安感、失望感、絶望感、虚無感に打ちのめされることになるばかりだったりするじゃないですかと。

皇位継承問題、憲法、それにコロナも、
結局どれだけとことん真面目に議論しても、次から次に困った問題ばかり出てきて、
現状打破とはならなかったわけで……。ソシテ ヒトビトハ マドワサレ…|||(。Д°;)|||ウツクシイモノスベテ ハカイサレタト。。。


私自身、コロナ禍三年間、コロナ脳世間・ワクチンファシズム・マスク警察・自粛警察どもと、集団ヒステリー相手にマトモに喧嘩し過ぎたがために、ドイツモコイツモ イイコチャンブリヤガッテ!!(*ဗ″皿″ဗ)੭ꠥ⁾⁾ヨクモ!ヨクモ!ヨクモ!
大衆に対する憤怒や憎しみに囚われてしまい、今もうすっかり塞ぎの虫に。。。ニンゲンノキョウキヲ ミセツケラレタトイウ…(*̩̩̥Д*̩̩̥)『ワンピース』フィッシャー·タイガーミタイナ…
『脱正義論』は読んでますので、例のI氏などのように、陰謀論にハマって抜け出せなくなるなんてことにはならなかったものの……。

けれど『コロナ敗戦/失敗の本質』、あの三年間を一挙に振り返りまして、
誰もが何も反省せずにシレっとしてて気持ち悪いったらないですけれど、
あの狂気の日々が、不完全とはいえ、ようやっと一段落した、それだけでもよかったじゃないかと、
塞ぎ込んだ私の心に、薄日が少し射した思いになりました。タトエ シュチニクリンシテテモ…ゞ(; ꒪˘▿꒪)ソレッテ マッチャンノイメージドオリジャン?


ともかく、必要なのは何か?
縄文時代にあれこれ思いを馳せ、想像力や探求心を働かせ、それを楽しいと感じるような、
そういう「ロマン」なんじゃないか?と。

かつてよしりん先生が、旧厚生省の食堂をみんなで占拠してしまえと言ったような、
新しい遊びや愉快なイタズラやエロい妄想を考えるかのごとく、
そして、大空にかかる華麗な虹の道のような、素晴らしい白昼夢に魂を飛翔させる甘美な魔法のような、天空の星々のメリーゴーラウンドに壮大なファンタジーを描くような、
誰もが魅了され勇気づけられ、日本人として活力を揺り起こされ奮い立たされるような、
そんなロマン溢れる議論をと。『カリアゲクン』…(∵;)マサカ ジッシャドラマカ シチャウトハネ…

誰も、絶望したくて、夜も眠れなくなるほど悩みに悩みたくて、ふてくされたくて、「ゴー宣DOJO」に参加したいわけじゃない。
希望を求めて、何かに気づきたくて、未来に笑おうと思って、わざわざ遠方からでも参加しようとやってくるはず。

怒り、苛立ち、悲愴感、絶望感などに支配されてしまっていたら、そればかりになってしまったら、
現状打開のための愉快な建設的なアイデアや、希望のための自由な発想も出てこなくなるだろうし、
何より、気分が落ち込んで陰鬱な雰囲気になって、近寄りがたい、もううんざりと思われかねなくなるかと。
バランスを欠いて、下手したら陰謀論やネトウヨやキャンセル・カルチャーに陥ることだって……。ゴーセンDOJOッテ ナニ?⁽⁽ฅ(Ф∀Ф)キボウヲシンジル キモチソノモノダニャン♪

人間普通なら誰だって、頭痛がするようなお腹痛くなるような深刻なこと、心が病んでしまいそうな苦悩や気の滅入るような暗い話、世の中すべて呪いたくなるような恨み言なんか、
そりゃ話したくも考えたくも関わりたくもないでしょうよと。ニンゲン ズットマジメデトオセルカッテ?щ(ဗᜋဗ)アクマガワレラヲホウッテオカナイサ…
縄文時代の話のように、大谷翔平とかの話のように、ウキウキワクワク明るく楽しく笑える気分が晴れやかにハッピーになるような話の方が、そりゃいいに決まっているでしょうよと。
怯える天照大神だって、八百万の神々の笑いを聞いて、ついつい覗き見ずにはいられなかったわけですし。トハイエ ニンゲン…(*´༥`*)クライキブンニ ドップリヒタリタクナルトキモ アルケドネ…


勿論、真面目な思考、真剣な議論なんかいらないというわけではなく、現実逃避してお花畑な夢の世界にトリップしよう、公憤なんか忘れてしまえというわけではなく、
要は、「基礎」は勿論重要だけれど、それを踏まえての「応用・発展」も同じくらい重要ぞということ。

まさに皇統の議論がもう行き止まりになって、前進できないでいるように、
議論ばかりで消費してても、どんどん思い悩むばかりでキリがない、
結局何も解決できないまま、どんどん虚しくなってしまうだけになったら、
それこそ時間の、人生の浪費でしかないかと。ニホンノ ソボウナセケンノナカデハ…(´・・`;)ウツクシイモノハ イキルコトガデキナイ…

それよりも、その議論を、世の中を明るく変えるような創造・建設・生産へと昇華していくことこそが、
人生をより有意義で豊かで楽しく幸せにするものなのではないかと。

その素晴らしい例、素晴らしい試みだったといえるのが、
「愛子さま祭り」、それに「ダンケー珍言大賞」、
そして「歌謡曲を通して日本を語る」だったのではなかろうかと。“ハジメテ”デスッテ?ᝰσ(=″=;)ハジメテ~ノ チュウ♪クライシカ オモイウカバナイ。。。

ただ分析して、あれが悪いこれが悪いあいつの責任だとなじり大会、
それだけで充分楽しい!実存が満たされる!激しい暴力的な怒りに身を委ねるのは快感!ということもまああるでしょう、
けれども、偽善者どもを常識の海に沈める「ゴー宣DOJO」はもっともっと、ずっとずっと欲深いものではないでしょうか?と。ナニカヲカエタケレバ…(๑•̀ •́)و❀ヨリウエノヨロコビヲ メザナキャ♪


2月開催の「ゴー宣DOJO」『安倍政権と以後の政局』、
安倍政権を改めて検証し、その幻想を打ち砕き、その反省を踏まえ、日本をより強く逞しく前進させる、
それを皆にウケるような大笑いできるような、或いは目頭が熱くなるような涙ちょちょぎれるような、
或いは、激昂してトチ狂いそうになっても、泣きわめいて頭を冷静にして、スッキリ気分爽快になれるような、『ジョジョ』ノ“エシディシ”ノ…(ơ ₃ơ;)アァァァンマリダアァアァ ミタイナ…
或いは、安倍政権の幻影や人権真理教の平等イデオロギーなどかすんでしまうような、そんな燦然と誇らしげに輝くエンタメに、
果たしてどう昇華するものなのか?

森羅万象から霊感を得て、尽きぬ活力と創造への渇望でもって、自分の現場で実践するためにも、
その点について是非とも学ばせて頂きたく思っておりますです。コトシモ モチ ヤッタルッシュ!⧛(ง `ω´)ง⧚コッ チカラウドン ドン セメテヤルッシュ!ミタイナ…


「大衆」と「庶民」、それは「国民」という一枚の駒の表面と裏面。シロトクロノアイダニ…୧( ᐖ)σグレーイジョウノ“ニホン”ガアル??
「大衆」というと、我々はつい顔をしかめがちになりますが、
その大衆の心を掴めさえすれば、流れを味方にすれば、皇統だって憲法だってこっちのもんだ!ということになるかと。

そりゃあ、安倍政権の実態も知らずに「安倍さんは岸田さんより国民思いだった」だとか、
「インフルエンサーになるために手段を択ばない姿勢も納得できる」「ネタとして面白い」「政策がわかりやすい」でNHK党や参政党に投票するとか、
ジャニーズの次は、松本人志かよ!?と、タイシュウノハンギャクトイウカ…( १д१)ショウシミンノハンギャクッテカンジ…
大衆なんて実に実にろくでもない、馬鹿で馬鹿でホントにホントにどうしようもないと言いたくもなりますが、
所詮弱肉強食がこの世の実態であるなら、
盤上の駒をより多くこっちにひっくり返し、庶民の面、「ゴー宣DOJO」側で埋め尽くしたもの勝ちじゃん!と。

マスコミが偽善やエセ権威で国民を惑わして、大衆にしてしまうことができるなら、
「ゴー宣DOJO」だって、真実や常識、本の力やエンタメの力などで大衆を庶民にひっくり返すことだって、
同じ人間のやることであるなら、やってやれないことではないではないか?と。

欺瞞・偽善に満ちた正義心や、狂気の破壊願望を満たすような快楽しかもたらさない、そんなマスコミに背を向けさせて、
いかにして健全な方向に大衆を引っ張ってこれるか?
いかにして大衆から、常識に根差した庶民感覚を引き出させるか?

その答えは、『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』等々、「サブカル」にあり!と。

「サブカル」も「芸能」も、「芸術」も「エンタメ」も、
まさに思想・哲学の応用・発展形に他ならないのだからと。サア ジョセイジン!…( ੭•͈ω•͈)੭ゴジラノキョウボウサヲ ミセテヤルンジャ♡……ヾ(´゜щ°`;)ソレモ ヨシトケッテ……


尊大で横柄なお偉方を罠に嵌めてやっつける、という展開、
古今東西、エンタメ・サブカルの世界ではド定番、お決まりのパターンでしょうが、『ワンピース』シカリ『フィガロノケッコン』シカリ…σ(°″゜)『ヨシリンオトギソウシ』シカリ?……『フウフノキズナ』……??
皇統問題なんかは、まさに長いこと大衆に愛され続けてきたこの王道パターンでいけるじゃないでしょうか?と。キシャカイケンハ チニウエタマスコミノワナヨ…٩(ᐛ٥ )ﻭマツモトヒトシノマンザイニ カンパイ🍸️

目下、世界にも通じ得る日本の唯一の強みであるという「サブカル」の手法、
それに、神話の時代から、縄文時代から、日本の未来を明るくするために連綿と受け継がれてきた「エンタメ」の精神、
これらをいかに駆使して、日本の再生、活性化、強靭化と結びつけ、達成へと導く、そんなロマンを日本人に見せるのか?
そんな驚くべき挑戦的なカルチャーを、未来の愛子天皇陛下がしろしめすこの日本で、果たして我々は創造し得るでしょうか?

それは大変興味深いことですし、
小林よしのり先生と「ゴー宣DOJO」、「歌謡曲を通して日本を語る」などのご活躍を見ますなら、
元旦から、日本はやっぱりもうなんだか呪われてるんじゃね?…という年始でしたが、タナカテイノゼンショウモ?…(☉_☉;)……。。。。
それでも今年こそは!と、明るい希望を抱かせていただきました、
令和6年開幕のライジング配信お疲れさまでした。
今年もたんと学ばせていただく所存でございます。シンネン ハジメノアイサツハ…\(^_^)(^_^)/シッカリシマセント…

ワクタシメナリニ…ੴੴサブカルネタ マシマシデ…


ついに公開された『ゴー宣DOJO』の新横断幕!
なんと申しますか、「ドラゴンボール」みたいですな♪ドラゴンボールカラーノ ルアーナラ…✭٩(ˊᗜˋ*)وニゴッタニホンニ バツグンノイリョク!ミタイナ?

♪「胸わくわくの愛がGISSIRI
色とりどりの夢がDOSSARI
この世のどこかで光ってる」♪
♪「Let's try try try 摩訶不思議
空を駆けぬけ山を越え
Let's fly fly fly fly 大冒険
不思議な旅が始まるぜ」♪
♪「追いかけろ! ゴー宣DOJO
世界でいっとーイカしたドラマ」♪
♪「もっとワイルドに もっとたくましく
生きてごらん
ロマンティックあげるよ
ロマンティックあげるよ」♪

いいじゃないですか!オオスガマシンデキョウモトブノサ~♪ミタイナ…( ॣ•͈∀•͈ ॣ)オオスガマシンニ カンパイ🍷


ファウスト博士も、欲望の赴くまま散々快楽を味わっては、虚しい結末に打ちのめされた果てに、
最後は偉大な国を建設しようという考えに至り、
万感の思いで、幸福に満ち足りて、「時よ止まれ、今お前は美しい」と。

安倍マンセーや陰謀論者、人権真理教のサヨクどものような、地に足のつかない夢想家たちとは違い、
サタンを飼い慣らす小林よしのり先生ならば、「憂愁」に盲目にされることもなく、悪魔に欺かれることもないかと。
「ゴー宣DOJO」も、我々読者も。'`,、(´∀`) '`,、


♪「踊る阿呆に見る阿呆
同じ阿呆なら踊らにゃ損損」♪

「結束力を高めるけれども、ひとりひとりが強制されたり忖度したりすることなく行動して、そうして新しい世代の息吹を自由に開放してあげるという方法を作り出す実験」という、
まだどの社会も実現し得ない、無茶・無謀・無鉄砲ともいえる課題に挑もうとする「ゴー宣DOJO」!

ただ観客・傍観者でいるよりも、
「ゴー宣DOJO」による日本再生の建設事業、摩訶不思議大冒険、究極のロマンに加わった方が、
きっと人生を楽しく充実したものにできるのだろうな、実際と。

『コロナ論』のシーシュポスの話のように、
世の中というのは、人生というのは、何でも思い通りにはいかないなものですが、
不条理にも文句もたれずに、やれることをきちんとベストを尽くしてやることこそに、実存、生きる喜び、人間の尊厳があると。
そして、我々日本人には、シーシュポスよりも遥かにやれることは色々たくさんあるではないかと。


そのことを、とくと思い知らせてやりましょうや!
陰謀論にハマった人たちや、
「こっちを見て、俺の話を聞いてくれ~~!」なNHK党や参政党に票を投じるような人たち、
安倍マンセーのアホどもや、
男系継承の伝統などに固執して、皇室の輝きを闇に閉ざそうとする人たちや、
キャンセル・カルチャーやインフォデミックに血道を上げて、偽善・エセ正義に酔いしれている人たちにまで、
「こんちくしょう!もう積み木はいいや!ゴー宣DOJOに参加せにゃ損損♪」と歌わせてやったりましょうや!ヒュ~♪(*’▽’ノノ゙☆°⌖꙳✧˖ニホンジン ゼンインキリツ!ッテネ♪

おお!そうですとも!
「ゴー宣DOJO」を、「マンガ」や「Bento」や「Kawaii 」のように、
世界を征服するカルチャーにのしあげてやりましょうや!ミライノ アイコテンノウヘイカガシロシメス…❂щ(`∀´)9 ゴーセンDOJOニ カンパイ🍶




No.95
10ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第491号 2024.1.9発行(※1.11一部訂正) 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」… 確かに、日本の現状にはちっともいい材料が見当たらない。国際社会において、政治力では全く勝てない。そもそも国家としての軍事力の点で勝てないのだから、どうにもならない。今の日本が世界に向かって勝てるのは、サブカルだけだ。「サブカルしか勝たん!」という時代がやって来た。他に希望はない!『ゴジラ-1.0』に始まり、『シン・ゴジラ』、宮﨑駿の『君たちはどう生きるか』、Netflixで見た『プルートウ』、『はじめの一歩』、YOASOBIの『アイドル』…等々、小林よしのりにしか語れないサブカル評から、現在の日本の強みを読み解こう!! ※笹幸恵氏の特別寄稿…縄文時代にハマっている。この日本列島に生きた縄文人たちは何を思い、何に喜び、何を畏れて日々の生活を送っていたのだろう? 知れば知るほど縄文沼にハマる。そんなわけで、数年前からあちこちの縄文遺跡を巡っている。今回は、八ヶ岳山麓にある縄文遺跡について紹介したい。長野県から山梨県に連なる山のふもとには、縄文時代中期を中心とした遺跡がたくさんある。ここから発掘された遺物からわかる、縄文人の「女性を尊ぶ精神性」とは? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…昨年は、どうにもならない内輪もめを起こしている日本保守党の様子や、陰謀論を信じて大同団結したはずが大分裂に至った参政党の様子を観察してレポートした。日本保守党は、現在ネットで大量の候補者を公募していて、すでに200名以上が応募しているらしい。参政党と似たようなネットを使ったかき集めで、どんな人間が躍り出て、なにを演説しはじめるのかと思うとげんなりする。では、このような「へんなミニ政党」がなぜ次々と出てくるのか? 少し考えてみたい。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…週刊誌が商売のために成功者を引きづり下ろそうとする風潮は、今後も収まることはない?毎年の年末に思うことと、年始に思うことは一貫している?紅白で流れる演歌が、ここ40年ほど変わり映えしないのはどうなの?自分はネームのみ考えて、別のクリエイターに漫画制作を託すというのはアリ?先日の震災を機に再び、X等で外国人差別デマを振り撒いているネトウヨらには、どう対応するべき?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第520回「サブカルしか勝たん!」 2. 特別投稿・笹幸恵「あれも女、これも女。縄文時代にみる『女性崇拝』」 3. しゃべらせてクリ!・第447回「人気独占! 2024年のぽっくんを見てクリ!の巻【前編】」 4. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第314回「へんなミニ政党がなぜこんなに増えたのか?」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 編集後記 第520回「サブカルしか勝たん!」  2024年、とんでもない年明けになってしまったが、今年最初のライジングなので一応言っておこう。明けましておめでとう。  とにかく正月から暗くなりがちだったが、わしはこの1年、とことん人を楽しませる、人の心を明るくする作品やイベントを創作していこうという意欲で、走り抜ける決意である!  前回は2023年を「ニヒリズム蔓延の年だった」と、あえてネガティブに総括した。最後に少しだけ希望をほのめかしておいて、続く今回で一気に反転攻勢に出るものを書くつもりでいたら、いきなり出鼻をくじかれたような形になってしまったのだが、だからといって立ち止まってはいられない。  確かに、日本の現状にはちっともいい材料が見当たらない。国際社会において、政治力では全く勝てない。そもそも国家としての軍事力の点で勝てないのだから、どうにもならない。「話し合い」による解決のためにこそ日本が力を発揮すべきだとか言ったって、現実には何もできない。ロシアを見ても、中国を見ても、イスラエルを見てもわかるとおり、話し合うにもその背景には基本的に軍事力が要るのだ。  このままでは何が起こるかわかったものではない。ウクライナ戦争の結果次第では、ロシアが北海道から上陸して侵略してくる可能性だって、もうないとは言えなくなってしまった。  そんな状況にあるというのに国内政治はガタガタで、遠心力だけが働いて、ひたすらバラバラになろうとしていくばかりである。  かといって、政治に求心力を働かせようとしたらどうなるかといえば、ロシアや北朝鮮や中国のような独裁国家になるか、安倍政権時代のような忖度社会になるかしかないということもわかった。アメリカでも求心力を欲したら、またもトランプが出てくるという有様だ。これでは、いくら政治に求心力が生まれても、国は全く豊かにならない。  そこで、どうすれば国の結束力を高めながら、権力の持つ拘束性や忖度といった負の部分をなくし、国家を強くすることができるのかということが課題となる。  これは、まだ世界のどこでも答えの出せていない課題である。  そして、ある意味でわしがやろうとしているのは、実験室レベルの小さなサイズではあるが、この課題への挑戦でもある。   わしが『ゴー宣DOJO』でやろうとしていることは、結束力を高めるけれども、ひとりひとりが強制されたり忖度したりすることなく行動して、そうして新しい世代の息吹を自由に開放してあげるという方法を作り出す実験である。  ひとつの集団性の実験を、ここで行っているのである。  そしてこれは、漫画家であるわしがやっているというところに意味があるのだ。  これは、『おぼっちゃまくん』の「茶魔語」の時に顕著だった、漫画の作品を通じて全国の読者が共同体的な感覚を持ち、さらに作品を盛り上げていくという手法の応用である。この手法が『ゴー宣』にも持ち込まれ、さらに『ゴー宣道場』で発展していったのである。  つまりこれは、漫画家・小林よしのりというサブカル作家が始めた、サブカルから派生した作品の一種であり、だからこそ強いとも言えるのである!   今の日本が世界に向かって勝てるのは、サブカルだけだ。「サブカルしか勝たん!」という時代がやって来た。他に希望はない!  ハリウッドで続々映画化されたアメコミのスーパーヒーローものは、一時期は凄かったが、最近では「何これ?」と思うようなヘンなものが多く、堕落していっているように見える。もう出し尽くした感があり、新しい知恵があまりないのである。   そんな中で、日本の『ゴジラ-1.0』の成功は痛快だった。  一時は『ゴジラ』もアメリカにすべて取られてしまって、もうハリウッドじゃないと作れないのではないかと思わされたりもしていたから、見事に巻き返してくれたのが嬉しかったのである。  あと、やっぱり『シン・ゴジラ』は違ったということが証明されたのも嬉しいことだった。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!