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.      る       .さん のコメント

先ずは、先日の「ゴー宣DOJO」『チェブリンに保守思想を分かるまで教える』お疲れさまでした。イヤ ホントニ ワラッタワラッタ…♪ꉂꉂ(ᵔ▿ᵔ*)オオワライデシタワ♪

「思想」というものを、「イデオロギー」との対比で論じる・・・
なるほど分かりやすい!これなら私にも人を納得せしめられるかも!と。👩‍❤️‍💋‍👨


当日日中は仕事でしたので、晩にタイムシフトで、一先ず第一部を視聴しましたが、
実はあの日、面白い偶然がございまして・・・ズット アタマグルグルシテマシュタ…🌀m((`∀ ´ *m))モウ ウズウズシオ ッテ…ミタイナ

その晩、とある「釣りの動画」が配信されまして、
そこで語られていましたのが、「パターン」の話。


「パターン」というのは、釣り場で魚が何を補食しているかということで、
「イワシパターン」「アミパターン」「バチパターン」「サヨリパターン」等々があるわけでして、
例えばアミ(プランクトン)パターンの場合、バチ(ゴカイやイソメ)なんかには目もくれないというような状況。

で、「今日は時期的に、潮回り的に、アミパターンじゃね?」と、最初から決めてかかって釣り場に赴いて、そしたらイワシパターンでしたみたいなことになったら、
アミパターン攻略の釣法しか頭になかったら、完全に空振りということになると。

ですから、何パターンなのかというのは、釣り場に行って観察して、
そこで判断して、釣り方をアジャストさせるべきだと、そういう話でした。


同じ話ではないかと。🎰
「イデオロギー」というのは、最初から結論ありきで行動してしまうから、
空振りならまだいいけれど、力ずくでそのイデオロギーの正しさを証明しようとして、
全然合っていないジグソーパズルのピースを無理矢理嵌め込んで、全体がグシャって歪んでしまうみたいなことになると。ゲンパツモ…ケンポウモ…ᝰ(。Д°;;)…コウイケイショウモ。。。。🕳️🕳️🕳️

そうならないよう、都度「思想」して、その場その状況の最適解を導き出していくべきだと。


というわけで、悟ったわけでございます。
「思想は釣りに通ず」或いは「釣りは思想に通ず」と。✰⋆。:////щ(`∀´)9\\\\゚・*☽

そんなわけで、ああ、一緒に釣りに行って、『日本人論』や「チェブリンに・・・」シリーズの今後について語らい合える、
そんな『ゴー宣』読者仲間が私にもいたらなあ!…と思う今日この頃、カナガワケン·ヒガシオオギシマ…୧( ᐖ)σソロソロ サヨリガネェ……📈
今回のライジング配信お疲れさまでした。


キャンセルカルチャー?キャンセル·カルチャー?ฅ(ФωФ;)(Ф∀Ф)ฅキャンセルカルチャーノホウデココハトウイツスルニャ~…


ちなみに、その釣り動画ではこんなことも語られていました。
「縛り釣行」、一つの釣法に縛って徹底的にやりこんで、その釣法がどういう状況で火を噴くかとかを体得するのも大事だと。

「ゴー宣ジャーナリスト&エッセイ」
最初は曜日毎にそれぞれ担当者が発信されていたけれど、だんだん行き詰まってきて、
それで、その縛りを外したことによって、皆がのびのびと書けるようになったと。

そしてついに、ライジングにも取り上げられるほどにもなった、よっしー様の堕胎罪についての論考や、
私も読んでて思わず大笑いさせられてしまいました、ケロ坊様のカルトに強いはずのジャーナリストたちの週刊誌に対する盲信ぶりという、
特大ヒットをカッキーン!とかっ飛ばしたと。ヒュ~♪(*’▽’ノノ゙☆°⌖꙳✧˖🏌‍♀️🏌


それってもしや、最初に縛りをかけて、そこで各々方の思想・思考が鍛えられたからこそ出たヒットというのもあったのではないか?と。
…ただそう考えた方が楽しいよなあ♪というだけの、私の考えに過ぎないかもですけれど、ツリビトトイウノハ キホンテキニ…💭((*ಥΨధ*))モウソウヘキガアルモノデスヨ…💓👙💞
残る方々も、大漁祈願ということで♪


そのヒットに応えるかのように、今回のもくれん先生の『トンデモ見聞録』、コレゾシハンノカンメ…°⌖꙳✧˖Ψ(( ▽ ))Ψ°⌖꙳❀コレガホンモノノプロノ ヘイジョウウンテンナリィィィィ…🫂

週刊文春は、現代日本のヒーロー!?!?!?
週刊文春の記事なら全幅の信頼をおけるから、我々テレビマンがおこがましくもわざわざウラ取るような必要なんかありませんとな!?!?!?
あたしら、週刊文春のスピーカー、コバンザメ、パラサイトってか!!??

だって週刊文春に疑いを持とうものなら、こっちが悪人扱いされちゃうもん!
そんなのやだよって!?!??
……何だこのマスコミの信じられんような無責任っぷりはよ!テメーラガポンコツダカラ…\\\\(d#°皿°)σ////セイジモ ポンコツナンダロガヨ!

その週刊文春、ただ自分たちの売り上げのために、自分たちの作品に都合のいい部分をつぎはぎする・・・
何の証拠も示さずに、モスクワでのテロはウクライナが関与しているんじゃないかと、
ミサイル攻撃の口実・正当化に都合のいいような言いがかりを拡散しようとするプーチンのごとしではないかと。🇷🇺カラノ ムサベツミサイルノギセイシャト ヒトシク…(≡人≡)テロノギセイシャニ アイトウノイヲ…ト ヒニクヲ……🇺🇦


しかしケロ坊様、あの『戦争論』からの引用、
そういえばありましたなと。
よくぞ!よくぞ!と。'`,、(´∀`) '`,、

週刊誌もテレビ・マスコミも、カルトに強いはずのジャーナリストたちですら、「悪を背負う覚悟」を持たず、
こうもとことん堕落してしまっているこの現状……

まるで『ドラゴンボール』のフリーザのごとく、
「週刊文春は日本一の週刊誌なんだ……!だから……だから松本人志も伊東純也もこの週刊文春の手によって死ななければならない…!!!!
オレに殺されるべきなんだーーーーーーーっ!!!!!」と。

それに対し、「バカヤローーーーーッ!!!!!」と、引導を渡してやれるでしょうか?
日本人が、果たして・・・・?🦤?

「悪人と思われたくない!」「いい人になりてえ… わし いい人になりてえのよ ねんのねん」と、
99.99%の日本人が自粛・マスク・ワクチン……ということを思いますなら、
いや、もうどうにもなんないんじゃね?……と、もう絶望的な気分になります。。。

実際、「キャンセルカルチャー」のヤバさを伝えるのって、
「コロナインフォデミック」や「mRNAコロナワクチン」のヤバさを伝えるのよりもさらに難しく感じないでしょうか?
「所詮他人事じゃん」というのと、「人気者に対するやっかみ」という、でかく、そして暗い壁が。。。。🪦


けれども、どんな強敵相手でも、「オラわくわくすっぞ」と、
『ドラゴンボール』から学んだ精神で闘っていくしかないんじゃない?と。

……いや実際、よしりん先生には悪いですが、
私めを含む今40代の大半の男にとって、『ドラゴンボール』こそが少年時代の一番大きな存在だったかと。
もう間違いなく。コドモノコロハ…°⌖꙳✧˖( ॢꈍ∀ꈍ ॢ)オカゲデミンナ トモダチニナレタモノデッサ…👯

絵の上手い友達は、みんなノートに悟空や神龍の絵を描いてましたし、
「ともだちんこ」や「ぜっこーもん」もそりゃやってましたが、やっぱり「かめはめ波」「界王拳」「元気玉」でしたし。
八代亜紀、小澤征爾、TARAKO以上に、鳥山明先生の喪失感は大きかった。。。シムラケンニ ヒッテキ…(१д१)……『チビマルコチャン』モ ミテマシタケドネ。。。👘🎆


とにかく、人間は戦闘が好きだと。
そもそも人生とは戦いの連続。
何のために人は戦い続けるのか?

前述のフリーザや週刊文春、プーチンのように、
人は誰もが自分の考えこそが正しいということを証明するために戦っているものかと。
となると、プーチンの正しさなんていつまで経とうと証明できるわけないだろうから、
ウクライナ戦争は、プーチンが取り除かれない間は、延々と続くことになってしまうな。。。ニホンダッテ イツマデモ…(; ꒪˘꒪)コノダラダラシタヘイワガツヅクワケナインダゾト……🧸


けれど、実はその「自分の正しさの証明」すら、本当は単なる建前でしかなかったと。

『戦争論』にも、「人は過剰なエネルギーを持っていて、それを一気に発散させるものが戦争だった」とかそんなことを。
まさに前述の「オラわくわくすっぞ」の悟空のように、人というのは理由・目的云々以前に、戦闘そのものに快感を覚えるものだと。
実際、戦いとなると、人はアドレナリンやドーパミンが大量分泌されてハイになるものですから。

『ドラゴンボール』も、レッドリボン軍やピッコロ大魔王やフリーザまでは、勧善懲悪的なところがありましたが、
そのフリーザとの戦いにおいても、超サイヤ人に覚醒し、フリーザよりも強くなってしまった悟空は、
もうその戦闘が虚しくなってしまったのか、最後はフリーザを救ってやろうとしたりしてましたし、
その後の、人造人間やセル、魔人ブウといった敵は、もはや「悪」というより「戦闘狂」みたいな存在で、
対する悟空も、ただ戦闘を楽しんでいたという感じだったかと。ソレニ ミズヲサスヨウナ…( ॣ•͈૦•͈ ॣ)ミスター·サタンノ トウジョウダッタ…🤳


……ただ、その自分の愉悦快楽のために戦うというのは、
やっぱり「保守」とは違うよな…と。

そもそも悟空に、ベジータやピッコロや天津飯やクリリン等にも、何らかの思想があって戦っているわけではないんじゃないかと。
そもそもを言えば、鳥山明先生自身にも、果たして深い思想はあったのだろうか?と。コドモタチヲ タノシマセルトイウ…( ॣ•͈∀•͈ ॣ)ステキナエンタメセイシン サービスセイシンハ アッタニシテモネ…

「人権」や「正義」を掲げて、キャンセルカルチャーという現代の魔女裁判に血道を上げるものたち、
彼らもまた深い思想があるわけでもなく、強者たちの破滅・没落をただ見物して、「オラわくわくすっぞ」とただ興奮に悶えたいだけ?
「人権」や「正義」は、何かを守るためではなく、ただ破壊するための鈍器に成り下がってしまっていると。


『ドラゴンボール』の後の、『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』などは、各キャラクターの人間のドラマに重きを置くようになり、
自分がわくわくするからとかいうより、誰かのために、誰かを守るために強くなって戦うという思想が、基本のスタイルとして貫かれているかと。

ゾロは最初は「世界一の剣豪」を目指していたけど、途中からルフィを海賊王にするために強くなると変わっていきました。
伊之助も、最初は戦闘狂のようなキャラだったのが、次第に仲間のために戦うように成長していきました。

だからなのか、ルフィがカイドウと戦っているときに言ったセリフ、
「楽しくなってきた!」と、なんか取って付けたようなあざとさが……。
あれも、読者のバトルを喜ぶ本能を刺激してやろうって?


しかし、「キャンセルカルチャー」はただ破壊し、大衆の鬱憤を晴らし、破壊願望を満たすだけ、
「人権イデオロギー」の輝き以外、何も守りやしない。

実際、人の「怒りのパワー」というのは、確かに本来すさまじいものだと思います。
それこそ、ブチギレてその場のすべてを手当たり次第破壊し尽くしたくなるほどに。🌋

けれども、「怒りに任せて暴れたところで、どうにもならない…却って損することになるかもしれない…」という理性やニヒリズムのブレーキが働いて、
自制して怒りを抑え込む、そしてその内冷めるというのが、普通のことかと。🏞

けれども、「キャンセルカルチャー」という、弱者が強者を蹴落とすのにもってこいな手段が出てきてしまったがために、
相手がどれだけ強者であろうと、たとえこっちがルサンチマン弱者であろうと、
もう我慢することなく、辛抱して抑え込むことなく、心行くまでとことん叩き潰せるようになってしまったと。🗞💥🪳


「キャンセルカルチャー」とは、かつてのホロコーストや文化大革命のごとく、大衆の理性のブレーキをぶっ壊して人の獣性・野蛮さを解放させてしまう、
ただそれだけのものだと。
なんら高潔な思想があるわけではなく、むしろ人の下劣さをむき出しにするようなものでしかないのだと。🤎💩

「ゴー宣DOJO」、「ゴー宣ジャーナリスト」、そして『日本人論』、
そんな凶悪な「キャンセルカルチャー」とどう戦える?

ぶっちゃけ、ジャニーズに続いて松本人志と、こうも立て続けにキャンセルされたなら、
いよいよ日本人はこの異常事態に違和感や危機感を覚えることになるのではないか?と思っていましたが、
ほんと、全然さざ波どころか、もう気持ち悪いくらいに無風ベタ凪。。。
無風ベタ凪ドピーカンは、基本的に魚は釣れない。。。。ソンナヒハ…💆‍♂️エステニデモイッテ リフレッシュシタホウガ…◎?

というか、もうここでいい加減週刊文春主導のキャンセルカルチャーを食い止めておかないと、
大谷翔平、さすがにまさかとは思いますが、その損失はあまりにも巨大過ぎるから!!!
皇室だって・・・というのも、いよいよ現実味を帯びてくることに。。。🏴‍☠️\\\\🏺🗾🏺////🏴‍☠️


……⧛m(;゜″ 。 ;m)m(;°;Д;。;m)m(;°″皿″。;m)⧚……


無思想性のアイヒマン、「キャンセルカルチャー」はむしろ「反思想性」といった方が相応しい?
大衆はみんな思想なんかいらない、思想なんかうざい、めんどい、かったりい、
イデオロギーの方が楽でいいじゃんと。

とりあえず、誰が悪なのか?誰を叩き潰せばいいのか?誰を粉砕してやればわくわくできるのか?
それだけ教えてくれればいいよ、ごちゃごちゃ細かいことはいらねえよと。⅏🔪🗡️🔨🔥


……ため息しか出ないですけれど、これも考えようなのかな?ということがございました。

コロナ、ジャニーズ問題、そして皇統問題と、各問題のバカタレども8人ずつの顔写真を年賀はがきに貼り付けて、
昨年の「ダンケー珍説大賞」に倣ってエンターテインメントにして、今年二十数人宛に出したのですが、
要は、こいつらが悪党だ!この面にピンときたら…!と面白可笑しく提示してやったわけですが、モチロン…(`▼´)9『コロナロン』ナドモ タクミニショウカイシツツネ…
これがウケちゃいましてウケちゃいまして♪「会社の女の子たちも面白がってたよ~♪」とか。ケケケケケ…♪((`Ψ´))੭ꠥ⁾⁾ツイニヤッタゾ😈


というわけで、エンタメ路線の「ゴー宣DOJO」なら、
凶暴極まりない「キャンセルカルチャー」の猛威に対して、「オラわくわくすっぞ」と人々を楽しませながら、
きっと突破口を開いていけるものなんじゃないかと、期待しております。マダマダキット…\\\\щ(°▽°щ)////チェブリンサン ノビシロアリマスゾイ🥳

そして、「ウラなんか取らんでいいんだ。どうせ誰も週刊誌なんか最後まで精読してやしないさ!ハリボテで十分十分♪」と、
庶民を完全に馬鹿だと、そしてその通りに踊らされているマヌケな大衆、、、

「おっとどっこい!奴らはニセモノジャーナリストだぜ!
『ゴー宣ジャーナリスト』!『ゴー宣ジャーナリスト』!『ゴー宣ジャーナリスト』!
本物のジャーナリズム!唯一無二のジャーナリズム!他に得難き神ジャーナリズム!胸がパチパチするほど騒ぐジャーナリズム!
絶対見てくれよな!🐉」

どんどんかましちゃって下さいや!“シ”カラノガレルヨリ…✰⋆。:о(°▽゜)9゚・*☽“レツアク”カラノガレルホウガコンナント…ソクラテス…👥️


「週刊文春」?Non,Non,Non!
やっぱり「ゴー宣DOJO」でしょ!
「ゴー宣ジャーナリスト」『ゴー宣ライジング』でしょ!

そして『日本人論』でしょ!と・・・




No.88
5ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第498号 2024.3.26発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…今回、鳥山明の死を惜しむ声が世界中から届いている。鳥山明が全世界で大人気となり、「レジェンド」となったのは『ドラゴンボール』があったからこそであり、『Dr.スランプ』だけでは、ここまで世界に広がることはなかったのは間違いない。『Dr.スランプ』は、とにかく平和な漫画だった。それに対して『ドラゴンボール』は徹底的な戦闘漫画である。戦闘に次ぐ戦闘で、戦闘のエスカレーションを起こしていく、ジャンプ特有の漫画だった。『Dr.スランプ』ではなく『ドラゴンボール』が世界中で人気を得た理由、そこには誰も指摘しない“真実”が潜んでいる!! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…3月24日(日曜)放送分のフジテレビ『ワイドナショー』で、松本人志問題が取り上げられ、飲み会に参加したセクシー女優の霜月るなと、たむらけんじが、自身のSNSで文春の記事がウソばかりだと指摘していることに触れた。テレビは文春の記事は大々的に取り上げるものの、文春の記事を否定するような当事者の声はまったく取り上げない。それは何故なのかというと、「文春の記事は文春が裏取りをしているから」だという!なんとマスコミは「ウラ取り」とは何なのかを知らないのだ!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…『夫婦の絆』の単行本はいつ頃でる予定?大河ドラマに熱烈なラブシーンは必要?ジェノサイド条約でアメリカが訴えられる可能性はある?昨今の喫煙者の肩身の狭さを見ると、気の毒では?電子マネー決済化の世の中の流れで不便を感じたことはある?春ドラマではどれに期待している?犬養毅は本当に「話せば分かる」と思っていたのか?先生にとって“良い酔い方をする女性”とはどんな女性?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第527回「鳥山明の戦闘漫画に敬意を表する」 2. しゃべらせてクリ!・第453回「お金持ちを差別せんでクリ!ぽっくん怒りの座り込みぶぁい!の巻【後編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第321回「『ウラ取りしていただいて、ありがてえ』のテレビ」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第527回「鳥山明の戦闘漫画に敬意を表する」  急逝した鳥山明に「国民栄誉賞」をという声が上がっている。  国民栄誉賞なんて時の政権があげたい人にあげる賞でしかなく、基準もほとんどないに等しいから、あげたきゃ勝手にやればいいと思う。  とはいえこの現象自体は、とても興味深く感じる。  鳥山明が「週刊少年ジャンプ」で『Dr.スランプ』の連載を始めて、たちまち大ヒットとなったのは昭和55年(1980)のことだ。  わしはその前年にジャンプを出て、『Dr.スランプ』のスタートとほぼ同時期に「ヤングジャンプ」で『東大快進撃』の連載を開始しているので、鳥山明とはジャンプでは完全にすれ違いで、ただ作品を見て「ものすごく絵の上手いやつが現れたなあ」と思っていた。  その後、鳥山明は連載が『ドラゴンボール』に代わってさらなる大ヒットとなり、ゲーム『ドラゴンクエスト』のキャラデザインでも人気を博したということはもう説明の必要もないが、鳥山は郷里の愛知県から出なかったこともあって、ジャンプ関連のイベントなどでもわしと顔を合わせる機会は一度もなかった。  そんなわけで、一面識もないので個人的な人物評などは書けないが、同業の漫画家として見た作品評を書いて、追悼としたい。  今回、鳥山明の死を惜しむ声が世界中から届いている。  鳥山明が全世界で大人気となり、「レジェンド」となったのは『ドラゴンボール』があったからこそであり、『Dr.スランプ』だけでは、ここまで世界に広がることはなかったのは間違いない。 『Dr.スランプ』は、とにかく平和な漫画だった。   それに対して『ドラゴンボール』は徹底的な戦闘漫画である。戦闘に次ぐ戦闘で、戦闘のエスカレーションを起こしていく、ジャンプ特有の漫画だった。  初期の『ドラゴンボール』は、『Dr.スランプ』のカラーも残した冒険ファンタジー漫画で、戦闘の要素はそれほど前面に押し出されてはいなかった。  ところがそれで人気が伸び悩んだため、路線を変更して徹底した戦闘漫画にしたら、たちまち人気が大爆発して、ついには世界的な「レジェンド」にまでなったのだ。   戦闘漫画にしたら、必ず人気が上がる。世界中の人々が、戦闘が大好きなのである。  かつて『沖縄論』の取材で、沖縄戦の際に住民が避難し、集団自決の悲劇も起きたガマ(洞窟)を現地の「平和ガイド」の年配女性に案内してもらったことがある。  ガイドさんは沖縄戦や戦後の沖縄の苦難の歴史を切々と語っていたが、その後、話は現在の反基地運動へと移っていった。  当時、嘉手納基地周辺では米軍のパラシュート降下訓練が行われていて、これの中止を求める運動が行われていたが、そのことを話したところで、ガイドさんの表情が曇った。  つい先日、ガイドさんが家に帰ったら孫がテレビでアニメ番組を見ていて、そこでは大空からパラシュートでカッコよく人が舞い降りてきて、派手な戦闘シーンを繰り広げていたという。  そして、そのシーンを孫が目をらんらんと輝かせて見ている様子に、ガイドさんは衝撃を受けたという。自分が日頃から家でも戦争の悲惨さを訴え、パラシュート降下訓練に反対していることも話してきたのに、それは一体なんだったのか、孫に全く伝わっていないじゃないかと、驚愕したというのだ。  そして、 その時に孫が見ていたのが『ドラゴンボール』という番組だったと、ガイドさんは憤然として言ったのである。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!