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閑人さん のコメント

年末のスケジュール進行が押してお忙しい中、配信ありがとうございます。

先日の爆笑コメント連発の生放送と打って変わって、今回の『ゴー宣』は
内容は変わらないのに、文章からはライジングが始まって以来のよしりん先生の
憤りをヒシヒシと感じました。

安倍晋三が約束した9つの約束はどれもマイナスにしかならないことは明白で、
妹夫婦と甥っ子のためにもせめて脱原発の方向にだけでも向かって欲しかったのですが
それもならず、この先益々増えるであろう負債に暗澹となりました。
この先、負の遺産がどれだけ生まれるかわかりませんが、自分たちが生き残っていくには
政府も会社も頼らずに生き抜く術を身につけるしかないように思いました。

ちなみに60代後半に差し掛かってる自分の両親は世の中のことを知るために新聞を読めと
言うのですが、今回の選挙について聞いたら「政策がよくわからん」の一点張りで、
それじゃ何のために新聞やテレビを見てるのか、仕事や世間話のネタのためだけなのかと
呆れてしまいました。

渡辺美優紀のよしりん先生への「裏切らない宣言」は驚きました。最近、山本彩が
気になりだしていたんですが、よしりん先生の体験を読んで、この日本人の持つ良さを
体現したアイドルも気になりだしてしまいました。ハ、これも釣り師の技なのか!?

「よしりん企画・その風景」を読んでふと気になったのですが、確か以前に
よしりん先生の誕生日プレゼントとしてダース・ベイダーのペン立てのようなものが
贈られたと思うのですが、それは今は使われてないんでしょうか。
しょうもないこと聞いてすみま千円。

実は月曜日に「ゴー宣ライジング ニセモノ政治家の見分け方」をフライングゲットしました。
まだちょっとしか読んでませんが、ネットで読んだ時の楽しさが蘇ってくるのを感じました。
これからじっくり読んで脳の栄養にします。

ニヒリズムになりかけてたよしりん先生の気持ちを見事に切り替えたみなぼん編集長、
今週も配信お疲れ様でした。
No.18
145ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第18号 2012.12.18発行 「小林よしのりライジング」  『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。  毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、AKB48ブームから現代社会を掘り下げる(本当は新参ヲタの応援記!?)「今週のAKB48」、よしりんの愛用品を紹介していく「今週の一品」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、『おぼっちゃまくん』があなたの人生相談に真剣回答!「おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに生きるぶぁい~」、読者との「Q&Aコーナー」、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※安倍政権の誕生!こうなったら安倍氏が選挙中にした国民との約束を果たせるよう、徹底的に後押ししようではないか!安倍氏は最低でも、この9つのことをやってくれるはずだ!! ※「今週のAKB48」では、ブログでは明かさなかった「AKB48紅白対抗歌合戦」の舞台裏を特別に紹介!! ※『おぼっちゃまくん人生相談』は…「弱っちく・情けなく・ヘナヘナ男」の御し方、放屁の瞬間に失われた大事なものの取り戻し方、女に完全に騙された悲しい男の話、「浮気」と「罪」の関係、この世で一番ステキなクリスマスプレゼント…等々、今週も爆笑珍回答です! 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第21回「安倍晋三が約束した9つの課題を後押ししよう!」 2. 今週の一品・17品目「洋朝食」 3. 今週のAKB48・第19回「みるきーがウラギラナイと宣言した!」 4. よしりん企画、その風景・第3回「よしりん先生のペン立て」 5. おぼっちゃまくん人生相談~言われたとおりに生きるぶぁい~・第85悶~第91悶 6. よしりん漫画宝庫・第18回「『誅(マルチュウ)天罰研究会』①時代に抗い、時代に拒絶された作品」 7. Q&Aコーナー 8. 今週のよしりん・第18回「フルーツたくあん」 9. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 10. 読者から寄せられた感想・ご要望など 11. 編集後記 第21回「安倍晋三が約束した9つの課題を後押ししよう!」  衆院選は事前の世論調査通りの結果が出た。自公圧勝、325議席、民主党は57議席で惨敗した。  投票率は過去最低で、自民党の投票率が大して伸びてないようだから、民主党の票が第三局に分散して、維新の会の54議席という躍進に繋がったのだろう。  日本人的な判官びいきなど一切なく、ひたすら民主党に対する逆風のみが吹き荒れて、一度は愛想尽かして出てきた親元に帰るかのように、国民は自民党の懐に抱かれたのである。   「官から民へ」「自民党をぶっ壊す」 と叫ぶ小泉改革に熱狂し、 「美しい国へ」 と言って格差を拡大させた安倍総理の汚物まみれの退陣に失望し、 「国民の生活が第一」「コンクリートから人へ」 と吠えた民主党への政権交代に熱狂し、ついに一周回って 「公共投資で景気回復」 の古い自民党に、国民は戻って来てしまった。  もともと国民には何を望めばいいのかわからないのだから、政治家が国家ビジョンを指し示すしかないのだが、残念ながらこの国の置かれている状況を正しく把握して、産業構造の転換を図らねばならないことに気づく政治家も、知識人も、国民もいないようだ。  まだまだ国民は同じ地点をぐるぐる周回するしかないのだろう。ぐずぐずしている暇はないと思うのだが。坂の上の雲のその先に、まだ上るべき坂があると妄信しているから、公共投資で景気回復のホラ話に騙される。  公共投資は目先の些細な利益のためにやるのではなくて、次世代の雇用と生きがいを回復するため、脱原発と産業構造を転換するために、ダイナミックにやる必要があるのだが、一般大衆及び政治家のスケールの小ささでは、思いもつかないことなのだろう。  結果、国の借金を積み上げることにしか結びつかない公共事業に、10年で200兆も投じるという。まあ、やりたまえよ。  安倍晋三は今ごろ得意の絶頂にいて、カツカレーに舌鼓を打ち、慌ててアサコールを飲んでいることだろう。副作用が現われるのはもう間もなくかもしれない。  『週刊文春』12月6日号によれば、安倍は 「国債を日銀に買わせる」 発言などで批判された時、周囲にこう言い放ったという。   「今は野党の党首だから何を言ってもいいんだよ。オレだって総理になったらそんなことは言わないよ」  冗談ではない。  言ったことには責任をもってもらう。   ここで、安倍が言ってきたことから、今後必ずやるべきことを9点ピックアップし、大いに後押ししてみることにした。 ① 公共投資で本当に景気を良くしてみろ!   安倍晋三は2%のインフレターゲットを設定するというギャンブルで、公共投資でカネをばらまいて景気を回復すると約束した。  それで忽ち庶民にまでカネが循環してきて、モノがどんどん売れるようになって、多くの企業の給料が上がり、さらに消費意欲が高まって、デフレ脱出となり、税収も上がると安倍は言ったし、国民は期待している。   「風が吹いたら桶屋が儲かる」 じゃあるまいし、タワケかと言いたいが、我慢しよう。大いにやってみるがいい。  目先の景気対策で公共投資をしたって、建設業界での一時的な需要発生と、維持費というコストの固定化でカネの流出を招き、中長期的なリターンが取れない。 「一過性の無駄遣い+維持費負担」は国家の財政をさらに苦境に追いやるはず。 企業は輸入している化石エネルギーがコスト高になって、円安メリットは相殺されるだろう。   国内には耐久消費財はもう供給過多で、将来は少子高齢化が進み、人口が激減していく。年金は、若者一人で一人の老人を支える時代になる。  そのような状態では、企業の利益は内部留保、個人の収入は貯蓄になるのは当然だ。  鼻先にニンジンぶら下げる旧弊な公共事業で、カネが循環すると楽観的に考えるのはどうかしている。  建築業界などの限られた一部分で小規模なバブルは起こるだろうが、社会全体の景気回復には到底結びつかない。  しかも国債が暴落する危険もある。   それでも国民はインフレと公共投資で借金を積み上げる政策を選んだのだ!遠慮はいらん!ガンガン、公共投資せよ!! ② 尖閣諸島に船溜まりを造り、公務員を常駐させろ!  既に東京都は、尖閣に船だまりを作るのは技術上も財政上も不可能だと発表している。もっとも簡易な防波堤タイプでも建設費が数百億円かかり、工期が10年以上かかる可能性もあると推計されるという。  だが「国土強靭化計画」でガンガン公共投資するのだから、その程度の出費は何でもないだろう。すぐ実行に移せ!  野田首相は尖閣の公務員常駐・船だまり建設について、 「人が常駐すれば、他国が人を寄せてくる。船だまりを造れば、他国の船もその船だまりに寄ってくる。(他国を)おびき寄せる話だ」 と批判したが、その通りなのである。   嵐の時、船だまりに日本船しか入れないというわけにはいかない。国際法上も、避難してきた船は受け入れなければならない。 となると、どうなるかは火を見るより明らかだ。船だまりを造ってしまったが最後、大して海が荒れていなくても、嵐を口実に中国船が大挙して「避難」してきて、あっという間に占領してしまうに決まっている。   それを強制的に排除しようとすれば、中国軍が「自国民保護」のために乗り出してきて、局地戦くらいは起きるだろう。   実際に公務員の常駐だの、船だまりの建設だのをやろうとしたら、おそらくアメリカが反対する。 わざわざ火種をつくるようなことをしておいて、いざとなったら日米同盟だ、助けてくれと言われたのでは迷惑千万というものだ。  アメリカだって何も好きこのんで中国と戦争したがっているわけではない。何の国益にもならないことで、アメリカの若者を戦死させたいとは思っていないだろう。  だが、国民が尖閣についてそこまで熟慮した形跡はない。 国民は安倍晋三のタカ派発言にしびれたのだ。  絶対に、尖閣に船溜まりを造って、公務員を常駐させろよ! ③ 河野談話を破棄し、慰安婦問題で新談話を出せ!  安倍は慰安婦問題に関して、河野談話に代わる新たな談話を出すと言っており、村山談話の見直しも示唆している。  安倍はわかってない。慰安婦問題はもはや国内の自称保守&ネトウヨを満足させるだけの内弁慶で済む話ではないのだ。  河野談話・村山談話の見直しを公言したら最後、アメリカが黙っちゃいない。安倍にとっては何よりも大事な「日米同盟の再構築」が瓦解しかねない事態になるだろう。   そもそも安倍晋三が前政権のときに、ブッシュ大統領に慰安婦問題で謝罪したじゃないか!それ以降、慰安婦は「性奴隷」であるという認識が、アメリカやヨーロッパで市民権を得てしまった。  この慰安婦問題に対して、アメリカでは現在の価値観で過去を裁くという考え方になっている。 つまり、黒人の奴隷制を 「当時の価値観では仕方がなかった」 と言えないのと同様に、慰安婦の「性奴隷」制も 「日本の当時の価値観では仕方がなかった」 と言えなくなっているのだ。  安倍が謝罪したから、そうなったのだ。  その安倍が、慰安婦に対する謝罪を表明した河野談話や、日本の「侵略」を謝罪した村山談話の見直しを表明したら、アメリカの人権に対する価値観と決定的な決裂を招くだろう。   それでも安倍晋三は国内の保守派&ネトウヨに約束したのだ。   世界に向かって、「慰安婦は性奴隷ではない」という談話を出してみろ!  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!